グレイテスト・ヒッツ

加山雄三 グレイテスト・ヒッツ歌詞
1.恋は紅いバラ

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

I love you, yes I do
愛しているよと 君に云いたくて
そのくせ 怖いのさ
君に今度 逢うまでに
みつけておこうね その勇気を
I love you, yes I do
夜空に歌えば 僕の心に
恋の炎は 燃える

(セリフ)「僕は君が好きなんだ
だけど だけど そいつが云えないんだな
でもね 僕は君を幸せにする自信はあるんだ」

僕と今度 逢う時は
黙ってお受けよ この愛を
I love you, yes I do
恋とは 男の 胸に息づく
紅いバラの 花


2.君といつまでも

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

ふたりを夕やみが つつむ この窓辺に
あしたも すばらしい しあわせがくるだろう

君のひとみは 星とかがやき
恋する この胸は 炎と燃えている
大空そめてゆく 夕陽いろあせても
ふたりの心は 変らない いつまでも

(セリフ)「幸せだなァ 僕は君といる時が一番幸せなんだ
僕は死ぬまで君を離さないぞ、いいだろ」

君はそよかぜに 髪を梳かせて
やさしく この僕の しとねにしておくれ
今宵も日がくれて 時は去りゆくとも
ふたりの想いは 変らない いつまでも


3.夜空の星

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

僕のゆくところへ ついておいでよ
夜空にはあんなに 星がひかる
どこまでも ふたりで歩いてゆこう
恋人よ その手をひいてあげよう
約束しよう つなぎあった指は はなさないと
泣かないで 君には僕がいるぜ
涙なんてふいて 笑ってごらん

僕のゆくところへ ついておいでよ
夜空にはあんなに 星がともる
どこまでも ふたりで愛してゆこう
恋人よ 幸せ僕があげよう
約束しよう 君とだいた夢は わすれないと
僕のゆくところへ ついておいでよ
夜空にはあんなに 星がうたう


4.ブラック・サンド・ビーチ


5.夕陽は赤く

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

夕陽赤く 地平の果て
今日も沈み 時は逝く
はるかとおき 君住む町
ひとりしのぶ 旅の日よ
心に秘めた恋 その名を呼べば
むなしく返るは谺(こだま)よ 君よ眠れ
また逢う日を 夢見るような 星あかり

心に秘めた恋 その名を呼べば
むなしく返るは谺よ 君よ眠れ
また逢う日を 夢見るような 星あかり


6.蒼い星くず

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

たった一人の日暮れに
見上げる空の星くず
僕と君の ふたつの愛が
風にふるえて 光っているぜ

君と別れた あの夜
思い出させる 星空
君の星は あんなに蒼く
どうして今宵は うるんでいるの

風よ伝えてよ あの娘に
遠く離れていようと

僕の想いは 変らない
どうぞ泣かないで

たった一人の日暮れに
見上げる空の星くず
僕と君の ふたつの愛が
風にふるえて 光っているぜ

風よ伝えてよ あの娘に
遠く離れていようと
僕の想いは 変らない
どうぞ泣かないで

たった一人の日暮れに
見上げる空の星くず

僕と君の ふたつの愛が
風にふるえて 光っているぜ

光ってる


7.お嫁においで

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

もしもこの舟で 君の幸せ見つけたら
すぐに帰るから 僕のお嫁においで
月もなく淋しい 闇い夜も
僕にうたう 君の微笑み
舟が見えたなら ぬれた身体で 駈けてこい
珊瑚でこさえた 紅い指輪あげよう

もしもこの海で 君の幸せ見つけたら
すぐに帰るから 僕のお嫁においで
波も夢を見てる 星の夜は
僕にゆれる 君のささやき
舟が見えたなら ぬれた身体でとんでこい
空へ抱きあげて もえるくちづけしよう


