暫存

五輪真弓 暫存歌詞
1.合鍵

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

夜も更けて ただひとり
外燈の うしろかげ
あの人の アパートの
窓あかり みつめてる
私はかえれない
もう あの部屋には

※すばらしいらしい日々が うもれていても
心の絆が 途切れた今は
この悲しみも 届かないの※

駐車場に 置き去りの
乗り馴れた 車にも
あの人の 横顔の
冷たさが 浮かんでる
何が悪いのか
今も分からない

なつかしさだけが こみあげてくる
許されることが 合鍵なのよ
ドアをあけさせて もういちど-

私はかえれない
あの部屋 あの人

(※くり返し)


2.熱いさよなら

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

街角のカフェテラス
あなたとよく来たものね
お似合いのふたりだと
誰からも言われたわ
きれいだね いつだって
恋のはじめはロマンス
ふざけあい抱きしめあった
そんな春だった

あーあそび上手なふたりの
たわむれ劇とわらってよ
涙は未練をさそい
愛にはぐれさせるだけよ
わたしに言ってあのやさしさで
いつかまた会えればいいねと

楽しげにほほえんだ
ふたりの思い出写真
目の前の灰皿で
そっともやしましょうね
悲しいねいつだって
恋のおわりはブルース
のみかわすグラスカクテルも
今はほろにがい

あーあそび上手なふたりの
わすれ話とわらってよ
いつしか時の流れに
なつかしく思い出す日まで
あなたにおくる熱いさよなら
いつかまた会えるといいわね

あーあそび上手なふたりの
わすれ話とわらってよ
いつしか時の流れに
なつかしく思い出す日まで
あなたとわたし熱いさよなら
いつかまた会えるといいわね


3.恋人よ

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

枯葉散る夕暮れは
来る日の寒さをものがたり
雨に壊れたベンチには
愛をささやく歌もない

恋人よ そばにいて
こごえる私のそばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が
冗談だよと 笑ってほしい

砂利路を駆け足で
マラソン人が行き過ぎる
まるで忘却のぞむように
止まる私を 誘っている

恋人よ さようなら
季節はめぐってくるけど
あの日の二人 宵の流れ星
光っては消える 無情の夢よ

恋人よ そばにいて
こごえる私のそばにいてよ
そしてひとこと この別れ話が
冗談だよと 笑ってほしい


4.運命

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

いつか二人で
歩いたこの路に
ひとりたたずめば
寄りそう肩先が恋しい

※はなればなれで暮らす
日々は運命と
泣かない女でいたいけれど
愛をおぼえた心切なくて
あなたに逢いたい今は春※

まぶたとじれば
あなたに抱かれてる
そう想えるとき
寂しさいつも越えられた
ほこりまみれの古い
アルバムひらく
哀しい女にはなれないわ
ひとりで生きることが出来なけりゃ
あなたを愛せる筈もない

(※くり返し)


5.さよならだけは言わないで

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

別れ雨がわたしの 心を濡らす
あなたはもう傘さえ 寄せてくれないのね

※あの楽しい日々は愛のかげぼうし夢だというの
この街の角に春が来ても
明日からはひとり歩くわたしの前に
うしろすがたのあなたがみえるだけ※

行かないでひとこと ひざまづいても
心の奥のさびしさ いやせはしないのね
今さよならだけは言わないで そんな言葉を
幸せおきざりにたったひとつ そんな言葉を
二人の愛の想い出にしたくない
今さよならだけは言わないで

(※くり返し)


6.ジグゾーパズル

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

心にもないことを
あなたに言ったのよ
「さよなら」だなんて
言える筈ないのに
好きになる程
別れがつらくなるから
わざと子供みたいに
こわしてしまう
さよならなんて言えない

私はあなたを
愛しすぎてることに
とまどうだけなの
人生はゲームだと
あなたは言うけれど
うたがいがあれば
愛は傷つき終わるの
いつかあなたに
しあわせと言える時まで

私何度泣いても
はなれはしない
愛はジグソーパズル
笑いと涙が
背中合わせのままで
私をまどわせる
さよならなんて言わない
だからもういちど
愛しているよときかせて
私をみつめて


7.少女

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

あたたかい陽のあたる
真冬の縁側に
少女はひとりで
ぼんやりと坐ってた

つもった白い雪が
だんだんとけてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が大きな音をたてて
崩れてしまったの

