追憶の面影橋/五月雨の道

八代亜紀 追憶の面影橋/五月雨の道歌詞
1.追憶の面影橋

作詞:喜多條忠
作曲:鈴木淳

(セリフ)
やさしい人と 暮らしています
遠いあなたの知らない街で

あなたと暮らした あの頃は
ふたり貧しい 学生でした
六畳一間の アパートに
若さと夢が 暮らしてました

あなたのジーパン 掛けるたび
いつでも小銭が パラパラ落ちた
ちいさな幸せ 拾うよに
あなたにそっと 返してました

面影橋の 都電の音が
今も時々 聞こえて来ます
青春という名の チンチン電車
今も心に 走って来ます

お酒を飲んでは ケンカする
あなたを心配 したものでした
汚れて破れた セーターを
繕う時が やすらぎでした

バイトでお金が 入るたび
ゼイタクカステラふたりで買った
あなたと暮らせる そのことが
わたしにとって ゼイタクでした

やさしい人と 暮らしています
どこかあなたに 似ている人と
思い出という名の チンチン電車
今も心に 走っています
思い出という名の チンチン電車
今も心に 走っています


2.五月雨の道

作詞:岡田冨美子
作曲:中崎英也

この道はあなたと来た道
きれいな鳥がやさしい声で…
思い出は無情よと
言い残し飛び立った…

疵(きず)しか残らないのが
この世の恋ですか…
五月雨に濡れながら
紫陽花が色を変えて行く
淋しくてこわれそうです
生きてるあなたにどうして会えないの…

この道に吐息を吹きかけ
あの日にもしも帰れるならば…
私から抱きしめて
もう二度と離さない…

疵(きず)しか残らなくても
しあわせが欲しいの
人生はまぼろしで
このからだ空蝉(うつせみ)ならばと
五月雨の天(そら)を見上げる
生きてるあなたにどうして会えないの…

疵(きず)しか残らないのが
この世の恋ですか…
五月雨に濡れながら
紫陽花が色を変えて行く
淋しくてこわれそうです
生きてるあなたにどうして会えないの…