1.時の流れに

作詞:中村行延
作曲:堀内孝雄

おまえのために
作ったうたも
忘れてしまった

幾年ぶりに歩く町も
姿を変え
なつかしい友に会った
昔のおもかげはそのまま

くちづけだけで別れた恋
あの人は
となりの町へ嫁いで
もうすぐ子どもができる

老舗で名高い
あの呉服屋も
今では大きなビルになり

※人生はめぐりめぐり
立ち止まろうとはしない
人の心も移り変わり
けれど愛は変わらない※

食えない暮らし続き
お前と暮らしたあの頃
心はいつも
明るさ なくさなかった

今をこうして
生きていても
おまえの愛を忘れた訳じゃない

悲しいことにいつの時代も
時の流れはすべての人に
やさしい訳じゃない

時の流れに負けない力を
時の流れに負けない愛を

(※くり返し×2)


2.紫陽花


3.遠くで汽笛を聞きながら


4.冬の稲妻


5.ジョニーの子守唄


6.君のひとみは10000ボルト

作詞:谷村新司
作曲:堀内孝雄

鳶色のひとみに 誘惑のかげり
金木犀の 咲く道を
銀色の翼の馬で 駈けてくる
二十世紀の ジャンヌ・ダークよ

君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使
君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使

まぶしすぎる朝に 出会った時の
そんな心の ときめきを
知らぬ間にふりまき 消えていった
季節はずれの ミストレル

君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使
君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使

君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使
君のひとみは 10000ボルト
地上に降りた 最後の天使


7.夢去りし街角


8.秋止符


9.帰り道


10.カリフォルニアにあこがれて


11.南回帰線

堀内孝雄・滝ともはる
作詞:山川啓介
作曲:堀内孝雄

君だけに生きて行けたら
どんなにかいいだろう
男は夢に追われる
孤独なランナー
ありがとう 君は故郷
心やすらぐ香りを
無理やり愛の目かくし
ほどくおれは罪人

若さとは 幸せを
疑いながら 生きること
追いかける夢があるかぎり
今は遠いあいつも ライバル同士さ

君がもし妹だったら
この胸も 痛まない
優しいやつに 出会えと
笑って言えるのに
転がる石に戻って
夢を食べて生きるさ
南回帰線越えれば
過去はみな蜃気楼

若さとは 魂が
野生の歌を 歌うこと
追いかける夢があるかぎり
この命そっくり 明日に賭けるさ

若さとは 幸せを
疑いながら 生きること
追いかける夢があるかぎり
今は遠いあいつも ライバル同士さ


12.狂った果実


13.デラシネ <シングル・バージョン>


14.五年目の手紙


15.あの日のままで


16.GOING HOME


17.憧れ遊び

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

君を花に例えたら 笑うだろうか
白いユリのようだと云えば
胸の炎に気づいてないと
戸惑うだろうか

君を海に例えたら おこるだろうか
深い謎のようだと云えば
胸のうねりも俺のためだと
いらだつだろうか

君の言葉に歌を聴き
君のしぐさに舞を見る
男はいつも憧れ気分
口づけの間も夢遊び

君を星に例えたら 嫌うだろうか
遠い夢のようだと云えば
胸を合わせてそばにいたいと
悲しむだろうか

君の涙に虹を描き
君の笑顔に空を飛ぶ
男はいつも憧れ気分
口づけの間も夢遊び

君の吐息に四季を織り
君の瞳に愛を見る
男はいつも憧れ気分
抱きしめる時さえ夢暦


18.愛しき日々

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

風の流れの 激しさに
告げる想いも 揺れ惑う
かたくなまでの ひとすじの道
愚か者だと 笑いますか
もう少し時が ゆるやかであったなら

雲の切れ間に 輝いて
空しい願い また浮ぶ
ひたすら夜を 飛ぶ流れ星
急ぐ命を 笑いますか
もう少し時が 優しさを投げたなら
愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影

