原田悠里ベストセレクション2007

原田悠里 原田悠里ベストセレクション2007歌詞
1.天草の女

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

船が出る度 泣きじゃくる
女も昔は いたとか聞いた
不知火(しらぬい)舞台に 漁火が
追って行けよと 云うけれど
天草捨てて 生きれない
あなた急いで ドラが鳴る

きっと帰ると 云わないで
断ち切る心を 迷わせるだけ
三十余島(さんじゅうよしま)を 胸に抱く
天草ふたりで 越えたって
暮らせやしない 女です
ここであなたを 送らせて

嬉しかったわ この私
誰より優しい あなたに逢えて
半年一年 過ぎたなら
どこか知らない 消し印の
葉書でいいの それだけで
せめて一言 あるだけで


2.えとらんぜ

原田悠里・弦哲也
作詞:たきのえいじ
作曲:たきのえいじ

高層ビルの 灯(あか)りの粒は
まるで宝石 散りばめたよう
都会はいつも 切なささえも
笑い話に 変えるわ
近くにいても あなたは遠い
夢をふりまく えとらんぜ
愛を気安く 口にするより
抱きしめたまま そばにいて

心の中を 着変えるなんて
たぶん誰より 不器用だから
この愛だけを 育てていたい
たとえ季節が 過ぎても
あなたの腕に つかまりながら
夢の筋書(すじが)き 描(えが)けたら
何もいらない 飾るものなど
贅沢すぎる この東京(まち)は

近くにいても あなたは遠い
夢をふりまく えとらんぜ
愛を気安く 口にするより
抱きしめたまま そばにいて


3.いろは坂

作詞:つじ伸一
作曲:弦哲也

右へ曲がって 左に折れて
この坂 明日(あした)へ 続くのですか
あなたとふたりの 道行きを
一生一度の 我が儘(まま)と
赦(ゆる)して下さい いろは坂

じっと見ている 二荒(ふたら)の山も
解(わか)っているでしょ 女の心
遠くて険しい みちのりは
すべて承知の 恋だもの
泣いたりしません いろは坂

闇に迷って 転げぬように
照らしてくれてる やさしい月よ
こうして歩ける 倖せを
胸に仕舞って つづら折り
あなたと生きます いろは坂


4.若狭の月

作詞:つじ伸一
作曲:岸本健介

おもかげは 青い月
心にゆらゆら 浮かびます
若狭 つねがみ 水月湖(すいげつこ)
ここまで来たのに 想い切れない…
本気になっては いけないひとと
知っていました 初めから

ひとり注(つ)ぐ 盃(さかずき)は
お酒の色した 涙です
若狭 ざんざの 波しぶき
私を流して 深い海まで…
このまま死んだら いい記憶(こと)だけを
抱いて天(そら)まで 行(ゆ)けますか

虹色の 夢なんか
見られるでしょうか 万華鏡
若狭 つねがみ 終(つい)の郷(さと)
残り火燃やして 紅く咲きたい…
あのひと不倖に ならないように
月にあしたも 祈ります


5.母鏡

作詞:星野哲郎
作曲:星野哲郎

甘えた分だけ 苦労をすると
都会の壁は つめたいけれど
写真の顔に 涙の理由(わけ)を
言えば晴れるわ お母さん
長生きしてね お母さん

私に似てると 手紙を添えて
泥つき野菜 送ってくれた
あなたはいつも 笑いのなかで
生きる真実 教えたわ
かわいい女(ひと)ね お母さん

母子(おやこ)という名の 女と女
誰にも言えぬ 悩みがわかる
私にとって あなたは鏡
いつか歩くわ お母さん
茨をこえて お母さん


6.沙の川

作詞:つじ伸一
作曲:岸本健介

愛されて生きる 倖せよりも
愛して生きたい 傷ついたって
昨日の私に 別れを告げて
あなたへ流れる 舟に乗る
涙のさざ波 さらさらと
…沙(すな)の川

「待っていたよ」と いつかのように
抱きしめられたい 逢いたいんです
うわさが背中に 突き刺さっても
命が消えても かまわない
情(おもい)の陽炎(かげろう) ゆらゆらと
…沙の川

