ツイン・パック

北島三郎 ツイン・パック歌詞
1.峠

作詞:木下龍太郎
作曲:原譲二

ここでいいなら 頂上だけど
先を見上げりゃ まだ中半(なかば)
男なりゃこそ 他人(ひと)より重い
夢を背負って 登りたい
峠と言う名の 一生を

命綱より 離せぬものは
惚れたお前の 心杖
こんな男の 明日に賭けて
共に歩いて 呉れるのか
峠と言う名の 一生を

花と散るとき 男は見たい
生きた証の 足跡を
一歩一歩を 大地に刻み
天を目指して 登りたい
峠と言う名の 一生を


2.竹

作詞:野村耕三
作曲:原譲二

雪の降る日も 雨の日も
竹は節目で 伸びてゆく
人もまた 己れが道の一里塚
確かめながら 行けばいい
そこに出逢いも 彩りも
ああ…粛々と 行けばいい

月の世界に 憧れて
竹に託した 夢もある
人はみな 見果てぬ夢の夢灯り
しっかと抱いて 生きりゃいい
熱い想いを 温もりを
ああ…粛々 と行けばいい

花の咲くのは ただ一度
竹は寿命(いのち)が 尽きるとき
人もまた 上辺の花を飾るより
誠実(まこと)の花を 持てばいい
こころ豊かに しなやかに
ああ…粛々 と行けばいい


3.纏(まとい)

作詞:志賀大介
作曲:原譲二

やると決めたら 俺はやる
誠ひとすじ 纏に賭けて
度胸千両 真ごころ千両
親に貰った お宝だ
でっかく咲かすぜ
纏一代 おとこ道

からだ一つを 投げ出して
それで済むなら お安いものさ
俺を頼りと 思ってくれる
そんなあいつの 為にある
真実一路の
纏一代 おとこ道

義理に生きれば 義理に泣く
泣けば悲しむ 観音さまが
向けた背中に 切り火を受けて
今日も修羅場で 仁王立ち
ここが勝負だ
纏一代 おとこ道


4.兄弟仁義

作詞:星野哲郎
作曲:北原じゅん

親の血をひく 兄弟よりも
かたいちぎりの 義兄弟
こんな小さな 盃だけど
男いのちを かけてのむ

義理だ恩だと 並べてみたら
恋の出てくる すきがない
あとはたのむと かけ出す露路に
ふるはあの娘の なみだ雨

俺の目をみろ 何んにもゆうな
男同志の 腹のうち
ひとりぐらいは こういう馬鹿が
居なきゃ世間の 目はさめぬ


5.銀座の庄助さん

作詞:三宅立美
作曲:いづみゆたか

銀座柳が なびこが散ろが
それはうき世の 風次第
おれは銀座の 庄助さん 庄助さん
親の意見にゃ なびかぬけれど
酒ときいたら わきめもふらず
飲んでこの世を ヨー ホイホイ
はしご酒

女房もらえと もちかけられて
コップもちゃげて 高笑い
さても気ままな 庄助さん 庄助さん
おれの彼女は お酒と決めた
かわい徳利よ ちょいとこっちゃおいで
えんりょするなよ ヨー ホイホイ
みずくさい

酔って見上げりゃ お月さんが二つ
のんべチョンガーの わびしさよ
おれは泣き虫 庄助さん 庄助さん
明日はやめよう のまずに貯めて
女房もらおうか 話のわかる
それもそうだが ヨー ホイホイ
もう一ぱい


