暫存

佐々木新一 暫存歌詞
1.夢街道

作詞:新條カオル
作曲:桜田誠一

何が何して 何んとやら
花に嵐は 世の習い
七つ転んで 八つ目は
がまん覚悟の 茨道
はァ〜 アヤンレ
ドッコイ 人生
おまえと 一緒に
渡る笑顔の ああ 夢街道

何が何して 何んとやら
月に叢雲 はなれ雲
呑めばほろ酔い ほんのりと
染まるおまえは いい女
はァ〜 アヤンレ
ドッコイ 人生
時雨も うれしい
今宵ふたりの ああ 夢街道

何が何して 何んとやら
憂き世苦楽は 常の常
春を尋ねて 右左
汗がまぶしい 峠道
はァ〜 アヤンレ
ドッコイ 人生
おまえと 一緒に
生きる運命の ああ 夢街道


2.東京ざくら

作詞:高橋掬太郎
作曲:中野忠晴

桜咲け咲け 東京ざくら
山手下町 一(ひ)といろに
浮かれ酒なら 浅草上野
花の中から 鐘がなる

江戸は錦絵(にしきえ) 助六さんの
傘を濡らした 花の雨
銀座新宿 桜はないが
招くネオンが 紅ざくら

九段ざくらは 男のさくら
意気で咲いたり 咲かせたり
名所めぐりも 高速時代
花の霞の 上を行く

東京タワーの 上から覗(のぞ)く
かわいあの娘は どの窓に
花の咲く夜は 心もおぼろ
お月さまさえ 一(ひ)と踊り


3.ワタリ

作詞:たなかゆきを
作曲:小川寛興

ワタリ ワタリ ワタリ ワタリ
影だ オボロだ 疾風だ 雲だ
斧だ 死巻だ 手裏剣だ
どこで生まれて どこからきたか
誰も知らない 少年忍者
ワタリ ワタリ ワタリ

