ずっとあなたが好きでした

坂本冬美 ずっとあなたが好きでした歌詞
1.ずっとあなたが好きでした

作詞:松井五郎
作曲:森正明

冬の陽だまり ふと翳す手が
落葉のように 季節を迷う
いつかは暮れる 空の袂に
逢いたい人は いてくれますか
さみしさは しあわせを
きっと育てる 思いです
ずっとあなたが好きでした
心から 抱きしめて
ずっとあなたがそばにいた
淚まで 抱きよせて

蟬のしぐれに 日傘を開く
次の小路は 何處へ繫がる
戾れない道 引き返すたび
笑かない花を 時は知らせる
結んでは また解いて
愛はからまる 思いでも
ずっとあなたが好きでした
心から 抱きしめて
ずっとあなたを見つめてた
淚まで 抱きよせて

ずっとあなたが好きでした
心から 抱きしめて
ずっとあなたがそばにいた
淚まで 抱きよせて


2.百年先も手をとりながら

作詞:松井五郎
作曲:山川惠津子

流れる川の 水面に映る
葉影の色は じきに
次の季節を渡す
留まることを 許さぬ風は
漂う心 何處へ 連れてゆきますか
はじめて逢った日から
どれだけ經ったのでしょう
百年先も あなたの手をとりながら
どんなときも そばにいてください

過ぎゆく日々を 見送る空に
翳した花は決して 枯れることはない
ただありがとうとだけ
伝えられたらいいのに
百年先も あなたの手をとりながら
どんなときも そばにいてください

百年先も 變わらず手をとりながら
どこまでも 行く舟に乘りたい
百年先も あなたの手をとりながら
どんなときも そばにいてください


3.あゝ 女たちよ

作詞:松井五郎
作曲:宇崎龍童

星のない夜がさみしくて
何度名前を呼んだでしょう
淚はきりがなく 夜明けまで渴かない

いつまでも待てと言いながら
よその薔薇にも水をやる
男は優しさを いつだって弄ぶ

千里の道へ 風を誘(いざな)い
眠れぬ夜など いっそ捨ててしまおう
あゝ女たちよ 步き出そうか
いま遙か 旅立つには いい日だから

逢いたいとねだる言葉ほど
時に絡まる紐になる
男はぎりぎりで 幸せに後退る
千切れた雲に 心あずけて
盡きせぬ願いは 胸に埋めてしまおう
あゝ女たちよ 空を見ようか
あゝ女たちよ 步き出そうか
いま遙か 旅立つには
いい日だから いい日だから