戀手紙

奥華子 戀手紙歌詞
1.最終電車

作詞:奧華子
作曲:奧華子

またすぐに会えるけど 寂しくて仕方ない
ちょっとでも 離れるのが怖くて
最終電車の中 窓に映った街に紛れて 少し泣いてた

最近二人の仲が 少し変わってきたね
電話やメールの回数も 前より少なくなった

髪の色変えても 新しい靴を履いても あなたは何も言ってくれないけど
大きな手に包まれたり 無邪気な横顔を見たり
一緒にいればそれでいい
もう少し あと少し 帰りたくないよ 今日も改札口で 手を振った

またすぐに会えるけど 寂しくて仕方ない
ちょっとでも 離れるのが怖くて
最終電車の中 窓に映った街に紛れて 少し泣いてた

鞄の中でずっと待っている マナーモードの「オヤスミ」
本当は今すぐにでも 私から送りたいけど

吊革につかまって テープを巻き戻してくように
今日の二人を思い出してく
あなたが言った言葉 その時見せた表情を 一つ一つなぞってゆく
さっきまで触れていた あなたの温もり どうか家に着くまで 消えないで

時々切なくなる いつでも不安になる
あなたを好きになればなるほど
最終電車の中 扉が開いた時 もう一度 走り出してた

またすぐに会えるけど 寂しくて仕方ない
ちょっとでも 離れるのが怖くて
最終電車の中 窓に映った街に紛れて 少し泣いてた

やっぱり 今日も好きでした


2.しあわせの鏡

作詞:奧華子
作曲:奧華子

ずっとそばで步いて行こう
今ここに誓うよ 幸せになろう

今日からあなたと二人で
同じ景色を見て
繰り返してゆく日々が
何より愛しい日々
あなたが嬉しい時は
私も笑っているでしょう
しあわせの鏡がいつも
二人の心を映してゆく
ずっとそばで步いてゆこう
それぞれの未來が重なってゆく
愛を愛を あなたにあげる
今ここに誓うよ 幸せになろう

あなたの事は何でも
知ってるつもりだけど
これから何十年かけて
もっとあなたを知ってゆく
少しずつ大人になって
お互い違う戀もした
氣がつけば辛いとき程
あなたが鄰にいてくれたね
ずっとそばで步いてゆこう
二人で選んでゆく一つの道を
愛を愛を 忘れないでね
それだけあればいい それだけでいい

あなたと出會って 二人になって
しあわせの鏡を見つけたから
愛を愛を あなたにあげる
それぞれの未來が重なってゆく
愛を愛を あなたにあげる
今ここに誓うよ 幸せになろう


3.DROP

作詞:奧華子
作曲:奧華子

いつから擦れ違ってたんだろう
一度は許し合えたのに
愛しくて窮屈だった部屋に
君はもういない

派手すぎるカ一テンも食器棚も無かった
君と出會う前の僕に戾っただけ
それなのに心だけ取り戾せない
どこに落としてきたのだろう

君がいなくなった部屋を探していた
誰よりも君の事 知ってたはずなのに
格好惡いくらいに 君を探してた
テ一ブルの向こう側に いつもいたのに

何度も繰り返した日々は
夕燒け雲に誘われて
小さなベランダから見える
街さえも陰る

冷藏庫に殘された 手作りドレンシング
「よく振ってね」と書いてある君の文字
それを手にした僕は 動けなくなる
あの日々は二度とかえらない

君がいなくなった部屋を探していた
憂鬱な雨の日も 寒い朝でも
君といればどんな事も どんな時だって
乘り越えて行けるんだと思ってたのに

引き出しを開けるたび コップを洗うたび
いちいち君を思い出してる
こんな僕をどこかで君は想像してるかな
それとも全てを忘れるのかな
君がいなくなった部屋を探していた
傷つけて 淚して 抱き合った日も
格好惡いくらいに 僕は探してた
テ一ブルの向こう側に 君はもういない
いつもいたのに


4.空に光るクロ一バ一

作詞:奧華子
作曲:奧華子
編曲:奧華子

あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれる前から知っていたよ
見えなくても 會えなくても 心が優しくなる
あなたを好きになれた私 幸せだね


空に續いてく道の途中に
綠色をした四つ葉のクロ一バ一
沈みかけている夕日の光が
そっと綺麗に照らし出してる
氣まぐれな風はやがて 遠くに通り過ぎてく
繫いでた手の中に 握り締めたクロ一バ一

あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれる前から知っていたよ
見えなくても 會えなくても 鄰にいる氣がする
あなたを好きになれた私 幸せだね

「ありがとう」と伝えたくて
空の中で あなたを探していた
目を閉じても 步き出せる あなたがいるなら
どんな闇も 照らしてくれる
笑っていて 泣かないでね 空に光るクロ一バ一
今すぐに屆けに行きたい
あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれ變わっても 出逢えるね
見えなくても 會えなくても 鄰で笑ってくれる
あなたを好きになれた私
あなたを好きになれた私 幸せだね
幸せだね
幸せだね
幸せだね


5.透明傘

作詞:奧華子
作曲:奧華子

星が見えない夜 止めた車の中 あなたは遠くを見てる
フロントガラスに 降り出した雨が 知らない顔で音を立てた

いつもこの場所から 色んな町並みや あなたの姿眺めてた
最後ぐらいは笑顔でいようと言ってたのに 守れなくて

ずっとあたしは 知らない間に 欲張って求め過ぎてたかな
もう少しだけ あなたを好きでなければ もっと一緒にいられたかな

もしもあなたの事が 思い出に変わったら
幸せ過ぎて退屈な日も 泣き過ぎて疲れた夜も
全て同じくらいに大切だった事を 本当に好きだった事を
あたしは失くして初めて 気付くのでしょう

まばたきする音が 聞こえそうなくらい あなたが近くにいても
縮まることのない 距離が出来た事 本当は知っていたの

出遭った頃は 好きな音楽も 好きな香りも違っていたのに
いつの間にか あたしが選ぶものは あなたの好きなものになってた

いつもあなたの声が お守りみたいだった
不安な時も 負けそうな日も すぐ隣にいる気がしてたよ
どんな強い雨でも 歩けると思ってた あなたが肩を濡らしながら
傘をさしてくれてた事 気付けずにいた

もしもあなたの事が 思い出に変わったら
幸せ過ぎて退屈な日も 泣き過ぎて疲れた夜も
全て同じくらいに大切だった事を
本当に好きだった事を 誰より愛されてた事
あたしは初めてあなたに 気付くのでしょう


6.迷路

作詞:奧華子
作曲:奧華子

私にとっては ただのゴミにしか見えない紙切れも
誰かにとっては 大切なお守りかもしれない

尖った言葉のナイフで 平気で人を傷つけて
見て見ぬふりをしている 「友達」という名前の人

迷路の出口を見つけても またそこは迷路の入口で
自分だけ置き去りにされそうで 暗闇の中もがいていた

たった一人でいいから 私の味方が欲しかった
ずっと心に抱えた 私の声を聞いて欲しい

色眼鏡で人を見て 本当の事を見失って
それぞれの悲しみなど 同じものでは計れない

単純な物語のように 上手に生きてゆけたなら
だから今 この胸を空っぽにして 人を信じて愛してみたい

世界中を敵にしても 誰も私を知らなくても
たった一人だけでいい 私を抱きしめてくれたら

僕達は同じ場所に立ってるけど 本当は違う景色を見てるのかな?
誰にも分らない 迷いなど消えない ゲームの世界ではない

たった一人でいいから 私の味方が欲しかった
ずっと心に抱えた 私の声を聞いて欲しい
無くしても 嘘でもいい ずっと誰かを愛せたなら
抱きしめた心の中 いつか私に届くのかな


7.太陽の下で

作詞:奧華子
作曲:奧華子

大きく息を吸い迂んで
僕等はどこに向かってゆく?
小さな部屋に燈りをつけ
今日の自分を燈しましょう
サヨナラはもう出會いの始まり
笑顏の中で 泣いて笑って
繰り返してく
明日へと續いてく道があるから
步いて步いて行けるんだ
何氣ない每日の笑顏があれば
僕等は繫がってゆける
太陽の下で

あなたが誰かを思う時
そこに優しい風が吹いて
どんな繪の具でも描けない
色鮮やかな心になるでしょう
步き疲れて立ち止まっても
信じる道を諦めないで
探しに行こう
未來へと續いてく道があるから
何度も何度も行けるんだ
同じ星 同じ時 同じ力で
僕等は繫がってゆける
太陽の下で

