everywhere

坂本真綾 everywhere歌詞
1.I.D.

作詞:坂本真綾
作曲:菅野よう子

感じてたことさ ずっとずっと前から
真夜中ひとり抜け出して歩きながら思う
強がることと甘えることは
結局少しも変わらない

あっちこっち行った
死んだふりもした
できるだけ違うものになろうと思ってたけど
問題なんか初めからなかった
いつかは好きに 優しい過去を

「本当の自分は他にある」なんて
こんなに自由な
こんなに確かな
僕がいるのに

好きなものを好きだって言える
それだけでとても幸せな気分になれるんだ
だから堂々としていればいいのさ
心と同じ声になるように

こんなにも深くて黒い夜に包まれながら
どこまでも歩く小さなからだ

あの空へ 始まりへ いのちへ
僕を駆り立てる 見えない大きな力

あふれだす 降り注ぐ 続いてる
うまく言えないけど はっきりとここにある

あの空へ 始まりへ いのちへ
僕を駆り立てる 見えない大きな力


2.マメシバ

作詞:坂本真綾
作曲:菅野よう子

昨日の雨は東の街に冷たい星を降らせた
悲しい君はひとりで静かに
私の大好きなうたを口ずさむ

行かなくちゃ
深い暗闇に迷いこんだ彼を 誰も助けてくれない
私なら愛しさだけでどんな場所へでも 迷わないで走ってゆける
だから大きな声で何度も私の名前を呼んで

通り過ぎてく寂しい景色も
強く地面を蹴る力に変えて

かたくなに扉を閉ざした君の両腕が 本当は求めている
私なら愛しさだけでどんな場所へでも 迷わないで走ってゆける
もっと大きな声で今すぐ私の名前を呼んで

思ってたより道は遠くて
震える胸に勇気が欲しい
大きな声で名前を呼んで

行かなくちゃ
深い暗闇に迷いこんだ彼を 誰も助けてくれない
信じてる いつかこの愛が傷つき疲れた君を癒す時がくること
だから大きな声で何度も私の名前を呼んで

誰より早くたどりついてみせるよ 君のもとへ
固く縛りつけてる にぶい光の糸を捨ててあげる
朝が遠くなっても 雨がたたきつけても
君のもとへ


3.birds

作詞:サカモトマーヤ
作曲:カンノヨウコ

ざわめきは遠くなっていく 景色はかすんで見えなくなる
この目も耳も指もかかとも 静かに震えて目覚めていく
愛して 愛して 愛して 愛して
あなたをただ求めてる

光を見せて 連れ出して
息も出来ないくらい抱きしめてもっと もっと激しく
何もいらない あなただけがこの世でたったひとつ奇麗なもの
すべてを脱ぎ捨て舞い上がれ

扉ひとつ向こう側にはあふれる憎しみ 邪悪と罪
ひとりで出ていけばきっと潰されてしまう でも今なら
強く 強く 強く 強く この手を放さないで

痛みを分けて 弱さ見せて
隠しきれない嘘も全部もっと もっと預けて
あなたの胸のいちばん奥にどんなずるく汚いものを見つけても
私が触ってあげるから

吸い込まれてく 水のように溶けていく
愛に満たされ 穏やかな水のように

光を見せて 連れ出して
息も出来ないくらい抱きしめてもっと もっと激しく
痛みを分けて 弱さ見せて
隠しきれない嘘も全部もっと もっと預けて

光を見せて 連れ出して
息も出来ないくらい抱きしめてもっと もっと激しく
何もいらない あなただけがこの世でたったひとつ奇麗なもの
すべてを脱ぎ捨て舞い上がれ


4.うちゅうひこうしのうた

作詞:一倉宏
作曲:菅野よう子

ちょっと不思議な 夢見たの
私は宇宙飛行士で あなたは農夫
麦わら帽子に送られて
私は元気に飛び立つの
空の青さ 重さ 時間の果てしなさ 地球の遠さ
コンピューターのかすかな唸り…
あなたの育てた トマトの匂い

