佳山明生全曲集~片割れ月~

佳山明生 佳山明生全曲集~片割れ月~歌詞
1.ともだち


2.片割れ月

作詞:鈴木紀代
作曲:宮下健治

街が泣いてる 裏通り
空を見上げりゃ 片割れ月よ
ああ…何でここまで ついて来る
おまえもひとり 俺(おい)らもひとり
悔やんでなんか いるもんか

惚れた女も 一人いた
夢を見たんだ 叶わぬ夢を
ああ…風の噂は 酷(こく)なもの
おまえもひとり 俺(おい)らもひとり
迷ってなんか いるもんか

運はこの世の まわりもの
今日がなくとも 明日(あした)はあるさ
ああ…咲いて一重(ひとえ)の 月見草
おまえもひとり 俺(おい)らもひとり
怨んでなんか いるもんか


3.わすれ傘

作詞:有美子
作曲:藤田たかし

嫌いになったら 捨ててもいいと
強がりばかりを 見せて来た
あんたと別れた あの日から
泪の雨に ぬれてます
忘れ物でも したように
取りにおいでよ
あたしあんたの わすれ傘

優しさばかりの 明けくれなんて
大人になれない 気がしてた
傷つけ合ってた 我儘も
今ならきっと 直せそう
カギはいつもの とこだから
取りにおいでよ
あたしあんたの わすれ傘

あれから恋など 一度もなくて
二年の月日が たちました
柱にきざんだ 落書も
愛してますと 書いてある
旅に出たよな 顔をして
取りにおいでよ
あたしあんたの わすれ傘


4.氷雨

作詞:とまりれん
作曲:とまりれん

飲ませて下さい もう少し
今夜は帰らない 帰りたくない
誰が待つと言うの あの部屋で
そうよ誰もいないわ 今では
唄わないで下さい その歌は
別れたあの人を 想い出すから
飲めばやけに 涙もろくなる
こんなあたし許して下さい

外は冬の雨まだやまぬ
この胸を濡らすように
傘がないわけじゃないけれど
帰りたくない
もっと酔う程に飲んで
あの人を忘れたいから

私を捨てた あの人を
今更悔んでも 仕方ないけど
未練ごころ消せぬ こんな夜
女ひとり飲む酒 侘しい
酔ってなんかいないわ 泣いてない
タバコの煙り 目にしみただけなの
私酔えば 家に帰ります
あなたそんな 心配しないで

外は冬の雨まだやまぬ
この胸を濡らすように
傘がないわけじゃないけれど
帰りたくない
もっと酔う程に飲んで
あの人を忘れたいから

忘れたいから


5.男の水割り

作詞:たかたかし
作曲:徳久広司

何で流れた 都会の露地に
お前にも過去が あるんだろう
酒をつぐ手に 苦労がみえる
妹と同じ 年の頃なのに
心がいたむ 男の水割り

手相みせてと 体をよせて
この俺に甘える 細い肩
いつも明るく ふるまうけれど
さみしい顔して ふっと遠く見る
心がさわぐ 男の水割り

すがりつくよな お前の瞳
こんな俺信じて くれている
俺が見つけた きれいな花さ
二人で日のさす街で暮そうか
心がゆれる 男の水割り


6.弾きがたり

作詞:たかたかし
作曲:岡千秋

あなたは生活のためだよと
深夜のクラブで弾きがたり
あんなに気負って つくってた
流行歌もすっかり ごぶさたね
近頃あなたは変わったわ
女のこころで わかるのよ
あなたお願い あなたお願い
酔ってわたしを 抱かないで

ギターの調子もなげやりに
今夜も酔って うたってる
わたしの愛した あの頃の
あなたはきれいな 目をしてた
世の中うらんで どうするの
もういちど自分を 見つめてよ
あなたお願い あなたお願い
酔ってわたしを 抱かないで

昔のあなたに もどってよ
今ならふたりで 出直せる
あなたお願い あなたお願い
酔ってわたしを 抱かないで


7.泣きながら夢を見て

佳山明生・貴美
作詞:ちあき哲也
作曲:杉本眞人

泣きながら 夢を見たわ
あなたから さようなら
好きなの 誰がいても 失くすのはいや…
俺もゆうべの喧嘩を
やけに悔やんでいたのさ…
踊って…さだめみたいに
Je Taime うたかたの しのび逢いでも
Je Taime ふたりには かけがいない時

恋なんか女なんか
いつとなく懲りたのに
負けたよおまえだけは いたいほど純
ばかねあたしも嫉いたり
もっとおとなになりたい…
踊って…夜は一瞬
Je Taime すれ違い そしてひきあい
Je Taime つづけよう 罪物語を

