前川清2011年全曲集

前川清 前川清2011年全曲集歌詞
1.ゆれて博多で

作詞:井田実
作曲:上野浩司

些細(ささい)なことが きっかけで
あなたと過ごした この街で
ひとり飲んでる 屋台酒
心をゆさぶる 思い出達

博多訛りの 優しさに
気付くことさえ 出来たなら…

ゆれて ゆれて ゆれて 博多で
すべて すべて すべて 捨て去り
あなたを あなたを 探して
ゆれて 博多で

無くして気付く ことなんか
たくさんあるのは 分かってた
ふらりと寄った 屋台酒
中洲の風さえ 知らん顔ね

純な男の 一途さに
もっと素直に なれたなら…

抱いて 抱いて 抱いて 博多で
熱く 熱く 熱く もう一度
あなたが あなたが 恋しい
ゆれて 博多で

ゆれて ゆれて ゆれて 博多で
泣いて 泣いて 泣いて 泣き濡れ
止まらない 涙は
那珂川 水面(みなも)に流すわ
抱いて 抱いて 抱いて 博多で
強く 強く 強く その手で
あなたを あなたを 探して
ゆれて 博多で


2.そして、神戸

作詞:千家和也
作曲:浜圭介

神戸 泣いて どうなるのか
捨てられた我身が みじめになるだけ
神戸 船の灯うつす
濁り水の中に 靴を投げ落す
そして ひとつが 終わり
そして ひとつが 生まれ
夢の続き 見せてくれる
相手 捜すのよ

神戸 呼んで帰る人か
傷ついた心が みにくくなるだけ
神戸 無理に足を運び
眼についた名もない 花を踏みにじる
そして ひとつが 終わり
そして ひとつが 生まれ
誰か うまい 嘘のつける
相手 捜すのよ

誰か うまい 嘘のつける
相手 捜すのよ


3.長崎は今日も雨だった

作詞:永田貴子
作曲:彩木雅夫

あなたひとりに かけた恋
愛の言葉を 信じたの
さがし さがし求めて
ひとり ひとりさまよえば
行けど切ない 石だたみ
あゝ 長崎は今日も雨だった

夜の丸山 たずねても
冷たい風が 身に沁みる
愛し 愛しのひとは
どこに どこにいるのか
教えて欲しい 街の灯よ
あゝ 長崎は今日も雨だった

頬にこぼれる なみだの雨に
命も恋も 捨てたのに
こころ こころ乱れて
飲んで 飲んで酔いしれる
酒に恨みは ないものを
あゝ 長崎は今日も雨だった


4.東京砂漠

作詞:吉田旺
作曲:内山田洋

空が哭いてる 煤け汚されて
ひとはやさしさを どこに棄ててきたの
だけどわたしは 好きよこの都会(まち)が
肩を寄せあえる あなた…あなたがいる
あなたの傍で あゝ暮らせるならば
つらくはないわ この東京砂漠
あなたがいれば あゝうつむかないで
歩いて行ける この東京砂漠

ビルの谷間の 川は流れない
人の波だけが 黒く流れて行く
あなた…あなたに めぐり逢うまでは
そうよこの都会(まち)を 逃げていきたかった
あなたの愛に あゝつかまりながら
しあわせなのよ この東京砂漠
あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠

あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠

あなたがいれば あゝあなたがいれば
陽はまた昇る この東京砂漠


5.時の想い

作詞:前川清
作曲:BOUNCEBACK

引き出しの 奥にしまう
なつかしい あなたの時計
古びた ベルトつけた
細い腕 してたんだね

ここまできたと 振り返る
それぞれの瞬間(とき)を 想い出す
あなたの歳に 近づく度に
似てきたしぐさ 気が付く

ありがとうと言う唇を
今でも忘れないから
まだまだたくさんしてあげたかった
どうして悲しい

ありがとうともし言われたら
涙がこぼれてしまう
最後の言葉は悲しすぎるから
これからもずっとありがとう

今もまだ 心残る
想い出を 見つめている
あなたの うしろ姿
追いかけた 幼き日々

住所の文字を 見つけると
景色が広がる 目の前に
手をつなぎ歩く 坂道の家
温かい笑顔 うかぶ

ありがとうという花束を
今でも忘れないから
あなたにもらった溢れる想いは
胸にいきてる

ありがとうともし言われたら
前を向ける気がする
背中を押す手を感じられるから
これからもずっとありがとう

ずっと ずっと ありがとう


6.ひまわり

作詞:福山雅治
作曲:福山雅治

夢を見ていました あなたと暮らした夏
それは かけがえのない 永遠の季節のこと

まっすぐに 伸びてゆく
ひまわりのような人でした

黄昏に 頬染めて ひざ枕
薫る風 風鈴は 子守歌

いつだって いつだって
あなたがそばにいてくれるだけで
それでよかった

ふたり 乗り遅れた あのバスは走ってますか
ふたり ずっと歩いた あの海はそのままですか

儚(はかな)げに戯れる
蛍火のような日々でした

夕涼み 肩寄せて 宵祭り
洗い髪 濡れたまま 氷菓子

嬉しくて 嬉しくて
なんどもあなたの名前呼んだ
それが嬉しくて…

黄昏に 頬染めて ひざ枕
夕涼み 肩寄せて 宵祭り

いつだって いつだって
あなたがそばにいてくれるだけで
本当によかった

夢を見ていました あなたと暮らした夏
ふたりのあの夏のように ひまわりが 今 咲きました


7.男と女の破片(かけら)


8.恋唄(コイウタ)-2007-/前川清&クール・ファイブ


9.この愛に生きて

作詞:阿久悠
作曲:彩木雅夫

あのひとを愛しては いけないと云われ
旅に出て忘れようと 悩んでもみたが
思いきれぬ恋よ
雨の街で人目しのんで
愛を告げたあとのしあわせ
許されぬ愛だから なおさらつのり
許されぬ愛だから ひとときに賭ける
こみあげる涙

つかのまのしあわせが はかなくも過ぎて
しのび寄る夜明けにも 悲しみがあふれ
はなれられぬ恋よ
肩を抱いて心かよわせ
つらい胸の中を忘れる
別れても別れても この愛に生きて
別れても別れても あきらめはしない
かさね合う心

帰るひとを送る苦しさ
だれに云えばいいと云うのか
うしろ指さされても しのび逢う恋を
うしろ指さされても あのひとのために
この身まで捨てる


10.噂の女

作詞:山口洋子
作曲:猪俣公章

女心の悲しさなんて
わかりゃしないわ 世間の人に
止して 止してよ なぐさめなんか
嘘と泪のしみついた
どうせ私は噂の女

はなさないでと甘える指に
男心はいつでも遠い
そうよ そうなの 昨日の夜も
すがりつきたい あの人に
夢を消された噂の女

街の噂に追われて泣けば
褪せてみえます くちびるさえも
つらい つらいわ つめたい青春(はる)を
怨むことさえあきらめた
弱い私は噂の女


11.おいしい水

作詞:阿久悠
作曲:都志見隆

十字路の迷(まよ)い子たちよ
それは おとな
ただ今日を生きるおもいに
喉が乾く

愛の水があったなら
心やさしくなれるのに

ハートを少し濡らし
半分 涙で流して
さびしさ分けあえる人に
声をかけてみよう

たたかいに向かう顔して
だれも 急ぐ
その先に何があるのか
あてもなくて

愛の水を口にして
はずむ言葉を取り戻し

心を少し語れ
半分だけでもいいから
そのときふり向いた人に
笑いかけてみよう

迷い子たちよどこへ
迷えるままでは 走るな
やさしい時代まで戻り
歩きだしてみよう

やさしい時代まで戻り
歩きだしてみよう


12.雪列車

作詞:糸井重里
作曲:坂本龍一

匂うように 笑うように 雪が降る
白い景色 逃げるように 汽車は走る
サヨナラが夢ならば ひき返すけど
あの頃が夢ならば このまま行く
あたたかいものを 何かください
こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ

少しばかり 離れた席 恋人たち
無邪気色の ひざかけを かけて眠る
なにげなく 髪を切れた 幸せな日は
同じように 雪の日で あなたといた
あたたかいひとに もたれていたい
ひとりで いたけど 冷えてきたので…どうか

サヨナラが夢ならば ひき返すけど
あの頃が夢ならば このまま行く
あたたかいものを 何かください
こころも からだも 寒すぎるので…どうぞ


13.赤い糸の伝説


14.別れ曲(うた)でも唄って


15.昔があるから

作詞:杉紀彦
作曲:曽根幸明

ふりかえる径に 風が吹く
冷たすぎる 風が吹く
苦労話は したくないけど
つらい憶いで 消えはしない
恨みごとを云いだせば 切りがない
哀しい私の 青春でした
けれど今 憶いでのぬくもりが
やさしく 私をつつんでくれる
寒い風よ ありがとう
つらい昔よ ありがとう
昔があるから私は 私は生きて行ける

ひとりぽっちの 歳月を
すさみ乍ら 生きて来た
そんな私に 春がめぐる
だから深酒 やめにするわ
これからは あなただけ抱きしめて
不幸な私にさよならします
けれど今もう一度ふりむくと
涙の昔がわらっています
寒い風よ ありがとう
つらい昔よ ありがとう
昔があるから私は あなたと生きて行ける

昔があるから私は あなたと生きて行ける


16.Love Songが聴こえない/前川清&藤山直美