あたたかい陽のあたる
真冬の縁側に
少女はひとりで
いつまでも坐ってた

木枯らしがのぞいてる
垣根のすきまから
少女はいつも
遠くを見つめてた

かわいい仔犬たちが
年老いてゆくのを
悲しそうに見ていたの
夢が風の中で褪せて
消えてしまったの

木枯らしが通り過ぎる
垣根の向こうに
少女はいつか
行くことを知っていた


8.そしてさよなら

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

電車の窓越しに あなたの姿を見た
笑いながら誰かと歩いてた
ほがらかになったのね あれから知らぬまに
あなたの人生を みつけたのね
命がけの恋にやぶれ 涙の海におぼれ
そんなあなたに 手をさしのべた人なの
さよなら 今はじめて 心から言える
さよなら あなたに ほほえみ向けて

どんなに美しい あなたの思い出さえ
捨ててしまうわ もう惜しまずに
その恋人のために そうよあなたのために
そして私のために 誓うだけ
命がけの恋にやぶれ 涙の海におぼれ
そんな私が今 あなたをたたえる
さよなら 今はじめて心から言える
さよなら もう二度と ふりかえらない
さよなら 今はじめて心から言える
さよなら あなたに ほほえみ向けて


9.空

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

高層ビルの群れが
砂漠の中の蜃気楼に見える
都会の朝
がらんとした空に ひびきわたる鳥の声
忘れられた静けさが 今よみがえる
空 空 おまえが生きている
こんな日は 心も澄む
空 空 夢はまだ失くさないさ

雨があがった路
水たまりには ゆれる街路樹よ
都会の朝
ぽつんとひとつぶ 名残り惜しむしずく
眠っていたざわめきが 今目をさます
空 空 おまえが生きている
こんな日は 心も澄む
空 空 愛はまだこの胸に


10.抱きしめて (愛は夢のように)

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

ささやかな幸せに
酔いしれていた私
いつかは終わる夢と
心で知りながらも
そうよ私は あなたを死ぬほど
愛してしまったの

※だから抱きしめて
何も言わずに
別れを告げるその前に※

運命は残酷ね
愛すればそれだけ
明日はただひとりの
さびしさを知るばかり
あなたなしでも私は生きるわ
心配しないでね

だから抱きしめて
何も言わずに
涙が涸れて止まるまで

(※くり返し)


11.時計

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

好きですあなた
口には出せないけど
こんな時別れ際
何を言えばいいの
つらいわわたし
唇ふるえるばかり
コーヒーカップ細い指
何故か重すぎて

路をゆく人は ガラス越しに
二人を見てるわ 羨むように
けれども あなたは
はねかえすように
袖口の時計を見た

誰なのあなた
これから逢いに行く人は
ばかねわたしそんなこと
ききたくなかったのに
さよなら言えば
あなたは席を立つから
ふいに言ってしまったの
笑うふりをして
しだいに暮れてゆく
この街にも
やさしく灯るわ水銀灯
けれどもあなたは
そのぬくもりを
わたしには
もうくれない

路をゆく人は ガラス越しに
二人を見てるわ 羨むように
けれども あなたは
はねかえすように
袖口の時計を見た


12.問わず煙草

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

煙草に火をつけてください
見知らぬ あなたよ
問わず語りの寒い心
あたためてほしい
あれは三年前のこと
愛しながらも 別れた
その人のおもかげ切なく
胸に宿してる

どこにでも ある話だねと
あなたはつぶやき
そしてまだひとりでいるの?と
わたしにきいた
さびしさなんて捨てたけど
後追う愛が邪魔して
背を向けりゃ 冷たい女と
呼ばれたわたし

煙草に火をつけるしぐさが
あの人に似てる
だから思わずなつかしさに
話しかけたのよ
忘れることはたやすいと
あなたは けむたそうに言う
もう一本 煙草を吸ったら
明日が見えてくるよ

問わず煙草に火をつけりゃ
想い出もただの未練
そうね わたしもばかな事を話したものね


13.残り火

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

雨にうたれて 何故か悲しげな
花は かげろう 秋は 気まぐれ
街の灯りが蒼くにじむのは
今はもどらぬあなたのせいよ
だけどわたしは 今ここにある
愛の残り火で 色あせた枯葉を
もやしながら
過ぎた日のぬくもり
手さぐりでさがしてる
人は季節におどる迷い子