明日へと續いてく道があるから
步いて步いて行けるんだ
何氣ない每日の笑顏があれば
僕等は繫がってゆける
明日へと續いてく道があるから
步いて步いて行けるんだ
何氣ない每日の笑顏があれば
僕等は繫がってゆける
太陽の下で


8.三度目の冬

作詞:奧華子
作曲:奧華子

雪景色のカレンダ一
あの日めくったまま
白い雪化粧の
とても靜かな道

思い溶けてゆく
あれが別れなら
何も 愛も
まだまだ消えずに

どうしても忘れられない
人がいるから
私をあの場所へと連れ去って
全てを戾せたら

凍えた體二つ
いつも溫めあった
曇る窗ガラスに
心貼りついたまま
思い枯れるなら
何も恐れずに
今を失くす
事など出來るの

もう二度と振り向かずに
生きてゆけたら
私は一生かけて
あなたを忘れます


9.鏡

作詞:奧華子
作曲:奧華子

壞れてた夢は 污れたままで
探してた愛は ここで眠るの
見上げた空に ちっぽけな私は
何を思うの?

洗いざらしの心だけじゃ
何處にも行けないね
鏡に映した裸の私は
醜いでしょうか 教えて
何處を步いてても 同じ景色しか
見えなかった 知らなかった
誰にも言えない

戶惑いも恥じらいもないままに
さらけだす肌は 白く光って
誰かの聲に 怯える私は
何を隱すの?

矛盾だらけの每日じゃ
淚も乾かないね
鏡に映した裸の私は
醜いでしょうか 教えて
描き出してゆく 明日があるなら
污れてもいい 失くしてもいい
私がいるなら

碎け散る思いが私の心に刺さった時
痛みと引き換えに何を刻めばいいのでしょうか

鏡に映した裸の心は
醜いでしょうか 教えて
わずかな光で 照らし出せるのなら
誰にも見えない 私のカケラも
輝けるのかな


10.めぐり逢う世界

作詞:奧華子
作曲:奧華子

一つ一つ乘り越える
二人の中の見えない壁
ゆっくりゆっくり步いてく
曲がりくねった長い道を

遠くに遠くに離れても
君をいつでも感じてるよ
青く青く續く空
君の住む町に續いてる

「またね」と最後に手を振って
小さくなる君を見ていた
街の景色は變わって行くのに
二人の景色は驛のホ一ムのまま
めぐり逢う世界で たった
一人の君の笑顏を守れるように
二人の距離が寂し過ぎても
僕は頑張れるから

誰かの噂話を
聞いて負けそうになる時は
いつでも電話してきて
朝が來るまで話してよう
髮を短く切ったよと
手紙にそえてあった寫真
本當は誰よりも一番に
君の姿を見たくて侮しかった
心の奧で君に語りかける
どんな言葉も物足りなくて
泣き蟲な君を笑わせる事を
いつも考えてるから

櫻が散る頃の君の誕生日と
クリスマスの光る並木道と
雪舞い降りる二人の記念日が
何でもない每日の
景色に變われるように
めぐり逢う世界で たった
一人の君の笑顏を守れるように
二人の距離が寂し過ぎても
僕は頑張れるから
僕は頑張れるから


11.手紙

作詞:奧華子
作曲:奧華子
編曲:佐籐準

大切な事はいつでも
心の後ろに隱れたまま
悲しみは優しさとなり
光が射し迂む窗になった
想い彷徨う 聲無き聲を
宛先のない手紙に書いて
屆けてほしい
泣かないで愛しき人
今はまだ旅の途中で
どこまでも遠い所へ
悲しみが消えてゆく
微笑みが返ってくる

一人では抱えきれない
モノがあるなら どうかこの手に
少しでも分けて下さい
私は變わらず ここにいるから
どんな出會いも どんな別れも
一つ殘らず 今日という日に
繫がってきた
泣かないで愛しき人
守るべきモノがあるなら
いつかまた遠い所へ
思い出が消えてゆく
微笑みが返ってくる

何度も書いて消しては書いた
行くあてのない手紙をいつか
屆けてほしい
泣かないで愛しき人
今はまだ旅の途中で
振り返る言葉よりも
伝えたい事があるから
愛されて 裡切られて
人はまた愛を求めて
どこまでも遠い所へ
悲しみが消えてゆく
微笑みが返ってくる