人生縁歌~絆~親を敬い、故郷を想う

北島三郎 人生縁歌~絆~親を敬い、故郷を想う歌詞
1.妻よ

作詞:秋浩二
作曲:原譲二

男は時に耐えがたき
胸の痛みをこらえ
夢を枕に生きている
賭けた望みを信じて

喜びも悲しみも分かち合い
二人で育てた幸せだ
妻よおまえがいるこの人生は
妻よおまえがいるこの人生は
なんていいんだろう

男が拭う涙には
誠嘘などないさ
熱い志意を秘めながら
明日に向かって生きてる

苦労坂のぼり坂たすけ合い
二人で幾春越えて来た
妻よおまえがいるこの人生は
妻よおまえがいるこの人生は
なんていいんだろう

めぐる世に再び出逢えたら
やっぱり一緒に歩みたい
妻よおまえがいるこの人生は
妻よおまえがいるこの人生は
なんていいんだろう
いいんだろう


2.おやじの背中

作詞:中谷純平
作曲:原譲二

親の意見と 冷や酒は
飲んだあとから きくものさ
「なあ息子よ 男ってやつは 男ってやつはなぁ…」
あとの言葉を のみ込んだまま
酒とつぶやく おやじの背中

夫婦 絆は 綱引きさ
少し弱めで うまくゆく
「なあ息子よ 女ってやつは 女ってやつはなぁ…」
苦労背負わせた おふくろさんに
慕い通わす おやじの背中

夢があるから 生きられる
いのちあるから 耐えられる
「なあ息子よ 人生ってやつは 人生ってやつはなぁ…」
忍の一字は 裏から表
がまん磨いた おやじの背中


3.与作

作詞:七沢公典
作曲:七沢公典

与作は木をきる
ヘイヘイホー ヘイヘイホー
こだまは かえるよ
ヘイヘイホー ヘイヘイホー
女房ははたを織る
トントントン トントントン
気だてのいい嫁だよ
トントントン トントントン
与作 与作 もう日が暮れる
与作 与作 女房が呼んでいる
ホーホー ホーホー

藁ぶき屋根には
ヘイヘイホー ヘイヘイホー
星くずが 降るよ
ヘイヘイホー ヘイヘイホー
女房は藁を打つ
トントントン トントントン
働きものだよ
トントントン トントントン
与作 与作 もう夜が明ける
与作 与作 お山が呼んでいる
ホーホー ホーホー


4.兄貴


5.愛の道

作詞:八代富子・補作詞芳野薫
作曲:原譲二

あなたの肩に 舞い落ちた
冷たい雪は いつとける いつとける
ふり返ることなどできぬと知りながら
今日もゆくゆく 無念坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい 車椅子

あなたの頬に 吹きつける
冷たい風は いつやむの いつやむの
許されることならかわってあげたいと
辛さこらえる 乙女坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい 車椅子

見上げれば 涙がひとつ またひとつ
明日に希望の 夫婦坂
けわしき道 されど我が道 愛の道
押させて下さい いつまでも


6.男の涙

作詞:星野哲郎
作曲:島津伸男

おまえを一人で 死なせるものか
死ぬときゃおれも 一緒だよ
苦労ばっかり かけてきた
ばかな男の 目になみだ

あまえておくれよ むしゃぶりついて
今夜はやけに 寒いなあ
医者がみすてた からだでも
きっと癒すぜ このおれが

云うてくれるな すまないなどと
妻という名は だてじゃない
来年春にゃ ふたりして
観音さまへ 詣ろうなァー


7.さよなら妹よ


8.息子

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

出てゆくおまえの その背に
遠い昔の 俺を見た
旅がしたけりゃ 行くがいい
すり傷 切り傷 胸の傷
いっぱいつけて 大きくなれや
男になって 戻って来いや

惚れたらとことん やり通す
それが生きると いうもんだ
夢はおまえの 青春さ
石でも球でも 木でもいい
命の通よう 仕事をしろよ
何もせずに わがまま言うな

くじけたときには ふるさとの
海を思って がんばれよ
風に向かえば 波が立つ
横波縦波 地獄波
乗りこえながら つかんでおくれ
おまえの明日は おれたちの希望


9.夫婦絶唱

作詞:関沢新一
作曲:中村典正

俺がお前に 会った時
ころし文句を 云ったかい
云ったおぼえは ないけれど
聞いたふりして ついて来た
ありがとう ありがとう お前
俺は離さない

今度生まれて きた時も
やはりあなたの そばがいい
もしも会えなきゃ どうしよう
子供みたいな 目ですがる
ありがとう ありがとう お前
俺は離さない

ひとりだったら 細い道
ふたり合わせりゃ 強くなる
いつか咲かそう つらくとも
それが夫婦の 愛の花
ありがとう ありがとう お前
俺は離さない


10.こころの母は北斗星

作詞:中谷純平
作曲:原譲二

夢路たどれば 母港
そこは故郷 宝島
北の夜空で 輝きながら
男の試練を支えてくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)

星の数だけ苦労して
いつも笑顔でかくしてた
人のやさしさなくしたときは
あの手のぬくもり叱ってくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)

呼べど届かぬ面影に
両手合わせて願い星
しばれる涙まつ毛が凍る
明日のゆく道 守ってくれる
こころの母は 俺の俺の北斗星(ほくとせい)