暫存

奥華子 暫存歌詞
1.魔法の人

作詞:奥華子
作曲:奥華子

泣き虫でもわがままでも そのままがいいと言ってくれた
あなたに会う前はずっと 色のない空を見ていたの

魔法の星屑を手にして あたしに振りかざしてくれたね

あなたを好きになって あたしを好きになれた
出会えたこの奇跡がすべてを変えてゆく
言葉に出来なくても 心で分かり合える
抱きしめてるこの手を 離さないでいてね

あなたのこと思うほどに 困らせたり傷つけてしまう
幸せだと感じるたび 臆病になっていたのかな

涙枯れて眠るあたしに 魔法の雨を降らせてくれたね

あなたを好きになってあたしを好きになれた
こんなに綺麗なもの 溢れているなんて
今まで知らなかった 本当の空の色を
あなたはあたしだけに 教えてくれたよね

踏み出す未来も 忘れたいどんな過去も
人を想う力に変えてゆけるから

あなたが笑ったから あたしも笑っている
出会えたこの奇跡に 本当にありがとう
これから歩いてゆく道はもう怖くない
大きな魔法の手で 抱いてくれるから

あたしが笑ったから あなたも笑っている
かけがえのない時間が ここに流れている


2.白い足跡

作詞:奥華子
作曲:奥華子

君と出会った日も こんな寒い夜だったね
あの日から僕らは 飽きるほど側にいた
いじけた電話の声 車の中 歌う声も
君はいつでも僕に 幸せをくれたのに

ねぇ僕は いつからか 歩く早さも合わせずに
かじかむ君の背中に 気付けなくなっていた

さよなら 君と笑っていた日々 街には白い雪が降り積もる
冷たくなってく君の両手を 暖めること出来ないなんて

言葉より早く 正直すぎる唇も
我侭な横顔も すべてが好きだった
ねぇ君がいるだけで 僕は僕でいられたんだ
どんなに疲れていても 君には会いたかった

震える空に君を探しても 涙の奥に雪が降り積もる
凍えた指で描いた未来に 君の姿が見えなくなる

ゆらゆらと 落ちてくる 雪を見つめる君を
本当は 今すぐに 強く抱きしめたかった

さよなら 君と笑っていた日々 もう戻れない君は戻らない
小さくなってく白い足跡 君の姿が見えなくなる

さよなら 君と歩いていた日々 涙の奥に雪が降り積もる
小さくなってく白い足跡 追いかけること出来ないなんて


3.恋つぼみ

作詞:奥華子
作曲:奥華子

遠くへ旅立つ君は 夢だけを両手に抱えて
動き出した電車の窓 君はただ綺麗だった

サヨナラは言わないけれど
手を振る君を忘れないよ 忘れはしないよ

春を待っている恋つぼみ いつか花を咲かせて
君を想いし儚き夢 胸に抱き続けて

ボートが揺れる波間を 君はただ眺めていたよね
あの時落ちた涙は 僕だけの秘密だった

移リゆく季節の中で
笑った君ぎ忘れないよ 忘れはしないよ

風に流るるせつな心 いつか会える時まで
好きとつぶやいた君の声が 今も遠く聴こえる

春を待っている恋つぼみ いつか花を咲かせて
君を想いし儚き夢 胸に抱き続けて

君を想いし儚き夢 やがて咲く 恋つぼみ


4.ガーネット

作詞:奥華子
作曲:奥華子

グラウンド駆けてくあなたの背中は
空に浮かんだ雲よりも自由で
ノートに並んだ四角い文字さえ
すべてを照らす光に見えた

好きという気持ちが分からなくて
二度とは戻らないこの時間が
その意味をあたしに教えてくれた

あなたと過ごした日々をこの胸に焼き付けよう
思い出さなくても大丈夫なように
いつか他の誰かを好きになったとしても
あなたはずっと特別で 大切で
またこの季節が 廻ってく

はじめて二人で話した放課後
誰も知らない 笑顔探していた
遠くであなたのはしゃいでる声に
なぜだか胸が痛くなったの

変わってゆく事を怖がってたの
ずっと友達のままいれる気がした
終わってく物など無いと思った

果てしない時間の中で あなたと出会えた事が
何よりもあたしを強くしてくれたね
夢中でかける明日に辿り着いたとしても
あなたはずっと 特別で 大切で
またこの季節が やってくる

いつまでも忘れないと あなたが言ってくれた夏
時間が流れ 今頃あたしは涙がこぼれてきた

あなたと過ごした日々をこの胸に焼き付けよう
思い出さなくても大丈夫なように
いつか他の誰かを好きになったとしても
あなたはずっと特別で 大切で
またこの季節が廻ってく


5.変わらないもの

作詞:奥華子
作曲:奥華子

帰り道ふざけて歩いた
訳も無く君を怒らせた
色んな君の顔を見たかったんだ

大きな瞳が 泣きそうな声が
今も僕の胸を締め付ける
すれ違う人の中で 君を追いかけた

※変わらないもの 探していた
あの日の君を忘れはしない
時を越えてく思いがある
僕は今すぐ君に会いたい※

街灯にぶら下げた想い
いつも君に渡せなかった
夜は僕達を遠ざけていったね

見えない心で 嘘ついた声が
今も僕の胸に響いてる
さまよう時の中で 君と恋をした

変わらないもの 探していた
あの日見つけた 知らない場所へ
君と二人で 行けるのなら
僕は何度も生まれ変われる

形ないもの抱きしめてた
壊れる音も聞こえないまま
君と歩いた同じ道に
今も灯りは照らし続ける

(※くり返し)

僕は今すぐ君に会いたい


6.小さな星

作詞:奥華子
作曲:奥華子

こんなに寂しい恋だと知ってたら
あなたを好きにならなかったのに
一瞬でも そんな事思った私は
誰よりも きっと 弱虫だったね

夕焼けがほら 赤く染まって
あなたの街にまで続いてく
今日も 明日も

※もっともっと近くにいてね ずっとずっと離れていても
繋いでいてね 私のこと 何処にいても忘れないで
もっともっと 近くにいてね ずっと きっと もっと
優しくなりたいな 会えない夜でも
心は私のそばで※

電話のキス 一ヵ月後の約束
それだけで強くなれる気がしたのに
不安な気持ち 抑えきれなくて
わがままに 涙流れていったの

夜の空に 小さな星が
あなたと私を繋いでゆく
今日も 明日も

もっともっと近くにいてね ずっとずっと離れていても
切なくても 苦しくても あなただけを想ってるよ
もっともっと 近くにいてね ずっと きっと もっと
守ってあげたいな 会えない夜でも
心はあなたのそばに

どれだけ言葉並べたら あなたに届くだろう
二人を邪魔する距離に負けないように
いつでも あたしを離さないで

(※くり返し)


