月夜酒

北島三郎 月夜酒歌詞
1.月夜酒

作詞:下地亜記子
作曲:原譲二

酒は辛口 冷酒で
肴は窓辺の おぼろ月
心の傷あと なだめて呑めば
やけに恋しい ぬくもりが
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒

便り開ければ 故郷(ふるさと)の
海鳴り聞こえる 身に沁みる
男も泣くのさ かくれて泣くさ
涙薄めて ひとり酔う
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒

月にのぞかれ 苦笑い
不器用な生き方 まわり道
いいんだ人生 まだこれからさ
風に吹かれて 歩こうか
命ゆらゆら
命ゆらゆら 月夜酒


2.のぞみ酒

作詞:水木れいじ
作曲:原譲二

生きる運命の 風向きが
浴びた産湯で なぜ決まる
いいさそれでも 男なら
黙って我慢の ときもある
つれなきは 人の世か…
ああ…こぼれ酒
骨のずいまで沁みてくる

夜の巷の 居酒屋は
過ぎた昭和の 吹きだまり
出せずじまいの 恋文に
似ている気がする 流行歌
ふりむけば ひと昔…
ああ…しのび酒
酔えばほろほろ 泣けてくる

冬の嵐に 耐えぬいて
夢の蕾は 花と咲く
いくつ時代が 変わろうと
男の真価は ここにある
決めた道 ひとすじに…
ああ…のぞみ酒
いのち燃やして 生きてゆく
いのち燃やして 生きてゆく