6.天命

作詞:星野哲郎
作曲:原譲二

芸の奥には 亦、芸がある
俺はとことん 極めたい
一日一生 誠心誠意
積んで重ねた 一里塚
天の裁きは 何と出る

親に心配 かけないことが
孝の一番 上にある
丈夫で元気に 働けたなら
出世なんぞは しなくても
親は安心 してくれる

五十路すぎても さとりを知らず
すべて不徳の 致すとこ
いのちの余りは 義理人情に
せめて温り 消さないで
生きて天命 待てばいい


7.夢

作詞:沢村友美也・原譲二
作曲:原譲二

汗が涙に 変わるたび
奥歯かみしめ 生きてきた
人にすがれば 踏みつけられて
落ちてもがけば 泥ん中
せめて会いたい せめて会いたい
夢ひとつ

苦労重ねて 耐えきれず
捨てた自分に 腹が立つ
どうせ一度の 人生だから
悔いを残すな 男なら
春を信じて 春を信じて
待つがいい

先の見えない 坂道を
上りつめれば なつかしい
今の俺には 悲しい時も
命あずけた 奴がいて
きっと笑える きっと笑える
明日が来る


8.なみだ船

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

涙の終わりの ひと滴
ゴムのかっぱに しみとおる
どうせおいらは ヤン衆かもめ
泣くな怨むな 北海の
海に芽をふく 恋の花

クルクル 帆綱を 巻きあげて
暁の千島を 忍び立ち
あてにゃすまいぞ ヤン衆かもめ
舵であやつる 舟のよに
女心は ままならぬ

惚れたら 遠慮は できまいが
いやというなら ぜひもない
夢をみるなよ ヤン衆かもめ
にしん枕に 北海の
月に哀しや 泪船


9.風雪ながれ旅

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

破れ単衣に 三味線だけば
よされよされと 雪が降る
泣きの十六 短かい指に
息を吹きかけ 越えてきた
アイヤー アイヤー
津軽 八戸 大湊

三味 が折れたら 両手を叩け
バチが無ければ 櫛でひけ
音の出るもの 何でも好きで
かもめ啼く声 ききながら
アイヤー アイヤー
小樽 函館 苫小牧

鍋のコゲ飯 袂で隠し
抜けてきたのが 親の目を
通い妻だと 笑った女の
髪の匂いも なつかしい
アイヤー アイヤー
留萌 滝川 稚内


10.橋

作詞:仁井谷俊也
作曲:原譲二

この世には 眼には見えない橋がある
親子を繋ぐ 橋がある
這えば立て 立てば歩めと
大事に育て…
親から旅立つ 日が来ても
一生忘れぬ 橋がある

世間には 縁という字で結ばれて
夫婦で築く 橋がある
倖せの 春はいつでも
足踏みだけど…
ふたりでいたわり 庇いあい
死ぬまで寄り添う 橋がある

男には 夢を拳で握りしめ
ひとりで渡る 橋がある
向かい風 今日も行く手を
邪魔するけれど…
勇気・誠実(まごころ) この汗で
明日へ架けたい 橋がある


11.歩

作詞:関沢新一
作曲:安藤実親

肩で風きる 王将よりも
俺は持ちたい 歩のこころ
勝った負けたと 騒いじゃいるが
歩のない将棋は 負け将棋
世間歩がなきゃ なりたたぬ

あの娘いい娘だ 離れもせずに
俺を信じて ついてくる
みてろ待ってろ このまますまぬ
歩には歩なりの 意地がある
いつかと金で 大あばれ

前に出るより 能なし野郎
吹けば一番 飛ぶだろう
だけど勝負は 一対一よ
王将だろうと 何だろと
後にゃ引かない 俺のみち


12.三郎太鼓


13.男伊達

作詞:志賀大介
作曲:原譲二

粋でいなせで 真っ直ぐで
これが男の 看板だ
ポンとこの胸 叩いたからにゃ
行くぜ どどんと 任せておきな
江戸の火消しの 男伊達

俺の生き様 お見通し
肝の座った 女房どの
グッと見据えた あしたの夢に
今日も どどんと こころを燃やす
江戸の火消しの 男伊達

いつか何処かで この命
賭けるその日が きっとくる
パッとその時ゃ 散るのは覚悟
そうさ どどんと 未練はないぜ
江戸の火消しの 男伊達


14.関東流れ唄

作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男

義理に生きても いのちはひとつ
恋に死んでも いのちはひとつ
ふたつあるなら おまえにひとつ
分けてやりたい このいのち

親のゆるしを もらってこいと
故郷へ帰した かわいいあいつ
あんなきれいな 瞳をしたやつを
なんで汚さりょ この水に

ここが勝負と でてゆくときは
せめてにっこり 笑っておくれ
俺は男で おまえは女
しょせんどこかで 泣き別れ


15.漁歌

作詞:山田孝雄
作曲:浜圭介

俺が網を引くのはよ
可愛い女房と子供によ
腹一杯 飯を食わすためなんだよ
坊の岬に桃花咲く頃
今年も鰹が 鰹が来るぞ
はまらんかい きばらんかい
東支那海は 男の海よ

俺が海で死んだらよ
可愛い女房と子供はよ
どうして生きる 嵐にゃ負けるものかよ
夫婦鶯 裏山で鳴く頃
今年も鰹が 鰹が来るぞ
はまらんかい きばらんかい
沖は荒海 男の海よ

はまらんかい きばらんかい
東支那海は 男の海よ


16.北の漁場

作詞:新條カオル
作曲:桜田誠一

いのち温めて 酔いながら
酒をまわし飲む
明日の稼ぎを 夢に見て
腹に晒し巻く
海の男にゃヨ 凍る波しぶき
北の漁場はヨ 男の仕事場サ

沖は魔物だ 吠えながら
牙をむいてくる
風にさらした 右腕の
傷は守り札
海の男にゃヨ 雪が巻いて飛ぶ
北の漁場はヨ 男の遊び場サ

銭のおもさを 数えても
帰るあてはない
二百浬を ぎりぎりに
網をかけてゆく
海の男にゃヨ 怒 が華になる
北の漁場はヨ 男の死に場所サ


17.友情(とも)よ

作詞:大地土子
作曲:原譲二

灯りも遠い 貧しい暮らしでも
羨(うらや)むよりも 分かち合えたらいいね
冬の夜道で こすった指先も
笑顔になれば 心暖まる
同じ夢見た 古き良き日を
錆付かせずに 生きてゆこうよ
どんな時でも 気負わずに
友よ 友よ なぁ友よ

