出逢い

北島三郎 出逢い歌詞
1.風

作詞:原譲二
作曲:船村徹

人はいつも 何かを見つめ
何かを求めて また陽が沈む
ある日よろこび 微笑み
ある日哀しみ 涙して
迷い さすらい
落葉の路に 独り言 風が吹く
青い空がある限り

人はいつも 何かに燃える
何かに希望を また陽が昇る
いつか名もない 草木も
いつか花咲き 実をつける
命 いっぱい
土に根を張る 人生に 風が吹く
青い空がある限り

風よ 風よ
今日より明日へ 美しく 風が吹く
青い空がある限り ある限り


2.友


3.道ありて


4.演歌草(えんかぐさ)


5.空


6.男の虹

作詞:星野哲郎
作曲:船村徹

勝てばいいのか ただ勝だけで
終わりたくない この勝負
百手先手(ひゃくてせんて)を 鎖につなぎ
歌とドラマを 画き出す
それが男の 男の 人生将棋

五年十年 先まで読んで
今日の思案の 駒を打つ
七つ越えても 未来は残る
残る果てない 山脈が
盤にそびえて そびえて 闘志をそそる

歩には歩なりの 飛車には飛車の
仕事さすのが 俺の役
こんなはかない 将棋の駒に
架けて 悔いない この命
かわい女房よ 女房よ 恨むなおまえ


7.轍(わだち)

作詞:星野哲郎
作曲:原譲二

あの頃は その日その日を
生きることに 夢中で
ふり返る 暇もなかった
いつの間にか 通りすぎた 長い道のり
深くえぐれた 轍は
もがき苦しんだ 日々の足跡
あの日があって 今日がある
あの人がいて 俺がいる
忘れないよ 忘れないよ いつの日も
忘れないよ 命あるかぎり

訳もなく 心傷つけ
去って行った 人たち
ふるさとの 母を嘆かせ
風のように 通りすぎた 長い歳月
曲がりくねった 轍は
迷い流された 日々の思い出
あの日があって 今日がある
あの人がいて 俺がいる
忘れないよ 忘れないよ いつの日も
忘れないよ 命あるかぎり
命あるかぎり


8.竹

作詞:野村耕三
作曲:原譲二

雪の降る日も 雨の日も
竹は節目で 伸びてゆく
人もまた 己れが道の一里塚
確かめながら 行けばいい
そこに出逢いも 彩りも
ああ…粛々と 行けばいい

月の世界に 憧れて
竹に託した 夢もある
人はみな 見果てぬ夢の夢灯り
しっかと抱いて 生きりゃいい
熱い想いを 温もりを
ああ…粛々 と行けばいい

花の咲くのは ただ一度
竹は寿命(いのち)が 尽きるとき
人もまた 上辺の花を飾るより
誠実(まこと)の花を 持てばいい
こころ豊かに しなやかに
ああ…粛々 と行けばいい


9.女房

作詞:木下龍太郎
作曲:原譲二

一緒に歩いた 苦労で決まる
夫婦の値打ちと 言うものは
そんな科白を 心の杖に
どうやらここまで 生きて来た
世話をかけるよ なぁ…
お前は命の 恋女房

いつでも誰かに 担がれなけりゃ
踊れぬ神輿さ 人生は
数え切れない 出逢いの中で
どれより大事な めぐり逢い
絆うれしい なぁ…
お前は一生 恋女房

この次生まれて 来る日のために
結んで置きたい 赤い糸
どこの誰にも 渡しはしない
この手を離すな これからも
くされ縁だよ なぁ…
お前はあの世も 恋女房


10.塒(ねぐら)

作詞:星野哲郎
作曲:原譲二

甘えてごめんね おまえしか
宿れる枝は ないんだよ
シャツのボタンも 外したままで
心の中まで 裸で居れる
ここがいいのさ おまえの側が
ここに居る 俺がほんとの
そうさ 俺なのさ

おまえの命は 俺のもの
大事にしなよ 二人分
明日の運命は 知らないけれど
一蓮托生 行こうじゃないか
二人合わせて 一羽の鴎
いつの日も つよく明るく
そうさ はばたこう

おまえの自慢の 手料理で
熱燗グイっと 空けるとき
どんな悩みも さらりと忘れ
心に希望の 灯りが点る
ここが塒さ おまえの側が
ここに居る 俺がほんとの
そうさ 俺なのさ


11.あばれ馬

手綱曳かれる 名馬より
泥に汚れて 汗まみれ
昨日も今日も また明日も
百の理屈は どこ吹く風と
空に嘶くあばれ馬

そうさあの頃 ガキの頃
跳ねて蹴飛ばし 幾山河
ふたりの花が 咲く迄は
待っていてくれ この冬越せば
風にたてがみあばれ馬

弱い奴だと 鞭を打ち
駆ける荒地を 悠悠と
道は険しく 涯しなく
負けてたまるか 勝負ぶの世界
勝ちに嘶くあばれ馬


12.望郷祭り唄 ※(CDエクストラ)