股旅演歌全曲集

北島三郎 股旅演歌全曲集歌詞
1.流転笠

作詞:原譲二
作曲:原譲二

故郷を追われた
赤城を追われた
上州鴉
明日のねぐらは ないものを
アー 寒いな
背中に空ッ風
破れ合羽の 破れ合羽の
追われ旅

なまじ未練に
見返える 峠路
月さえ うるむ
声にならない ひとり言
アー いつかは
落葉の露か
泣くな運命の 泣くな運命の
無宿旅

みぞれまじりか
草鞋冷たい
コハゼが痛い
抱いた長脇差 また重い
アー いつまで
この身は遠い
男忠治の 男忠治の
流転笠


2.旅鴉義侠伝


3.旅笠道中


4.辛ろうござんすひとり旅

作詞:原譲二
作曲:原譲二

義理と人情の しがらみに
生きてる身には 幸福せなんか
あると思えば 弱くなる
ましてふるさと 信州路
瞼閉じれば遠くなる 遠くなる
辛ろうござんす ひとり旅

つかずはなれず 群れとぶ雁も
山越え帰る 日暮れのねぐら
明日は晴れるか 峠路は
向けた背中に 散る落葉
こころ細さに風が泣く 風が泣く
辛ろうござんす ひとり旅

墨絵ぼかしの 七坂道は
草鞋が冷たい 合羽が重い
未練ばかりが 後追いかけて
つるべ落としの 秋がゆく
隠す涙の三度笠 三度笠
辛ろうござんす ひとり旅


5.石松おとこ笠


6.次郎長笠

作詞:関沢新一
作曲:原譲二

富士を背にした 東海渡世
清水港は 男で明ける
向こう行くのは 次郎長どんか
義理と人情 道連れに
今日も前向け 三度笠

意地を通した 男の背に
泣いて見送る 情けが重い
儘にならない 浮世の風に
恋も未練も 振り捨てて
抱いて長脇差 今日も行く

縞のカッパに 桜の吹雪
男伊達なら 二十と八つ
惚れて預けた 命じゃないか
守り抜きたい 夢みこし
ぐいと睨んだ 富士の山


7.夕焼け三度笠


8.上州鴉


9.旅姿三人男


10.啼くな夜鴉


11.名月赤城山


12.次郎長富士

作詞:原譲二
作曲:原譲二

旅行けば
駿河の国に茶の香り
名代なるかや東海道
名所古城の多いところ
中に知られる羽衣の
松と並んでその名を残す
街道一の親分は
清水港の次郎長

富士を見上げた 男の顔に
意地と度胸という文字が
きざみ込まれた いい男
駿河生れの
あれが清水の あれが清水の
次郎長どんさ

義理と人情のふり分け荷物
後生大事と笑う目に
じんとしびれた いい男
街道生れの
これが清水の これが清水の
次郎長どんさ


13.流転


14.浪人独り旅


15.浪人まかり通る


16.次郎長笠

作詞:関沢新一
作曲:原譲二

富士を背にした 東海渡世
清水港は 男で明ける
向こう行くのは 次郎長どんか
義理と人情 道連れに
今日も前向け 三度笠

意地を通した 男の背に
泣いて見送る 情けが重い
儘にならない 浮世の風に
恋も未練も 振り捨てて
抱いて長脇差 今日も行く

縞のカッパに 桜の吹雪
男伊達なら 二十と八つ
惚れて預けた 命じゃないか
守り抜きたい 夢みこし
ぐいと睨んだ 富士の山