胸にのこされた 古い傷あとを
抱いて生きずく 恋はたそがれ
そして春を恋う 寒い涙さえ
今はたよれぬ 行きずりの友

※だからわたしは 今もう一度
めぐり来る季節の あら波に 小舟を
うかべながら
あなたの知らない
誰かに身を寄せ
夢路をたどるの あなたを忘れて※

(※くり返し)


14.密会

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

あなた 何故か私 急に疲れてしまった
あんなに約束したけど許して
あなた窓の外の空が恋しい
誰でも一度は死にたいと思うのでしょうか
けれど私にはそれができないの
あまりにさびしすぎる話だから
あなたを愛していると言いながら
私負けたの

街のネオン灯がにじむ
あー目にしみるわ
にぎわういつもの店には寄れない
そこにあなたがいる時計を見るあなたがいる
いつまで待っても来やしない女を思って
けれど私はもうひきかえせない
あまりに切なすぎる恋だから
生きることは何てたやすくないの
こんな夜更けには


15.ハロー、マイ・フレンド

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

ハロー、マイ・フレンド 君にあえてよかった
見知らぬこの港町で 僕はひとりぼっちだった
日暮れの汽笛が空にひびく時
たまらなくさびしくなってはるかな星を見てた

※ハロー マイ・フレンド 友よ
あの歌をうたおうよ
郷里を思い出す懐かしいあの歌を※

ハロー、マイ・フレンド 無口なはずの僕が
何故か君にあってから 話し好きになってたよ
ひなびた酒場のカウンターに座り
互いのグラスみつめながら夜明けまで過ごしたね

ハロー、マイ・フレンド 友よ
いつか 又 会えたなら
その時はきっと 思い出を語ろう

(※くり返し)


16.泣かないで

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

泣かないで 僕はいつも
君のそばにいるのさ どんなに遠くに
引き裂かれても 離れていても
あなた 私 とても寂しいのと
途切れ 途切れに話す 電話の声
一日だけ あわずにいたから
それだけでふしあわせなのかい?

泣かないで 僕はいつも
君のそばにいるのさ どんなに遠くに
ひき裂かれても 離れていても
あなた もしも 二人 別れるなら
黙ったままで 去ってゆかないでと
バカなことさ 臆病になって
明日はかならず会えるさ

言わないで もうそれ以上
愛を試しちゃいけない
女は男に 男は女に
帰るものだから


17.うたかた

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

しゃぼん玉 束の間の虹
その数を かぞえるまもなく
露となって おちた
あなたと 私の恋は
夢見るように ただよいながら かわすほほえみ

いつしか 手のひらで 涙に変わるならば
せめて おちてゆく よろこびを感じさせて
うたかた 酔いしれて恋
抱きしめて愛 あなたが好きです

しゃぼん玉 消えないうちに
その輝きを 変わらぬままで
心に写しましょう
あなたの 瞳の中で
どうぞ私を きれいなままでいさせて下さい

いつしか時がゆき 二人の別れが来ても
せめて ふりかえる 哀しみは知りたくない
うたかた 酔いしれて恋
抱きしめて愛 あなたが好きです

うたかた 酔いしれて恋
抱きしめて愛 あなたが好きです


18.恋は突然に

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

愛はさめた、と突然に あなたは言った
いつもの店で待ったけど
遅れてきたのは 私のためなの
久しぶりね、と言って あなたに笑いかけた
何となくくるような気がしてた この日が

もしも 私たち 別れてゆくなら
目をそらさないでいて
にくしみに変わる明日は来ないわ
ただ 恋が終わっただけ

あなたにとって 誰よりも 最高でいたい
会うたびいつも そればかり
演じていたのね 素顔をかくして
ほんとのことを言って 一人はいやだけれど
どうにもならない 遠ざかる思い出

もいちど 私を やさしく見つめて
涙こらえていても
今日まであなたを愛したことだけ
いつまでも 忘れないで

もしも 私たち 別れてゆくなら
目をそらさないでいて
にくしみに変わる明日は来ないわ
ただ 恋が終わっただけ
もいちど 私を やさしく見つめて
涙こらえていても
今日まであなたを愛したことだけ
いつまでも 忘れないで