8.ブーメラン・ベイビー

作詞:弾厚作
作曲:弾厚作

Hey, my little boomerang baby
She is the twisting and twering baby
Sending all the boys wild
Retune to me (Return to me)

Hey, my little boomerang baby
You're the cutest and swingingest baby
Flying high wild to see
Return to me (Return to me)

I've thrown you away for the last time
and found somebody new
I didn't know what a pride I hading you
Until you left me blue

Hey, my little boomerang baby
She is the twisting and twering baby
I'm crying to you
Return to me (Return to me)


9.霧雨の舗道

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

銀いろの雨ふる 静かな夜
君と二人で黙って 濡れて行こう
車の灯もうるむ 舗道を
僕と手をつなぐ 小さな手のひらつめたいね
淋しいの? 歌ってあげようか
ひとつのコートを 肩にかけて
僕にはにかむ 可愛い君の瞳
ついてくるんだよ どこまでも

雨に濡れながら 小さく僕の名呼んでいる
淋しいの? くちづけしてあげよう
ひとつのコートを 肩にかけて
僕を見上げる やさしい愛の涙
歩いてゆこうよ どこまでも


10.夜空を仰いで

作詞:弾厚作
作曲:弾厚作

夜空を仰いで 数える 星も
君のいない砂浜は 淋しいぜ
かがやくつぶらな君の瞳を
見せておくれ 夢にでも 側にきて

僕はいつでも 君の面影 しのんで歌ってる
君は何故で僕のことを 思っていてくれるの

歌おう 明日の 虹を ふたりで
消えぬ 愛の幸せよ とこしえに

(セリフ)
「さみしいなあ 君がいないとつまんねえや
僕は君とはなれていられないんだ 愛してる」

遠い空に なつかしい 思い出 うかべて歌う僕
君はいつでも 僕のこと 愛していてくれるね

昏れゆく 波間に 君を呼んでいる
僕の声が きこえるかい 逢いたいな


11.旅人よ

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

風にふるえる 緑の草原
たどる瞳かがやく 若き旅人よ
おききはるかな 空に鐘がなる
遠いふるさとにいる 母の歌に似て
やがて冬がつめたい 雪をはこぶだろう
君の若い足あと
胸に燃える恋も 埋めて
草は 枯れても
いのち 果てるまで
君よ 夢をこころに
若き旅人よ

赤い雲ゆく 夕陽の草原
たどる心やさしい 若き旅人よ
ごらんはるかな 空を鳥がゆく
遠いふるさとにきく 雲の歌に似て
やがて深いしじまが 星をかざるだろう
君のあつい想い出
胸にうるむ夢を 埋めて
時は ゆくとも
いのち 果てるまで
君よ 夢をこころに
若き旅人よ


12.まだ見ぬ恋人

作詞:原とし子・補作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

夕暮れの浜辺を
貝殻踏みながら
淋しさにただひとり さまよう
君はどこにいるのか
まだ見ぬ恋人よ
君と逢うその日まで 僕は行く
夢に見るあまいくちづけよ
僕を呼ぶ優しい声
君はどこにいるのか
まだ見ぬ恋人よ
たとえ地の果てまでも
僕は行く

夢に見るとこしえの誓い
幸せは僕が守る
君はどこにいるのか
まだ見ぬ恋人よ
たとえ海の底でも
僕は行く


13.二人だけの海

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

君のために渚で
ひとりかなでる 心の歌
つぶらな瞳を 青空のなかに
うかべては つまびく愛の歌
君と別れた日から
また逢うときを 待ちつづけて
波間にただよう 夕月のような
ほほえみが 歌えばなつかしい

君のために渚で
ひとりかなでる 心の歌
君がいないから 夏も色あせて
秋もただ 君が恋しいだけ
きっと逢えるねきっと
雪がやさしく とける明日
渚を走ろう 君をこの胸に
抱きしめよう 二人だけの海で
抱きしめよう


