五木ひろし名曲30撰~NHK紅白歌合戦歌唱30曲~

五木ひろし 五木ひろし名曲30撰~NHK紅白歌合戦歌唱30曲~歌詞
1.よこはま・たそがれ

作詞:山口洋子
作曲:平尾昌晃

よこはま たそがれ ホテルの小部屋
くちづけ 残り香 煙草のけむり
ブルース 口笛 女の涙
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もう帰らない

裏町 スナック 酔えないお酒
ゆきずり 嘘つき 気まぐれ男
あてない 恋唄 流しのギター
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もうよその人

木枯らし 想い出 グレーのコート
あきらめ 水色 つめたい夜明け
海鳴り 燈台 1羽のかもめ
あの人は 行って行ってしまった
あの人は 行って行ってしまった
もうおしまいね


2.待っている女(ニューバージョン)


3.ふるさと(ニューバージョン)


4.浜昼顔(ニューバージョン)


5.千曲川

作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章

水の流れに 花びらを
そっと浮かべて 泣いたひと
忘れな草にかえらぬ恋を
想い出させる 信濃の旅よ

明日はいずこか 浮き雲に
煙りたなびく 浅間山
呼べどはるかに 都は遠く
秋の風立つ すすきの径よ

一人たどれば 草笛の
音いろ哀しき 千曲川
よせるさざ波 くれゆく岸に
里の灯ともる 信濃の旅路よ


6.愛の始発

作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章

川は流れる橋の下
まるで二人の恋のように
川は流れる橋の下
この街に今さら
みれんなんかはないのです
悲しみを小さな
ボストンバックにつめこんで
明日の始発に飛び乗るのです
二人で遠くの街にゆくのです
水の流れと同じよに
どこと言うあてもないのです
川は流れる橋の下

街は日暮れる鐘は鳴る
木の葉浮かべて淋しげに
川は流れる橋の下
お互いにいちばん
大事な人と知りました
この愛を一生
守ってゆこうと決めました
あなたは仕事と友達を捨て
わたしは長年住んだ家を捨て
水に浮かんだわくら葉
夢だけたよりにゆくのです
川は流れる橋の下

命をかけても悔いない恋に
出会った二人は幸せなのです
言葉少なく肩よせて
たそがれの中を歩きます
川は流れる橋の下


7.灯りが欲しい

作詞:藤田まさと
作曲:遠藤実

日蔭そだちの この俺が
見つけた道は 遠すぎた
疲れた足を 曳きずって
昨日につづく 雨の道
灯りが欲しいよ
道があんまり 遠すぎる

自棄で覚えた 酒もある
酒で覚えた 恋もある
男の過去の 苦っぽさ
昔を早く 忘れたい
灯りが欲しいよ
ひとり歩きは 暗すぎる

恋という字が ある限り
俺はあいつを 追いかける
ほんとは一人 欲しかった
こころの杖に なるような
灯りが欲しいよ
日蔭暮しは 永すぎる


8.熱愛

作詞:あたらしかずよ
作曲:丹羽応樹

よせよ 今さらそんなこと
出来はしないさ
無駄な努力はよしとくれ
疲れが出るだけ
どんなにおまえを愛していたか
左の手首の傷跡に 俺の弱さを見つけ
もろく崩れる二人の愛の予感がしたのか
いいよ いいよ おまえは自由に翔べよ

行けよ 今さら俺のこと
気にはしないで
早く見えない所に 姿を消しなよ
どんなにおまえをいじめてきたか
左の瞼の青あざは俺の弱さの裏がえし
愛は強く 愛は激しく 燃えつきた
いいよ いいよ おまえは自由に翔べよ
いいよ いいよ おまえは自由に翔べよ


9.おまえとふたり

作詞:たかたかし
作曲:木村好夫

わたしは 不幸ぐせ とれない女と
この胸に か細い手をそえて
ああ 泣きじゃくる人
昔のことは 忘れろよ
今のおまえが いればいい
しあわせを しあわせを 今日からふたりで

苦労したんだね やつれた薬指
もう二度と おまえを離さない
ああ 涙をおふき
まぶたを濡らす 泣き癖は
変わっちゃいないね あの頃と
しあわせを しあわせを 今日からふたりで

