奥村愛子 蝶歌詞
1.蝶

作詞:松井五郎
作曲:奥村愛子・中野定博・安部潤

誰かに言ったことばでしょ
なにを試すというの 二人で

バレバレのその罠
くせになる蜜なら
それなりに毒でも
きっと感じるんだ愛は

※抱かれれば 蝶のように 煌めくのに
枯れる花しか 知らないせいで からっぽな夢を見る
わがままな 蝶のように 振る舞うほど
あなたがくれる ぬくもりがただ 心まで近過ぎる
これから先 どうなるの ? ※

背中を撫でるゆびさき
天使の羽などもうないのよ

唇をまちがい
嘘ばかりつきあい
憎んだりするもの
なんて勝手なんだ愛は

さみしくて 妙に胸が 乱れるけど
囚われながら あなたの方を 虜にもしてみたい
たくさんの 蝶を知って いるんでしょう
求められても 応えられずに わたしだけ渇いてく
これから先 どうするの ?

優しさを躊躇い
やすらぎに戸惑い
したいほどできない
ずっと迷路なんだ愛は

(※くり返し)

ここからは どうするの ?
わたしたち どうなるの ?


2.今日からふたりで

作詞:奥村愛子
作曲:奥村愛子・熊谷憲康

ねえ この部屋でふたり暮らすの
今から 離れてた時間取り戻そう
そうだ 歯ブラシを二つ並べて
この日の記念に写真を撮りましょう

喧嘩をしたあと あたし出て行ったら
あわてて追い掛けてきてほしい

今日からふたりで歩きましょう
これ以上すてきなことはないわ
今日からふたりで暮らしましょう
あなたとならきっとうまくやれるの

「おいたをしたらぶつわよ」

ねえ たのしく助け合いましょう
苦手な掃除も洗濯もするわ
閉店間際 スーパーかけ込んで
たまには豪勢な食事つくるの

すれ違う朝もなれ合う夜だって
こわくないわ ここにいるならば

ずっとはじまり待ってたの
その声であたしを綺麗にしてよ
あなたを心配していたい
つづいてく毎日 それは しあわせ

時折不安になる夜が来ても
あたし泣いたら笑っていてね

今日からふたりで歩きましょう
これ以上すてきなことはないわ
今日からふたりで暮らしましょう
健気についてゆくから あぁ

ずっとはじまり待ってたの
その声であたしを綺麗にしてよ
あなたを心配していたい
新しい毎日 それは しあわせ

「おいたをしたらぶつわよ」


3.ダンスフロアでもう一度

作詞:奥村愛子
作曲:奥村愛子・熊谷憲康

笑い声まじりの大きな言葉
あたしだとわかればそっけなくなるの
電話越し聞こえる 楽しげな音
忙しい理由はこれだったのね

出逢った頃の笑い声は あたし一人のものだった
少しの間の気まぐれだとすれば 早く戻って 笑ってゆるしてよ

※手と手 合わせて 身体 ゆだねて
ふたり あの日のように踊りたいのに
あなた あたしを忘れていくから
せめて 過ぎ去っていくときを想いつづけましょう※

おやすみの返事がなくなったから
意地張っておはようのメールもやめた
あなたの寂しさもため息の数も
溜め込んだ疲れにも気づいてたのに

きっと今隣にいるひと あなた好みの黒髪で
感情にまかせ泣き出すあたしより 癒されてるの そっちに行かないで

目と目 合わせて 心 ゆだねて
ふたり 寄り添うように ゆれていたのに
うまく踊れない あたしに呆れて
あなた 違う誰かの手を引いていくのでしょう

(※くり返し)

目と目 合わせて 心 ゆらせば
ふたり あの日のように踊れるはずよ
もう一度新しい約束かわして
あなたの相手に似合うのはあたししかいないわ


4.波と風と月と星と

作詞:奥村愛子
作曲:奥村愛子・安部潤

波と風と月と星とあおいだ空
砂の上で寝転がって語り明かし
淡い夜に差した朝が眩しかった
覚えてる 思いだして

波と風と月と星とあおいだ空
あの日決めた この子よりも綺麗になる
あまりにもいとしく思えて
負けられない そっと誓った

まぶた閉じて潮のかおりたどってみれば
うたう未来 高鳴ってくふたりがみえる

きみならこの先何を選ぶ あたしは負けずに何ができる
電話ひとつ いとも易く聞けるのに
なんでも器用にこなすきみに 聞かずにいるのはこわいからよ
夏と海に 空ときみに 誓った言葉 どれだけ果たしてこられたんだろう

波と風と月と星とあおいだ空
思い枯れていないはずよ あたしだって
周りうかがう癖は捨てて
守らなきゃ ずっときた道

子供のまま 大人の橋渡ろうとして
あたし何がほしかったか思いだせない

向かった先にはそびえる壁 まさぐるあいだに目先の罠
こだわってた誇りもそう崩れてく
なくした自信に気づかぬまま 夢まで忘れた無力な笑み
夏と海に 空ときみに 誓った言葉 どれだけ果たしてこられたんだろう

きみならこの先何を選ぶ あたしは負けずに何ができる
電話ひとつ いとも易く聞けるのに
なんでも器用にこなすきみに 聞かずにいるのはこわいからよ
近づいては遠ざかってく 熱い思いが

向かった先にはそびえる壁 まさぐるあいだに目先の罠
こだわってた誇りはまだ残ってる
不器用に走るこの姿に 負けないときみは言ってくれた
夏と海に 空ときみに 誓った言葉 どれだけ果たしてゆけるのだろう


5.As Time Goes By


6.サンクスフォー

作詞:奥村愛子
作曲:奥村愛子

料理が上手でないこと 要領があまりよくないこと
すぐにすねて泣き出すこと 素直になれないこと
頑固でわがままなこと 考えが子供すぎること
ちょっとのことで落ち込むこと 諦めたように投げ出すこと

涙をこらえた額のしわ 手入れのされていない爪
すぐに落ちる下手な化粧 かさついた厚い唇

思えばそれがありのままの姿だった
あの日みたいにもう逃げたりしないよ
ありがとう全て 忘れはしない

風はやさしくて

誰かを真似て嫌になること 盛り上げようと疲れること
考えず楽しようなんて 元気なふりすること
周りにどう見られるのかが 気になって仕方なくなること
安らかな午後がすきなくせに 衝動だけ欲しがること

今 雲の向う高く遠く 幻となるあの年月
あなたと見た果てない空 見上げるここに一人

そうなのそれがありのままの姿だった
許すんじゃなくて示してくれたでしょ
ありがとう全て 忘れはしない

これこそ私のありのままの姿だった
景色がとてもきれいに見えるよ
ありがとう全て 大切な日々

風はやさしくて