明日(あした)が何(なん)にも 見えなくたって
この恋ひとつが あるだけでいい
あなたの心に つかまりながら
月日の果てまで 流れたい
ともし灯(び)遠くに きらきらと
…沙の川


7.津軽の花

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

真冬(ふゆ)の寒さに 耐えてこそ
花は咲きます 実もつける
恋して何度も 傷ついて
春が来ました 私にも…
あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
林檎も桜も 一緒に咲いて
北の津軽は 春盛り花盛り

明日(あす)の生活(くらし)が つらくても
つなぐこの手は 離さない
津軽の言葉の 優しさに
胸の根雪(ねゆき)が 溶けて行く…
あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
女心の 一途な想い
乗せて流れる 岩木川岩木川(いわきがわいわきがわ)

あなたと二人 この町で
きっときっと きっとつかむわ幸せを
林檎も桜も 一緒に咲いて
北の津軽は 春盛り花盛り


8.夢ひとすじ

作詞:麻こよみ
作曲:九条遙

この俺捨てて 行くのかと
言われて泣いた 故郷(ふるさと)の駅
返す言葉も ないままに
薄い切符を 抱きしめた
女の 女の 幸せよりも
夢を選んだ 私です

城跡(しろあと)残る あの町で
暮らす約束 していたものを
女心の わがままを
詫びて見上げる 夜の空
あなたの あなたの 優しさよりも
夢を選んだ 私です

都会の雨の 冷たさに
夢が凍えて また遠くなる
たとえどんなに つらくても
負けはしません 負けないわ
女の 女の 幸せよりも
夢を選んだ 私です


9.おんな坂

作詞:原譲二
作曲:原譲二

いつか幸福(しあわせ) くるだろうと
そんな夢見て 生きてきた
辛くってサ 辛くってサ
何度泣いた日が
運命(さだめ)悲しい おんな坂

とうに忘れた 人なのに
未練ばかりの こぬか雨
辛くってサ 辛くってサ
いつか呼んでいた
想い届かぬ おんな坂

ひとりぽっちにゃ 馴れてるが
なんで枕が また濡れる
辛くってサ 辛くってサ
こんな暮らしでも
強く生きます おんな坂


10.木曽路の女

作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦

雨にかすんだ 御岳(おんたけ)さんを
じっと見上げる 女がひとり
誰を呼ぶのか せせらぎよ
せめて噂を つれて来て
あゝ恋は終わっても 好きですあなた
湯けむりに揺れている 木曽路の女

杉の木立の 中山道は
消すに消せない 面影ばかり
泣いちゃいないわ この胸が
川のしぶきに 濡れただけ
あゝ恋は終わっても 逢いたいあなた
思い出のつげ櫛(くし) 木曽路の女

明日は馬籠(まごめ)か 妻籠(つまご)の宿か
行方あてない 女がひとり
やっと覚えた お酒でも
酔えば淋しさ またつのる
あゝ恋は終わっても 待ちますあなた
どこへ行く流れ雲 木曽路の女


11.明日の幸せ

作詞:仁井谷俊也
作曲:桧原さとし

雨に打たれて 散り急ぐ
花の哀(あわ)れさ 愛(いと)おしさ
そうよ人生 誰だって
思い通りにゃ ならなくて
寄り道… 坂道… まわり道…
生きてゆくのよ 負けないで
夢がこころに ある限り
明日の幸せ きっと来る

恋は気まぐれ 風まかせ
思い思われ 振り振られ
そうよめそめそ するよりも
頬に笑顔を 浮かべたら
早咲き… 遅咲き… 返り咲き…
いつか咲きます 艶(あで)やかに
愛がこころに ある限り
素敵な明日が きっと来る