14.心の海

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

鴎(とり)のつばさ 濡らしながら
歌え僕の 心の海
今日も独り 膝を抱いて
きこう海の やさしい声を
よせて又かえす 若き日の夢よ
広くはてもない 希望の旅路よ
波の底に 誰も知らない
愛をひめた 僕の海よ

虹のしぶき 映しながら
歌え僕の 心の海
今日も独り 砂の上に
きこう海の 言葉だけを
ちかく又とおい 愛のふるさとよ
はるか幸せを ささやく水面よ
もえる想い しずめながら
いつも青き 僕の海よ


15.君のために

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

蒼き海に向い 君のために誓う
とおいとおい日まで 変らぬ心
はるか沖をすべる 汐風に追われた
大きな帆の船に 君をのせよう
渚に手をつなぐ 二人の胸に
ただひとすじ 燃えるような
恋の歓び
白き耳に透ける やさしい陽の光り
君のために僕は 暮らして来たのさ

(セリフ)
「夢みたいだなァ 君みたいなすてきな人に
逢えるなんて いつまでも僕の側にいてくれよ ネ」

渚に手をつなぐ ふたりの胸に
ただひとすじ 燃えるような
恋の歓び
灼けた頬にうかぶ いとしい微笑みよ
君のために僕は 歌って行くのさ


16.幻のアマリリア

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

雪のふる湖に ひとりでぼくを待つ
幻のおとめよ いとしのアマリリア
かなしみにぬれる灯 かきたてながら
小さな舟うかべて 君のもとに行こう

凍りつくこの指を 君の膝にのせて
ぼくを抱いておくれ やさしいアマリリア
ささやかな一つの夢も はかなく消えて
つたう頬の涙を 君だけに見せよう

たそがれの湖に いつでもぼくを待つ
月の光よりも きれいなアマリリア
むなしい幸せを捨てて 君とふたりで
氷の花を摘めば ながれゆく夜霧よ


17.ある日渚に

作詞:弾厚作
作曲:弾厚作

渚によせる 光る波は
やさし君とぼくの 愛をよぶしらべ
忘れはしない 可愛いあのえくぼ
なつかしいほほえみ 胸に抱きしめて

ひとりでゆうべ見た 君の夢
めざめれば淋しく 鴎がとんでいた

君待つ船に 今は人もなく
せつなくぼくは 君の名を呼ぶさ

(セリフ)
「涙が出そうだ、なぜ君はここにいないんだい
ぼくは君を待ってるよ、どんな事があってもね」

ひとりでゆうべ見た 君の夢
めざめれば淋しく 鴎がとんでいた

君待つ船に 今は人もなく
せつなくぼくは 君の名を呼ぶさ


18.いい娘だから

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

いい娘だから ふたりで
今夜は ダンスに行こう
ぼくの腕に おすがり
すべてまかせて
二度とは来ない 夜なんだ
すてきな 愛のリズム
見あげるえくぼ ふたつ
ぼくにだけは くれるね
恋はねむいの?

いい娘だから おすわり
しずかに 話をしよう
ぼくの膝に おのりよ
夢をあずけて
二度とは来ない 夜なんだ
あかるい 月も出てる
きれいな肩の 上に
ぼくの頬を のせるね
恋はねむいの?

いい娘だから おやすみ
やさしく 目ざめを待とう
ぼくの胸で おねむり
胸をうずめて
二度と来ない 夜なんだ
ひとりで 起きていよう
これから君の なみだ
ぼくがふいて あげるね
恋はねむいの?


