港哀歌

北川裕二 港哀歌歌詞
1.港哀歌

作詞:つつみりゅうじ
作曲:弦哲也

風が哭(な)く 恋に哭く
雪が舞う 海沿いの町
女ひとりの 舟唄哀し
あなたいつまで 待たすのですか
船が着くたび 桟橋で
背伸びしている 私が見えますか

夢が泣く 闇に泣く
浜の宿 住む人もない
灯り淋しい 迷い船
俺の港は お前の胸と
求めあったの 偽(いつわ)りですか
あなた恋しと 霧笛も泣くばかり

今度逢うのは いつの日ですか
かもめ番(つがい)で 飛んでいる
北の日暮れは 抱かれて眠りたい


2.北放浪

(きたさすらい)
作詞:つつみりゅうじ
作曲:弦哲也

沈む夕陽に 哭(な)く木枯らしは
いつか吹雪に なっていた
雪を着て 雪を着て
果てない夢を 追い求め
いまもお前は ひとりと聞いて
小樽(おたる) 石狩(いしかり) 北をさすらう

真綿降るよな 北国のはて
風のうわさの 吹きさらし
逢いたくて 逢いたくて
うなじの白い はにかみや
すぐに泣く癖 想い出ゆする
美唄(びばい) 滝川(たきかわ) 北をさすらう

北へ流れて 泣く汽笛さえ
なぜかお前の 声になる
いつの日か いつの日か
小さな灯り あればいい
春はそこまで 来ているようだ
名寄(なよろ) 紋別(もんべつ) 北をさすらう