陽のさす 坂道へ 一度でいいから
目かくしを おまえにしたままで
ああ 連れて行きたいよ
心におなじ 傷をもつ
似た者どうしさ 俺たちは
しあわせを しあわせを 今日からふたりで


10.ふたりの夜明け

作詞:吉田旺
作曲:岡千秋

おまえが流した 涙のぶんだけ
しあわせにならなけりゃ
いけないよ もう泣かないで
過去とゆう名の 改札ぬけて
ふたり出直す 道の行先(ゆくて)には
きっとくる きっとくる きっとくる
ふたりの夜明けが

あの夜おまえに 出逢えてなければ
乱れ酒 あびるよな
あのくらし 続けていたよ
しょせん器用にゃ 生きられないが
ついてきてくれ この手ははなさずに
きっとくる きっとくる きっとくる
ふたりの夜明けが

雪よりつめたい 世間の仕打ちも
ふたりなら 耐えられる
その笑顔 護ってやれる
肩をよせあい しみじみ啜る
揃い湯呑の 湯気のむこうには
きっとくる きっとくる きっとくる
ふたりの夜明けが


11.人生かくれんぼ

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

惚れていたんだ おまえにだけは
ぐちになるから 言葉にゃださぬ
風がしみるよ 心がさむい
ちょいと人生 かくれんぼ
灯りひろって ちどり足

わかるもんかよ やさしさだけじゃ
生きてゆけない 男のにがさ
バカな奴だよ 背中をむけて
ちょいと人生 かくれんぼ
意地をとおして ひとりぼっち

時がうつれば 世間も変わる
変わりようない おいらの心
酒よ今夜は 酔わせてほしい
ちょいと人生 かくれんぼ
泣いて笑って 生きてゆく


12.契り(ニューバージョン)


13.細雪

作詞:吉岡治
作曲:市川昭介

泣いてあなたの 背中に投げた
憎みきれない 雪の玉
いまもこの手が やつれた胸が
おとこの嘘を 恋しがる
抱いて下さい もう一度 あゝ
外は 細雪…

不幸つづきの おんなに似合う
掴むそばから 消える雪
背中合わせの ぬくもりだって
あなたがいれば 生きられる
夢のかけらが 散るような あゝ
外は 細雪

酔ってあなたが わたしにくれた
紅がかなしい 水中花
春になったら 出直したいと
心にきめて みれる酒
お酒下さい もう少し あゝ
外は 細雪


14.長良川艶歌

作詞:石本美由起
作曲:岡千秋

水にきらめく かがり火は
誰に想いを 燃やすやら
あなた あなたやさしい 旅の人
逢うたひと夜の 情けを乗せて
こころまかせの 鵜飼い舟

好きと言われた 嬉しさに
酔うて私は 燃えたのよ
あなた あなたすがって みたい人
肌を寄せても 明日は別れ
窓に夜明けの 風が泣く

添えぬさだめと 知りながら
いまは他人じゃ ない二人
あなた あなた私を 泣かす人
枕淋しや 鵜飼いの宿は
朝が白々 長良川


15.そして・・・めぐり逢い


16.浪花盃

作詞:石本美由起
作曲:市川昭介

約束の うれしさ胸に 口紅をさす
待ち人 待つ夜の 宵化粧
浪花盃 曽根崎ごころ
酒に 女に 思い込めりゃ
酌をする手も 酌をする手も ふるえがち

愛しても この世の義理に つまづいて
さだめを泣きたい 露地ばかり
浪花盃 曾根崎ごころ
好きなだけでは 添えない命
夢が欲しさに 夢が欲しさに また燃える

盃を 重ねて過ごす 夜だけは
私のあなたで いてほしい
浪花盃 曾根崎ごころ
妻になる日は なくてもいいと
言った言葉の 言った言葉の 裏で泣く


17.追憶

作詞:阿久悠
作曲:三木たかし

おもいでは 常に眩しくて
この胸の奥に きらめく
ひたむきな愛を信じ合い
いのちまで賭けた月日よ

あゝ帰らない はるかな遠い日を
あゝ今日もまた 夢見て眠るか
花に似たくちびるに ふれただけの
あの人は 今はいずこ

奪い去る 強い心さえ
あの頃に 持っていたなら
すすり泣く声も聞かないで
めぐり来る季節を迎えた
あゝ狂おしい思いをたぐり寄せ
あゝ過ぎて行く時代を思うか
黒髪の香ぐわしい匂い残し
あのひとは 今はいずこ

