北愁記

八代亜紀 北愁記歌詞
1.雪の華

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

吹雪いたら アア 道がない
遠い 近いも わからない
かかと もとより 膝までも
雪にもぐらせ 行く女
アアア アア アアア
風がバチ打つ かき鳴らす

乱れ散る アア 雪の華
頬に まぶたに 受けながら
夏の祭りの 想い出を
冬に返しに 来た女
アアア アア アアア
風がバチ打つ かき鳴らす

凍えたら アア 夢を見て
腕に抱かれた 心地して
心だけでも とどいたら
それでいいのと 云う女
アアア アア アアア
風がバチ打つ かき鳴らす


2.夢ひととき


3.どういう風の吹きまわし


4.冬の恋歌

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

ヘッドライトが大橋わたる
あとは暗闇 真の闇
風は西から北へと変わる
やがて季節は冬になる
わたし 今日から あゝひとりで眠り
からだ からだ からだ ばかりを熱くする

窓を叩けば 風でも起きる
風と知ってて 外を見る
手紙みたいな 枯葉が舞って
涙みたいな雨が降る
わたしあれから あゝ ひとりで生きて
心 心 心 なおさらつのらせる

時雨過ぎたら 小さな星が
空のかなたでまたたいて
やがて消えそうな儚い色が
恋の行方を 占って
わたし それでも あゝひとりで想い
つらい つらい つらい 恋歌くり返す


5.かもめの歌

作詞:阿久悠
作曲:浜圭介

注ぐひとと 飲むひとと
だんまりで むかい合い
別れた男に 似てるとか
会いたい女に 似てるとか
胸のうちでは 思いながらも
窓打つあらしを気にしてる
あんたも 鴎だね
時化だけ 愛敬だね
姿よいのを 鼻にかけ
どこか 薄情な ふりをする
スイーッ スイーッ

不器用な 箸さばき
塩辛が はさめない
可愛い男に 見えるとか
やさしい女に 見えるとか
云ってしまえば 楽になるのに
店の飾りを たずねてる
あんたも 鴎だね
お白粉 上手だね
色の白いを エサにして
人の心を誘ってる

あんたも 鴎だね
別れの 役者だね
心がわりを 知らさずに
追って行くよな 真似をする
スイーッ スイーッ スイーッ スイーッ


6.野暮


7.頬づえついてブルースを


8.つらい つらい ああつらい


9.憂さを忘れたカナリヤは


10.春・夏・秋・冬