19.大空の彼方

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

大空の彼方へ 光りを浴びながら
鳥はゆくよ 今日も静かに
音もなく 風にすべてをまかせて
朝の空に 今つばさを並べてゆく
大空の彼方へ 光りを浴びながら
鳥はゆくよ 今日も静かに

大空の彼方へ 夕陽にぬれながら
鳥はとぶよ つばさ疲れて
ひとつぶの星に いのちを見つめて
夜の空に ただ夜明けを信じてゆく
大空の彼方へ 夕陽にぬれながら
鳥はいつも 何も云わない

ひとつぶの星に いのちを見つめて
夜の空に ただ夜明けを信じてゆく
大空の彼方へ 夕陽にぬれながら
鳥はいつも 何も云わない


20.恋のコンパス

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

おいで さあ太陽消えぬ間に
俺と 恋のコンパスまわそうぜ
おいで さあ思い出追わないで
俺と明日を見て 暮らそうぜ
お前は俺に ここで
きれない瞳をして 愛を言葉をくれた
おいで さあ素足で砂踏んで
俺と 勇気のある女になれ

おいで さあ木の葉の散らぬ間に
俺と 恋のコンパスまわそうぜ
おいで さあ微笑み消さないで
俺と千里の道を 歩こうぜ
お前と俺で 一人
お前の涙は 俺の心をつたう
おいで さあてのひら重ねよう
俺の 愛を奪う女になれ


21.美しいヴィーナス

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

あゝ美しいヴィーナス 鳶いろの恋人
若い俺たちのヴィーナス 海にいた恋人
俺のものでも 誰のものでもない
波の泡のひとつから 生れた娘さ
あゝ黒い瞳のヴィーナス 海ばかり見ないで
たとえ恋人がいても 俺たちと遊ぼう

俺は一人で 夕やみにかくれて
ほんとのことを云うなら くちづけしたいよ
あゝ黒い瞳のヴィーナス 海ばかり見ないで
たとえ恋人がいても 俺たちと遊ぼう


22.愛はいつまでも

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

渚は 月にぬれて
あなたは ぼくの胸に
波間を 夏はゆくよ
ふたりに 愛をのこして
祈ろう しずかに
恋のしあわせ
いつでも めざめは
ぼくの ものだよ
あなたは 星をかぞえ
未来あしたを ぼくは 夢みる

(セリフ)
「生きるって つらいなあ
もうなにもいらないよ 君のそばにいる時だけ
人生が信じられる 僕は生きていかなくちゃあ」

ねむろう 今宵も
くちづけをして
いつでも めざめは
ぼくの ものだよ
渚に 月はうすれ
あなたの 頬はつめたい


23.荒野をもとめて


24.神様の忘れもの


25.雨のシャッフル

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

旅ゆけば 雨のしずくも
かなしみを おまえにはこぶのか
君をコートに つつんで
歩けばなお 雨がふる
むなしいこの世に 疲れても
二人で探そう 愛の宿
あの人も 又 あの人も
背を向けた 僕らの恋だけど
とおい どこかに 二人の
青い空が あるだろう

むなしい この世に 疲れても
二人で探そう 愛の宿
あの人も 又 あの人も
背を向けた 僕らの恋だけど
次の生命を 育てる
赤い屋根があるだろう


26.ぼくの妹に

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

ぼくの妹なら 愛ひとすじに
生きぬいておくれ
一人の人に
小さい頃 ぼくを慕って
駆けてきた君よ
それがこの頃 ぼくも眩しい
美しい娘さ
涙うかべながら 打明けた恋
ぼくがついているよ 幸せになろう

