火消し一代

北島三郎 火消し一代歌詞
1.火消し一代

作詞:原譲二
作曲:原譲二

生れながらの 性根とやらで
筋が 通らにゃ 許せない
火消し一代 江戸の隅までも
護る 預かる 人様の
明日の暮しに 命を賭けて
いくぜ辰五郎 男伊達

あがる火の粉は この身に受けて
ぐいと睨んだ 勇み肌
火消し一代 恩と情を
抱いて 背負って 人助け
無事を願って 八百八丁
いくぜ辰五郎 男伊達

いろは四十八 組ある中の
纏(まとい)一番 名は め組
火消し一代 いつもいつの世も
語り継がれて 人の為
役に立つなら それもよし
いくぜ辰五郎 男伊達


2.辰五郎しぐれ

作詞:原譲二
作曲:原譲二

時代(とき)は何代 変われども
華のお江戸に 今でも残る
粋でいなせな 火消しの魂(こころ)
護り通して 末代までも
その名は辰五郎 男節

ジャンと鐘音(かねおと) 聞こえたら
体ひとつを 投げ出す稼業
こんな命を 預けた人は
真実(まこと)ひとすじ め組の頭(かしら)
その名は辰五郎 心意気

無事に消し止め 戻り道
人は笑顔で 迎えてくれる
これが火消しの 男の誉(ほまれ)
木遣り唄だぜ め組が通る
その名は辰五郎 男節