イオンのパルスは 順調よ
きょうも宇宙ラジオに あのリクエスト
アルデバランが輝いて
星座がこんなに騒ぐから
星の運河 彗星たちの渡り鳥 沙漠の影
小惑星群のヒツジたち…
あなたのTシャツ レタスの匂い

ちょっと素敵な 夢見たの
私が宇宙飛行士で あなたが農夫
陽に灼けた腕に飛び込んで
黄緑の風に包まれて
LaLaLa LaLaLa…

あなたへおみやげ 火星(マース)のかけら
なんでもないけど 宇宙のかけら


5.指輪―23カラット―

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

涙があとからあふれだして
最後の笑顔がにじんで見えないの
行かないで 行かないで ここにいて
宙へ 光 駆けぬけてゆく

こんなに小さな私だけど
あなたを誰より精一杯愛した
ありがとう 幾つもの大切な気持ち
手渡してくれたよね

「その時ずっと、私は消えかけた飛行機雲をみていた…」

忘れないで
ひとりじゃない
離れても手をつないでいる
はじめての恋 はじめて知った
こんな悲しみが在ること

何かが消滅しても何かが再び宿って
別れにくれた微笑みは強く生きようというあなたからのメッセージ

いつかきっと逢える
ふたりならば
遠くても 瞳見つめ合う
希望と夢のすべてを賭けて
約束をしようよ
あの日の激しさを抱いて
明日咲く未来を生きる


6.奇跡の海

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

闇の夜空が 二人分かつのは
呼び合う心 裸にするため

飾り脱ぎ捨て すべて失くす時
何かが見える

風よ 私は立ち向かう
行こう 苦しみの海へと

絆 この胸に刻んで
砕ける 波は果てなくとも

何を求めて 誰も争うの?
流した血潮 花を咲かせるの?

尊き明日 この手にするまで
出会える日まで

風よ 私は立ち向かう
行こう 輝きを目指して

祈り この胸に抱きしめ
彷徨う 闇のような未来

風よ 私はおそれない
愛こそ見つけだした奇跡よ

君を 信じてる歓び
嵐は 愛に気づくために吹いてる


7.ヘミソフィア

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

それでもいったいこの僕に何が出来るって言うんだ
窮屈な箱庭の現実を変えるために何が出来るの

人生の半分も僕はまだ生きてない
逆らって 抱き合って
無意識に刻まれてゆく経験のタトゥー

崖っぷちに立たされた時
苦難が僕の腕を掴み
自分自身の在りかが初めて見えたんだ
もっと広いフィールドへもっと深い大きな何処かへ
予測もつかない世界へ向かって行くだけ

教えて “強さ”の定義
自分 貫く事かな
それとも自分さえ捨ててまで守るべきもの守る事ですか

サバンナのガゼルが土煙りを上げる
風ん中 あいつらは死ぬまで立ち続けなければいけないのさ

ヒトは歩き続けて行く
ただ生きてゆくために
不完全なデータを塗り変えながら進む
始まりの荒野を独り もう歩き出してるらしい
僕は灰になるまで僕で在り続けたい

遠い昔 何処から来たの
遠い未来に何処へ行くの
知らないまま投げ出され 気づく前に時は終わるの
始まりの荒野を独り もう歩き出してるらしい
僕は灰になるまで僕で在り続けたい

崖っぷちに立たされた時
苦難が僕の腕を掴み
自分自身の在りかが初めて見えたんだ
もっと広いフィールドへもっと深い大きな何処かへ
予測もつかない世界へ向かって行くだけ