(セリフ)
「よかったな! うれしいよ!
どんな事があっても くじけるなよ、
ぼくの妹だろ」

愛するとは 信じることさ
君ならば できる
どんなときにも 優しいまごころ
なくては いけない
そばにいなくなれば
淋しいけれど
ぼくはただ君が 幸せならいい


27.海 その愛

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

海に抱かれて 男ならば
たとえ破れても もえる夢を持とう
海に抱かれて 男ならば
たとえ独りでも 星をよみながら
波の上を 行こう

海よ俺の海よ 大きなその愛よ
男の想いを その胸に抱きとめて
あしたの希望(のぞみ)を
俺たちにくれるのだ

海に抱かれて 男ならば
たとえ一つでも いのちあずけよう
海に抱かれて 男ならば
たとえ一度でも 嵐のりこえて
遠い国へ行こう

海よ俺の母よ 大きなその愛よ
男のむなしさ ふところに抱き寄せて
忘れさせるのさ
やすらぎをくれるのだ

海よ俺の海よ 大きなその愛よ
男の想いを その胸に抱きとめて
あしたの希望(のぞみ)を
俺たちにくれるのだ


28.夕映えの恋人

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

風が吹く 波が立つ しぶきがあがる
港でかもめが啼くときは
夕陽が大空染めるのだ

背中に寄りそう恋人よ
本当に好きならついて来い

俺とならこの海も越えても行ける
わかればこの手を離すなよ

星が降る 月が出る 心が騒ぐ
遠くで漁火燃えるとき
男は船べり叩くのだ

甘えて見上げる恋人よ
そんなに好きならついて来い

お前なら幸せを約束しよう
いつでもこの手を離すなよ
嵐が来たときすがるのだ


29.フェアウェル(今は別れの時)

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

別れのときが来たようだ
思い出をくれてありがとう
さよならめぐりあう日を
僕らは信じよう
太陽は一度消えても
あしたは海からまた昇る
笑いながら空高く
手を振りあおう

この宇宙の中で
今心かよわせ
明日へ続くものを
育てあおう

僕らは旅人どうしで
いつか君にまたあうだろう
その日まで君と夢
暖めあおう
魂を照らす灯
愛こそ君と僕のきずな
見つめながら空高く
手を振りあおう


30.冒険者たち

作詞:松本隆
作曲:弾厚作

朝の渚は憂いに満ちた乙女
波が天鵞絨(ビロード)眠むる少女の髪だ
旅立つ男は自由な鳥だよ
俺は小舟で海峡を渡り
愛の入江に錨をおろすだろう

午後の草原太陽が燃えあがる
灼けた原野を縞馬が馳けめぐる
旅立つ男は自由な鳥だよ
君が悲しいまなざしで止めても
俺の心を縛る鎖はないさ

(セリフ)
「旅はいいなあ 旅をしようぜ
心をひろげるためにさ みんなで」

旅立つ男は自由な鳥だよ
たとえ孤独が背に重く泌みても
君の笑顔が明日を照らすだろう


31.光進丸

作詞:松本隆
作曲:弾厚作

桟橋に立つ 君の肩から
海鳥たちが 飛び立ってゆく
ラットを握る 俺を見つめて
涙で何か話しかける

出航前のあわただしさに
そこだけ時が止まったようだ
心ひとつの海の仲間が
綱といて船に乗る

江ノ島、三崎、大島越えて
新島、式根、三宅島まで
Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え!
Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け!

別れはいつも苦手なものさ
海図をたどる指も止まるよ
昨日の夢は陸に捨てよう
水平線の向うが未来

港へ残る白い水の尾
手を振る君がもう点になる
岬の風に振り向く俺は
海の男の顔だろう

御子元、石邸、遠州越えて
的矢、紀伊で黒潮にのる
Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え!
Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け!


