涙を連れて旅に出ようか

伊勢正三 涙を連れて旅に出ようか歌詞
1.涙を連れて旅に出ようか

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

涙を連れて 旅に出ようか
若すぎて痛む胸 捜しに
夜明けの星に ざわめく渚に
忘れてた悲しみに会うために
君は僕だけの海に抱かれて
僕は君だけの季節の中にいた
きっと もっと ずっと
こんなに 遠くに離れても
もっと ずっと ずっと
今でも 愛せるはずなのに Um…

涙を連れて 旅に出ようか
若すぎたあの頃を 捜しに
心にずっと 閉じこめたままの
色あせたポラロイド取り出して
君のわがままと決めつけた時
君はその長いまつげを濡らしたね
きっと もっと ずっと
夜空に 涙があるように
もっと ずっと ずっと
今なら 許せたはずなのに Um…

涙を連れて 旅に出ようか
若すぎて痛む胸 捜しに
君の横顔 こぼれる涙の
一粒が想い出に変わるまで
いつの日か想い出に変わるまで


2.時が沈む湖

作詞:伊勢正三
作曲:伊勢正三

「この街の川の流れには
まるで自由がないのね」
君がふとつぶやけば それが恋の答

川を止めたコンクリートに
戸惑う魚の群れを
君は今その胸に泳がせているの?

激しい雨の後 海へと向かう
恋の流れ止める 河口堰

欲望という名の街が
森を変えて行くように
知らぬ間に目の前の 幸せに溺れて

あるがまま流れる川
踏みにじるブルドーザー
こみあげる想い出を 濁らせてしまう

恋に落ちた頃のあのせせらぎは
深い森のどこに眠るの

やがて何台ものダンプの後に
恋も底に沈む湖

二度と帰らぬ日のあのせせらぎは
深い森のどこに眠るの

やがて何台ものダンプの後に
恋が底に沈む湖