ゴンドラの唄

五条哲也 ゴンドラの唄歌詞
1.ゴンドラの唄

作詞:吉井勇
作曲:中山晋平

いのち短し 恋せよ少女(おとめ)
朱き唇 褪せぬ間に
熱き血潮の 冷えぬ間に
明日(あす)の月日は ないものを

いのち短し 恋せよ少女
いざ手を取りて 彼(か)の舟に
いざ燃ゆる頬を 君が頬に
ここには誰(た)れも 来ぬものを

いのち短し 恋せよ少女
黒髪の色 褪せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に
今日はふたたび 来ぬものを


2.新宿はぐれ鳥

作詞:菅麻貴子
作曲:杉本眞人

別れ話の いきさつは
ささくれ畳に 聞いとくれ
今じゃ喧嘩も できないが
どうしているのよ こんな夜は
あんた 新宿 迷い鳥
想い出数えて いるのなら
ここでも一度 ねぇ暮らそうよ

店の帰りに ふたりして
並んで放った お賽銭
合わせた両手の 隙間から
いつしか倖せ 逃げていた
ふたり 新宿 はぐれ鳥
沈んでばかりの 身の上は
誰のせいでも ねぇありゃしない

路地を吹く風 肩で切り
帰っておいでよ この街へ
遊びがすぎてた ひとだけど
それでもあんたが 好きなのよ
あたし 新宿 阿呆鳥
男を愛して 泣くなんて
これで最後に ねぇしたいのよ


3.昭和最後の秋のこと

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

貧しさもつらくない 四畳半にも夢がある
嘘をつかない約束で 肌を寄せあう二人なら
死にましょうか 生きましょうか
生きましょう 生きましょう
互いに巡り会えただけ この世の神に感謝して
昭和最後の秋のこと 雨にうたれる彼岸花
震える愛が 震える愛がまだあった

飢えた日を忘れない 痩せて目だけを光らせた
そんな時代の子であれば 心だけでも満たしたい
死にましょうか 生きましょうか
生きましょう 生きましょう
笑える事がある限り 値うちがあると信じつつ
昭和最後の秋のこと 時に晴れ間が広がって
眩しい恋が 眩しい恋がまだあった

昭和最後の秋のこと 山の紅葉に照り映えて
色づく夢が 色づく夢がまだあった
震える愛が 震える愛がまだあった


4.遠い想い出

五条哲也 with 井上理恵

作詞:小山田里奈
作曲:三原綱木

いつまでも横に いてほしいなと
無邪気な笑顔で 甘え顔
イタズラさえも 嬉しくて
あの時期(とき)の気持ち 君だけだった

あぁ 不器用だけに <不器用で 素直になれず>
愛しているって 言えなかったよ
あぁ 別れの言葉 <切なさが 甦ってくる>
あの日の記憶 波間に揺れる 遠い 遠い想い出

忘れたいのに 苦しくて
真冬の海へと クルマ走らせた

瞳に涙を いっぱい溜めて
イヤだ…と叫んだ 切ない目
波打ち際を 走る君
息づかいさえも 胸を突き刺す

あぁ 震えるほどに <この気持ち 純粋だった>
愛しているって 伝えられたら
あぁ もう戻れない <抱きしめた 苦い思い出>
あの日の記憶 夕陽に揺れる 遠い 遠い想い出

何度この海 来たのだろう
君が残した 遠い想い出

あぁ 不器用だけに <不器用で 素直になれず>
愛しているって 言えなかったよ
あぁ 別れの言葉 <切なさが 甦ってくる>
あの日の記憶 波間に揺れる 遠い 遠い想い出

何度この海 来たのだろう
真冬にクルマを走らせた