32.湘南ひき潮

作詞:松本隆
作曲:弾厚作

湘南ひき潮 砂の中のサンダル
賑わった海の家を秋風が消して行く
君は水着をバスケットにしまって
灼けた肌袖にかくし街へ行くバスに乗る

8月の熱い砂が
冷えて行く秋に
色の褪せた愛を抱いて
君が振り向く
手紙を書くわと頬をかたく凍らせ
一夏の想い出手に都会の少女になる

淋しさを走る風と
翳り行く陽射し
砂に残る靴の跡に
君が浮かぶよ


33.その日海からラプソディ

作詞:阿久悠
作曲:弾厚作

きみは奇跡の娘
灼けた肌に風が吹いて行けば
きみは想い出だけを
ぼくに残し消える
海からはラプソディ

水の泡がはじけるように
そして砂の城が
さらさら消えるように

にがいだけが想い出じゃない
時には胸の奥で
ほほえむことも

きみよ 言葉をすてて
しばし時に眠れ 愛の時に
やがて二人の夢は
一人だけの夢に
海からはラプソディ

きみは奇跡の娘
光りだけが似合う昼の娘
熱い心とからだ
ぼくにふれて過ぎた
海からはラプソディ

指に巻いた亜麻色の髪
そして歌うために
くちびる紅くふるえ

罪の色がときめきじゃない
青く沈む心
ぬりかえるもの

きみよ 言葉をすてて
しばし時に眠れ 愛の時に
やがて二人の夢は
一人だけの夢に
海からはラプソディ


34.愛する時は今

作詞:保富康午
作曲:弾厚作

生きているこの手で
しあわせつかもうよ
愛する時は今
船出の時は今
生きているこの手で
しあわせ渡そうよ
愛する時は今
船出の時は今

生きてめぐりあい
ほほえみをかわせば
そこに燃える
われらの星空
愛の宇宙ふかく
ともにいこう
光る星くずの
しぶきをあげながら
生きているこの手で
しあわせつかもうよ
愛する時は今
船出の時は今

生きているこの手で
しあわせ渡そうよ
愛する時は今
船出の時は今


35.湯沢旅情

作詞:安麻呂
作曲:丸山楽太郎・弾厚作

雪どけの流れ 小鳥のさえずりをさそう
やわらかき緑 乙女を語ろう

ほのかに芽生えし 恋心
君がほほえみ いつまでも
想い出深き 魚野川

紅に染めし 夕日は山並みの彼方
すぎ去りし夜風 二人を語ろう

ほのかに芽生えし 恋心
君がおもかげ なつかしく
想い出深き 巻機(まきはた)よ

新雪の光 樹氷にさきほこり燃える
さわやかな香り 青春を語ろう

ほのかに芽生えし 恋心
君がささやき うるわしく
想い出深き 銀世界

想い出深き 銀世界


36.この愛いつまでも

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

君と見つめあう やさしい夜明けよ
しあわせを讃えて くちづけよう
僕を求めて 生まれてきた
愛しい その手を離しはしない
時よ 永遠(とこしえ)に続けと 祈ろう
愛こそは いつまでも 二人のもの

(セリフ)
「ありがとう
僕は君がこの世に生まれたことに感謝してるんだ
長い道だけど一緒に歩いていこう……いいね」

僕の心を 支えてきた
君は世界に ひとりの人
たとえ大空が ふたつに裂けても
僕たちの 愛だけは 残るだろう


37.地球をセーリング

作詞:岩佐倫太郎・岩谷時子
作曲:弾厚作

セーリング 地球をセーリング 七つの海越えて
セーリング 地球をセーリング 自由と愛の旅

この広い宇宙の星に住む 僕たちは
母なる波の上 へさきには虹がかかるぜ

セーリング 地球をセーリング しぶきをあげながら
セーリング 地球をセーリング 光に送られて

海の男達の ふるさとは一つさ
嵐を乗り越えて結ばれた絆は固い Everybody now
セーリング 地球をセーリング かもめよついてこい
セーリング 地球をセーリング 平和な夜明けまで
Once again now