19.ジャングルジム

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

ジャングルジム 夕闇の背に
昔のおもかげ うかべて
ジャングルジム まるで母のように
幼な心 呼びさます
あなたからみれば
私はもう見知らぬ通りすがり
今はつかれ たちつくす
ぼろきれのような私に
悲しげなまなざしさえ
むけてくれない
あー ジャングルジム 今はあこがれ
あー ジャングルジム 遠い恋人のように

あなたからみれば
私はもう見知らぬ通りすがり
小さな夢をからませた
銀のおもいで ジャングルジム
ジャングルジム まるで母のように
幼な心 呼びさます
あー ジャングルジム 今はあこがれ
あー ジャングルジム 遠い恋人のように


20.潮騒

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

誰もいない 港に立ち
潮騒を聞けば
寄るべなさに 身も心も
やつれたよう

あー 見知らぬ空
この街に
夢を抱いたこの私を
笑って鴎

流れ星が 涙のように
ぽつりと落ちたら
はるか遠い故郷へと
汽笛が呼ぶよ

あー いつか帰る
あの街に
今は元気でいるからと
伝えておくれ

あー いつか帰る
あの街に
きっとみやげ話などを
聞かせてあげよう


21.海

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

※ひとり見上げる空
空はひろがる夢
海は果てない旅
今は船出の時※

朝焼け青い海
潮風に心の乾き潤せば
寄せる波
私の足跡消していく

(※くり返し)

悲しみは脱ぎ捨てて
旅に出る私の前に 流れくる
桜貝 見送るあなたを思わせる

(※くり返し×2)


22.雨宿り

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

駅のホームで見かけた
あなたは昔の恋人
その懐しい横顔
思わず声をかけたわたし

あなたは驚いたように
煙草を落としてしまった
砕け散った炎の日々が
束の間によみがえり 見つめ合う

どうしてる今は あれから君は
元気にしてるわ いつだってわたし
お茶でも飲もう 少しの時間
電車は 通り過ぎてゆく

あなたはコーヒーカップに
角砂糖ふたつ入れて
今の僕はこんなものさと
笑いながら髪をかきあげた

そう だけど不思議ね
あの日別れたことも
ただ あまりに若すぎただけだと
二人 たがいに許し合える

※愛したわ わたしあなたのことを
今は別々の夢を追うけど
めぐり逢いは素敵なことね
雨やどりするように 二人※

(※くり返し)


23.ふれあう時を信じて

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

暗く深く闇の中
誰もがみな孤独の海
果てしなく続く空
見上げれば星がある

もしも今は一人が
寂しいというなら
それは愛を知ったから

生きてゆこう 遠く離れても
同じ夢を見るだけで
そばにいるよ
私はいつでも
あなたに手をさしのべてる

人と出会い 別れても
どこかで又 会うときには
遠ざかる 歳月に
許し合う 友となれ

道に迷いながらも
ゴールに向かってる
人生は 旅だから

生きてゆこう 微笑み捨てずに
歩いてゆく それだけで
明日はめぐる
心と心が
ふれあう時を信じて

生きてゆこう 微笑み捨てずに
歩いてゆく それだけで
明日はめぐる
心と心が
ふれあう時を信じて


24.国境(New arranged Version)

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

あなたを思えば なお恋しい
顔も知らない人なのに

この血が叫ぶ あいたいと
ひた走る この願い

国境越えて ゆきたい
心のふるさとへ

夢に見つづけた故郷の空
いつか知らない街に来て

やさしき人に めぐり会い
心はいやされた

国境越えて この愛を
伝えたい 今すぐに

この血が叫ぶ あいたいと
ひた走る この願い

国境越えて ゆきたい
心のふるさとへ


25.心の友

作詞:五輪真弓
作曲:五輪真弓

あなたから苦しみを奪えたその時
私にも生きてゆく勇気が湧いてくる
あなたと出会うまでは孤独なさすらい人
その手のぬくもりを 感じさせて

愛はいつもララバイ
旅に疲れた時
ただ心の友と
私を呼んで

信じあう心さえどこかに忘れて
人は何故 過ぎた日の幸せ追いかける
静かにまぶた閉じて心のドアを開き
私をつかんだら 涙ふいて

愛はいつもララバイ
あなたが弱い時
ただ心の友と
私を呼んで

愛はいつもララバイ
旅に疲れた時
ただ心の友と
私を呼んで