北川大介全曲集~ブルーな街角・雨の酒場町~

北川大介 北川大介全曲集~ブルーな街角・雨の酒場町~歌詞
1.ブルーな街角

作詞:いではく
作曲:叶弦大

さびしい町の さびしい夜は
こころ乱れて 眠れないんだよ
ふたり歩いたこの街は 変らないけれど
どこか無邪気な微笑みが 今は見えない
だから教えてどこにいるの 欲しい風便り
oh- 港の夜空に 星も泣いてまたたく
ブルーな街角

なじみの酒場 なじみの席で
グラス片手に 時間(とき)をみつめてる
横浜(ハマ)の生まれで身についた 言葉や仕草の
あの娘(こ)思えばたまらない 胸がときめく
だから帰って来てほしいよ 俺の腕の中
oh- 今夜も夜霧に 街の灯りにじむよ
ブルーな街角

赤いヒールの靴の音が 聞こえそうな夜
oh- 季節の変り目 風が頬をかすめる
ブルーな街角 ブルーな街角


2.アカシアの女

作詞:麻こよみ
作曲:叶弦大

前髪なおした ふりをして
涙を拭いてた 白い指…
今でもおぼえて 今でもおぼえて いるだろうか
重ねた唇 ぬくもりを
思い出させてアカシア アカシアの花が 花が舞う

すべてを捨てても 二人なら
幸せつかめる はずだった…
今さら詫びても 今さら詫びても 遅すぎる
一途に愛して くれたやつ
揺れるせつなさアカシア アカシアの花が 風に散る

ふたりの写真も 色褪せて
寄り添う笑顔の 愛おしさ…
今ならおまえを 今ならおまえを 離さない
煙草の煙りの ほろ苦さ
男心にアカシア アカシアの花が 花が舞う


3.おまえを連れて

作詞:仁井谷俊也
作曲:叶弦大

こころのどこかで 探してた
生きる幸せやすらぎ くれる女(ひと)
おまえと行きたい…
潮の香りにむせび哭く あの霧笛
俺の育った 街だから
連れてゆきたい… 港まち神戸

いとしい想いが この胸に
じんと募るよ日毎に 嘘じゃない
おまえとふたりで…
夜の元町・三宮 歩こうか
ちょっとオシャレな あの酒場
連れてゆきたい… 想い出の神戸

あの夜(よ)の出逢いが なかったら
夢にはぐれていただろ 今頃は
おまえに見せたい…
船の灯りが揺れている 北埠頭
俺の愛した 街だから
連れてゆきたい… 港まち神戸


4.前橋ブルース

作詞:星野哲郎
作曲:中川博之

よく似た人だと いうだけで
あげたくなるのよ 心まで
好いたふりして あげるから
惚れたふりして 踊ってね
あゝゝ あゝゝ ここは前橋
なぜかこの唄なぜかこの唄
前橋ブルース

オリオン通りで みる夢は
あなたとふたりの 1DK(ワンルーム)
夜のネオンが まぶしくて
涙ぐんでる 私なの
あゝゝ あゝゝ ここは前橋
なぜかこの唄なぜかこの唄
前橋ブルース

今夜もあなたに 逢えなくて
両毛線は 終電車
遠い汽笛の 淋しさを
酒でぬくめて 唄うのよ
あゝゝ あゝゝ ここは前橋
なぜかこの唄なぜかこの唄
前橋ブルース


5.おまえだけなのさ

作詞:高畠じゅん子
作曲:夏川寿里亜

おまえだけなのさ 愛しているのは
赤いこの糸を 離しちゃだめだよ
今は幸せ 遠いけど
願いは叶うさ あきらめないで
おまえだけなのさ 信じて欲しいよ
遊びじゃないんだ 本気だよ

人の人生は 旅だと言うけど
巡り逢うための 各駅停車か
あってないよな ふるさとを
思っただけでも 心が痛む
おまえしかいない やすらぐところは
生きてく支えで いて欲しい

おまえだけなのさ 待っててくれるね
細いその指に 指輪を飾るよ
誰もさびしさ 秘めながら
この世で一度の 生命を燃やす
おまえだけなのさ ひとりにしないよ
男の涙は 本気だよ


6.北の終着駅

作詞:荒木とよひさ
作曲:中川博之

俺の小指を噛んで ここで死んでもいいと
声にならない言葉が 胸に痛くて愛しい
二度ともどれぬ恋に 過去の暮らしは捨てて
北の何処(どこ)かへ流れ 生命(いのち)の限りに生きよう

たとえそれが貧しく 帰るところを無くしても
悲しみがついてこない 終着駅ならば
倖せうすい 倖せうすい お前を連れて

俺と出逢ったことは きっと苦しみばかり
ついてくるなと叱れば もっとお前は傷つく
どんなことにも耐えて 愛に生きたいならば
北の夜汽車でふたり この世の果てまで逃げよう

たとえ春を知らずに 報(むく)われる日がこなくても
悲しみがついてこない 終着駅ならば
微笑(ほほえ)みうすい 微笑みうすい お前を連れて

たとえそれが貧しく 帰るところを無くしても
悲しみがついてこない 終着駅ならば
倖せうすい 倖せうすい お前を連れて


7.北で生まれたその女は


8.恋の摩天楼


9.横浜ルージュ

作詞:保岡直樹・補作詞:荒木とよひさ
作曲:平尾昌晃

かもめに恋した女 どこにもあるよな話
港の酒場が 似合うけれど
グラスに聴こえる 霧笛がちぎれて
帰らぬ追憶(おもいで)ゆらす
二年の月日が 流れても
今でもひとりで 暮しているなら
ルージュルージュ横浜 ルージュルージュ横浜
ルージュルージュ横浜 逢いたい君と