僕は僕のことが知りたい


8.紅茶

作詞:坂本真綾
作曲:菅野よう子

恋の終わりを告げる時計台が 次の時間を待ってる
止まれない 今

地下鉄の入り口にある桜が今年も咲くから
私たちまたひとつ年をとるね
春は近付いた

永遠の印に
流星が来る夜を待って願いをかけたあの日のふたり

ずっと変わらないよと抱きしめては
何もかも手に入れたと思っていたよ
この手に残るものはたったひとつ
君は私の最初の恋人だった

自転車でどこまででも行けるような そんな気がしてた
寒い日に道ばたで飲んだ紅茶の味も覚えてる

寂しいわけじゃない
自分で選んだはずなのに
どうしようもなく泣きたくなるよ

この先の未来には何があるの
もっと辛い別れはあといくつあるの
恋の終わりを告げる時計台が 次の時間を待ってる
止まれない 今

どこへも行かないよと抱きしめては
何もかも手に入れたと思っていたよ
この手に残るものはたったひとつ
君は私の最初の恋人だった


9.風が吹く日

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

きれいな青い海を歩いて
無意味なことばかり悩む繰りかえしに気がつく
ぬるい風吹く日には 昨日が
ひどくまぶしく見えて
哀しく きらめいてて でも

どうしたら 自分のことを大好きになれるんだろうなんて
もっともっと 自分のことを大好きになれるなら

見たこともない朝や 聞いたことない歌
会ったことない自分に 会えるかもしれない

ひとりよがりな言葉 並べて
急ぎ過ぎたっていいじゃない 追いたてられるように
前触れない気持ちが 心に
あふれてきたんだから
こんなに 押し寄せてきたんだから でも

なりたかった自分となれる自分はいつも違っている
なれなかった自分じゃなくて それこそ私だって

君が 手を伸ばし 抱きしめていてくれる 遠い空
感じて生きてる

世界中に見守られてる そんなふうに思ったり ひとり
世界中に突き放されてる そんな気になったり
どうしたら自分のことを大好きになれるんだろうなんて
もっともっと 自分のことを大好きになれるなら