あゝ帰らない はるかな遠い日を
あゝ今日もまた 夢見て眠るか
花に似たくちびるに ふれただけの
あの人は 今はいずこ

あゝ今は いずこ
あゝいずこ


18.港の五番町

作詞:阿久悠
作曲:彩木雅夫

港 港の町で 浮世流した果てに
ここへたどりつく たどりつく
小窓にゆれている いさり火見つめ
遊ぶだけ 遊んだら
消えて行く男をおもい出す
どこにでもあるような港の五番町

浮気鴎を真似て しゃれて恋した果てに
ひとり涙ぐむ 涙ぐむ
小雨の桟橋に ちぎれたテープ
さよならの そのあとは
何もない他人に戻りましょう
どこにでもあるような港の五番町

霧の深さにかくれ もえてすがった果てに
そっとあきらめる あきらめる
小指にのこされた 痛みに耐えて
消えて行く まぼろしを
目をとじてさびしく追っている
どこにでもあるような港の五番町


19.暖簾(のれん)


20.心

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

黒髪に こころ こころ 縛られて
さまよう街の やるせなさ
行くも帰るも 罪の坂
闇路に 白い 白い 白い 雪がふる

盃に こころ こころ 秘めたまま
わかってくれと 目で話す
言えば 誰かを 傷つける
隠せば 胸が 胸が 胸がはりさける

君なしに こころ こころ 淋しくて
みれんの橋が 渡れずに
逢えば情の 深川に
流れて あえぐ あえぐ あえぐ 恋小舟


21.おしどり

作詞:石坂まさを
作曲:弦哲也

夢でかくした 心の寒さ
春の陽ざしを 待ってるお前
右手の細さは 苦労ぐせ
やつれた横顔 涙ぐせ
これからは これからは
おしどりのように
お前一人の幸せに 生きてゆく

酒に酔っては 悪たれついて
何度お前を 傷つけたやら
悲しい時でも 微笑みで
許してくれたね この俺を
これからは これからは
おしどりのように
そっと気持ちを重ね合い 生きてゆく

人は生まれて 誰かに出逢い
愛を分けあう この人生
二人で一つの 命なら
小さなくらしに 花咲かそ
これからは これからは
おしどりのように
お前一人を 抱きしめて 生きてゆく


22.終着駅

作詞:松本隆
作曲:玉置浩二

月明かり 引き込み線の
枕木をふらふら歩く
行く手には凍った海が
もの言わず 横たわるだけ

くたびれたコート探れば
クシャクシャの写真と 煙草

終着駅 お前を失くせば
人生など空っぽの鞄
終着駅 死ぬ気で来たのに
勇気もない 俺を笑ってよ

贅沢なお前のために
手を出した慣れない株さ
愛なんてただの紙切れ
破けたらもう戻らない

波音にくるまりながら
海沿いの宿で眠ろう

終着駅 違う名を名乗り
明日から生きるのもいいね
終着駅 死んだと思えば
もう何も 怖いものはない

終着駅 違う名を名乗り
明日から生きるのもいいね
終着駅 死んだと思えば
もう何も 怖いものはない

終着駅 お前がいなけりゃ
時刻表もいらない旅だよ
終着駅 夜明けさえ来れば
別な俺の始発駅になる
別な俺の始発駅になる


23.べにばな

作詞:石坂まさお
作曲:弦哲也

女ごころを やさしく抱いて
染めてください べにのいろ
忍び恋なら なおさらに
愛のあかしが 欲しいのよ
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花

夜が来るたび 花びらを変え
罪の匂いを つけてゆく
せめて嘘でも 抱きしめて
夢をつないで 生きたいの
べにばなは 愛の花
忘れられない みれん花

二年たらずで 散りゆくさだめ
花のあわれを 風が泣く
一度まかせた この身なら
ついてゆきたい 尽くしたい
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花