ワタリ ワタリ ワタリ ワタリ
敵だ味方だ 掟だ謎だ
鬼だ怒りだ 裏切りだ
辛い修行も 小さな胸に
秘めて励むは 正義の夢か
ワタリ ワタリ ワタリ

ワタリ ワタリ ワタリ ワタリ
風だ嵐だ 勇気だ知恵だ
鳥だ炎だ 変り身だ
赤い夕陽の 荒野の果てを
明日もひとりで 旅行くこころ
ワタリ ワタリ ワタリ


4.青い海のわかれ

作詞:永井ひろし
作曲:安部芳明

遠く呼んでいるような
かなしい あの娘の声が……

船をつかんで君は 泣きじゃくる
汐風に黒髪が さみしくゆれる
忘れはしない 待ってておくれ
愛しているから 僕は泣かないぜ

君におねがい 月ののぼる夜
ホロホロと貝の笛 鳴らしておくれ
旅行く船の 甲板(デッキ)の上で
おもかげ浮かべて 僕が聞いている

遠くだんだん 君は小さいぞ
思い出を寄せ返す 波の瀬が光る
忘れはしない 待ってておくれ
また逢うその日に 僕は泣くだろう


5.リンゴの花が咲いていた

作詞:横井弘
作曲:桜田誠一

リンゴの花が 咲いていたよ
別れの駅は 遠かったよ
さようなら さようなら
おさげの人は 見えなくて
花だけ白い 道だったよ

お城が空に 浮いていたよ
お岩木山は 月だったよ
さようなら さようなら
好きだと知った そのあとの
瞼にしみる 夜だったよ

リンゴの花が 咲いていたよ
リンゴのような 花だったよ
さようなら さようなら
心の中で 呼びかける
津軽は夢の 国だったよ


6.カタカナ便り

作詞:たなかゆきを
作曲:吉田矢健治

暑さ寒さの 変り目ごとに
きっと受取る カタカナ便り
暗い灯影に 背をまるめ
鉛筆なめなめ おふくろが
書いてる姿が 恋しいナ

たった便箋 一枚だけど
やけに嬉しい カタカナ便り
俺が東京へ 来てからは
イガグリ頭の 弟も
すっかり藁打ち 馴れたそナ

遠く離れた おふくろさんが
そばにいるよな カタカナ便り
嫁の話も したいから
祭りの頃には 忘れずに
帰っておいでが 泣かせるナ


7.涙の霧がいっぱいだ

作詞:横井弘
作曲:桜田誠一

君だけ好きに なるために
生まれたような 僕だった
せめて別れる その訳を
聞けたら 泣きはしないのに
ひとりで歩く 並木道
涙の 涙の霧が いっぱいだ

幸せひとつ 欲しくって
指切りばかり した二人
指のほてりを 夢なんて
話があるか あるもんか
思い出抱いた 胸ん中
涙の 涙の霧が いっぱいだ

身体の弱い ひとだから
冷めたい夜が 気にかかる
もしも逢うのが 辛らければ
便りをおくれ 時々は
足音探す 石だたみ
涙の 涙の霧が いっぱいだ


8.源氏の若大将

作詞:横井弘
作曲:桜田誠一

鞍馬夜風に 火の意気を
燃やし続けた 若大将
驕(おご)る平家を 討つために
その名も九郎 義経が
起てばどよめく 鬨(とき)の声

山も谷間も ひとまたぎ
行くよ源氏の 若大将
心あわせて 突っ走る
ひよどり越えの 三千騎
旗もとぶとぶ 白い旗

屋島おとして 壇の浦
船を蹴ちらす 若大将
勝利おさめた 黄昏(たそが)れに
残るは武士の むなしさか
赤い夕日に 独り立つ


9.恋に生きたい

作詞:横井弘
作曲:桜田誠一

ひとりぼっちの星さ あの星は
君も見つめているね 北国で
今は遠い二人 だけど逢えるだろう
いつかいつか
ルラルン ルラルン ルラルン
ひとりぼっちの星さ あの星は
君も見つめているね 北国で

風の吹く日があるさ 僕らには
雪の降る夜があるよ かぎりなく
今は恋もつぼみ だけど生きて行こう
強く強く
ルラルン ルラルン ルラルン
風の吹く日があるさ 僕らには
雪の降る夜があるよ かぎりなく

たったひとつの夢さ 君だけが
僕を信じているね いつまでも
今は遠い願い だけどかなうだろう
いつかいつか
ルラルン ルラルン ルラルン
たったひとつの夢さ 君だけが
僕を信じているね いつまでも


10.望郷の雪

作詞:小野塚清一
作曲:桜田誠一

ふるさとは 北の涯(はて)
夜汽車の笛が 凍(しば)れてた…
そっと 涙隠した 君よ
そっと 風にちぎれた さよなら
ルルル… ラララ…
ふるさとはもう 雪だろな

振り向けば 山の村
リンゴの花と じょんからと
ひとり 濡れたこころの ままに
ひとり 錆びた都会の 夕焼け
ルルル… ラララ…
あれからいくつ 幾春秋

ふるさとは 夢の中
榾火(ほだび)が赤く 煙ってた…
そっと 呼べば微笑む 君よ
そっと 想いまどろむ 初恋
ルルル… ラララ…
ふるさとはもう 雪だろな


11.若い涙よ風に散れ

作詞:赤堀英夫
作曲:桜田誠一

若い涙よ 風に散れ
散って夜空の 星となれ
星になったら あの娘の窓
照らせ やさしく美しく
ああ 若い涙よ 風に散れ

恋の吐息は 霧となれ
甘い吐息も 霧となれ
霧になったら あの娘の窓
包め優しく 乳色に
ああ 恋の吐息も 霧となれ

光れ あの娘の ペンダント
霧が優しく 降る夜は
星よ涙の 雫になって
宿れあの娘の あの胸に
ああ 光れ あの娘のペンダント


12.花散る城下町

作詞:高橋掬太郎
作曲:江口浩司

風に誘われ 花が散る
灯ともし頃の お堀端
君と歩いた 思い出恋し
わがふるさとは 城下町

誰が書いたか 白壁に
相合傘の 恋の名を
いまは人妻 あの日は遠く
おもかげ消えぬ 胸痛し

ひとりたたずみ 初恋の
むかしを想う お堀端
夢の名残りに 散る花哀し
わがふるさとは 城下町


13.君は僕のともし灯

作詞:横井弘
作曲:中野忠晴

僕の心に燃える 君はともしび
たとえ離れていても 忘れる人じゃない
恋を知った渚の 赤い夕陽のように
僕の心の窓に いつも温かく

つらい時には そっと呼んでいるんだ
君も悩みがあれば 聞かせてくれるはず
遠い星を数えた 夜を覚えていたら
つらい時にはそっと 指を重ねよう

僕の心に光る 君はともしび
どんな嵐が来ても 消したりするものか
夢に見てる幸せ 共につかめる日まで
僕の心の窓に 君よ美しく


14.兄ちゃん帰ってもいいかい

作詞:下條ひでと
作曲:桜田誠一

兄ちゃんヨー
ほんとに俺らは 馬鹿だった
知らぬ東京で 独りぼっち
意見も訊かず 飛び出した
静かな村が 恋しいね
帰りたいナァ 帰りたいナァ
帰ってもいいかい

兄ちゃんヨー
ほんとに俺らは 馬鹿だった
広い世間に 兄弟(ふたり)きり
励まし合った あの頃が
夜毎の夢に 浮かびます
帰りたいナァ 帰りたいナァ
帰ってもいいかい

兄ちゃんヨー
ほんとに俺らは 馬鹿だった
悪い夢から 覚めた今
涙でつづる この手紙
読んだら返事 下さいね
帰りたいナァ 帰りたいナァ
帰ってもいいかい


15.あの娘といっしょ

作詞:永井ひろし
作曲:桜田誠一

銀座どまん中 あの娘と逢う時 逢えた時
銀座どまん中 むちゃくちゃごきげんさ
連れのない奴ァ チュ チュ
チュウインガムでも かんでみろ
しょげている奴ァ チョ チョ
チョコ チョコでも かじってろ
銀座どまん中 マロンの月が出た