見たこともない朝や 聞いたことない歌
会ったことない自分に 会えるかもしれない

いつかきっと もうすぐ もうすぐ


10.Gift

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

友だちが開いた手の中のツユ草に
うれしくなって クスッとわらったよ

無謀だと思えるくらいのたくらみに
ほんとは胸のすみで憧れてる

もどかしいだけのジレンマばかりの日々なのさ
空飛ぶつばさも黄金の手足も
何もないけれど la la la…

その夢を叶えるため いちばん大切なものをあげよう
自分をもっと大好きになる不思議なMEDICINE

好きだよとたったひとことが言えたなら
暗闇さえ青空になるんだ

好きだよのひとことが言えるくらいなら
悲しみなんてこの世からなくなる

愛を知るために傷つくこと経験する
目に見えないけど 手に取れないけど
きっと うまくゆく la la la…

僕らから夢奪えば さまよえる未来のクズになる
目が覚めたなら枕元 箱を開けなよ

僕たちは気づかぬまま 輝ける時間をムダにする
生きてることとイラダチをはかりにかけて
変わってゆくために

その夢を叶えるため いちばん大切なものをあげよう
自分をもっと大好きになる不思議なMEDICINE


11.パイロット

作詞:坂本真綾
作曲:菅野よう子

白い線で描いたマルの中で
ふたり寝ころがり
上を見て笑う
別に高い壁なんかなくても
僕らは決まりを破ることなんて
きっとしないね

どんなことを我慢しても
君を守ってゆこう
なんて考えてさ
本当なら早く連れ出したい
今はふたり触れないヒコーキ

甘すぎるドーナツはだんだん
食べれなくなって
彼らに近づいたけど
僕たちはあんまり
悲しいことに慣れてないから
本物はまだ遠いところに
あるんだろう

眠る間少しだけ飛ぼうか
ふたりだけのちからで飛ばそうか
逃げないけれどその真似をしようよ
今はふたり触れないヒコーキ

眠る間少しだけ飛ぼうか
ふたりだけのちからで飛ばそうか


12.tune the rainbow

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

君が流す涙 拭うためだけに 僕はここにいるよ
雨上がりがきれいなように 泣けば心透き通る

丘の上で見渡す世界は
今日も愛で溢れてるはずなのに
迷い生きる僕らは気づかず
やさしい愛の歌さえ届かない

守りたい ただあなただけを その笑顔輝く日々を
守りたい 孤独に囲まれ 悲しみに揺れる心を
いつの日も

僕が誓うすべて すべてを賭けて 僕は失ってゆく
愛しい人 君を思い 君とともに生きてくよ

やさしすぎる僕らはコワガリ
本当の気持ち 上手に言えなかったり
わざと大きなことを言ってみたり
それでももう大丈夫 満たされたから

愛し合う僕たちは 強い風の中 離れても
愛し合う僕たちは いつもそばにいる 祈りの中でずっと

守りたい ただあなただけを その笑顔輝く日々を
守りたい 孤独に囲まれ 悲しみに揺れる心を
忘れない 風や木々を あの日見た夕焼け空を
忘れない 大好きな歌 何度も読んだ絵本の表紙

守りたい ただあなただけを その笑顔輝く日々を
守りたい 孤独に囲まれ 悲しみに揺れる心を
忘れない この高い空 青い海 夏の陽射し
忘れない あなたと交わした言葉さえ 何もかも

つかのまの虹…
きっと君への架け橋になるだろう


13.カザミドリ

作詞:坂本真綾
作曲:横田はるな

春に生まれたせいかしら
たねが飛んでくみたいにすぐ 遠くへ行きたくなる
まだ見ぬ場所へ

風に運命ゆだねたカザミドリ
目的地を示し続けるコンパス
何を持って行けばいい 何を置いて行けばいい
旅立ちの朝

変わることを恐れながら ここに留まりたくもない
いつもとよく似た静かな目覚め

さようならと 背中を押した君
また会えると 声にならない私
重なってた道がまた ふたつに別れてる
はじまりの朝

ひとりぼっちは嫌なのに ひとりで行かなきゃ意味がなくて
寂しさに足が止まっても まだ帰れないの
風とともに海を渡り 日の出に導かれて歩こう
いくつもの出会いと別れ その先に
私を待ってるものがきっとあるから
生まれたとき自分と交わした約束 果たしに行かなくちゃ

だれに聞いてもわからない この目で この手で触れるまで
せかいじゅうに散りばめられた たからもの
森のように深く呼吸をして 星の音を聞いて眠ろう
いつか大地に舞い降りて根をおろす
そこが 帰る場所


14.約束はいらない

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

ねえ 愛したら誰もが
こんな孤独になるの?
ねえ 暗闇よりも深い苦しみ
抱きしめてるの?

何もかもが二人輝くため
きっと

君を君を愛してる
心で見つめている
君を君を信じてる
寒い夜も

ねえ恋しても誰にもいつか
終わりが来るの?
ねえ 青空よりも澄んだ
ときめき捨ててしまうの?

季節変わりの風
道を走る ずっと

君を君を愛してる
心で見つめている
君を君を信じてる
寒い夜も

たとえ明日亡くしても
あなたを失っても
出来る限りの笑顔で輝きたい

涙で今 呼びかける
約束などいらない
君がくれた大切な強さだから

瞳で今 呼びかける
約束などいらない
瞳で今 手をのばす
寒い夜も


15.ループ~sunset side

作詞:h's
作曲:h-wonder

ねえ この街が夕闇に染まるときは
世界のどこかで朝日がさす
君の手の中 その花が枯れるときは
小さな種を落とすだろう

踏み固められた土を道だと呼ぶのならば
目を閉じることでも愛かなあ?

この星が平らなら二人出逢えてなかった
お互いを遠ざけるように走っていた
スピードを緩めずに 今はどんなに離れても
廻る奇跡の途中にまた向かい合うのだろう

ねえ この街の夕闇が去り行く時に
この涙 連れてって

語りかけてくる文字を小説と呼ぶのなら
届かない言葉は夢かなあ?