7.僕の知らない君

作詞:奥華子
作曲:奥華子

泣けないよ君の前では 早く目をそらしてほしい
僕はまだ情けないほど 君の事が好きなままだから

久しぶりに会った君は 雰囲気が変わったみたい
僕の知らない服を着て 髪も短くなってた
だけど見慣れた腕時計 はじめて僕があげた物
少しでも君のどこかに 残ってて嬉しかった

友達に戻るなんて やっぱり僕にはできない
こんなに近くに君がいるのに どうしても もう届かない

泣けないよ君の前では 早く目をそらしてほしい
僕はまだ情けないほど 君の事が好きなままだから

何を間違えていたのか どうしてこうなったのだろう
問題集めくるように 答え合わせ出来ないね

嫌いになったわけじゃないと 言ってくれた言葉が
余計に僕を苦しめてること もう君は知っているでしょ

泣けないよ君の前では 思い出にされたとしても
僕はまだ情けないほど 君の事が好きなままだから

本当は少し期待してたよ やり直せる気がしてた
だけど君はもう他の誰かを 愛し始めている

泣けないよ君の前では 早く目をそらしてほしい
僕はまだ情けないほど 君の声を聞いていたい

いつかまた出会えるのなら もう二度と離れたくない
だからもう終わりにしよう 僕は君が好きなままだから


8.帰っておいで

作詞:奥華子・吉田喜子
作曲:奥華子

楽しい事ばかりじゃない やりたい事ばかりじゃない
僕の毎日 やらなければいけない事がたくさんある

速すぎる人の流れに 置いてかれそうになるけど
そんな時 誰かが僕に歌ってくれたんだ

お腹がすいたら帰っておいで 仕事をすませて帰っておいで
今日のアンタはよく頑張った 文句も言わずによくやった

帰っておいで 帰っておいで
涙こぼれそうになったら 帰っておいで
帰っておいで 帰っておいで
いつも変わらない場所が 迎えてくれるから

理想と現実に挟まれ 何かに追われている日々
一人では抱えきれず しんどくなる時もある

同じ失敗繰り返して 自分の事が嫌になって
そんな時 誰かが僕に歌ってくれたんだ

落ち込まないで帰っておいで たまには休んで帰っておいで
今日のアンタはよく頑張った 文句も言わずによくやった

帰っておいで 帰っておいで
笑顔を忘れそうになったら 帰っておいで
帰っておいで 帰っておいで
明日は誰にも見えない 素敵な事がある

帰っておいで 帰っておいで
涙こぼれそうになったら 帰っておいで
帰っておいで 帰っておいで
いつも変わらない場所が 迎えてくれるから


9.やさしい花

作詞:奥華子
作曲:奥華子

どこに向かえばいいのか 迷い探して歩いた日々
君がくれた白い花が 何よりも優しく見えたんだ

君が願う人になりたくて 僕はずっと歩いてきた

愛する人を守れるように 人は生きてゆくのかな
僕の未来に 僕の答えがあると信じている

自転車を押して歩いた バイト帰りの道 僕たちは
何もない空を見上げた あの時僕は決めたんだ

君を守る人になりたいと ずっとそばで歩きたいと

流れる雲に想いを乗せて 君に届けにゆきたい
いつか僕らが描いた夢を 叶えるその日まで

声にならない想いを胸に 人は生きてゆくのかな
誰かのために やさしい花を 探しているのかな

愛する人を守れるように 強く強く生きたいよ
僕の未来に 君の姿があると信じている

声にならない想いを胸に 人は生きてゆくのかな
僕は君への やさしい花を 探して生きてゆく


10.恋の天気予報

作詞:奥華子
作曲:奥華子

気づいてしまった あたしの心が
あなたの言葉一つ一つに
ヤキモキしてたり 悲しんでいたり
空も歩けるくらい 喜んでいたり

雨の日が悪い天気なんて 誰が決めたの?
あなたに繋いでくれる 携帯の番号さえも
なんだか愛しく思えてしまうよ

いつも傍で笑っていたいんだ
あなたの事 誰よりもっと知り尽くしてたい
いつも傍で思っていたいんだ
どんな顔して あなたは恋をするの

恋の成功率60% 二人の生まれた日で占った
なにげなく聞いた あなたの好きなもの
いつか普通の日にプレゼントしよう

初めてあなたからの 真夜中の着信
突然あたしの胸が 暴れ始めてる
どんな言葉が 向こう側で待ってるの?

いつも傍で笑っていたいんだ
寝ても覚めても あなたの事考えてるから
いつも傍で思っていたいんだ
こんなあたしをもう隠しきれない

あと少し ほんの少しだけ勇気を下さい
残りの40%を埋めるのは
きっと両手を合わせて願う事じゃない

いつも傍で笑っていたいんだ
あなたの事 誰よりもっと知り尽くしてたい
いつも傍で思っていたいんだ
ずっとあたしはあなたに恋するでしょう
天気予報は 明日も晴れでしょう


11.プレゼント

作詞:奥華子
作曲:奥華子

あなたに会えてよかった そう思える事がいっぱい
世界中探しても見つからない プレゼントあなたにあげたい

ずっとあたしが探していた人は あなただったみたい
出会った時はそんな事なんて 思いもしなかったけど
料理の苦手なあたしが作ったロールキャベツを
本当に美味しいと言って全部食べてくれた

何時間かけて作ったものが 一瞬で無くなっても
目には見えない何かがずっとあたしに残ってく気がした

あなたに会えてよかった そう思えることがいっぱい
嬉しい事を 分け合える事 それが幸せだと知った
あなたに会えてよかった そう思えることがいっぱい
世界中探しても見つからないプレゼントあなたにあげたい

ちょっとしたイタズラが過ぎて あなたを怒らせたら
本当は昨日のロールキャベツは まずかったんだと言った
ずっと前に僕が好きと言ったのを 覚えてくれてた事
それが嬉しくて嘘ついた事 ごめんねとも言った

いくら欲しくても お金貯めても 絶対に買えなかったものは
誰かを思う気持ちと一緒に いつの間にか ここにある

あなたに会えてよかった そう思えることがいっぱい
悲しい事も 分け合える事 それも幸せだと知った
あなたに会えてよかった そう思えることがいっぱい
どんなに時間かけても作れないプレゼントあなたにあげたい

あなたに会えてよかった いつでもそう思ってるけど
もしも二人が一緒にいる事に 理由を探してしまったら
今度こそは 本当に美味しいロールキャベツを作るから
あなたがもう優しい嘘をつかなくてもいいように