そうよ人生 誰だって
思い通りにゃ ならなくて
追い風… 横風… 向かい風…
生きてゆくのよ 負けないで
夢がこころに ある限り
明日の幸せ きっと来る


12.氷見の雪

作詞:つじ伸一
作曲:岸本健介

能登から涙が 追いかけて
氷見(ひみ)の港で 雪になる
愛の名残りは この掌(て)の中に
大事に包んで いるけれど
寒すぎますよ おんな独りは
一緒について 行きたかった

今では漁り火 見えなくて
氷見はひっそり 白い色
恋の火をつけ 炎(も)やしておいて
男のひとって 無情(つみ)ですね
死にたいほどの こんな切なさ
あのひと知って いるのでしょうか

この海吹雪(ふぶ)けば あのひとは
氷見へ戻って 来るかしら
それが幻想(ゆめ)だと 判っていても
忘れはできない おんなです
一筋眉を 強く引いたら
明日は春が くるでしょうか


13.三年ぶりの人だから

作詞:麻こよみ
作曲:馬飼野俊一

酔ったふりして 寄り添えば
胸に広がる なつかしさ…
甘くせつなく ときめく心
三年ぶりの 人だから
お酒をあなたに 注ぎ足して
ともす女の 恋灯り

何度も手直し した化粧
今も綺麗(きれい)と 言われたい…
嬉し恥(はずか)し ときめく心
三年ぶりの 夜だから
話しは尽きない いつまでも
窓にこぼれる 街灯り

変わらぬあなたの 優しさが
指の先まで しみて行く…
甘くせつなく ときめく心
三年ぶりの 人だから
今夜はこのまま 帰らない
ともる女の 夢灯り


14.俺に咲いた花

作詞:やしろよう
作曲:桜田誠一

流れて故郷(ふるさと) もう遠い
どしゃぶりつゞきに 傘もない
こんな男の どこがいい
聞けばほんのり 紅をさす
素顔の花の 花のいじらしさ
おまえはおまえは 俺に咲いた花

やさしい瞼を この俺が
ぬらしているのか 夢にまで
眠るおまえの 横顔に
春の来る日を 祈りたい
枯れるな俺の 俺のこの胸で
おまえはおまえは 俺に咲いた花

さすらい暮しの 寒さより
幸せやれない 身がつらい
涙こらえて 背で詫びりゃ
いつか吹雪に 消える町
最後の夜が 夜が明けてゆく
おまえはおまえは 俺に咲いた花


15.信濃路ひとり

作詞:仁井谷俊也
作曲:伊藤雪彦

ひとつの恋が 終わるとき
おんなは旅に 出るのでしょうか
信越本線(せん)で 小諸(こもろ)まで
千曲川(ちくま)の流れ 見ています
こんなに遠く 離れても
逢いたいこころが 乱れます
あゝ 風の中 振り向けば
やさしいあなたの 想い出ばかり…

おんなは愛の その深さ
別れたあとで 知るのでしょうか
あなたのいない 蓼科(たてしな)は
寂しさだけが 肩を抱く
黄昏色の 湖に
こぼした涙は 誰のため
あゝ 出来るなら 白樺(しらかば)の
小径(こみち)をふたりで 歩きたかった…

窓辺に頬を 押しあてて
倖せ指で なぞる夜
お酒に酔って 眠ったら
明日(あした)は東京へ 帰ります
あゝ 星の降る 八ヶ岳(やつがたけ)
あなたが恋しい 信濃路ひとり


16.笹舟

作詞:鈴木紀代
作曲:加藤将貫

こころの笹舟 流れて行けば
好きなあなたに 届くでしょうか
愛した時から 始まる旅は
切なさこらえて 願いを胸に
寄り添う日まで ひとり川

ため息ついたら 倖せ逃げる
愛の笹舟 はかない小舟
淋しい時には あたため合って
いとしさ道づれ ほほえみ合えば
あなたと私 ふたり川

他人には言わない あなたの夢を
知っているのよ 私が一人
迷った時には 手と手をつなぎ
夜明けを待ちます あなたのそばで
木もれ陽ゆれる 明日川


17.ひとり旅立ち

作詞:池田充男
作曲:伊藤雪彦

赤い鞄には手書きの譜面が
ドレスの間に大切に入れてある
おまえは愛がほしくないのか
声をふるわせあなたはとめた
こんな私忘れて
なにもかも捨ててゆく旅よ
ひとり東京へ