澱みなく流れてく河に浮かべた木の葉で
海を目指して雲になって雨で降ろう
遠い君の近くで落ちた種を育てよう
違う場所で君が気付いてくれるといいんだけど

この星が絶え間なく回り続けているから
小さく開けた窓の外 景色を変え
私の愛した花 そっと芽生える季節で
廻る奇跡のその果て
また向かい合うのだろう
向かい合うのだろう

くるるまわるくるくると くるくるきみのまわりを


16.マジックナンバー

作詞:坂本真綾
作曲:北川勝利

どうすればいいんだっけ
あたりまえのことっていつも難しいな
嬉しいとき笑って
好きなときに歌いたいだけなのに

いつか願いは叶うと
でもいつかってどれくらい?
待ちきれないよ

123!の合図で両手広げて 全身にひかりを集めて
どこにあるの 教えて私にできること
めいっぱい傷ついて せいいっぱい走って
何十回転んで 泣いて それでもまだ
あきれるくらい 明日を信じてる

ひとりになりたくて
少しだけ遠回りした 帰りの道
会いたい人の顔
いくつか浮かんで 雲の中に消えた

あの日交わしたことばが
今ごろスッとしみ込んで
少し痛いよ

123! ひとつずつ扉たたいて もう一回胸に問いかけて
探してるの 本当に私がしたいこと
めいっぱい背伸びした反動でよろけて
何十回振り出しに戻って クタクタでも
そんな自分も 好きでいてあげたい

苦しくて 苦しくて
息ができなくなるときも
止まれない 止まりたくない ぜんぶ見届けるまで

123!の合図で空を見上げて 同じ星きみも見てて
感じてるよ ひとりだけどひとりじゃないって
めいいっぱい傷ついて せいいっぱい走って
何十回転んで泣いて それでもまだ
あきれるくらい 明日を信じてる


17.Remedy

作詞:坂本真綾
作曲:solaya

丘の上から見渡してたら 懐かしくて泣きそうになった
忘れたかった思い出がきらめいて

変わり始めている
まだ怖いけど 見守っていて

この先ずっと、ずっと抱えてく 消えない傷が心にある
ちゃんと触って 笑って向き合えるときが いつか来ますように

大きな声で叫んでみたら 肩が少し軽くなった
きれいな水が 染み込んでくるみたい

やりなおせないこと悔やんでるのは もうやめようかな

時間はずっと、ずっと続いてく すべて包んで流れていく
静かにそっと、そっと遠ざかる過去に ここで手を振るの

だいすきな人や 心地いい場所が いつしかこんなに増えて
ふつうの毎日 守ってくこと
それが今の夢

私をもっと、もっと信じたい できることはたくさんある
裸足で立って 歌って 太陽の下で揺れる花のように
裸足になって

私をもっと、もっと信じてあげたい
いつか 花のように

未来の私に祈ってあげたい きっとしあわせになれるように


18.光あれ

作詞:坂本真綾
作曲:菅野よう子

もしもまだこの声が誰かに届いてるなら
その人に誓いたい 僕は愛を忘れないと

ひとりじゃいられない時ほど 人にまぎれていても孤独で
存在の意味を突き放す 幼すぎる衝動 みじめで空しいだけ

僕の花はもう二度と開きはしないと思ってた
でも遅くたってかまわない 壊れた時間を取り戻したい

もしもまだこの声が 誰かに届いてるなら
その人に誓いたい 僕は愛を忘れないと
いつかまたぬくもりを抱いて歩いてみせる
その力信じたい 生まれ変わる勇気はもう僕の中に

期待してた答えじゃなくて 裏切られたような気がしたり
優しくないと吐き捨てる 身勝手な自分に見てみぬふりしてたね

肝心なこと言えないで それきり別れた人がいた
へたくそなのは変わらない それでも誰かと生きていきたい

たくさんのありふれた記憶ひとつひとつに
最初から出会いたい あの日捨てた僕とともに
抱き合って伝えよう そこにある喜びを
見失い 探してた 人を愛し生きるわけは僕の中に

光あれ
光あれ
光あれ
満ちあふれ

もしも今この声が 誰かに届いてるなら
手を振ってくれないか 無力すぎる僕のために
それだけでどこまでも旅を続けていける
僕たちは探してる 人を愛し生きるわけを

もしもまだこの声が 誰かに届いてるなら
その人に誓いたい 僕は愛を忘れないと
いつかまたぬくもりを抱いて歩いてみせる
その力信じたい 生まれ変わる勇気はもう 僕の中に