世界中探しても見つからないプレゼントあなたにあげたい


12.僕が生まれた街

作詞:奥華子
作曲:奥華子

涙こらえたら 頑張れと言ってくれた
みんなの笑顔を思い出して 涙が溢れた

誰も知らない街で 人ごみの中歩いてゆく
遠ざかる空見上げて 明日だけを追いかけた

前を向いて歩いてゆくのは そんなに簡単じゃないね
一つ一つ確かめてゆくよ 僕が歩いてく道

会いたくて 会いたくて 僕が生まれた街に
夢を見て 笑い合う 大切な場所がある

受話器ごしに聞こえる 楽しそうなみんなの声が
負けそうな僕の心 あたたかく包んでゆく

風が少し冷たくなっても 平気だった子供の頃
傘の上に花びら並べて 虹を作ってたね

忘れない 忘れない 僕が生まれた街を
いつだって思い出す 大切な人がいる

会いたくて 会いたくて 僕が生まれた街に
夢を見て 笑い合う 大切な場所がある

陽だまりは 笑顔をくれる
水たまりは 飛び越える強さを
欲しいものを手にする為じゃなく
僕が僕であることを探して

忘れない 忘れない 僕が生まれた街を
いつだって思い出す 大切な人がいる
オレンジの花が咲く空を見つけに行こう


13.さよならの記憶

作詞:奥華子
作曲:奥華子

繋いでいた君の手を 僕はなぜ離してしまった
夕日が落ちてゆく道 ただひたすらに歩いていた

あの時の君の涙を いつか忘れてゆくのかな
重ねていた時間の声が どこかで聞こえている

君が好きだと言えずにいた
あの日の僕らは泣いていた
また一つずつ思い出が増えてく
これが最後の記憶 僕たちのさよならの記憶

二人で見つけた空に 何を映せばよかったのか
今なら分かる気がする あの時は気づけなかった

幸せという箱の中に 君を探していたのかな?
僕はまだ心の奥に 痛みが彷徨ってる

君が好きだと言えずにいた
何度も抱きしめていたのに
また一つずつ思い出が増えてく
これが最後の記憶 僕たちのさよならの記憶

遠ざかる二つの道 ただ指差して 僕は動けないまま

君が好きだと言えずにいた
あの日の僕らは泣いていた
また一つずつ思い出が増えてく
これが最後の記憶

僕たちのさよならの記憶


14.恋

作詞:奥華子
作曲:奥華子

偶然 街で二人を見かけた
あの子があなたの言っていた彼女ね
お似合いだった事よりもずっと
見た事もない あなたの笑顔が悔しかった

どうして あたしじゃ駄目なの?
どうして あなたでなくちゃ駄目なんだろう

好きなのに…
届かない想いを あたしの胸に隠して
苦しくて 息も出来なくて
これ以上あなたを想い続けられるかな
好きになってくれる人だけを 好きになれたらいいのに

あなたと同じ性格をして
同じ顔した人がいたらいいな
そんなくだらない事を言って
苦いコーヒー 真似してあたしも飲んでみた

何度も 諦めようとして
何度も 嫌いになろうとしてみたけど

もう少し このままの気持ちで あたしをごまかしていて
淋しくて 声を聞きたくて
どれくらいあなたを想い続けられるかな
好きになってくれる人だけを 好きになれたらいいのに

どうして あたしじゃ駄目なの?
どうして あなたでなくちゃ駄目なんだろう

好きなのに…
届かない想いを あたしの胸に隠して
苦しくて 息も出来なくて
これ以上あなたを想い続けられるかな
好きになってくれる人だけを 好きになれたらいいのに


15.君のためならできること

作詞:奥華子
作曲:奥華子

ある朝 僕はふと思った 目覚めた横に君がいれば
次の日 僕は君を誘い 二人の部屋を探しに行った
二つの枕に おそろいのパジャマ
君はそうゆう事を嬉しがっていた

ある日 いつもより大きい喧嘩をして
泣きながら僕に言ったね「言葉がたりないよ」と…

君のためならできること 数えきれない程あるけど
言葉にしたくない 僕がここにいる事と 君が側にいる事
ただそれだけで 全てを語れるから

あれからずっと 僕は一人で 君の脱け殻と暮らしてるよ
今なら言葉にできるのかな? 伝えたい事がたくさんあるよ

でも君がいなければ いなければ
大きめの部屋もベッドも言葉も愛も全部

君のためならできること 数えきれない程あるけど
言葉にしたくない 僕が消えてしまうそうで 全部嘘になりそうで
君の事が 本当に好きだから

君のためならできること 数えきれない程あるけど
言葉にしたくない 僕がここにいる事と 君が側にいる事
ただそれだけで 全てを語れるから

ある雨の朝 目を覚ますと 横には君が眠っていた


16.桜並木

作詞:奥華子
作曲:奥華子

かじかんだ手を 離せないまま
「元気でね」って言った 卒業の日
あの時見えた 桜並木を
今もあなたは覚えていますか?

潰れた鞄を置いては 私を抱きしめてくれた
苦しくて 嬉しくて 何も言えずにいた

空に舞い散る夢 今も追いかける
桜の花びらに そっとあなたを思った
あの頃の私 がいた

息を切らして 駆け抜けてきた
あなたを忘れる為じゃないけど
これで良かったと 誰かの声を
今も私は待っているのかな

二人でいればそれだけで 幸せだと思えたのに
迷ってた 悩んでた あなたを傷つけた

巡る季節の中 街の片隅で
散りゆく花びらに そっとあなたを思った
あの頃の二人がいた

白く染まってゆく 二人のアルバム
めくるページの中 いつもあなたがいたから

愛を見つけた時 遠くのあなたに
「今も元気です」と笑顔で言える気がした

桜舞い散る夢 今も追いかける
散りゆく花びらに そっとあなたを思った
少しだけ手を伸ばした


17.タイムカード

作詞:奥華子
作曲:奥華子

深夜0時にタイムカード押して バイト帰りのいつもの道
昨日借りてたビデオを返して コンビニ袋ぶら下げてた

本当は 他に夢があるなんて 簡単に口にできなくなってた
あの頃の 私の唯一の居場所は 名前の書いてあるタイムカード

周りの友達からも 取り残されてく気がした
何度か諦めそうになった事もあるけれど

「大丈夫だよ」って言ってくれた あなたの声が聞こえたから
一人じゃ何もできないけど やっとここまで歩いてこれた

幸せの粒を夢中で探してく 失うものなど何も無いから
うまくいかない事もあるけれど もう誰かのせいにするのは止めた

「大丈夫だよ」って言ってくれた 私の声を聞いてくれた
いつも いつでも 微笑んでくれる あなたの為に何が出来るだろう

「大丈夫だよ」って言ってくれた みんながここにいてくれたから
私の居場所を見つけられた タイムカードはもういらない

「大丈夫だよ」って言ってくれた あなたの声が聞こえたから
一人じゃ何もできないけど やっとここまで歩いてこれた

ここに私が生きてること ずっと誰かに届きますように


18.空に光るクローバー

作詞:奥華子
作曲:奥華子

あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれる前から知っていたよ
見えなくても 会えなくても 心が優しくなる
あなたを好きになれた私 幸せだね