外は荒海か夜汽車の窓から
ふるさと灯りが遠くなる闇になる
あなたに背くこの悲しみと
辛いわかれを歌ってゆくわ
こんな私許して
なにもかも捨ててゆく旅よ
あなたしあわせに

みはてぬ夢と泪を乗せて
嵐のなかを夜汽車は走る
こんな私忘れて
なにもかも捨ててゆく旅よ
あなたしあわせに


18.風の国

作詞:石森裕之
作曲:中野安兵衛

雪より白く咲く花が
凍えた風に揺れてたよ
遠い昔に死んだ女の
想いが浜辺に咲くらしい
あんた赤い冬の花
行きずり俺に酒を注ぐ
このまま抱き合う夜になれ
こんな寂しい風の国
子守唄 歌う声
潮騒に似て胸を揺するよ
波の音だけを聞いて
生きてきた人よ
曇り夜空の海鳴りが
次の夜明けまで 流れてゆく

入江に抱かれた港町
小さな歌が流れてる
こんな二人のお伽話を
隠す月さえもない夜に
窓の外 虎落笛(もがりぶえ)
すすり泣くように胸を揺するけど

風の歌 声を合わせ
生きてきた人々よ
曇り夜空の舟のきしみが
次の夜明けまで 流れてゆく

曇り夜空の海鳴りが
次の夜明けまで 流れてゆく


19.安曇野

作詞:やしろよう
作曲:伊藤雪彦

大糸線に 揺られて着いた
ここは松本 信州路
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
どの道行けば この恋を
忘れることが できますか
せめて教えて 道祖神

湧き水清く ただ一面の
山葵(わさび)畑が 目にしみる
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
あの日と同じ 春なのに
あなたはそばに もういない
恋は浮雲 流れ雲

なごりの雪の 北アルプスを
染めて朝陽が 今昇る
安雲野は安雲野は 想い出ばかり
あなたを今も 愛してる
恋しさつのる 旅路です
揺れる面影 梓川


20.みちのく雪灯り

作詞:やしろよう
作曲:三木たかし

雪また雪にみちのくは
暮れてわらべのはしゃぐ声
帰りたいあの頃に
かまくらのともしびは
故郷の恋あかり夢あかり

花くれないにくちびるを
染めて恥じらう綿帽子
帰りたいあのひとに
嫁ぐ日を待ちわびた
遠い日のぬくもりは今どこに

風凍てついて哭く夜も
春は心の中にいる
帰りたいあの町に
哀しみを埋めながら
故郷に雪が降る夢が降る


21.ほろり酒

作詞:鈴木紀代
作曲:加藤将貫

倖せだったら 女がひとり
手酌で飲んだり してないわ
雨降る夜の 屋台村
本気で惚れても 別れたら
未練をあなたは くれるだけ
涙がほろり ほろりほろほろ ほろり酒

あなたを忘れる お酒があれば
飲ませて下さい 今すぐに
いいことばかり 想い出す
二人で暮らした 二年半
恋しさつぎたす 夢もよう
涙がほろり ほろりほろほろ ほろり酒

あなたのなの字を しの字に変えて
あしたと小窓に 書いてみる
夜ふけて外は 雨あがり
愛した心の 残り火を
吹き消しましょうと ひとり言
涙がほろり ほろりほろほろ ほろり酒