19.僕たちが恋をする理由

作詞:坂本真綾
作曲:高田みち子

オリオン星をみつけたら 胸が優しくなるわけは
どこかの街で見上げてる きみの背中が浮かぶから

通りすがりの音楽に 風が冷たくなるわけは
私の中の特別な気持ち きみは知らないでいるから

言いかけてやめたことば
大切についた小さなうそ
おとなになっても難しいことは
思ってたよりたくさんある

どこまでも どこまでも
近づけば遠くなるきみに
恋をした それだけで
そらは広く深くなっていく

並んで歩いた帰り道 とりとめもなく続く雪
きみの哲学に触れるとき いちばん好きな自分になる

春夏秋冬を繰り返し いつの間にかひとまわり
めぐりめぐって訪れた 私のオリオン

手に入れるものじゃなくて
約束交わすことじゃなくて
それぞれに向かう場所が
似ていたらいいと思う

どこまでも どこまでも
きみがきみでいる気高さが
嬉しくて 切なくて
もっとずっとそばにいたくて
恋をした それだけで
そらは広く深くなっていく


20.ダニエル

作詞:TROY
作曲:菅野よう子

Feel your eyes of malice
Like a bullet through my heart
So unkind
Words,
Like gasoline,
Burn a hole into heaven
Then rain down on me
Everything falls apart

There was a time when our lives were so free
Now just another show
Innocent days slipping far away

Tell me where to go
Love is not enough
When love is not enough
Tell me
Who can I run to?
Love is not enough
When love is not enough
Nothing matters

Feeling lost and no where
Cold and shivering
Like a black morning faded
Darkness comes
How could things be so wrong

There was a time when my love set you free
Not very long ago
What I would give for one night, today

Tell me where to go
Love is not enough
When love is not enough
Tell me
Who can I run to?
Love is not enough
When love is not enough
Help me, please
To see the truth
Love is not enough
When love is not enough
Tell me
Who can I turn to?
Love is not enough
When love is not enough
What else matters?


21.ユッカ

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

亡くしたものばかりいつも持ち歩いていた
思い出は笑顔や温もりや幸せまで持ってる
欲しいものすべてが眠る昨日の日々に
ただ一つ足りないものがある
僕はやっと気づいた

未来はやっては来ない
このままじゃやって来ない
自分の小さな殻 抜けださなくちゃいけない

2つの目を開いて
2つの手をひろげて
そりかえるシンバルのように
心を揺さぶるような何か
叫びだしたくなるような
自分のなかの自分が時を待ってる

捨て去ることでもういちど始まりを知る
祝福をしてるように眩しい雨が窓をたたくよ

どうにもならないことや
どうしようもない気持ち
そんなものがきっと道をきめてゆく
Love is glowimg

手渡された悲しみ
それは乗り越えるためにあると空見上げ思う
誰も一人で死んでゆくけど
一人で生きてゆけない
いつか誰かと僕も愛しあうだろう

大きな瞳が世界の何処かの果てで
見つめてくれてる

シンバルのように
心を揺さぶるような何か
叫びだしたくなるような
自分のなかの自分が時を待ってる

手渡された悲しみ
それは乗り越えるためにあると空見上げ思う
誰も一人で死んでゆくけど
一人で生きてゆけない
いつか誰かと僕も愛しあうだろう

一人で死んでゆくけど
一人で生きてゆけない
いつか誰かと僕も愛しあうだろう


22.blind summer fish

作詞:サカモトマーヤ
作曲:カンノヨウコ

今 この頬に触れたその指先が優しく語った
きっと訪れる私たちの別れの日のことを
限られた時間の中であといくつのものを与え合うの
blind summer fish 鼻の先すぐそばであなたの呼吸感じながら
blind summer fish 愛しくて 切なくて
今あなたが欲しい すべて預ける

いつか出会った瞬間惹かれ合った情熱と同じ引力が
ふたりの行き先を 別々の場所へ導こうとしている
たとえ生まれる前から決まっていたとしても
blind summer fish 両腕にいっぱいの優しさ抱えてあなたは
blind summer fish 抱き寄せてくれるから
それだけで今日をまた生きていける

