夢ノ浮舟

吉岡亜衣加 夢ノ浮舟歌詞
1.夢ノ浮舟

作詞:森由里子
作曲:鶴由雄

何処へ向かう?
誠の舟
まだ見ぬ夜明け求め
夢をなびかせ悲壮(かなしみ)乗せて
熱き志 掲げて

烈しい流れの河に逆らうやうに
貴方がひたぶるただ進むのなら
ついてゆきたひ 先が見えずとも
遙か激流の果てを信じながら

無明の闇の中で
彷徨う夜には
幽(かす)かな灯(ひ)を点したひ
小さきこの手で

何処へ向かう?
蒼き舟よ
見へない明日へ向かひ
全てを懸けて命を懸けて
遠きまほろばを 捜して

もしもあなたの生きる其の意味が
命より重いそう誠ならば
きっと私が此処に生きるのは
貴方の往く道 照らすためだから

貴方の目指す場所を
信じて行きます
天つ嵐 襲ふとも
光を見つめて

流れ流る
時代(とき)の舟よ
水面(みなも)に泪 流し
心の花と願いを乗せて
熱き志 掲げて

ただ貴方の瞳に燃え立ちぬ
紅き焔(ほむら)を忘れなひ
さう言葉に
出せぬ言の葉を抱きしめ

何処へ向かう?
蒼き舟よ
新たな朝を目指し
全てを懸けて命を懸けて
遠きまほろばを 捜して

何処へ向かう?
誠の舟
まだ見ぬ夜明け求め
夢をなびかせ悲壮(かなしみ)乗せて
熱き志 掲げて


2.果てなき肖像

作詞:上園彩結音
作曲:上野義雄

ちぎれ雲 迷いはぐれてく 翻(ひるがえ)す風に捲(ま)かれて
自分見つめて塗り重ねた昨日が舞い散り 滲(にじ)む

この悔しさも 縁取(ふちど)るよう 涙の影で
ただ憧れの輪郭を 色濃く 染め上げたい
諦めたくない想いの形をなぞるたびに 決意に変えて
生まれてく希望(ひかり) 放つ

誰でもない私 探す 心に描く肖像
ため息の向こうへ 本物の笑顔の場所へ
ありのまま 想うまま 何度もためして
限界を感じた瞬間(とき) 目覚める力信じて
ここまで乗り越えてきた 今があるから
辿り着ける 望む私に

三日月の横顔追いかけ 途切れても止まらぬ願い
一筆書きの地図のように 戻れぬ道 ひたすらに

もし 歓びに泣いた日に 振り向くすべて
あの偶然も 必然の出逢いと 気づけるなら
たえまない雨の中でも 明かり採(と)りの窓に心をかざして
いつも前だけ向きたい

どこでもないここで描く 果てなき碧(あお)の肖像
毎日が今日という はじまりで塗り変わってく
この余白 限りなく 夢で埋めつくす
光より 強く早く 高鳴る鼓動信じて
なりたい私になれる 迷いはいつか
明日の先の未来 掴める

諦めたくない想いの形をなぞるたびに 決意に変えて
生まれてく希望(ひかり) 放つ

誰でもない私 描く 果てなき夢の肖像
出逢いに彩(いろど)られ きらめいた素顔の場所で
ありのまま 想うまま 自由に生きたい
限界を感じた瞬間(とき) 目覚める力信じて
ここまで乗り越えてきた 今があるから
明日はもっと 望む私に


3.風道

作詞:吉岡亜衣加
作曲:山口真理

一瞬の風道かのように
移り行く そう、時の地図

僕ら今歩み始めたばかり
振り返らず それぞれに行く

探してた夢の一欠片 触れたなら
逃げ出したくなりそうな輝き放つ

本当にこの手に入れたいものは
怖いと思う程美しい
揺るがないその強さ携えたなら
闇を進み 光を創りたい
導(しるべ)となるよう

樹に肩を凭(もた)れては、あの日の
穏やかな故郷(ふるさと)おもう

大切なものの為ならば
溢れ出すしずく堪え
笑顔に変える強さがある

人を傷付けた痛みを知って
心閉ざした幼き日々も
嘘やひどい言葉も包んでくれた
云えなかったあの日の涙
まだ今は拭わない

自分らしく生きること
そのままの僕らで
人を慈しみ、そして夢を見よう

ひとりを愛する喜び知って
雨の唄も安らぎに変わる
おとぎ話のような永遠があると
寄り添い信じていたい
ああ、決して滲まない二人で

「またね」で心を結んだ僕らは
あの日約束交わした場所で
もう一度笑い合うその時まで
哀しみも喜びも抱き締めて
どこまでも進もう

…進もう