はぐれ舟

大川栄策 はぐれ舟歌詞
1.はぐれ舟

作詞:志賀大介
作曲:伊藤雪彦

今日も誰かが 泣いている
泣けば涙の 川になる
荷物降ろした 男の背中に
吹いて寂しい すきま風
灯りひとつぶ 灯りひとつぶ はぐれ舟

往けばかえらぬ 片瀬波
今じゃ噂も 届かない
未練面影 ちらつくたびに
胸に注ぎこむ わすれ酒
どこへ流れる どこへ流れる おとこ舟

生きたあかしの傷の跡
思い乱れて 夜も更ける
岸を離れて さまよう俺に
縋る哀しい ひと夜花
よせよいまさら よせよいまさら はぐれ舟


2.惚れたよ

作詞:久仁京介
作曲:影山時則

思い切る気が くじけるような
雨の酒場の ひとり酒
惚れたよ 惚れたよ 惚れぬいて
忘れられない 夢ばかり
足は千鳥で こころは鴎
飛ぶに飛べない まよい酒

のれん揺れれば おまえの顔が
酔いの向こうに 見えてくる
惚れたよ 惚れたよ 惚れたから
泣いて笑える 人生か
咲いて散っても なおまだ燃える
花もあるだろ 恋もある

ちょっと待ってが 口ぐせだった
抱かれながらも 口をつく
惚れたよ 惚れたよ このおれと
いつか出直す 約束の
匂い袋を 忍ばす胸が
やけに恋しい 夜の酒