ずっと続く愛なんてあるの
blind summer fish 鼻の先すぐそばであなたの呼吸感じながら
blind summer fish 愛しくて 切なくて
今あなたが欲しい すべて預ける


23.gravity

作詞:troy
作曲:Yoko Kanno

been a long road to follow
been there and gone tomorrow
without saying goodbye to yesterday
are the memories i hold still valid?
or have the tears deluded them?
maybe this time tomorrow
the rain will cease to follow
and the mist will fade into one more today
something somewhere out there keeps calling
am i going home?
will i hear someone singing solace to the silent moon?
zero gravity what's it like?
am i alone?
is somebody there beyond these heavy aching feet
still the road keeps on telling me to go on
something is pulling me
i feel the gravity of it all


24.NO FEAR / あいすること

作詞:鈴木祥子
作曲:鈴木祥子

あなたは生きてきたの、わたしの知らない時間を。
星座の名前や、知らない国。あなたが旅する地図のうえに、

こんなに小さくても、わたしが居てあげる。

とても恐いけど、だいじょうぶ。道はたしかに つづいてる。
恐くても、だいじょうぶ。愛すること、――夢みること
わたしはもう、恐れない。

子供のころに読んだ 砂漠の生きものたちは、
水が満ちる日を待ちつづける、神様の腕に抱かれている、

病めるときも、死ぬときも、わたしがそばに居る。

目に見えなくても、だいじょうぶ。それはたしかに、ここに在る。
恐くても、だいじょうぶ。信じること――哀しむこと、
あたしはもう、恐れない。

目に見えなくても、だいじょうぶ。道はたしかにつづいてく。
恐くても、だいじょうぶ。あなたの手を、はなさない。

愛すること――おそれること、あたしはもう、恐れない。


25.30minutes night flight

作詞:坂本真綾
作曲:山田稔明

そっと黙ってついてきて
銀色夜空へ
最初で最後の約束 あなたと交わした

眠れないのは 気のせいじゃない
飛び出す合図を待ってた

空と地上の あらゆる境界線を
越えていくよ 今夜あなたを連れて

なんでもないと首振って黙った横顔
最初で最後の命で あなたを見つけた

ねえ 許せないような偶然にも
僕らを導く何かが

街や国の あらゆる境界線を
越えていくよ 今夜あなたを乗せて
そらさないで この景色を
ちゃんと見てありのまま
よごれた雨 消えない影
なにもかもを受け止めて
これが僕らの住む世界

なんにも言わず目を閉じて
銀色宇宙へ

朝になって目を覚まして
すべてを忘れてしまっても

空と地上のあらゆる境界線を
越えてゆくよ 今夜あなたを連れて
そらさないで この景色を
ちゃんと見てありのまま
青いひかり 水の匂い
愛を歌う人の声
これが僕らの住む世界


