君をのせて…はるか

井上あずみ 君をのせて…はるか歌詞
1.さんぽ

作詞:中川李枝子
作曲:久石譲

あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう

さかみち トンネル くさっぱら
いっぽんばしに でこぼこじゃりみち
くものすくぐって くだりみち

あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう

みつばち ぶんぶん はなばたけ
ひなたにとかげ へびはひるね
ばったがとんで まがりみち

あるこう あるこう わたしはげんき
あるくの だいすき どんどんいこう

きつねも たぬきも でておいで
たんけんしよう はやしのおくまで
ともだちたくさん うれしいな
ともだちたくさん うれしいな


2.めぐる季節

作詞:吉元由美
作曲:久石譲

薄紅 花景色 せつなさを知った春
はかなく散ってゆく 風の指先ふれて
静かに見える波 まぶしすぎる夏の日
心の海岸で白く砕けていった

過ぎゆく季節の果てにたたずむ人は誰なの?
ゆれる想い 自分をだきしめたの ひとり
明日はどんな日に 頬づえの窓辺から
かたちのない夢をきっと見つけにゆこう

色づく街ゆけば 誰かに逢いたい秋
やさしくなれそうな 夕暮れのさみしさよ
凍えた手のひらで とけてゆく粉雪は
涙によく似てた ぬくもりに出会う冬

幸せを探す人が一番幸せだって
めぐる季節 想い出に変えながら ふたり

明日はどんな風 歩きだす窓辺から
もうすぐ見えてくる夢を渡ってゆこう


3.わたしのこころ

井上あずみ・MAI & YUMIKO-Chan
作詞:角野栄子
作曲:久石譲

おかしをつくる
きもちになったの
すこしすっぱく
すこしあまくするつもり
いたずらいっぱい
ねがいもいっぱい
つたわるかしら
あたしのこころふるえてる

とろけぐすりに
ひみついっぱい
しのばせたらこんがりやいて まつだけ
すこしすっぱく
すこしあまく
しらんぷりは もうおしまいです おきのどく

あみものをする
きもちになったの
すこしきつく
もっときつくあむつもり
いたずらいっぱい
ねがいもいっぱい
できるかしら あなたのセーター あったかく

おまじないとね
なみだひとつぶ
あみこんでね
あたしのこころふるえてる
すこしきつく
もっときつく
とじこみたいの あなたのこころ いいわね


4.想い出がかけぬけてゆく

作詞:風堂美起
作曲:久石譲

久しぶりの友だちにあう
つもる話ふくらませてた
しゃれた洋服も
しゃれた靴さえもないけど
心ははしゃいだあの頃に

濡れた髪に風をあびて
街をいそぐ
想い出までかけぬけてゆく

笑い声が頭の中であふれてゆく
午後の街に

こみあうカフェテラスで
待ちあわせしてた
みんなきれいだわ
私だけ変われない

久しぶりの友だちだけど
かわす瞳胸が痛くて
せめてルージュでも
せめて持ってたら
すこしはましだと思えた私がいや

雲のすきま光がさした帰り道
ずっとずっとうしろに消えた
笑い声が夕陽の中でこぼれてゆく
午後の空に


5.何かをさがして

作詞:風堂美起
作曲:久石譲

濡れた歩道 たたずんで
なんて静かな朝 空も雲もゆっくりと
呼吸してる感じ
ひざであごを ささえてた
昨日とちがう風 私だけの宝もの
さがしに飛びたとう

かばんにつめこんだ
ときめきと不安
驚いたり しずんだりするけれど

だいじょうぶ きっと平気
すこし困りながら
みんなちょっとづつ
大人になってゆくから

急な雨に打たれたら
心ごとシュンとした
ひとりぼっちにつまづいて
人恋しくなった 雨上がりの街ひとり
とぼとぼ歩いた 晴れた午後に風が吹く
神様信じて

かがんにつめこんだ
いろんな気持ち
遠まわりしてみてもいいから

だいじょうぶ きっと平気
すこし困りながら みんなちょっとずつ
大人になってゆくのね


6.魔法のぬくもり

作詞:麻生圭子
作曲:久石譲

ひとつずつ窓辺から
灯りが消える
あなたのことを想うの
頬づえをつきながら
あふれる涙
小指でそっとぬぐった

「一人じゃないよ
いつでも見つめてる
僕らの想い出は
魔法のぬくもりさ」

しあわせな寂しさを かみしめながら
大きな夢を捜す

誰だってあやまちを
繰り返しては
大人になっていくのね
流れ星、いいことが
きっと明日は
起りそうな気がする

「君ならできるから
ここから見つめてる
信じる想い出は
魔法のぬくもりさ」

やさしさに手を引かれ 人は誰でも
自分で夢ひらくの


7.風のとおり道(Instrumental)


8.まいご

作詞:中川李枝子
作曲:久石譲

さがしても みつからない まいごの子
はなをつみに いったの
ふりむかないで
とんぼを おいかけて いったのかしら
おばけが でてきたら
どうしたらいいの

かくれんぼが だーいすき
なきむしの あまえんぼ
へんじして おねがいだから
きえてしまった ちいさな子
どこかしら

おひさまが しずむのに かえらない
こいぬと はらっぱじゅう
はしりまわって
こねこと くさむらで じゃれあって
さよなら できないで
べそをかく わからずや

おにごっこが だーいすき
げんきな きかんぼう
もどってきて おねがいだから
にげてしまった いけない子
どこかしら

どうしよう こまったわ
のはらにひとりきり
かえってきて おねがいだから
わたしの だいじな いもうと
どこかしら どこかしら


9.おかあさん

作詞:中川李枝子
作曲:久石譲

おかあさんが まっているから
うさぎになって
とびはねていきたいな
ことりになって あおいそら
とんで いけたらな
はやく あいたい

おかあさんに とびついて
おはなし したいの あのこと
ふたりきりで きいてほしいの
わたしの ねがい
だれにも いえない ひみつ

おかあさんが よんでいるの
みみを すませば
きこえる やさしいこえ
わたしもよぶの おかあさん
げんきになってねと
そつとつぶやく

まほうのゆびで あんでくれる
わたしのおさげを かたちよく
かがみのまえの すました ふたり
にているかしら
しあわせ おはなも ゆれる

おかあさんは かなしくても
なきがおなんか みせないわ
いつも きれい ほほえんでいる
わたしもわらう
だいすき すてきな おかあさん


10.ドンドコまつり

作詞:W.シティ制作部
作曲:久石譲

ドンドン ドンドコまつり
ドンドン ドンドコまつり
庭でひびく 不思議な音に
こっそり雨戸を開けてみた
月の光にうかぶ影は
あれはオバケかもののけか
こわいものみたさにおもわず
庭に飛びだした
オバケ 気づかずにおどっているよ

ドンドン おばけがおどる
ドンドン わたしもおどる
おやおや不思議 昼間にまいた
ドングリ しいの実 芽を出した
月の光にてらされて
みるみる伸びてく 葉がしげる
オバケ よろこび またおどる
わたしもおどる
ゆめのようだね ドンドコまつり

満月の夜 なにかがはじまる
オバケといっしょに おどろうよ
君もいつかは 出会えるだろう
こんなオバケたち
ゆめのようにね ドンドコまつり


11.となりのトトロ

作詞:宮崎駿
作曲:久石譲

トトロ トトロ トトロ トトロ

だれかが こっそり
小路に 木の実 うずめて
ちっさな芽 生えたら 秘密の暗号
森へのパスポート
すてきな冒険はじまる

となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
森の中に むかしから住んでる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
子供のときにだけ あなたに訪れる
不思議な出会い

雨降り バス停
ズブヌレ オバケがいたら
あなたの雨ガサ さしてあげましょう
森へのパスポート
魔法の扉 あきます

となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
月夜の晩に オカリナ吹いてる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
もしも会えたなら すてきな しあわせが
あなたに 来るわ

となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
森の中に むかしから住んでる
となりのトトロ トトロ トトロ トトロ
子供のときにだけ あなたに訪れる
不思議な出会い

トトロ トトロ トトロ トトロ
トトロ トトロ トトロ トトロ…


12.君をのせて

作詞:宮崎駿
作曲:久石譲

あの地平線 輝くのは
どこかに君をかくしているから
たくさんの灯が なつかしいのは
あのどれかひとつに 君がいるから

さあ でかけよう ひときれのパン
ナイフ ランプ かばんにつめこんで

父さんが残した 熱い想い
母さんがくれた あのまなざし

地球はまわる 君をかくして
輝く瞳 きらめく灯
地球はまわる 君をのせて
いつかきっと出会う ぼくらをのせて

父さんが残した 熱い想い
母さんがくれた あのまなざし

地球はまわる 君をかくして
輝く瞳 きらめく灯
地球はまわる 君をのせて
いつかきっと出会う ぼくらをのせて


13.風のとおり道(Voicing Edit)

作詞:宮崎駿
作曲:久石譲

森の奥で 生まれた風が
原っぱに ひとり立つ 楡の木
フワリ かすめ やって来た
あれは風のとおり道

森の奥で 生まれた風が
見えない手 さしのべて 麦の穂
フワリ かすめ あなたの髪を
ゆらして 通りすぎてく

はるかな地 旅ゆく風 道しるべ
ひとりゆく あなたに送る
髪のかざり

森の奥で 生まれた風が
原っぱに ひとり立つ 楡の木
フワリ かすめ 消えていく
あれは 風のとおり道