銀座どまん中 あの娘といっしょの 楽しさは
銀座どまん中 誰にもやらないぞ
力(りき)のない奴ァ バ バ
バーモントでも 飲んでろイ
銭(ぜに)のない奴ァ バ バ
アメ アメでも しゃぶってろイ
銀座どまん中 ピンクの風が吹く

銀座どまん中 あの娘と行く時 帰る時
銀座どまん中 みんながふりかえる
腹の立つ奴ァ チュ チュ
チュウインガムでも かんでみろ
夢のない奴ァ チョ チョ
チョコ チョコでも かじってろ
銀座どまん中 パールの星も降る


16.ジェット南へ飛ぶ

作詞:矢野亮
作曲:桜田誠一

嫌だ やだ やだよ
泪はごめん
覗く羽田の 灯が濡れる
持ったハンカチ 大きく振りな
行くぜ さよなら さよならだい

何だ なんだ なんだよ
未練ぢゃないか
南十字の星が呼ぶ
若い二人さ 又逢う日まで
恋は おあずけ おあずけだい

そうだ そうだ そうだよ
後からおいで
椰子の葉蔭で 待ってるぜ
広い大空 ジェットで飛べば
ほんの すぐそこ すぐそこだい


17.若さの世界

作詞:横井弘
作曲:桜田誠一

その瞳(め)をみたなら 判るじゃないか
燃えてる瞳ならば キラキラするぜ
アイアイアイ愛すりゃ
コイコイコイ恋すりゃ
四角な退屈は 邪魔っけだ
その瞳をみたなら 判るじゃないか
世界が二人の 世界になるさ

悲しくなったら 泣こうじゃないか
堪(こら)えているより スキッとするぜ
アイアイアイ愛すりゃ
コイコイコイ恋すりゃ
涙の出てくる こともある
悲しくなったら 泣こうじゃないか
明日はからりと 天気になるさ

若さをぶつけて 行こうじゃないか
相手も若けりゃ カッカとするぜ
アイアイアイ愛すりゃ
コイコイコイ恋すりゃ
太陽みたいに なっちまう
若さをぶつけて 行こうじゃないか
二人の道路も 拓けてくるさ


18.北のわらべ唄

作詞:塚口けんじ
作曲:桜田誠一

故里(くに)はどこさと 聞いたから
ここだと胸を 指さした……ハァ

「雀はチュンチュン 忠三郎
烏はカァカァ 勘三郎」

北のひと節 ひと泣きが
屋台くぐって 風になるじゃエー

盆にゃこいよと いう母に
いくよと手紙 書いてみた……ハァ

「雀はチュンチュン 忠三郎
烏はカァカァ 勘三郎」

ぽつりぽつりと 降り出した
雨が心の 窓を打つじゃエー

夢はなにさと 聞いたから
唄だと酒に つぶやいた……ハァ

「雀はチュンチュン 忠三郎
烏はカァカァ 勘三郎」

北のわら葺き わらの穂が
酔いにからんで 雪になるじゃエー


19.浪花善哉

佐々木新一 & 北野まち子
作詞:仁井谷俊也
作曲:宮下健治

別嬪(べっぴん)もらえば 三日で飽きる
だからおまえが いいと云う
昔かたぎの 極楽とんぼ
それでいいなら ついて来い
水の都で 惚れあって
浪花善哉 ふたりで生きる

あんたと私は 徳利(とくり)とお猪口(ちょこ)
そばで仲良く 睦(むつ)まじく
たまにゃ角(つの)だす 喧嘩もするが
末を誓った つがい鳥
吉の御神籤(みくじ)は 法善寺
浪花善哉 ふたりで生きる

おもろい夫婦(ふうふ)と 呼ばれるような
そんな生き方 してみたい
笑顔みせれば 苦労は消える
明日の倖せ 見えてくる
情け道頓堀(とんぼり) 肩寄せて
浪花善哉 ふたりで生きる


20.もしかして恋

佐々木新一 & 北野まち子
作詞:仁井谷俊也
作曲:樋口義高

初めて出逢った 君だけど
大人を感じる 艶(いろ)っぽさ
酔わせ上手で おしゃべり上手
以前(まえ)から知ってた 気がするわ
どんな男が 好みのタイプ?
わたしの隣(そば)で 飲んでる男(ひと)よ
本気にするのは何故? やさしくなるのは何故?
もしかして もしかして
もしかして もしかして これは恋?

恋人いるのと 聞いた時
淋しい眸(め)をして 微笑(わら)ってた
もっとあなたを 知りたいけれど
聞くのがちょっぴり 恐いのよ
誰がそんなに 綺麗にしたの?
あなたもきっと いい女(ひと)いるわ
嫉妬(やきもち)やくのは何故? せつなくなるのは何故?
もしかして もしかして
もしかして もしかして これは恋?

誰がそんなに 綺麗にしたの?
あなたもきっと いい女(ひと)いるわ
嫉妬(やきもち)やくのは何故? せつなくなるのは何故?
もしかして もしかして
もしかして もしかして これは恋?