26.プラチナ

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

I'm a dreamer ひそむパワー

私の世界 夢と恋と不安で出来てる
でも想像もしないもの 隠れてるはず

空に向かう木々のようにあなたを まっすぐ見つめてる

みつけたいなあ かなえたいなあ
信じるそれだけで 越えられないものはない
歌うように奇蹟のように
「思い」が全てを変えてゆくよ
きっと きっと 驚くくらい

I'm a dreamer ひそむパワー

まだ見ぬ世界 そこで何が待っていても
もしも理想とちがっても 恐れはしない

鳥たちは風にのり旅をしてゆく 今日から明日へと

伝えたいなあ さけびたいなあ
この世に一つだけの存在である私
祈るように 星のように
ちいさな光だけど何時かは
もっと もっと つよくなりたい

限界のない 可能性がここにある この手に
It's gonna be your world

みつけたいなあ かなえたいなあ
信じるそれだけで 越えられないものはない
歌うように奇蹟のように
「思い」が全てを変えてゆくよ
きっと きっと 驚くくらい


27.Feel Myself

作詞:岩里祐穂
作曲:管野よう子

太陽 空の中いったりきたり
繰り返し季節の色を変えてく
毎日 この窓の向こう側も
少しずつ新しい景色増えてく

あの日 突然に
離ればなれになった瞬間でさえも思ってた
君のこと 好きになったことも
忘れないことも 大丈夫だって

恐くない 壊れない
この気持ちだけは
そんなモンに負けない
自信があるから
強くない 強さじゃない
ただ感じてるの
時間も空間もないココロで

こんなに あふれる人のなかから
たった一人きりの誰かと巡り逢う
これほど 遠い場所にいるけれど
たった一つだけの想いを信じあう

きっと何もかも変わってゆく
悲しみもうれしかったことさえも
消えてゆく いつか時の中で
それでも記憶は 胸(ココ)に残る

渡さない 渡せない
この気持ちだけは
なんだってできるような
そんなエナジーたち
強くない 強さじゃない
君も感じていて
時間も空間もないココロで

何も見えない空
いつでも呼びかけ続けている どこにいても
この気持ちだけは
そんなモンに負けない
自信があるから
強くない 強さじゃない
ただ感じてるの
時間も空間もないココロで
Feel myself もっと強く
I gonna feel yourself すべてを越え
Feel myself I gonna feel yourself


28.ユニバース

作詞:坂本真綾
作曲:鈴木祥子

ことばにはならない思いを抱き上げて
名前を探してた
暗闇と夜明けの隙間に ひとりきり

走るように伸びていく
無数の祈りのひとつがここにあるの

60億の孤独が見上げてる
果てしない空に目をこらす
ちっぽけな願いごと抱えて
まあるい星に青い灯がともる
ユニバース

月明かりの下に 窓明かりはいくつ
同じ星の上に 窓明かりはいくつ
数える ひとつずつ

まっすぐに伸びていく
本当の答えは自分の中にあるの

60億の孤独が見上げてる
果てしない空に目をこらす
限りある その命燃やして
まあるい星に青い灯がともる
ユニバース

青い灯をまとうユニバース


29.ポケットを空にして

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子

風が変われば僕の道さえ少しは
ましになるだろ
「豊かさが君たちをダメにする」なんて
知ったこっちゃない

夢の法則など何処にもないはずさ

ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
目当ても何もないけれど
すぐ、ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
みだらな気持ち ぶらさげて

草むらに寝ころんで
逆さの星くず目を凝らしてた
流れ星見つけたよ
でも願い事がわからない

人を愛すること 生きてくこと 死ぬこと

ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
目当ても何もないけれど
すぐ、ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
みだらな気持ち ぶらさげて

ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
目当ても何もないけれど
すぐ、ポケットを空にしてさあ旅に出ようよ
みだらな気持ち ぶらさげて

こんな架空の運命…
壊して明日へ旅立つ僕ら
ブリキの街をあとに
高くその旗を振りかざせ
振りかざせ


30.everywhere

作詞:坂本真綾
作曲:坂本真綾

ぼくが今向かう場所は そう遠くじゃない
1マイルの少し先 1光年の手前

寂しそうに手を振らないで 笑顔で見送って
終わりじゃないぼくの旅のために
そっと ぎゅっと 抱きしめてくれないか

everywhere
帰る場所をずっと探してたけど それはすぐそばにあった
愛されるためにきっと 僕らは生まれてきたんだ
ふるさとはeverywhere

はじめて来たはずなのに 懐かしい景色
思い出せないメロディ なぜか優しい気持ち

無限にある可能性の中 ほかの誰でもなく
ぼくがぼくを選んだその理由を
ずっとずっと 問い続けてるんだ

everywhere
うすむらさきの花と三日月 それが君と僕の色
逢いたいと思うとき もう僕らは一緒にいるんだ
再会はeverywhere

everywhere
ぼくが今向かう場所は そう遠くじゃない
1マイルの少し先
すべてがそこへ帰るんだ
ふるさとはeverywhere
帰る場所をずっと探してたけど それはすぐそばにあった
愛されるためにきっと 僕らは生まれてきたんだ
ふるさとはeverywhere