かもめと暮した女 よくある話の続き
波止場を見下ろす 窓にもたれ
夕陽のむこうに 沈んだしあわせ
指差しため息落す
涙が頬から 口びるに
心の中まで 濡らしているなら
ルージュルージュ横浜 ルージュルージュ横浜
ルージュルージュ横浜 逢いたい君と

夜霧がつつんだ 馬車道で
最後の口づけ 憶えているなら
ルージュルージュ横浜 ルージュルージュ横浜
ルージュルージュ横浜 逢いたい君と


10.やぐるま岬

作詞:ちあき哲也
作曲:叶弦大

寒いのは咽び泣く 霧笛のせいじゃないさ
宛もなく下りてみた 黙りこくった岬町
こんな酒場の片隅に 面影一輪 矢車草
どこを流れて いるものか
矢車 矢車 紫の
花の翳(かげ)りに 切なく浮かぶ女(やつ)

逢いたさに勝てるほど 人など強くないさ
ままならぬ恋を捨て 知らぬ他国で飲む夜は
息をかけたら散りそうな 儚さ一輪 矢車草
晩春(はる)がここまで 運ぶのか
矢車 矢車 くるくると
酔えば傷みが 過去(きのう)をしめつける

旅を行く身は同じだが 最果て一輪 矢車草
誰か運命(さだめ)に 出遭えたか
矢車 矢車 あれ以上
暗くするなよ この世の身の上を


11.この愛に生きて

作詞:荒木とよひさ
作曲:中川博之

しあわせ薄い お前の横顔
遠くを見つめて そっと涙ぐむ
このまま何処か 知らない町で
過去(きのう)を忘れて ふたり暮らせたら

※あゝ 薬指の 哀しい指輪
めぐり逢った日が もっと昔なら
人目忍ばず 人目隠れず
この愛に この愛に 生きてゆけたのに※

こころの傷は 誰にもあるから
話してごらんよ 胸にもたれて
ふるえる肩を この掌(て)に抱けば
小さなぬくもり きっと生まれるよ

あゝ 白い花の 悲しい運命(さだめ)
時を少しだけ 止めてくれたなら
涙こぼさず 涙隠さず
この愛に この愛に 生きてゆけたのに

(※くり返し)


12.想い出はマロニエ

作詞:麻こよみ
作曲:叶弦大

まぶた閉じれば すぐ逢える
たどる面影 こぼれるせつなさよ
夜にまぎれて 肩先を
抱けばかすかに 震えてた
マロニエ マロニエ 花の香りに ふと振り向けば
どこか良く似た ああ うしろ影

人に知れたら 散る恋と
知っていながら なおさら燃えた恋
無理におまえを 奪っても
いつかは不幸に するようで
マロニエ マロニエ 花の香りの あのぬくもりが
忘れられない ああ 今もなお

今度生まれて くる時は
きっと最初に おまえと出会いたい
二人どんなに 愛しても
変えられなかった 運命(さだめ)まで
マロニエ マロニエ 花の香りに ふと名を呼べば
男心が ああ 泣ける夜


13.黄昏のむこう側

作詞:荒木とよひさ
作曲:平尾昌晃

枯葉が舞う 黄昏は
追憶(おもいで)が肩を 染めるけど
帰らぬ恋を また引きずれば
そこには影法師
あの坂道のむこう側で 君が倖(しあわ)せなら
今は遠くから 今は人生を
少しだけまわり道 少しだけまわり道

薄い外套(コート) 重いのは
切なさが胸を 包むから
過ぎゆく時に またたたずめば
そこには風谺(かぜこだま)
あの黄昏のむこう側に もしも帰れるなら
今はこの秋を 今は人生を
少しだけ呼び止めて 少しだけ呼び止めて

あの坂道のむこう側で 君が倖せなら
今は遠くから 今は人生を
少しだけまわり道 少しだけまわり道


14.愛してる…激しく

作詞:仁井谷俊也
作曲:叶弦大

君を見た瞬間(とき) こころの中を
赤い純情が 駆け抜けたのさ

寝ても覚めても 瞼(まぶた)にゆれる
君の微笑みが あの眼差(まなざ)しが
生命(いのち)を賭けてる 恋だから
一途に愛して… 激しく愛して…
雨に嵐に 打たれても
離したくない あゝこの手から

君が野に咲く 白百合ならば
俺のこの胸が 陽だまりなのさ
ふたりが夢みた 恋だから
一途に愛して… 激しく愛して…
やっと掴んだ 幸せを
守りつづけて あゝ生きてゆく

ひとり待つ身は 死ぬほど永い
逢えばこんなにも 時間が早い
一生一度の 恋だから
一途に愛して… 激しく愛して…
たとえ世界が 滅びても
愛は消えない あゝ永遠に


15.雨の酒場町

作詞:いではく
作曲:叶弦大

色とりどりの 灯りがにじむよ
露地裏(ろじうら)に ひっそりと 咲かせた愛の花
おまえの喜びが おれの生きがいさ
そんな気持にさせたのは させたのは
水割り 恋唄 雨の酒場町

やすらぐ酒で ブルースを踊る
揺れながら もたれてる お前がいとおしい
甘えていいんだよ 夢をみるがいい
夢で女ははばたける はばたける
虹色 カクテル 雨の酒場町

そぼ降る雨は ざわめき閉ざして
真夜中の 舗道には ふたつの長い影
このまま鳥になり 飛んでゆくもいい
いつか帰ってくればいい くればいい
占い 外燈 雨の酒場町


16.心の真んなか母がいる