気まじめ過ぎた まっすぐな愛
不器用者と 笑いますか
もう少し時が たおやかに過ぎたなら
愛しき日々は ほろにがく
一人夕陽に 浮かべる涙

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影


19.遥かな轍

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

こうとしか 生きようのない人生がある

いつかお前が したのまぶたに
涙浮かべて 熱く語った
あの日 二人の にぎりこぶしも
想い映して 汗ばんでいた
心の中に それぞれの
聞きわけの悪い わらべ心さわぎ
重なり合わぬ 虹飛んでいた

逢えばお前は 今も変わらず
燃えるまなざし 投げつけてくる
その眼の中で 愚かしく
いとおしむように 夢抱きしめなおす
自分に何故か 歓んでいる

こうとしか 生きようのない人生がある
せめて 消えない 轍を残そうか

男の中の 蒼くさい
狂おしい夢が 激しく 駆けぬけて
遥かな轍 描き込んでいる

こうとしか 生きようのない人生がある
せめて消えない 轍を残そうか


20.ガキの頃のように

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

もう少し時が 過ぎるまで
お前の胸で 眠っていたい
夜更けの街へとびだせば
本当はもっと 淋しくなるから

俺らしく そうさ 俺らしく
ここまで生きて 来たじゃないか
泣くんなら 泣いちまえ
涙がかれてしまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように

夢だけをかじり 笑っている
お前がいつも まぶしく見える
青春だけで 生きれたら
想い出なんかじゃまになるだけさ

俺らしく そうさ 俺らしく
昨日は 昨日 いいじゃないか
泣くんなら 泣いちまえ
このまま眠ってしまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように

泣くんなら 泣いちまえ
涙がかれて しまうまで
泣くんなら 泣いちまえ
ガキの頃のように
ガキの頃のように


21.冗談じゃねえ

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

夜更けにひとりで飲めば 涙それより苦いから
遠くで幸福なんて 格好つけてるだけだよ
お前はあしたを選び 俺を秤にかけただけ
別れに言いわけつけて 未練脱ぎすて逃げてゆく
冗談じゃねぇ 優しさなんて
冗談じゃねぇ 男と女
あばよひとつ 想い出が置きざりの胸の中

心が寒くて今日も 酒であたため酔いつぶれ
強がる背中の奥で いまも面影抱いてる
お前の最後の言葉 俺の右手をふりほどき
涙を残したままで 過去を切り捨て駆けてゆく
冗談じゃねぇ 切なさなんて
冗談じゃねぇ 男と女
あばよひとつ 悲しみが置きざりの胸の中

冗談じゃねぇ 優しさなんて
冗談じゃねぇ 男と女
あばよひとつ 想い出が 置きざりの胸の中


22.恋唄綴り

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

涙まじりの 恋唄は
胸の痛さか 想い出か
それとも幼い あの頃の
母に抱かれた 子守唄
ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
飲めば 飲むほど 淋しいくせに
あんた どこにいるの
あんた 逢いたいよ

窓にしぐれの この雨は
あすも降るのか 晴れるのか
それとも 涙がかれるまで
枕ぬらして かぞえ唄
ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
泣けば 泣くほど 悲しいくせに
あんた 抱かれたいよ
あんた 逢いたいよ

ああ… 夢はぐれ 恋はぐれ
飲めば 飲むほど 淋しいくせに
あんた どこにいるの
あんた 逢いたいよ


23.都会の天使たち

堀内孝雄&桂銀淑
作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

この都会(まち)に 眠りの天使たちが
遊びに疲れて 夜を運ぶ
悲しみのベッドで 瞳を閉じれば
幼い昔へ 誰でも帰れる
せめて愛する人が 隣にいたら
夢の中まで
連れていけるはず
生きていることさえも 切ないなら
泣いていいから
心を抱きしめて
ひとりで抱きしめて