強がり言っても 寂しいときもある
逃げ出すよりは 真っ直ぐ生きる奴もいる
風の都会で 泪は乾いても
情けの詩(うた)が そこにあればいい
同じ夢見た 熱き想いを
忘れぬように 生きてゆこうよ
どんな時でも 濁らずに
友よ 友よ なぁ友よ

同じ夢見た 清き瞳を
信じるままに 生きてゆこうよ
どんな時でも 迷わずに
友よ 友よ なぁ友よ


18.おやじの背中

作詞:中谷純平
作曲:原譲二

親の意見と 冷や酒は
飲んだあとから きくものさ
「なあ息子よ 男ってやつは 男ってやつはなぁ…」
あとの言葉を のみ込んだまま
酒とつぶやく おやじの背中

夫婦 絆は 綱引きさ
少し弱めで うまくゆく
「なあ息子よ 女ってやつは 女ってやつはなぁ…」
苦労背負わせた おふくろさんに
慕い通わす おやじの背中

夢があるから 生きられる
いのちあるから 耐えられる
「なあ息子よ 人生ってやつは 人生ってやつはなぁ…」
忍の一字は 裏から表
がまん磨いた おやじの背中


19.息子

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

出てゆくおまえの その背に
遠い昔の 俺を見た
旅がしたけりゃ 行くがいい
すり傷 切り傷 胸の傷
いっぱいつけて 大きくなれや
男になって 戻って来いや

惚れたらとことん やり通す
それが生きると いうもんだ
夢はおまえの 青春さ
石でも球でも 木でもいい
命の通よう 仕事をしろよ
何もせずに わがまま言うな

くじけたときには ふるさとの
海を思って がんばれよ
風に向かえば 波が立つ
横波縦波 地獄波
乗りこえながら つかんでおくれ
おまえの明日は おれたちの希望


20.男の涙

作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男

おまえを一人で 死なせるものか
死ぬときゃおれも 一緒だよ
苦労ばっかり かけてきた
ばかな男の 目になみだ

あまえておくれよ むしゃぶりついて
今夜はやけに 寒いなあ
医者がみすてた からだでも
きっと癒すぜ このおれが

云うてくれるな すまないなどと
妻という名は だてじゃない
来年春にゃ ふたりして
観音さまへ 詣ろうなァー


21.愛の道

作詞:八代富子・補作詞芳野薫
作曲:原譲二

あなたの肩に 舞い落ちた
冷たい雪は いつとける いつとける
ふり返ることなどできぬと知りながら
今日もゆくゆく 無念坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい 車椅子

あなたの頬に 吹きつける
冷たい風は いつやむの いつやむの
許されることならかわってあげたいと
辛さこらえる 乙女坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい 車椅子

見上げれば 涙がひとつ またひとつ
明日に希望の 夫婦坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい いつまでも


22.しぐれ道

作詞:下地亜記子
作曲:原譲二

いつか来る春 来ない春
待ってさがして 夜が更ける
ぬくもりに めぐり逢いたい
寒さこらえて 呑む酒よ
ほろり…ほろり 涙しぐれ道

冬の梢に 残り葉が
すがりついてる 震えてる
人の世の つらさ切なさ
胸に木枯らし 肩に雪
ほろり…ほろり 涙しぐれ道

雨があがれば 虹の橋
濁り川にも 浮かぶ月
いつの日か 細い路地にも
夢の花咲く 時もある
ほろり…ほろり 涙しぐれ道


23.函館の女

作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男

はるばるきたぜ 函館へ
さかまく波を のりこえて
あとは追うなと 言いながら
うしろ姿で 泣いてた君を
おもいだすたび 逢いたくて
とても我慢が できなかったよ

函館山の いただきで
七つの星も 呼んでいる
そんな気がして きてみたが
灯りさざめく 松風町(まつかぜちょう)は
君の噂も きえはてて
沖の潮風 こころにしみる

迎えにきたぜ 函館へ
見はてぬ夢と 知りながら
忘れられずに とんできた
ここは北国 しぶきもこおる
どこにいるのか この町の
ひと目だけでも 逢いたかったよ


24.まつり

作詞:なかにし礼
作曲:原譲二

男は祭りをそうさ かついで生きてきた
山の神 海の神 今年も本当にありがとう
白い褌 ひきしめた
裸若衆に雪が舞う
祭りだ 祭りだ 祭りだ 豊年祭り
土の匂いのしみこんだ
伜その手が宝物