こんな俺でもいいのか
こんなあたしでいいのね…
踊って…踊り狂って
Je Taime うたかたの しのび逢いでも
Je Taime 遅すぎた めぐり逢いでも…


8.こころの翼

作詞:結城忍
作曲:伴謙介

あの時あなたは やさしい微笑で
あの時あなたは 真珠のなみだで
さまよう私を 支えてくれた…

歌の翼は あなたのぬくもり
歌の翼に 生命をあずけて

限りなき 明日への旅は
いいことばかりじゃないけれど
今 大空へ 私はとび立つ

たとえば夜空に かがやく星が消え
たとえば大地が、嵐で荒れても
明日があるから 陽はまた昇る…

歌の翼を 大きくひろげて
歌の翼に この愛たくそう

限りなき 明日への道は
銀河の彼方に 光るけど
今 大空へ 私はとび立つ

歌の翼は あなたのぬくもり
歌の翼に 生命をあずけて

限りなき 明日への旅は
いいことばかりじゃないけれど
今 大空へ 私はとび立つ
今 大空へ 私はとび立つ…


9.ひざかけ


10.男のつぶやき

作詞:麻こよみ
作曲:はせゆうすけ

馴染みの店は やめにして
フラリとくぐる 縄のれん
ひとりっきりで 男には
静かに飲みたい 夜がある

いろんな物を あきらめて
いろんな物を 背負い込み
あぁ 生きて来た
俺は俺だと 強がって
ひとりしみじみ酒を飲む

生活を守り この俺を
支えてくれる 女房がいる
笑って泣いて 喧嘩して
一緒に歩いた 歳月よ

いろんな事に 目をつぶり
いろんな事に こだわって
あぁ 生きて行く
俺は俺だと 言い聞かせ
夢を肴に 酒を飲む

いろんな事に 目をつぶり
いろんな事に こだわって
あぁ 生きて行く
俺は俺だと 言い聞かせ
夢を肴に 酒を飲む

俺は俺だと 強がって
ひとりしみじみ 酒を飲む
ひとりしみじみ 酒を飲む


11.想い出たずね人

作詞:麻こよみ
作曲:はせゆうすけ

あなたの姿 隠すよに
アカシア舞い散る 北の町
二人の心の すれ違い
知らずにいたのは 私だけです
どこにいるの 誰といるの あなた教えてよ
あなたの声が したようで
振り向けば涙 こぼれます

優しく響く 鐘の音に
面影浮かべる 坂の町
甘えすぎてた わがままが
いつしかあなたに 嫌われたのね…
どこにいるの 誰といるの あなた抱きしめて
見下ろす夜景の 灯が点り
恋しくて涙 こぼれます

どこにいるの 誰といるの あなた抱きしめて
あきらめきれずに こんな夜は
逢いたくて涙 こぼれます


12.あなたに逢えて

作詞:佳山明生
作曲:松井タツオ

あなたに逢えて 良かったと
いつか言えるさ その日まで
涙なんか 流せない
そんな自分が ここにいる

初めて逢った あの日から
胸がふるえて 燃えあがり
帰り道で 見つめてた
花の命が いとおしい

海の青さ 空の碧さ 森の青さ
すべてが生きている

雨が降ってた あの夜に
傘もささずに 歩いてた
冷えた小指 からませて
何も言わずに 見上げてた

小鳥が鳴いて 羽ばたいて
生きる力を 教えてた
青い空に 舞い上がり
愛の喜び かみしめた

海の青さ 空の碧さ 森の青さ
すべてが生きている

人の命は 短くて
たった一度の 人生を
あなたにだけ ささげたい
それが私の さだめだと

街の灯(あかり)も かがやいて
月の光も まぶしくて
きつく抱いて ほほえんで
そっとあなたに キスをした

海の青さ 空の碧さ 森の青さ
すべてが生きている

ウウウウウ …

すべてが生きている
あなたに 逢えて


13.わがまま

作詞:とまりれん
作曲:とまりれん

思いっきり抱きしめて
骨が折れる程
もう二度と逢えないなら
いっそ死なせてこの部屋で
あなたの重荷に なるのは辛い
あなたと他人じゃ なお辛い
部屋の灯りをつけないで
愛が醒めるから
わがままを わがままを
言えるあなたが好き

不倖せ数えたら
とてもきりがない
初めての倖せさえ
やがて明日は消えてしまう
あなたのやさしさ 温もりいつでも
私は心で 感じてる
少し飲んでもいいですか
泣いていいですか
わがままを わがままを
言えるあなたが好き

愛して尽くして また捨てられても
独りで生きてく 術もない
こんな女は嫌ですか
抱いてくれますか

わがままを わがままを
言えるあなたが好き

わがままを わがままを
言えるあなたが好き


14.北の恋岬

作詞:高橋つよし
作曲:はせゆうすけ

北の夜明け 夜霧が消えて
かもめ飛びかう 宗谷の岬
あなたたずねて 来たけれど
波音だけが せつなくて
想い出ばかり つのります
はかない恋と はかない恋と知りました

胸の芯まで 凍てつくような
怒濤さかまく えりもの岬
汽笛鳴るたび 淋しくて
さ迷い歩く 雨の中
想い出ばかり つのります
冷たい風が 冷たい風が泣くばかり

春は間近い 北国だけど
湯の香ただよう 恵山の岬
のぼる朝日が 目にしみて
強がり言った あの頃の
想い出ばかり つのります
面影だけが 面影だけが残ります


15.通り雨

作詞:結城忍
作曲:伴謙介

濡れた髪を拭いて
早く着替えなよ
大きすぎるパジャマだけど
男物しかない部屋さ

花を一輪かざるより
君がいてくれる しあわせを
何度夢みて待ちわびた事だろう
涙をふいて ついておいでよ
窓の外は あゝ通り雨

泣いて 眠る君に
上衣かけながら
胸の奥が熱くなるよ
こんなやすらぎ 欲しかった
こころゆくまで 眠りなよ
過ぎた事なんか 忘れよう
いまは優しい 君がいてくれるから
どこにも行かず ここで暮らそう
窓の外は あゝ通り雨

花を一輪かざるより
君がいてくれる しあわせを
何度夢みて待ちわびた事だろう
涙をふいて ついておいでよ
窓の外は あゝ通り雨


16.隅田川慕情