人生は想い出 数えるだけ
人肌恋しい 寒い夜は
過ぎた日は いつでも綺麗すぎて
涙のかけらで 飾りをつけてる
せめて悲しい人が 隣にいたら
夢をわけあい
飲んでいるけれど
めぐり逢えればいつか 別れの日が
待っているから
心が泣きぬれて
ひとりで泣きぬれて

せめて愛する人が 隣にいたら
夢の中まで
連れていけるはず
生きていることさえも 切ないなら
泣いていいから
心を抱きしめて
ひとりで抱きしめて


24.影法師

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

人の優しさ 恋しい晩(よる)は
男泣きする 切ない胸が
この身をつつむ ぬくもりならば
愛じゃなくても 信じあえる

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

胸に灯(あかり)を ともした晩(よる)は
想い出だけが 心のねぐら
夢がちぎれて ひとりでいても
誰かを抱けば 忘れられる

心の傷なら 涙で洗って
逢いたい人なら この瞳(め)をつぶって
淋しい背中が お前の人生
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師

心の傷なら 酒でもくらって
詫びたい人なら この手を合わせて
淋しさこらえた おまえの横顔
過去(きのう)をひきずる そんな 影法師


25.東京発

作詞:たきのえいじ
作曲:堀内孝雄

雨がみぞれに 変わる頃
時計の針が昔に戻る
あなたを忘れる手だてもなくて
心は今も篭の鳥

東京発 北国へ
雪にこの身をさらしたら
断ち切ることが出来ますか
焦がれる思いをひとつづつ

すこしばかりの身支度を
整える度 あなたが映る
こぼれる涙も おもいでさえも
あなたがくれた置土産

東京発 北国へ
肌に寒さがからみつく
吹雪にじゃれる海猫を
下りの電車(れっしゃ)が追いかける

東京発 北国へ
雪にこの身をさらしたら
断ち切ることが出来ますか
焦がれる思いをひとつづつ
焦がれる思いをひとつづつ


26.酔いれんぼ

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

あんたの心が 寂しいときは
隣りで この手で 暖めるから
世の中なんかは 悲しみばかり
せめて 身体を よせ合いながら
泣きなさい こらえないで
肩の荷物を 降ろしたら
泣きなさい 声をあげて
そばで 抱いてて あげるから…あんた

お酒で心が 休まるならば
子供の昔が 恋しいならば
母親みたいに ついててあげる
何処か ひとりで 行きそうだから
酔いなさい 雨の夜は
たった この世で ふたりきり
酔いなさい 涙ためて
眠り疲れて しまうまで…あんた

泣きなさい こらえないで
肩の荷物を 降ろしたら
泣きなさい 声をあげて
そばで 抱いてて あげるから…あんた
あんた


27.竹とんぼ

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

「今は我慢しよう 俺たち一緒に
夢を飛ばしてきた 竹とんぼじゃないか」

砂を噛むような こんな人の世に
誰かひとりでも 信じ合えるなら
夢がささくれて 人生(みち)に迷ったら
酒でぬくもりを わかち合えばいい
涙よ お前に 負けた訳じゃない
背中が少し 淋しいだけさ
なんにもなかった 昔のように
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

「浮いたり沈んだり 泣いたり笑ったり
面白いよな ハハッ 人生って…」

もしも次の世に 生まれ変わっても
そうさ生き方を 恥じることはない
男泣きしても なぐり合いしても
胸の痛みなら わかりあえたから
時代よ お前に 負けた訳じゃない
心が少し 切ないだけさ
夕やけ 裸足(はだし)で 追いかけていた
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

涙よ お前に 負けた訳じゃない
背中が少し 淋しいだけさ
なんにもなかった 昔のように
もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ

もう一度あの日へ 飛ばせ 竹とんぼ


28.時代屋の恋

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

あんたとふたりで 昭和の川を
恋唄 舟歌 流れてきたね
春なら夜桜 人肌酒で
酔ったまんまで 惚れ直してね
あぁ 時代屋の 男と女
演歌が似合って いるけれど
I love you と英語でね
あんたがあんたが大好きよ

