暫存

因幡晃 暫存歌詞
1.恋しくて せつなくて

作詞:丸山由紀子
作曲:小倉良

貴方と肩を寄せて 歩いたこの道に
あれからいくつ季節 行き過ぎたでしょうか
さよならをまた少し遠くで 振り向く風に抱かれ

ただ恋しくてせつなくて 貴方だけ見つめ続けた
恋しくて悲しくて 歳月を重ねてもふたり
愛し合った日々が 時のゆりかご揺られて眠らない

心に染みるような 青空です今日は
貴方もどこかの街 気づいてくれるなら
想い出が美しい記憶であればと願いたくて

ただ恋しくてせつなくて その腕に抱かれて泣いた
恋しくて悲しくて 遠くへと離れてもふたり
求め合った日々が 時のゆりかご揺られて眠らない

貴方には届かなくても 伝えたい気持ちのすべて
ありがとう そして 忘れないで…

ただ恋しくてせつなくて あの頃を想い出すたび
恋しくて悲しくて 空っぽの私が揺れてる
心の片隅に 時のゆりかご貴方を眠らせて
貴方を眠らせて


2.そして愛…

作詞:因幡晃
作曲:因幡晃

本当は恐いよ 本当は淋しいよ
みんなと別れて 逝ってしまうのが
迷い子の様に うろたえて
この手で抱くんだ
愛しいぬくもりを限りある
生命の中の 愛の尊い 煌きを

※挫けない 倒れない
この生命の賛歌を
叫びたい 迸る 汗が乾く前に
ラララ……※

道の小石も 小枝の葉っぱさえも
美しく見える 愛しい程に
生きる叫びが 聞こえてる
人は一人さ しょせん孤独だとは
思いたくない せめて残された
長くない時刻(とき)だけは

(※くり返し)


3.風のハミング

作詞:因幡晃
作曲:因幡晃

ロづけを そっと頬に交わし
涙を拭いてあげた
僕だけの君だと 知ってるじゃない
甘えて見せたんだろう

君は笑顔が似合うから 笑っておくれ
いつもの様に可愛い 人になってくれ

さざ波が君の肌を濡らして
キラキラと光ってるよ
鳥達の幸せそうなハミングが
聞こえるね 森の中に

愛してるよ 君だけを
こんなに素敵な
毎日だといいね いつ何時までも

君は笑顔が似合うから 笑っておくれ
いつもの様に可愛い 人になってくれ


4.結婚しよう

作詞:浅野裕子
作曲:因幡晃

電話のベルは夜明け間近か
ごめんね 起こしてしまったんだね
雨を引きずる車の音に
僕は言葉をとめた
「結婚しよう」

淋しさからの生まれ変わり
君のすりへったハイヒールは
遊びですむほどたやすくないと
愛は時間を停めた
「結婚しよう」

※ガラスケースに閉じこめて
いつまで君は僕の言葉ながめているの
倖せにするよ
倖せにするよ※

七月の薔薇は 咲きもせず
散りもせず愛を遠くで見つめてる
君が未来を恐がっているのは
蒼い夏のせいさ
「結婚しよう」

とっても重い言葉なんだ
今から友達ではいられない
僕のおふくろを そうさ君だけが
“おかあさん”って呼ぶんだ
「結婚しよう」

ガラスケースがくもるほど
いつまでも君は僕の言葉ながめているの
倖せにするよ
倖せにするよ

(※くり返し)


5.ヴィオロンの響き

作詞:因幡晃
作曲:木森敏之

街はいつか 雪化粧の中に
ボンヤリ外路燈 ともしびはじめた
一つのコートに私の肩を抱き
ふるえているねと それは寒さのせいじやない

※お願いもっと歩きたいの
いずれは消える 雪の中に
振りむかないで貴方 二人の足跡を
せめて残して※

つらすぎるわ この胸の痛みが
生きてる証しと 人は言うけど
どうぞ やめて ヴィオロンの響きよ
今の私には あまりに せつなく聴こえるから

昼もなお暗い季節には
春のいぶきさえ 聞こえない
足どりの重い人 心もすさんで
街は 冬枯

(※くり返し)