空に続いてく道の途中に 緑色をした四つ葉のクローバー
沈みかけている夕日の光が そっときれいに照らし出してる

気まぐれな風はやがて 遠くに通り過ぎてく
繋いでた手の中に 握り締めたクローバー

あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれる前から知っていたよ
見えなくても 会えなくても 隣にいる気がする
あなたを好きになれた私 幸せだね

「ありがとう」と伝えたくて
空の中で あなたを探していた

目を閉じても 歩き出せる あなたがいるなら
どんな闇も 照らしてくれる
笑っていて 泣かないでね 空に光るクローバー
今すぐに届けに行きたい

あなたがいて 私がいる ずっとこの場所に
生まれ変わっても 出逢えるね
見えなくても 会えなくても 隣で笑ってくれる
あなたを好きになれた私 幸せだね


19.白いハート

作詞:奥華子
作曲:奥華子

長い坂を 駆け足で登った あの頃
白い息が 風になってゆくよ 冬空

あの時二人は “友達”という肩書き
同じ缶ジュース飲めなかったね
ずっと そんな風にいると思ってた

いつからかあなたの背中を 目で追っていたよ
お願い近くに来ないで もう胸が痛くてしょうがない

教室から見えるこのポストも 真っ白で
この雪が溶ける頃には もう卒業

帰り道あなたを見かけて立ち止まる
息がハートに見えてしまいそうで
気付かれぬように 足跡辿ってた

好きと言えないままで あなたは行ってしまったね
私のこの心は まだどこにも行けず ただ立ち止まる

好きと言えないままで あなたは行ってしまったね
刻むよ あなたの全てを この冬空に溶けてしまわぬように
溶けてしまわぬように


20.そんな風にしか言えないけど

作詞:奥華子
作曲:奥華子

駅のホームの向こう側で 君が手を振ってる
いつだって まっすぐな君に 僕は答えられるかな

走り出した電車の中 君は何を思っているだろう
人の隙間から見えた 小さな君の姿が やけに愛しくて

※きみの手に抱えてる どんな小さな苦しみでも
ぼくの手にくれないか そんな事しか言えないけど
そんな風にしか言えないけど※

誰かを傷つけた時は 胸が痛くなって
それをまた人のせいにして 僕は生きてきたのかな

迷わない心は無いと君が 僕に教えてくれたね
あの日の優しさに 僕は何も言えずに
君を見て ただ苦しくなった

抱きしめた温もりが 君の笑顔に変わるように
何度でも温める そんな事しか出来ないけど
僕のそばにいてくれないか

同じホームで 同じ電車を待ってる二人になりたい
君と僕が離れてく理由なんて何も無いから

限りある時間の中 どれだけ君を想えるだろう
その胸で泣かないで 今 君を迎えに行くから

(※くり返し)

君を心から愛します


21.雨あがり

作詞:奥華子
作曲:奥華子

「ありがとう」って言えなくて 手を強く握った
雨あがり あなたの横で 確かめるように歩いてた

ふとした瞬間に 同じ事考えてた
偶然じゃなく 運命と二人で笑ったね

あなたの口癖を真似して からかったり
やきもち焼いて いつも困らせたりしちゃうけど

愛しいと思う気持ちが こぼれてしまうから
少しだけ先を歩いて 水溜まり飛んだ 帰り道

弱気になった時 誰よりも真剣に
話を聞いて たまに叱ってくれた時も

「ありがとう」って言えなくて 背中に抱きついた
あたたかい あなたの匂い どうして涙が出てくるの?

もしも明日この世界が 終わってしまったとしたら
あたしは何一つ あなたに伝えられないまま

ありがとう いつもあたしの隣にいてくれて
一つだけ傘をたたんで 確かめるように…

愛しくて切なくなって 手を強く握った
雨あがり あなたの横で 確かめるように歩いてた


22.月のそばで眠りたい

作詞:奥華子
作曲:奥華子

あなただけが あたしだった
何も言わずいなくなった
どうして今一人なのか
理解できず ただ眠った

時計の針の音がうるさく響いている

Ah…月のそばで 眠りたいよ
Ah…埃まみれの 髪を切りたい
Ah…愛をこの手に 掴みたいよ

よどんだ空気を吸い込んで
抱かれた夜を思い出してる
あなたを閉じ込めたあたしを許して

Ah…悲しみなど 知らないまま
Ah…あなたがいて それでよかった
Ah…貼りつく夢 消し去りたい
Ah…愛をこの手に 掴みたいよ
Ah…月のそばで 眠りたいよ

あなただけが あたしだった
何も言わずいなくなった
どうして今一人なのか
理解できず ただ眠った


23.窓辺

作詞:奥華子
作曲:奥華子

静かな朝 揺らめく影 手を伸ばして触れていたの
白く煙る部屋の隅で あなたがただ愛しかった

床に脱ぎ捨てたままの あなたの服
綺麗にしまう場所は無いけど

答えはいらない ただ傍にいて欲しい
あなたにいて欲しい
絡まる二人の心が見えなくても 平気だと言って

愛のないものは いらない 優しい目が苦しかった

無邪気な二人には もうなれないけど
あなたのすべてを許せるから

答えはいらない ただ傍にいて欲しい
私を傷つけても
窓辺に射してる光が いつの日にか冷たくなっても

答えはいらない ただ傍にいて欲しい
誰かを傷つけても
絡まる二人の心が見えなくても 平気だと言って


24.春風

作詞:奥華子
作曲:奥華子

春風を白い自転車で 僕は追い越して行く
空色のシャツを 翻し 初めての街に舞い降りた

離れ離れになるのは嫌だと泣きながら
しがみ付いて来た君の腕
ヒ・ラ・リ と桜が散る あの日の二人も散って行く

線路沿い揺れている薄紅色
錆び付いた看板の並ぶ商店街
踏みきりの向こう側 君の姿 が見えたような気がして
ペダルを踏む いる筈もなく 風が通り過ぎた
光揺れてる 暖かな日で

真っ白い壁をくりぬいた 窓から西日が差して
ダンボールいっぱいの部屋を オレンジ色に染めてゆく

覚悟とか孤独とか少しの希望とか
詰め込んだ箱にもたれかけ
雀が鳴く声も知らずに テレビの光と僕の影

見慣れないこの道を走って行く
自転車も靴紐も街色になるまで
坂道の途中 僕を呼ぶ君の声聞こえたような気がして
振り向いてみる いる筈もなく 風が通り過ぎた
薄紫の風が通り過ぎた

