ふたり咲き

北島三郎 ふたり咲き歌詞
1.ふたり咲き

作詞:下地亜記子
作曲:原譲二

三々九度の 盃は
俺とおまえの 門出酒
ないないづくしが 振り出しで
よくぞここまで ああ 来たものだ
いつまでも どこまでも
よろしく頼むな ふたり咲き

四角い膳の 焼き魚
湯呑み茶碗に 夫婦(めおと)箸
小さな切り身を 選り分けて
俺に差し出す ああ 思いやり
あたたかい その笑顔
結んだ縁(えにし)の ふたり咲き

心にいつも 熱い夢
抱けば幸せ きっと来る
肩よせ 寄り添い 信じ合い
生きて行こうな ああ これからも
離れずに 離さずに
明日(あした)の坂道 ふたり咲き


2.旅なかば

作詞:下地亜記子
作曲:原譲二

春まだ遠い 北国は
野に咲く花の 色もない
どこまで行っても 続く道
運命(さだめ)背負って ひとり行く
振り向かず 明日(あした)へと
風に吹かれて 旅なかば

荒野(あれの)を染める 陽の色は
心を映す 陽炎(かげろう)か
男は誰にも 見せられぬ
そんな背中が あるものさ
芒野(すすきの)に 鳥が飛ぶ
風に吹かれて 旅なかば

時には強い 獅子のように
時には花の 優しさで
焦らずめげずに 飾らずに
生きて行こうか 無理をせず
寒空に 白い月
風に吹かれて 旅なかば