6.サブリナ

作詞:阿久悠
作曲:伊藤薫

サブリナ
くちびるは何のためにある
サブリナ
激しい愛の契(ちぎ)りか
嘘をつくためか

サブリナ
まなざしは誰に投げかける
サブリナ
心の中の迷いか
ほんのたわむれか

娼婦といい 淑女(しゅくじょ)といい
おさない少女といい
遊びといい 本気といい
悲しい出合いという

サプリナ 愛される前に愛せよ
サブリナ 愛される前に愛せよ

サブリナ
悲しみを何処(どこ)に棄てて来る
サブリナ
恋して燃える炎か
さめたくちづけか

サブリナ
さよならを何故にいいたがる
サプリナ
やさしくされて恐いか
浮気ぐせなのか

悪女といい 聖女といい
危険な幼女といい
他人といい 身内といい
不幸な出会いという

サブリナ 愛される前に愛せよ
サブリナ 愛される前に愛せよ


7.不公平

作詞:秋元康
作曲:小椋佳

あなたはゆるめた そのタイを
神経質に しめ直し
窓で前髪 ととのえる
私はベットでぼんやりと
頬づえついて メンソール
ため息まじり ふかしてた

悲しいものですね 恋って
悲しいものですね 女って

はずした指輪を どこかに隠せば
あなたは どういう顔をするでしょう
愛している分 うらんでいるのよ
夜って 長いワ

電話をするよと 言いながら
約束だけはしない人
いつもあなたは ずるいワ
私は 都合のいい女
ききわけいいと おだてられ
待ってばかりの 不公平

中途半端ですね ウソって
中途半端ですね 男って

週末の部屋に ぬくもい残して
あなたは 知らない街へと帰る
机のカレンダー 抱かれたページを
破いてみるけど……

悲しいものですね 恋って
悲しいものですね 女って


8.ためらいトワイライト

作詞:喜多條忠
作曲:佐瀬寿一

君がいつも うつむくのは
出逢うのが恐いんだね
さびしい想い出が
憶病にさせているんだね

ためらいトワイライト くちづけて
Free Wayトワイライト どこまでも
オレンジ色の花びらの夕陽まで
愛がこわれないのなら
僕がこわしてあげよう
二人の新しい愛のために

君の白いスーツケース
悲しみが入ってるね
さびしい言葉だけ
色あせてしまい込んでる

ためらいトワイライト 生きてると
Free Wayトワイライト よごれるね
ほら聞こえてくる遠い日の雨の音
君が暮していた 街
君が泣いていた 街
今日からボクたちの街にするよ


9.涙あふれて

作詞:杉本真人
作曲:杉本真人

いいの何にも言わないで
なぐさめの言葉など
つらくなるだけだわ
こんな時

愛し合ったあの夜も
夢を見たあの時も
すべてわたしだけの
ひとり芝居

くれなずむ街をひとり行けば
想い出が悲しみつれてくる

涙…涙あふれて
とまどう わたし
涙…涙あふれて
さまよう わたし
心みだれて…

笑いながら話したい
ひびわれた物語り
そして忘れきるの
ひとり芝居

肩を抱く人もいないベンチ
街燈にそっと別れを告げる

※涙…涙あふれて
とまどう わたし
涙…涙あふれて
さまよう わたし
心はぐれて…※

(※くり返し)


10.京都から博多まで

作詞:阿久悠
作曲:猪俣公章

肩につめたい 小雨が重い
思いきれない 未練が重い
鐘が鳴る鳴る 哀れむように
馬鹿な女と云うように
京都から博多まで あなたを追って
西へ流れて行く女

二度も三度も 恋したあげく
やはりあなたと 心にきめた
汽車が行く行く 瀬戸内ぞいに
沈む気持ちをふり捨てて
京都から博多まで あなたを追って
恋をたずねて行く女

京都育ちが 博多になれて
可愛いなまりも いつしか消えた
ひとりしみじみ 不幸を感じ
ついてないわと云いながら
京都から博多まで あなたを追って
今日も逢えずに泣く女


11.雪

作詞:因幡晃
作曲:因幡晃

眠れない こんな夜は
冷たいシーツが
もういない 貴方のこと
思い出させる
窓の外は 白い雪が
もっと降れ いやな思い出を
みんな優しく 隠してくれ

何げなく 歩いてた
駅までの道を
肩先に 積もる雪
払いもせず
風の便りに どこかの店で
酒に 酔いつぶれてたそうね
俺が悪いと 言ってたそうね

窓の外は 白い雪が
もっと降れ いやな思い出を
みんな優しく 隠してくれ

ラララ ラララララ ラララ
ラララ ラララララ ラララ
ラララ ラララララ ラララ
ラララ ラララララ ラララ


12.積木遊び

作詞:荒木とよひさ
作曲:因幡晃

悲しみが忍び込む この胸のすき間から
あなたの愛情(あい)の深さ 自惚れてたわたしは
優しさが近すぎて わがままも許され
平和な日々さえ 音さえたてずに 今ではくずれ始めてる
愛を傷つけたのは あなたじゃないわ
心見つめること 忘れていた わたしが
積木遊びなら 昨日を取り出し
あの場所へ 帰れるけれど

SAYONARAがすぐそばで 待ち伏せしてるなら
恨んでなんかないと ひと言だけ伝えて
街角で見かけたら 声ぐらいかけてね
あなたの隣りに 誰かがいたって 友達の顔出来るから
愛を手離したのは わたしの方よ
心信じること 出来なかった それだけ
積木遊びなら 追憶(おもいで)を集め
あの場所へ 帰れるけれど

愛を傷つけたのは あなたじゃないわ
心見つめること 忘れていた わたしが
積木遊びなら 昨日を取り出し
あの場所へ 帰れるけれど