全てのモノは変わりゆくモノなんだろう
この街も この夢も 君がいた時も
振り返る事が出来るのは
その場所を通り過ぎたから 歩き出しているから

麗しき春風が街を通りぬけ
線路沿い揺れている葉桜並木
そして僕は 今日もまた振り向きながら
長い坂の途中で君を思い出す なす術もなく 家路を歩く
夕暮れ色の風が通り過ぎた


25.リップクリーム

作詞:奥華子
作曲:奥華子

晴れた空を見つけたから 何処かに行ってみようか
そんな風に思うままに 毎日過ごしてみたい

知らない誰かの息がかかるような電車に揺られて
眉をひそめながら 携帯片手に暇つぶす日々

光でも闇でもない場所に ずっとずっといるのがいいね
だけどたまには スパイスの効いた物も欲しくなったりして

満たされない心をぶら下げてゆくよ
乾いた唇にちょっとリップクリーム塗って

もっともっと悲しいくらい 生きられたら
何も要らないと思えるかな
見えない不安を追いかけ走り続けたら
この世界もいつか色鮮やかに見えるかな

当たり障りのない会話をして 適当に相槌打って
美味しいデザートで締めくくれば 誰もがみんなご機嫌

偽りでも真実でもない事ばかり
剥き出しの心の中にカサブタも作れずに

もっともっと苦しいくらい 生きられたら
何も要らないと思えるかな
夢見る明日も 溢れる欲望も捨ててしまえ
今日吹く風の中 ありのままの私で

もっともっと悲しいくらい 生きてみたい
何も要らないと思ってみたい
消せない痛みを抱えて走り続けたら
この世界もいつか色鮮やかに見えるから


26.きみの空

作詞:奥華子
作曲:奥華子

太陽が目を覚ます 夏の陽炎
僕たちが出会えた まぼろし

突然じゃなく その日はやってきた
いつものように 君は眠っているのに
触れた手が 冷たかった

君の声を聞かせてよ 僕の名前を呼んでよ
「さよなら」は言えないよ 泣き叫ぶ風が止んだ頃に
もう一度 出会えるから

悔しくて 会いたくて 言葉も出なくて
ただ 雲の狭間を見ていた

あれからちょうど一年が過ぎた
君が残した物は温かすぎて
今もまだ 溢れている

君の声を聞かせてよ 僕の名前を呼んでよ
夢の中でいいから 会いに来て欲しい
もう一度君を この手で抱きしめたい

忘れる事なんて出来ないけど 僕は僕なりに生きてゆくよ
あの頃よりずっと強くなって “きみ”という空に見守られながら
何度でも 何度でも

生まれ変わった時には もっと君と話したい
「さよなら」は言わないよ 泣き叫ぶ風息が止んだ頃に
もう一度 出会えるから


27.鳥と雲と青

作詞:奥華子
作曲:奥華子

果てしなく 広がる空 鳥と雲と青で
揺れている 風吹くままに 今にも飛んでしまいそう

そのままでいて欲しいんだよ 今のあなたは苦しそう

会いたいと思う事は あなたを綺麗にする
寂しいと思う事は あなたを強くする

絶え間なく 流れる空 鳥と雲と青で
埋もれてる 人の中で あなたは今にも泣きそう

大きな声で泣いていいんだよ 今のあなたは苦しそう

愛しいと思う事は あなたを心にする
悲しいと思う事は あなたを涙にする
誰かを失っても あなたは一人じゃない
あなたを失っても あなたは一人じゃない

…一人じゃない


28.夕立

作詞:奥華子
作曲:奥華子

いつの間にか 出会ってしまった僕らは
太陽さえも 味方に出来ないまま

8月の光る海は 二人には眩しすぎる
普通の恋人に どうしても なれないから

※いつだって僕たちは 彷徨う風のように
ひたすらに愛し合う場所を探してた
夏の午後 夕立が君をさらいそうで
少しでも離れているのが怖かった
細い腕 濡れた唇 抱き締めてた※

信じ合える人は 他にもいたけど
求め合える人は 君しかいないと

真っ直ぐに伸びてゆく 夏草が香る夜は
僕はなぜか背を向けて 負けそうになってしまうけど

いつだって僕たちは 揺れる波のように
繰り返し 同じ場所をただ歩いてた
夏の夢 君だけが消えてしまいそうで
少しでも離れているのが怖かった

(※くり返し)


29.明日咲く花

作詞:奥華子
作曲:奥華子

探していたい輝ける場所へと 明日咲く花を君に預けるから

風に誘われてゆく まだ見ぬ道を歩いてく
僕の足元に 小さな種が落ちていた

綺麗だね 君に見せよう 宝石のような光の種
今 僕が向かうべき道さえ照らして

輝ける場所へ いつか行けるのなら
この地球(ほし)の何処かに 光探してゆく
僕が見つけたもの 君が無くしたもの
もう一度僕らは 歩き始めている

君に綺麗な種を見てほしくて 会いに行ったら
僕のこの手の中で もう輝きを失っていた

大切な事を僕はいつのまに 忘れてしまったのだろう
この種は 手の平じゃ 生きてはゆけない

輝ける場所へ きっと戻れるから
この地球(ほし)の何処かに 光探してゆく
あるべき姿を 守り抜く強さを
もう一度僕らは 想い描いてゆく 真っ白な世界を

広い空の下で 時は流れてゆく
変わりゆく季節を越え 僕らの花咲かせて

輝ける場所へ いつか行けるのなら
この地球(ほし)の何処かに 光探してゆく
僕が見つけたもの 君が無くしたもの
明日咲く花を伝えられるように
あるべき姿を 守り抜く強さを
もう一度僕らは 歩き始めてゆく


30.紫陽花

作詞:奥華子
作曲:奥華子

サヨナラを言えなかった その言葉は悲しすぎて
あの夜が雨じゃなかったら 別れを決められなかった

世界中に2人しかいなければ
もう一度やり直すことも出来たかな?

