港雪

北島三郎 港雪歌詞
1.港雪

作詞:原譲二・中谷純平
作曲:原譲二

流れ星 北へ流れて
またひとり おんなが泣いている
港酒場の グラスの酒は…
みぞれまじりか おまえの涙
おもいだすのさ 日本海
あゝ 肩に雪が舞う

願い星 ひとつまたひとつ
逢いたいと 夜空にゆれながら
港酒場に 残したみれん…
かくしきれない おとこの背中(せな)に
呼んでくれるな 港町
あゝ 海に雪が飛ぶ

この命 渡る海峡
つらすぎる まつ毛に波しぶき
港酒場に 情けの糸が…
生きてゆくのさ 運命(さだめ)のままに
夢に転んで また起きる
あゝ きょうも港雪
あゝ きょうも港雪


2.男の母港

作詞:やしろよう
作曲:原譲二

男の腹には 海がある
ぽつんと灯りが ひとつある
生きることにも 疲れたときは
流れ舟 こわれ舟 迷い舟
涙を捨てに 来いと言う

雪より冷たい 雨が降る
酔うほど切ない 酒になる
北の夜空に 面影追えば
流れ舟 こわれ舟 迷い舟
汽笛が遠く 哭(な)くばかり

夕陽は燃えて 色あせず
想いは胸に まだ熱い
波に抱かれて 漂いながら
流れ舟 こわれ舟 迷い舟
見果てぬ夢を 語りたい