22.のれん酒

作詞:水木れいじ
作曲:大野克夫

雨にうるんだ 赤い灯が
泣きにおいでと 呼びかける
探しそこねた 夢ひとつ
飲んできれいに 忘れましょうか
命にしみる 命にしみる あゝ…のれん酒

恋の運命と 憂き世風
なんで私にゃ つれないの
こんな夜更けは 故郷の
せめて歌でも 唄いましょうか
命にしみる 命にしみる あゝ…のれん酒

人の情けに 袖ふれて
生きる望みも わきました
涙こぼした グイ呑みに
明日は倖せ 浮かべましょうか
命にしみる 命にしみる あゝ…のれん酒

命にしみる 命にしみる あゝ…のれん酒


23.港町シネマ

作詞:たきのえいじ
作曲:弦哲也

港桟橋 埋め尽くし
雪がしんしん 降るばかり
心細さは 誰のせい
肌の寒さは 誰のせい
あなた私が みえますか
ひとり淋(さみ)しい 港町シネマ

琥珀色した バーボンを
飲めば心に 沁みてくる
逢うは別れの 始めとか
ひとり我が身を なだめても
夢の続きを 捨てきれず
あなた浮かべる 港町シネマ

船の汽笛と ブルースが
何故(なぜ)かあなたに 似合ってた
やがて波止場に 灯(ひ)が点(とも)り
ゆれて切ない 帯(おび)になる
せめて私を 一夜(ひとよ)でも
抱いて寝かせて 港町シネマ

港町シネマ


24.七夕祭り

作詞:木下龍太郎
作曲:弦哲也

一年に 一度でいいから 逢いたいと
藍染め浴衣の 君が泣く
秋には嫁ぐ やせた背に
さらさら揺れる 笹飾り
七夕祭りは 賑やかで
やがて切ない ああ 星祭り

牽牛(けんぎゅう)と 織女(しょくじょ)の哀しい 物語り
似ている二人の 運命星(さだめぼし)
変わらぬ想いを 短冊に
綴って竹に 結ぶとも
七夕祭りは 華(はな)やいで
やがて哀しい ああ 夢祭り

星となり このまま流れて 行きたいと
なみだの瞳(ひとみ)で 君が言う
叱った後で 肩を抱き
見上げる空に 天の川
七夕祭りは 燦(きら)めいて
やがて消えてく ああ 夏祭り


25.むらさき小唄(歌謡浪曲入り)

作詞:佐藤惣之助
作曲:阿部武雄

流す涙が お芝居ならば
何の苦労も あるまいに
濡れて燕(つばめ)の 泣く声は
あわれ浮名の 女形

(歌謡浪曲 )
「お江戸の夜の 紫は
色もゆかりの 花川戸
助六さんに たてた義理
主(ぬし)に血道(ちみち)を揚げ巻きは
花形 中村 雪之丞
叩く涙の 牡丹刷毛」

(セリフ)
「浪路様
おこころざし嬉しゅうは存じますれど、
雪之丞めがお伝葉に従わぬは、
共に天を載かぬ、あなたと私の運命(さだめ)ゆえ、
お許しなされてくださりませ、
どうにもならぬ、
長崎以来の因縁でござりまする」

嘘か真(まこと)か 偽(にせ)むらさきか
男心を 誰か知る
散るも散らぬも 人の世の
命さびしや 薄ぼたん

(セリフ)
「浪路様 こりや何ゆえのご生涯、
たとえこの世で添えずとも、
未来できっと、
添い遂げましょう」


26.ビロードの夢

作詞:阿木燿子
作曲:原譲二

眠れないほど 悲しい夜に
あなたの歌で 励まされた

そんな想い出 持ってる人が
今の私の心の友

虹の彼方は どうですか
光の雲に 包まれますか

歌こそ人生
そう言い切っていた Ah あなた

あらためて ビロードの 声をありがとう

人に幸福 届ける人が
自分自身は 幸(さち)が薄い

夕鶴みたい 羽を抜き
身を細らせていたんですね

広がる空が 好きですか
優しい風と 遊んでますか

歌こそ生命(いのち)の
その言葉通りの Ah あなた

何度でも ビロードの 夢をありがとう
夢をありがとう