もう少し もう少し 私が大人だったら
いろんな形で あなたを守れたのに

寂しくないよ あなたがいなくても
強がる自分を ギュッと抱きしめて
眠れぬ夜に 窓を叩いてる 雨達の声がざわめく

2人でよく聴いていた あの曲を口ずさむの
お願い 雨よ止まないで 誰にも聞かれぬように

もう少し もう少し 私が子供だったら
いろんな形で あなたを守れたのに

窓の外 静かに流れ落ちる 私の涙
2人で眺めてた あの日と同じ紫陽花が咲いてる


31.楔

作詞:奥華子
作曲:奥華子

終電後の誰もいない道に 二人の悲しげな一つの影
もう二度ともう二度と 会わないと 心に誓い合った夏の夜

ただ傍にいるだけで笑い合えた そんな日が続いてくと信じていた
あなたを嫌いになるくらいなら このまま二人で夜になりたい

最後の口づけ 触れるだけで痛いよ
愛しい気持ちが溢れて 貴方を壊す前に

抱きしめて 貴方の腕で あと1秒だけでもこうしていたい
もう喧嘩する事も もうやきもち焼く事も
もう顔を見る事さえ出来なくなるの

不思議だね どうして人はすぐに 守れない約束をするのだろう
人の心を繋ぎ止めるものなど どこにもないと知っているのに

最後の言葉が 優しすぎて痛いよ
二人はお互いのこと分かりすぎてしまった

抱き寄せて 私の胸に 子供のような貴方の髪を撫でたい
もう横で笑う事も もう横で眠る事も
もう名前を呼ぶ事さえ出来なくなるの

心を繋ぎ止められるものは約束じゃない
約束は自分への気休めなのだろうか…

抱きしめて 貴方の腕で あと1秒だけでもこうしていたい
もう喧嘩する事も もうやきもち焼く事も
もう顔を見る事さえ出来ないのなら
もう会いたくなっても もう息が出来なくても
貴方を呼ばないと 約束するから
貴方を呼ばないと 約束するから


32.最後の恋

作詞:奥華子
作曲:奥華子

これが最後の恋だと お互い思ってたから
友達に戻ろうなんて 冗談だと思ってた
あれから もうすぐ1年だね 少しは大人になったよ
だけどココに出来た隙間は まだ埋められないまま

ずっと考えてるよ どうしてだろう…

あなたを忘れようとすればすほど ずっと
あなたの全てを 強く思い出してるよ
初めて手を繋いだ日 最後に手を離した日
会いたいよ もう一度
あの時の私に この言葉が言えたなら 今を変えられたかな

二人で撮った写真も あなたがくれたTシャツも
たった1年くらいじゃ 色褪せてくれない
寂しさと向き合えなくて 他の人に寄りかかっても
あなたじゃないという理由だけで 余計 虚しくなってた

愛じゃなくてもいいよ あなたがいい

あなたを忘れようとすればするほど ずっと
二人でいた日を 強く思い出してるよ
初めて名前で呼んだ日 遠い昔みたいだね
会いたいよ 寂しいよ
こんなにも辛いなら あなたと出会った事さえ
消えてしまえばいいのに…

あなたを忘れようとすればするほど ずっと
あなたの全てを 強く思い出してるよ
初めて手を繋いだ日 最後に手を離した日
もう二度と 会えなくても
あなたと出会えたこと とても幸せだったよ それだけは伝えたい


33.他人の涙

作詞:奥華子
作曲:奥華子

いつも誰かの視線を気にして 言いたい事も言えずにいた
そのくせ他人の気持ちなんて 考えている余裕も無く

地下鉄階段 人波に押されて 足元も見えず 流されてた
知らない誰かが うずくまってても ガラスの粉が降って来ようとも

自分の肌に触れなければ 痛くも痒くもないんですと
鞄の中から手鏡を出して 少し乱れた髪を直した

ねぇ どこまで本気で私は 他人の痛みを感じられるだろう
ねぇ どうして本当の心で 他人の涙を拭えないのだろう

子供の頃に 誰からとなく 嘘泣きすること覚えました
そして大人になった今では 嘘笑いを覚えました

心の中の いくつもの壁を ずっと誰かに壊されたくて
ひたすら自分の指をくわえて 待ってるばかりの私だった

ねぇ どこまで本気で私は 他人の痛みを感じられるだろう
ねぇ どうして本当の心で 他人の涙を拭えないのだろう

他人の失敗を見て 安心してる自分がいた
他人と比べる事でしか 自分量れなくて
他人の幸せを知って 自分の隣 眺めた
他人の成功に拍手を だけど……

ねぇ どこまで本気で私は 他人の痛みを感じられるだろう
ねぇ どうして本当の心で 他人の涙を拭えないのだろう

今 私が感じる痛みを 本当の心で 誰が知ってくれるの?
今 私に流れる涙を 本当の心で 誰が拭ってくれる?


34.灯-ともしび-

作詞:奥華子
作曲:奥華子

それはとても小さくて 些細な事かもしれないけど
どれだけ あなたの言葉に 今まで支えてもらったのだろう

人を信じる事さえ 諦めかけてた時もあるけど
あなたは私の心に 光を灯してくれた人

何をやっても空回りして 焦っていた私に
「知ってるよ、頑張ってる事」
あなたはただ そう言ってくれた

人は出会い 人を想い 人の為に 涙流して
愛を一つ 愛を一つ 誰かのため 届けるため
人は生まれ ここに生まれ 生きてゆくのでしょう

誰にも負けない強さを 欲しがってた時もあったけれど
自分に負けない強さは 誰かを包めるような気がした

気づけばほら いつもあなたが 私を見守ってくれた
だから今度は あなたのもとに 消えない光を灯したい

人は笑い 人に悩み 人の声に 涙流して
愛を一つ 愛を一つ 誰かのため 届けるため
人は生まれ ここに生きて やがて死にゆくのでしょう

人は出会い 人を想い 人の為に 涙流して
愛を一つ 愛を一つ あなたのため 届けるため
人は生まれ ここに生まれ 生きてゆくのでしょう


35.蛍火

作詞:奥華子
作曲:奥華子

夏の夢 こぼれた花火 会いたくて 会いたくて 終わらない恋

僅かな光 あなたはいつも私に見せるから
どんな時でも 真っ直ぐにいようと 心に誓いました

砂を集めて作った 二人の城 消えて行くとき
生まれ変わって もう一度二人で そう願っています

夏の夢 こぼれた花火 会いたくて 会いたくて 終わらない恋
蛍火に照らされた道 遠くへ遠くへ あなたを探してる

長い指先 乾いた声で あなたは微笑むから
どんな時でも 迷わずにいようと 心に誓いました

風を集めて 鈴の音鳴らしていた 届くように

愛を求めて もう一度二人で そう願っています

夏の夢 こぼれた花火 会いたくて 会いたくて 終わらない恋
刹那雲 消えゆく空へ あの日の思い出 私のそばで
蛍火に照らされた道 遠くへ遠くへ あなたを探してる


36.チョコレート

作詞:奥華子
作曲:奥華子

いつのまにか始まった あなたとの恋は
箱に入った 甘いチョコレートみたいに
眺めてるだけで幸せな気分になって
誰にも見せないで 独り占めしてたいの

真っ直ぐに 真っ直ぐに あなたの胸に飛び込んでいた

何度も好きって言って 壊れるくらい抱きしめて
手を繋いで 何処にだって行けそうな気がした
ずっとあなたを見てたいよ 誰よりも近い場所で
あたしの心は熱すぎて 甘いチョコレートは もう溶けてしまいそう