あんたとゆられて 昭和の川を
笹舟 小船で 浮かんできたね
秋ならしぐれの 相合傘で
昔みたいに 恋人してね
あぁ 時代屋の 男と女
言葉はいらない 赤い糸
I love you と英語でね
あんたがあんたが大好きよ

あぁ 時代屋の 男と女
演歌が似合って いるけれど
I love you と英語でね
あんたがあんたが大好きよ
大好きよ


29.河

作詞:たきのえいじ
作曲:堀内孝雄

今なら笑って 言えるけど
ひとり悩んだ あの頃を
おもいで達に ケリつけて
ぐっと飲み干す 居酒屋で

人生は 河のように
流れ続けて 背を向ける
あきらめないで 越えていく
時代という名の この河を

それほど強くも ないくせに
無茶を通して 意地を張り
眠れぬ夜には 人知れず
空を見上げて 涙ぐむ

人生は 河のように
まがりくねって 過ぎていく
振り向かないで 負けないで
渡って行こうか この河を

人生は 河のように
流れ続けて 背を向ける
あきらめないで 越えていく
時代という名の この河を
時代という名の この河を


30.カラスの女房 <ニューバージョン>


31.ふたりで竜馬をやろうじゃないか

堀内孝雄 with 五木ひろし
作詞:荒木とよひさ
作曲:杉本眞人

おまえが花なら 俺は酒
咲くのも男 酔うのも男
たかが昼寝の 夢ん中
失くす物など なんもない
嗚呼 一点の雲もなく
男同士が 惚れたから
今度生れりゃ 百年先の
ふたりで竜馬を やろうじゃないか

おまえが海なら 俺は陸(おか)
東へ西へ 南へ北へ
たかが広げた 風呂敷に
忘れ物など なんもない
嗚呼 満天の星枕
男同士が 眠っても
今度生れりゃ 時代を変える
ふたりで竜馬を やろうじゃないか

嗚呼 一点の雲もなく
男同士が 惚れたから
今度生れりゃ 百年先の
ふたりで竜馬を やろうじゃないか
今度生れりゃ 時代を変える
ふたりで竜馬を やろうじゃないか


32.青春追えば

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

人知れず恋する この慕いは
少年の淡き 心のように
鰯雲流れる 空を見つめ
鳥にさえなれた 遠き日を忍べば

君想う 君は何処に
幼き子の 手をひいているのか
青春追えば 青春は遥かに
いま生きることが 見えてきても

道草をたどれば この手のひら
雲ひとつさえも つかめぬままに
秋桜をゆらして 丘を駆ける
風を呼び止めて あの日をたずねる

※君想う 君は何処に
平凡でも 幸福でいるのか
青春追えば 青春は遥かに
いま過ぎし日々を 振り返れば※

(※くり返し)


33.愛染橋


34.岬から


35.坂道

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

右手から こぼれた 人生を
秋桜の 秋が ふたり染めている
ゆるやかな 坂道 あの人と
影さえ 触れずに 歩いている
あ…埋められぬ 歳月が
時代の流れが そこにある
何も聞かず 何も言わず
ただ 人生は 捨てたものじゃない

この坂を 降りれば あの駅で
めぐり逢い だけで 恋はまた終わる
美しい 横顔 盗んでも
ふたつの 生き方 待っている
あ…若き日の 落日が
時代の早さが そこにある
何も聞かず 何も言わず
ただ 人生は 捨てたものじゃない

