ねぇ

国安修二 ねぇ歌詞
1.ねぇ

作詞:田口俊
作曲:国安修二

風にほどけた長い髪
いつまでも手を振ってた
目黒通り横浜まで
君を送ったあとのひとりぼっちのシート
ラジオから流れてた
セントラル・パークのスカボロ・フェア

ピアノを教える君と
ドーナツ・ショップの僕はあの頃
誰にも祝福されぬ愛を
それでも守ろうとしていた

ねぇ あんなに誰かのことを
ねぇ あんなにもう愛せない

もう家には戻らないと
泣きながら電話する
君の横顔見てた
5年後の僕たちが
心にうまく浮かばない

かかとを踏んだ靴で
レールの上を危なげに渡る
確かな場所へふたり
たどりつけると信じていたね

ねぇ よろけて踏みはずした時
ねぇ つないだ手がほどけたね

ねぇ どうして愛した人と
ねぇ どうして結ばれないの


2.僕はまだ覚えてる

作詞:真名杏樹
作曲:国安修二

僕はまだ覚えてる 君は恋の破片(カケラ)
背を向けた あの涙...

冬の街からはぐれた 小鳥のように
ちっぽけなワンルームへ 舞い込んだ君
仕事に僕が追われて 逢えぬ夜更けは
いつもの部屋がそれから 広くおもえた

一つしかない窓 夕焼けの公園
ふたりはただ別れの日を見つめてたのか

僕はまだ覚えてる 君は恋の破片(カケラ)
背を向けた あの涙...
今も街角で探すのは君だから

ふざけて撮った写真を 壁に並べて
帰りたくないとふいに 瞳ふせたね

息でくもった窓 指で書く星空
はかないほど輝くのが夢だとしても

僕はまだ覚えてる この胸をあんなにも
揺らす人はもういない
恋の淋しさを消せるのは恋だけど

時は去り 傷ついた君は翼休め おだやかな冬空へ 微笑みかけても

僕はまだ覚えてる 君は恋の破片(カケラ)
背を向けた あの涙...
それは雪よりも美しく光るから