24.汽笛

作詞:木下龍太郎
作曲:伊藤雪彦

粉雪舞い込む 北国の駅
襟を立てても こころに積もる
貴方は夢を 明日に賭ける 行かせたくない
なみだ隠して 見送る胸を
汽笛が揺する…
ちょっと待って! 振り向かないで

二人で暮らした さいはての町
辛くなかった 貴方と居れば
温もり分けて 灯りを点す 女・やすらぎ
寒いこころに 想い出 抱いて
これからひとり…
ちょっと待って! 振り向かないで

女にいつ来る 雪国の春
遅れようとも 根雪も解ける
離れて居ても 貴方の夢が せめて生きがい
愛を信じて 別れる駅に
汽笛がひびく…
ちょっと待って! 振り向かないで


25.酒 尽尽


26.女の酒場

作詞:永井龍雲
作曲:永井龍雲

今にも降りそな 空のよう
溜まった涙 あたれ出す
人が見るのも 構わずに
思い切り 泣いた
優しい貴方の 面影を
この唄聞けば 思い出す
傷つくことは 初めから
知っていたけど
恋しいよ 恋しいよ
背中が 恋しいよ
逢いたいよ 逢いたいよ
もう一度 逢いたい
倚(よ)りかかる 背凭(もた)れもない
女の止まり木

心に残った 未練酒
時間が行けば 苦くなる
強がり足して 薄めても
辛さに 噎せた
どこかに貴方の 残り香が
残っていそうな あの部屋に
ひとりぼっちが 寒いから
帰りたくない
寂しいよ 寂しいよ
身体が 寂しいよ
飲みたいよ 飲みたいよ
忘れて 飲みたい
酔うほどに 想い乱れる
女の酒場

恋しいよ 恋しいよ
背中が 恋しいよ
逢いたいよ 逢いたいよ
もう一度 逢いたい
酔うほどに 想い乱れる
女の酒場


27.酒 ひとり

作詞:土田有紀
作曲:岡千秋

面影に 飲む酒なのか
未練を捨てる 酒なのか
わざと冷たく 背を向けたのに
男ごころが 咽ぶ夜半
あゝ 惚れてせつない 他人の花

迷い舟 なぜ身をけずる
流れる闇の なさけ川
紅が哀しい おくれ毛泣いて
つれて行ってと すがる女
あゝ 苦労させたく ないおんな

淋しかろ さぞ憎かろう
逢いたさつのる 意気地なし
浴びる火の酒 ひとりが寒い
遊びだったら 抱いていた
あゝ 夢がよろける 影法師


28.夜空(ニューバージョン)


29.山河(アルバムバージョン)

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

人は皆 山河に生まれ 抱かれ 挑み
人は皆 山河を信じ 和(なご)み 愛す
そこに生命(いのち)をつなぎ 生命を刻む
そして 終(つ)いには 山河に還(かえ)る

顧(かえり)みて 恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと

歳月は 心に積まれ 山と映り
歳月は 心に流れ 河を描く
そこに積まれる時と 流れる時と
人は誰もが 山河を宿す

ふと想う 悔いひとつなく
悦びの山を 築けたろうか
くしゃくしゃに嬉し泣きする
かげりない河を抱(いだ)けたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと

顧(かえり)みて 恥じることない
足跡を山に 残したろうか
永遠の 水面の光 増す夢を
河に浮かべたろうか
愛する人の瞳(め)に 愛する人の瞳(め)に
俺の山河は美しいかと 美しいかと


30.逢いたかったぜ

作詞:石本美由紀
作曲:上原げんと

逢いたかったぜ 三年ぶりに
逢えて嬉しや 呑もうじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
男同志で 酒くみ交す
街の場末の おぉ縄のれん

生まれ故郷の 想い出ばなし
今宵しみじみ 語ろじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
こんどあの娘に 出逢ったならば
無事(まめ)で居るよと おぉ言ってくれ

誰が流すか ギターの唄に
遠い思い出 偲ぼじゃないか
昔なじみの 昔なじみの お前と俺さ
夢が欲しさに 小雨の路地で
泣いたあの日が あぁ懐かしい