男は祭りでそうさ 男をみがくんだ
山の神 海の神 いのちを本当にありがとう
船に五色の旗をたて
海の男が風を切る
祭りだ 祭りだ 祭りだ 大漁祭り
見ろよ真っ赤な陽が昇る
伜一番船をこげ

燃えろよ 涙と汗こそ 男のロマン
俺もどんとまた 生きてやる
これが日本の祭りだよ


25.こころの母は北斗星

作詞:中谷純平
作曲:原譲二

夢路たどれば 母港
そこは故郷 宝島
北の夜空で 輝きながら
男の試練を支えてくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)

星の数だけ苦労して
いつも笑顔でかくしてた
人のやさしさなくしたときは
あの手のぬくもり叱ってくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)

呼べど届かぬ面影に
両手合わせて願い星
しばれる涙まつ毛が凍る
明日のゆく道 守ってくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)


26.薩摩の女

作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男

義理あるひとに 背を向けて
別れてきたと 君は泣く
雨がふるふる 天文館通の
青いランプに 身をよせりゃ
ああ 悲恋の旅の ドラが鳴る

信じていたよ この胸に
いつかは帰る 女だった
肩へ廻した 男の腕に
ぐっと力を いれながら
ああ 仰げば燃える 桜島

いままで泣いた かなしみは
かならず俺が とりかえす
やがて出船の 合図はあるが
故郷で待てよと ささやけば
ああ 錦江湾に 陽がのぼる


27.箱根のおんな

作詞:星野哲郎
作曲:原譲二

あなたを捨てた 報いでしょうか
男にゃ泣いたと 風便り
白から赤へ 赤から青へ
こころを変える あじさいの
花をみるたび おもいだす
にくい 恋しい 箱根の女よ

届かぬ恋に 苦しむよりは
死んで解きたい 恋縛り
大湧谷の 煙りの中で
愛しさつのり 叫んでみた
俺のこころに いまもなお
住んではなれぬ 箱根の女よ

みどりに晴れた 芦の湖さえも
噂をくれぬ きみのこと
尋ねる今日も 湯本に暮れて
滝音ばかり 塔の沢
ひとり別れの 酒くめば
つらい 逢いたい 箱根の女よ


28.月夜酒

作詞:下地亜記子
作曲:原譲二

酒は辛口 冷酒で
肴は窓辺の おぼろ月
心の傷あと なだめて呑めば
やけに恋しい ぬくもりが
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒

便り開ければ 故郷(ふるさと)の
海鳴り聞こえる 身に沁みる
男も泣くのさ かくれて泣くさ
涙薄めて ひとり酔う
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒

月にのぞかれ 苦笑い
不器用な生き方 まわり道
いいんだ人生 まだこれからさ
風に吹かれて 歩こうか
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒


29.門出酒

作詞:志賀大介
作曲:原譲二

意地と度胸と 愛嬌があれば
超えて行きます 浮世坂
夢の花道 華舞台
目指す旅路の はなむけに
先ずは一献 門出酒

悔し涙は 奥歯で噛んで
待てば夜明けだ 陽が昇る
石の上にも 三年と
肩を叩いて くれた人
情け身に染む 門出酒

先か後かを 気にするよりも
節目節目で 咲けばいい
命捨て身の 覚悟なら
道は開ける 虹が立つ
これが男の 門出酒


30.のぞみ酒

作詞:水木れいじ
作曲:原譲二

生きる運命の 風向きが
浴びた産湯で なぜ決まる
いいさそれでも 男なら
黙って我慢の ときもある
つれなきは 人の世か…
ああ…こぼれ酒
骨のずいまで沁みてくる

夜の巷の 居酒屋は
過ぎた昭和の 吹きだまり
出せずじまいの 恋文に
似ている気がする 流行歌
ふりむけば ひと昔…
ああ…しのび酒
酔えばほろほろ 泣けてくる

冬の嵐に 耐えぬいて
夢の蕾は 花と咲く
いくつ時代が 変わろうと
男の真価は ここにある
決めた道 ひとすじに…
ああ…のぞみ酒
いのち燃やして 生きてゆく
いのち燃やして 生きてゆく


31.終着駅は始発駅

作詞:佐東ひどる・星野哲郎
作曲:中村千里

背なかを合わせて あばよと言えば
おまえの震えが 伝わるぜ
死ぬほど惚れて 死ぬほど泣いた
涙は頬を ぬらしても
終着駅は 始発駅

ふたりのしあわせ 祈っているよ
ふり向かないで 行ってくれ
ひとつの愛は 終ったけれど
明日がおまえを 待っている
終着駅は 始発駅

函館止まりの 連絡船は
青森行きの 船になる
希望を捨てるな 生きてるかぎり
どこからだって 出直せる
終着駅は 始発駅


32.帰ろかな