セーリング 地球をセーリング 七つの海越えて
セーリング 地球をセーリング 自由と愛の旅


38.永遠の愛


39.さらばオーシャン

作詞:阿久悠
作曲:加藤邦彦

飛び立つ鳥は 心を残さない
波をかすめて 翼を濡らすだけ

あいつが去って ここからひとりきり
風に唇あわせて歌うだけ

鳥よ So long
いつかまた逢おう
お前に同じ一途さを見たよ
鳥よ So long
赤い帆に戻れ
傷つきながら行くことはないよ

さらば さらば
さらば オーシャン
夢はまだ遠い

星降る夜の想いは果てしなく
光る銀河に手紙を流すよう

あいつはどこか小島にたどりつき
翼たたんで 夢見ているだろうか

鳥よ Good luck
きっとまた逢おう
お前もきっとそう思う筈さ
鳥よ Good luck
ふり向いておくれ
海原こえる旅人じゃないか

さらば さらば
さらば オーシャン
夢はまだ遠い

さらば さらば
さらば オーシャン
夢はまだ遠い

さらば さらば
さらば オーシャン
夢はまだ遠い


40.ちょっとだけストレンジャー

作詞:安井かずみ
作曲:加藤邦彦

何んにももたず
ちょっとだけ ストレンジャー
旅に出よう どこかへ
多分 君に
電話もしない
ちょっとだけ ストレンジャー
グッドバイナウ

ひとりで行けば
ちょっとだけ ストレンジャー
二・三日だけ 気ままに
君に黙って
愛している
心はストレンジャー
グッドバイナウ

山あいの風に
吹かれながら
たまには 都会の人生から
離れて ストレンジャー
ちょっとだけ ストレンジャー

緑の草原を
さまよいながら
ふと 自分自身に
気がつくだろう

淋しいけれど
ちょっとだけ ストレンジャー
心の底の涙は
君に見せない
夕陽が赤い
ちょっとだけ ストレンジャー
グッドバイナウ


41.時を超えて

作詞:岩谷時子
作曲:弾厚作

振り向けば今 胸によみがえる
母のほほえみ 潮騒の音よ
もう二度と帰らない 心に溢れる思い出
輝く星を見つめて ひとすじ
歩いた道が ここにはある
ひとり涙を こらえた
孤独な時も 昨日のこと

時は流れて 僕に悔いはない
見つめあうのは いとしいものたちよ
人生語りあえる 心を許した友達
苦しみさえも 二人で分け合う
やさしい人も ここにはいる
若い激しい 恋の日
悩んだことも 忘れはしない

夜明けの光 ひたすらもとめて
果てない旅を つづけてゆく
ながい月日の 間(はざま)で
嵐と闇に また会うだろう
勇気と愛 道連れにいつも
男の夢 僕は捨てはしない


42.新しい君

作詞:岩谷時子
作曲:NOBU

景色のように 時は流れる
窓に書きたい 君よありがとう
幸せにみちた 若い横顔
新しい君が 旅で生まれる

空をごらんよ 夕やけ赤い
思い出染めて 夢は走るよ
旅で結ばれた ふたつの心
あの日の歌を うたいつづけよう

幸せにみちた 若い横顔
新しい君が 旅で生まれる
かたく結ばれた ふたつの心
あの日の歌を うたいつづけよう

旅で結ばれた ふたつの心
あの日の歌を 君とうたいたい


43.サライ

加山雄三・谷村新司
作詞:谷村新司
作曲:弾厚作

遠い夢 すてきれずに 故郷をすてた
穏やかな 春の陽射しが ゆれる 小さな駅舎
別離より 悲しみより 憧憬はつよく
淋しさと 背中あわせの ひとりきりの 旅立ち

動き始めた 汽車の窓辺を
流れてゆく 景色だけを じっと見ていた
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程 青く澄んで 胸が震えた

恋をして 恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの 窓ガラス越し 見てた 夜空の星
この街で 夢追うなら もう少し強く
ならなけりゃ 時の流れに 負けてしまいそうで

動き始めた 朝の街角
人の群れに 埋もれながら 空を見上げた
サクラ吹雪の サライの空へ
流れてゆく 白い雲に 胸が震えた

離れれば 離れる程 なおさらにつのる
この想い 忘れられずに ひらく 古いアルバム
若い日の 父と母に 包まれて過ぎた
やわらかな 日々の暮らしを なぞりながら生きる

まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで 夢はすてない

まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから