暫存

伊勢正三 暫存歌詞
1.青春の一ページ

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

想い出してごらん
始めての出逢いの日
ガラス窓越しに芽ばえた
あの頃の恋心
星になりたい君と
青春の一ページ

君の瞳の奥に
胸打つ鼓動が見える
君を写した写真は
あの頃のままだけど
打ち寄せる波のよう
青春の一ページ


2.ALL I NEED'S YOUR LOVE

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

All I need's your love
通り過ぎる雨に
土曜日はユウウツなままで

All I need's your love
夜のとばりも下りて
What can I do
ガラスにため息

wo―そっと指でなぞった
wo―君のイニシャルから
雨に煙った街の灯り……

All I need's your love
君が見えない

All I need's your love
重すぎるダイヤル
What can I say
静けさは冷たく

wo―君のほほえみだけ
wo―他に何もいらない
ただそばにいていつの時も

All I need's your love
祈りたいほど

wo―君がほほえむとき
wo―闇が切り裂かれて
ドアの向こうで虹の光り

All I need's your love
世界が変わる


3.A Girl of 14teen Summers

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

夏の向こうに
消えて行く恋を
ノートにはさんだ
君の涙の夕立も晴れて
笑顔が素敵

悲しい時は
話してごらん
君は今ときめきに
戸惑いを見せて
立ち止まる季節

いつか友達を
守れないことや
譲れないことで
君がその胸を
痛めてしまうのは
やさし過ぎるから

思い通りに
行かない時もある
君は今揺れ動く
少女のままに
立ち止まる季節

悲しい時は
話してごらん
君は今そしてずっと
そのままでいい
笑顔が素敵な

少女のままで


4.JUN

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

雨の美術館
朝の星座
誰も知らない木星

古いシトロエン
マチスの色
窓の向こうの紫陽花

JUN 君らしくて
JUN 悲しいもの
ずっとずっと 会えない日の
JUN 美しいもの

雲の切れ間に
風のしぐさ
午後の謎めくピノ・ノワール

紺のワンピース
JOBINの音
思いがけないラブシーン

JUN 君らしくて
JUN あざなうもの
こんな気持ちにさせる季節
JUN もどかしいほど

JUN 君らしくて
JUN 絶えないもの
いつの日にか思い出より
JUN 美しいもの


5.Junk Food

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

硝子のステイタスに
誰も触れないで!
すぐに落ちて 砕け散るから

街に溢れるjunk foods
惑わされないで!
甘い香り 豊かなる影

まるで まるで
NEWSのように
人の噂 信じて

※君が 君が
壊れる前に
何もかもを 壊してしまえ※

疑惑のスキャンダルを
仕組んだのは誰?
だから欲望満たすのは誰!

ネオンのFascination
プルトニュウムなら
限りなく燃えろ アミューズの森

夢を叶え
夢を貪り
夢のかけら舞い散る

君が 君が
求めるだけで
何もかもが 幻なのに

早く 早く
始まる前に
海がここに来るまで

(※くり返し)


6.Realize

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

時が舞い降りる 夕暮れのホーム
ストロボの電車が 君を瞬かせる
恋は夢のようで それでいて寂しい
戻れない時間に 埋められてゆく

※時よすぐに
二人をもっと早く追いつめて
20世紀の果てまで
この世界が闇になって
もしも君とはぐれても
抱きしめると わかる※

街は今冷たい オーラに包まれ
見過ごせないような 出来事にも慣れて
人の目に映れば 間違いだらけの
それが僕らだけの 方舟でもいい

崩れさった
時代を繰り返して さまようのか
迷える森の果てまで
疲れ切った 人波泳ぐ
君のそのしなやかさで
そこから 抜け出して

(※くり返し)


7.WRONG TIME

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

空が泣きそうで
今にも雨が…
時はハイウェイ
遠いハイウェイ
駆け抜けてきた

割と生意気で
きゃしゃな女の
面影を
追いかけて
君を見つめた

あの日もルージュを
強く引いて さよならの
顔をしていたね

どうして も一度二人は
出会ってしまったの
最後に流れたバラードのせいじゃない

今はしあわせだと
せつなく微笑む

やけに窮屈で
苦手なparty
時をプレイバック
目くばせで
抜け出したテラス

高すぎたハイヒール
ふらふらしてる
何気なく
この腕に
君を支えた…

知らない同士に
戻れるなら どんなに
素敵な夜だろう

どうして あの頃二人は
出会ってしまったの
肩まで濡らした降る雨のせいじゃない

ほほに光るしずく
せつなく微笑む

どうして も一度二人は
出会ってしまったの
肩まで濡らした降る雨のせいじゃない

ほほに光るしずく
せつなく微笑む


8.キャンドルの向こうに

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

涙でにじむ
インクのような
青い闇を連れて
夜を抱き寄せた New York

流れるままに
孤独なままに
恋はきっと Suspicion
数時間だけの宝石…

キャンドルの向こうに
「1979」 …
白いキャセロールに
潰れたトマトが冷めたまま…
I'M JUST CALLIN' TO YOUR HEART
受話器だけが床に落ちて

悲しき Birthday
呼び戻せたら
今も響くハイヒール
ワインセラーへの階段

眠りから目覚めた
「1979」 …
忍び逢い途切れて
狂おしいほどの
甘い香り閉じ込めてた…

キャンドルの向こうに
君が見える
黒いレースのドレス
震える肩をそっと抱くと
懐しい恋の
一場面に出会うような


9.デジャブの夢

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

思い出の底 のぞいて見ると
メソポタミアの 夜明けにも似ている
時を越えて 生まれ変われば
人々はふと デジャヴの夢を見る

遠い遠い夏の日 その昔愛した人
モヘンジョダロ ハラッパ
栄え そして消えた すべては土に帰る

砂漠を抜け 山を越えれば
大陸は果て その海の向こう
朝陽登る 山をうやめば
あこがれの 美しい島国

とてものどかな春の日 モンゴルで見た幻
耶馬台国の夢
海を越えた人は いるのだろうかすでに


10.久しぶりのしょうがない奴だ

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

ひとりぽっちの週末も
さい終回サヨナラのめど
しの塚ばりにフォームしなやか
ぶこつなボールは見逃し
りろせいぜんのこい
のぞみひたすら高く女はゆく

アバンギャルドに慣れてる彼なら
ルージュおもいきり地味にしなさい
バカンスを過ごす島では
ムスク男は無視きめつつ
でもデスクにつけば
すてきなキャリアガール演じなさい

いい女のあくび
つんと 「Be Love」 読むの
もっと優雅に 女は優雅を尊び

あいしょう占い開いて
りこしゅぎは敵と見なすし
がまんとはプライドのちゅうちょ
とうじつ券の愛はやめよう

うみの見える古いロフトが
SECOND HOUSEのような
HIPなおとこはもういない
OFFの日までマージャンや
ZEROの魅力かざすやつ
OLはゆるせないのだ


11.若き日の唄

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

辿り着いたところから
始まるような人生に
人は喜びを見い出す
枯葉は落ちて 土に還り
甦える時を待つ頃………
自分のその若さを少しだけ
恥じることも できるようになる

人生は………
戸惑うことばかりあるけど
今は ただ目を閉じていると
そこに歌が聞こえる

遠いヤシの葉影には
南の島の人生
アラビアの国は熱い人生
風鈴の音 風に揺れ
見渡せば今我人生
何かもの足りなくなるとき
人は自分の生き方を知る

人生は………
ときにはやさしさを裏切るけれど
その度に教えられて
そこに夢が広がる

人生は………
戸惑うことばかりあるけど
いつか その道を標すように
野分けの風が吹く


12.地下鉄は空っぽ

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

君のことばかり
考えてたら
地下鉄の中は
空っぽになる
あんなこと
言わなきゃよかった

ラッシュに歯がゆく
体あずけた
僕のせいじゃない
押し合う肩
やるせない
グレーの景色

窓を流れるのは
ほんの少し前に
それとなく
打ち明けた
そのあとの
長い沈黙

ガールフレンドと
気軽に呼べば
君はいつだって
腕を回した
昨日まで
ぎこちなさもなく

広告の文字に
ため息ついた
「なぜ人は人を傷つけるの?」

いつか二人
話したけれど

もしも君の心
覗くこと出来たら
僕だって
今すぐに
知りたくて
恋のゆくえを

ドアが閉まる前に
駅の階段へと
消えて行く
君はなぜ
いつもより
冷たいそぶり


13.悲しくて

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

悲しくて答を捜した
このむなしさ
今すぐに out of town

止まらないTAXI笑う
六本木の夜なんて
最悪!

Don't stop Don't stop
赤いかげり
Don't stop Don't stop
通り抜け
Don't stop Don't stop
愛のために時を撃つ

限りなき静けさの中へ
君の肩を抱いたまま
眠れば……

Don't stop Don't stop
冷たい雨
Don't stop Don't stop
街を洗う
Don't stop Don't stop
愛のために時を撃つ

Don't stop Don't stop
君の声が
Don't stop Don't stop
聞きたいから
Don't stop Don't stop
Don't stop Don't stop
愛のために時を撃つ

Don't stop Don't stop
悲しくて
Don't stop Don't stop
君の声が
Don't stop Don't stop
悲しくて闇を撃つ

Don't stop Don't stop
君の声が
Don't stop Don't stop
もうそこまで
Don't stop Don't stop


14.悲しくなるほど

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

眠れなくて
電話しても
うつろな答
今日誰かと一緒だった
ほんとの気持ち聞きたくて

守りきれない
人魚みたいに
遠くへ行くの?
長過ぎるためらいは
散らばるだけのビリヤード

悲しいラジオの
弱気なシャウトじゃ
いつまで経っても
誰にも壊せないパンクCITY
昨日までの街

明り消えた
テニスコート
時が弾むばかり
言い出せなくていつの間にか
無口なソウルバラード

悲しいラジオの
ダイヤル回して
ガラスのハートに
も一度あの日のラヴソング
浮気なAM

青いベール
燃えるように
夜は明けて行く

朝焼けのリバーサイド
走る君を待ちぶせた

二つの吐息が
すべてを流して
どこまで行っても
見上げる空には白いムーン
今日が始まる……