あ…埋められぬ 歳月が
時代の流れが そこにある
何も聞かず 何も言わず
ただ 人生は 捨てたものじゃない

ゆるやかな 坂道 あの人と
影さえ 触れずに 歩いている


36.涙を捨てる街 <ニューバージョン>


37.山河


38.花になれ


39.親父の帽子 <アコースティック・バージョン>


40.傘になれたら

作詞:相田毅
作曲:堀内孝雄

さみしい時 見つめ合って
傘になれたら お互いの
時がまるで 雨の雫
傘の中だけが あたたかい

哀しみの雨 自分にだけは
かからないでと 願い
人は誰でも 信じてるから
よける術もなくて

傘になれたなら 心ごと

切ないとき 言葉よりも
傘になれたら さりげなく
季節ごとに 切り取られた
思い出の切符 旅は続く

雲行きばかり 気にする日々
風のささやき 忘れ
大事なものを 見失っては
頬を濡らす 涙

傘になれたなら 心から

傘になれたなら 二人して


41.青春の日々

作詞:石坂まさを
作曲:堀内孝雄

遥かなる 山の端に
母のよな 星が出る
夕暮れは 寂しくて
里灯り ちらほらと

思い出と 呼んだとて
微笑みは 帰らずに
この胸の この涙
ひと雫 流れくる

月見草 ほのぼのと
そよ風に ひらく時
この橋を 渡ったら
あの頃に 会えますか

人の世は 旅人で
あてのない 日々を行く
さすらいの 友達は
影法師 ただ一つ

青春は 一つ道
迷っては 立ち止り

人の世は 旅人で
あてのない 日々を行く
いつの日も 夢見ては
明日の日に 歩いてく

明日の日に 歩いてく


42.愛すべき男たち

作詞:石原信一
作曲:堀内孝雄

この年だから 秋刀魚のにがさ
わかるんだよな しみじみほろり
秋風が吹く 暖簾の店で
酒くみ交わす 男たち

女房とたまに しゃべっているか
頑固な癖は まだそのままか
物忘れして へこんでないか
なあ 愛すべき 男たち……

型の古い 服着ているが
仕立てはいいさ 崩れちゃいない
たそがれ時刻(どき)に にぎわう店は
背中が似てる 男たち

医者から言われ 煙草をやめた
流行りの歌は 何にも知らず
初恋の女(ひと) ときどき想う
なあ 愛すべき 男たち……

女房とたまに しゃべっているか
頑固な癖は まだそのままか
夜中にひとり 目が覚めないか
田舎に手紙 書きたくなるか
遠い昔が 恋しくないか
なあ 愛すべき 男たち……
なあ 愛すべき 男たち……


43.さよならは云わない

作詞:荒木とよひさ
作曲:堀内孝雄

コスモスが咲いていた 秋の空
黒ぶちの写真は 笑っていた
寂しさも儚(はかな)さも 煙になって
旅立つためにだけ 生きていたのか

また会おう 君のそばで
少しは待たせて しまうけど
さよならは云わないよ 涙も浮かべない
この青空がこんなに 切ないけど

思い出は音のない 風になり
飲んで騒いだ日々 今はかげろう
悲しみに問いかける いのちのもろさ
先立つためにだけ 急いでいたのか

また会おう 君のそばで
最後の言葉に なるけれど
さよならは云わないよ 虚(むな)しさも恨まない
この青空がこんなに 切ないけど

また会おう 君のそばで
少しは待たせて しまうけど
さよならは云わないよ 涙も浮かべない
この青空が こんなに切ないけど
この青空が こんなに切ないけど


44.惜春会


45.面影橋

作詞:たきのえいじ
作曲:堀内孝雄

面影橋は なごり橋
あなたがそこに いるようで
面影橋は もどり橋
涙を連れて 渡る橋

光りが水に たわむれて
音も立てずに はしゃいでる
おもいでばかりが まぶしくて
あなた 忍んでは振りかえる

面影橋は なごり橋
あなたがそこに いるようで
面影橋は もどり橋
涙を連れて 渡る橋

しあわせ色の ふしあわせ
あなた残して かくれんぼ
手すりにもたれりゃ あの頃が
息をひそめて 立ち止まる

面影橋は 別れ橋
抱かれたことも 今は夢
面影橋は しぐれ橋
心に雨が 降るばかり

面影橋は なごり橋
あなたがそこに いるようで
面影橋は もどり橋
涙を連れて 渡る橋

涙を連れて 渡る橋


46.時の流れに(2011)