背伸びしても届かない あなたとの距離は
少し切ない ほろ苦いチョコレートみたい
傍にいるだけで 不安な気持ちも忘れちゃう
単純なあたしを 横で笑わないで

何処にいても 何してても あなたを想う事しかできない

いつでも好きって言って 照れるくらいに抱きしめて
この匂いも この場所も 誰にもあげないよ
肩にのった あなたの手が もっとあたしを溶かすから
冷蔵庫の中 隠してみる 甘いチョコレートは もうあたしだけのもの

真っ直ぐに 真っ直ぐに あなたの胸に飛び込んでいた

何度も好きって言って 壊れるくらい抱きしめて
手を繋いで 何処にだって行けそうな気がした
ずっとあなたを見てたいよ 誰よりも近い場所で
二人の心が溶け合って 甘いチョコレートはもう溶けてしまいそう


37.初恋

作詞:奥華子
作曲:奥華子

あなたのことは何でも知ってると思ってた
不器用なことも 猫舌なことも 電話が苦手なことも

だけど私の知らないことがひとつだけあったの
あなたがもう私のことを好きじゃないということ

いつからすれ違ってしまったのかな どうして気付けなかったのかな
二人で過ごしたたくさんの思い出 これからもずっと一緒にいると思ってた

あなたは友達 今日から友達 もう二度と好きなんて言わないから
これ以上遠くに行かないで もう見るだけでもかまわない
名前で呼んだりしないから 隣り歩いたりしないから
用事もないのに電話したりしないから
だからもう逢えないなんて言わないで お願い

綺麗なものを見つけるとあなたにも見せたくて
すぐに写真撮る癖が まだ今も消えないまま

歩き方やしゃべり方を真似して バス停まで歩いた帰り道
小さなことですねたり怒ったりごめんね もっと素直になれたら良かった

あなたの横顔 あなたの口癖 悔しいほど好きなままだから
これ以上遠くに行かないで もう見るだけでもかまわない
友達でいいから 特別じゃなくていいから
あなたの前では泣いたりしないから
だからもう逢えないなんて言わないで お願い

あなたは友達 今日から友達 そう自分に言い聞かせてみるよ
あなたが笑顔になる場所は もう二人では行けない場所

桜並木を歩いて 海辺で花火見上げて
枯葉散る時も 真っ白な雪の日も
いつもあなたがいてくれた それだけは忘れたくないよ
名前で呼んだりしないから 隣り歩いたりしないから
用事もないのに電話したりしないから
だからもうサヨナラなんて言わないで お願い


38.そんな気がした

作詞:奥華子
作曲:奥華子

いつも笑ってる 君の横顔
緑の丘に咲いてるコスモスの花のよう

どんな夢を見ているの? どんな顔をしてるの?
君の嘘のない微笑みが 僕を救ってくれたね

いつか会える そんな気がした
もっと ずっと遠く離れた場所で
強くなれる そんな気がした
すべての出来事が 小さく見えた

何も見えなくて 何も言えなくて
僕は空の土の中 一人で泳いでる

君は覚えているのかな あんなに愛した事
きっと忘れているだろう 僕達が離れたわけさえ

目の前の君を信じられずに
君の心を殴りつけてた
寂しかったのは 僕だけじゃない
君の涙がそう語ってた

Hey…血だらけの この空が
Hey…僕を責めた

君をもっと愛していれば 今頃隣に君がいたんだろう

強くなれる そんな気がした
すべての出来事が 小さく見えた
生きてゆける そんな気がした
明日の夕陽が見たくなった


39.元気でいてね

作詞:奥華子
作曲:奥華子

これは間違いだ!なんて 誰が言い切れるの?
丸い物も 角度変えたら 四角に見えるかも
誰かの後を着いてくのは とても簡単で
自分で選んだ道だから 迷うんだね

もう無理だよって 何度つぶやいただろう
明日が来る事に 怯えた夜も 泣いてた日もあるけど

またあなたに会えるように きっと会えるように
夕暮れの坂道を登った景色を見たいから
胸を張って自分の事 好きだと言えるように
いつかまた会える日まで 頑張ってみるよ

汚れたレンズを綺麗に磨いてみたら
この世界も少しは明るく見えるかな

色んな人が 色んな事を言うけど
何もしないままで後悔するより 一歩踏み出したいから

またあなたに会えるように きっと会えるように
夜空咲く 星たちを この目でちゃんと見てたいから
幸せを心の中 いつも気付けるように
どんな日も ダメな日こそ 笑ってみるよ

また笑顔で会えるように 元気でいてね
素晴らしい人生を 限りある日々に詰め込んで
またあなたに会えるように ずっと歌えるように
諦めないで 頑張ってみるよ また会える時まで元気でいてね


40.秘密の宝物

作詞:奥華子
作曲:奥華子

左手でペンを持つ姿に 胸が熱くなったのは去年の今頃
不意に触れたあなたの腕に どこまでも着いて行きたくなった

二人きりになれば気付かれそうで わざと可愛くない事言ってしまうよ

指先触れる手前で あたしを止めて 止めて…

ただ好きでいるだけじゃ駄目なのかな
ただ会いたいだけじゃ駄目なのかな
あなたの気持ちを知りたいけど いつもどおりあたしをからかっていて

あなたに貸したノートの隅に ふざけて書いた落書き見つけた
何でもない事分かってるけど その日から宝物になったよ

もしも今あなたに思い伝えたら 冗談だと言ってすぐに誤魔化すよ
傷つくことが怖くてどこにも行けない 行けない…

ただ好きと言えたならどうなるかな
ただ傍にいるだけじゃ駄目なのかな
あなたの気持ちが分からなくて もう少しこのままの二人がいい

誰よりもあなたに近付きたい できれば同じ気持ちでいて欲しいけど
ただ好きでいるだけじゃ駄目なのかな ただ会いたいだけじゃ駄目なのかな
あなたはやっぱり大事すぎて もう少しこのままの二人がいい


41.自由のカメ

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

今日は何もやる事がなく 珍しく御飯を作ってみた
自分の為に何かやるなんて とっても久しぶりな気がしたよ

毎日いろんな言葉に惑わされ 自分のこの言葉さえも疑ってしまう
友達と呼べる友達を数えてみると どこからが友達なのか考えてしまう

La… 私はここで La… 息してる

幸せだよ こんなに自由に 人を愛せるなんて
幸せだよ こんなに自由に 歌を唄えるなんて

一人で部屋にいる時なんかより 都会の街中が何より寂しいね
確信の持てるものなんて何一つ無く
明日がどこにあるのかも分からなくなるね

もしも生まれ変われるとしたら カメになって何百年も生きてみようかな
そして人間につぶやいてみる 「ずっと昔からこのまんまだよ」

La… 私はここで La… 息してる

幸せだよ こんなに小さな事で悩めるなんて
幸せだよ こんなに自由に生きる事ができるなんて

人を悲しませたり 人を喜ばせたり
人を憎んでみたり 人に優しくしたり
人はみんな違うようで 人はみんな同じなんだ
誰もが傷つき泣いている

幸せだよ こんなに自由に 人を愛せるなんて
幸せだよ こんなに自由に 生きることができるなんて


42.伝えたい言葉

作詞:奥華子
作曲:奥華子

小さい頃に歩いた坂道 今ではなんだか近いな
駅前の店や公園の香り あの頃のままで

生意気ばかり言ってた
家を飛び出し 叱られ悲しませたね
思いは全部 宝物だから

いつも大きな胸で包んでくれた
生まれた時から 大人になった今も
小さな背中に 白く染まった髪に
アリガトウの言葉を今 伝えたい

一人でいたって大丈夫なんて
ほんとは違うよ 寂しかった
離れて初めて 感じた温もり 心にしみた

散らかした部屋の隅で
泣いてたあの時の私に優しく
黙ったままで 勇気をくれた

心配しないでもう強いんだから
あなたの思いは 今ここに生きてる
いつかは私もあなたになれるかな
アリガトウの言葉を今 伝えたい

大きな両手の温かさ忘れない
荒れた手の平も しわくちゃの笑顔も
あなたにもらった全ての優しさで
いつかは私も誰かを守りたい

アリガトウとあなたに今伝えたい
今度は私があなたを守るから


43.その手

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

遠く離れた街に住む 二人が出会えた事が
幸せで 幸せな事 はじめて心から思う

溢れ出す人ごみの中 同じような顔がたくさん
一人ぐらい居なくても 一人ぐらい分からない

でもその一人を待ってる誰かがいる
その誰かを思ってる誰かもいる
そう、私が今手をつないでるこの人を大切に思うように

その手 その指 その爪 その指紋が 私を強く握り締めて
百ある手からその手を探し出す事は とても簡単な事でしょう

繋いでる二つの手を そのポケットに入れてくれる
その瞬間が私の秘密の幸せな時

受話器を痛いくらい耳にあてて
少しでも近くで その声を感じたい
いつもの口癖、甘えた声も私が全部独り占め出来る

その手 その腕 その胸 そのすべてが 私を強く抱き締めてる
ねえ もっと ずっと そばにいたいの その手が私を導いてる

その手 その指 その爪 その指紋が 私を強く握り締めて
百ある手からその手を探し出す事は とても簡単な事でしょう

その手 その腕 その胸 そのすべてが 私を強く抱き締めてる
ねえ もっと ずっと そばにいたいの その手が私を導いてる

手を繋いで歩こう


44.虹色の目

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

そばにいて 少しでも同じ時 生きていたいから
揺れてるよ 輝くよ 二人が見つけた未来

恋をした時は貴方を知りたくて
愛になって行くとそれ以上に自分を知って欲しくて
どれだけ私の事 愛してくれているの?
いつでもそんな風に聞いてばかり

擦れ違う二人の心が不安で 貴方のせいにしてた
そうだね 私こそ ちゃんと貴方を愛せていなかったね

誰よりも 誰よりも 大切と気付いたその時
泣けてきた 恐かった 太陽が眩しかった

雨上がりの空に 虹を見つけたら
貴方の所に飛んで行くでしょう
貴方が側にいれば 私のモノクロの目も
七色に色付けてくれるから

責め合った二人の心に 言い訳と嘘のトゲがはえてた
あの時の醜い顔を どうすれば貴方の記憶から消せるのだろう

誰よりも 誰よりも 愛しいと気付いたその時
泣けてきた 恐かった 太陽が眩しかった

揺るぎ無く 揺るぎ無く 二人で今 生きていたいから
愛されて 愛してく それ以上何もなくて


45.境界線

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

私がこの世に生まれてきた事は ただの偶然で奇跡ともいえて
大人になりたいと背伸びしてた頃 今よりいろんな事が見えていた気がする

Where is borderline?
I will be just there sometime.

今は希望や理想なんていう言葉とは程遠い現実で
昨日も明日も変わらない毎日 嫌なら辞めればいいじゃない
でも現実甘くないんだ 結局お金がなくちゃ何も出来ないんだ
でも何の為に生きてるの?

卵の殻を割らないと 食べられないように
自分の蓋を開けないと その中を二度と知ることはなく

Where is borderline?
I will be just there sometime.

二度と来ない今という時をどう生きるかなんてね 難しい事じゃなく
今が楽しければそれでいいなんて言わないけれど先の事は見えない
後悔だけはしたくない

幸せなんて目には見えないけれど 誰もが欲しがって
それぞれの幸せを それぞれの生き方を追い求めてゆくのですね

遠いその道の向こうには何が その草の影には何があるのか知りたくなる
だけど踏みとどまらせてるものは 世の中でも他人でもなくて
自分の心にあるよ

今は希望や理想なんていう言葉とは程遠い現実で
昨日も明日も変わらない毎日 嫌なら辞めればいいじゃない
でも現実甘くないんだ 結局お金がなくちゃ何も出来ないんだ
でも何の為に生きてるの?


46.愛されていたい

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

愛された記憶だけで 人は優しくなれるかな

騒がしい街の中で 擦れ違う人も見えない
ため息の言葉だけが あなたから流れてくる

空っぽの心の中 引きずって歩いてても
あなたには見えないのね 気づいてくれないね
心が散らばってゆく

愛されていたい もっともっとあなたに
愛されていたい 誰かじゃなくあなたに
悲しくなるほど 呼吸に触れたい あなたを思いすぎる

寂しさを誤魔化しても 心が無くなったとしても
どうしてもあなたでなければ 駄目な事ばかりだから

真っ直ぐに思うだけじゃ 届かないこともあるね
近づけば近づく程 離れてしまいそうで
心が動けなくなる

愛されていたい もっともっとあなたに
愛されていたい 誰かじゃなくあなたに
優しくなれるよ あなたを目指すよ あなたを思いすぎる

遠くに浮かんだ千切れ雲のように 私はいつも あなたに 泣いてる

愛されていたい もっともっとあなたに
愛されていたい 誰かじゃなくあなたに
私を見つけて 誰かじゃなく私を
愛されていたい 誰かじゃなく あなたに
悲しくなるほど 呼吸に触れたい
あなたを思いすぎる


47.片想い

作詞:奥華子
作曲:奥華子

もしもこのまま時が止まれば こんなにも幸せな事はないけれど
同じ場所にいるだけで ときめいてた 嬉しかった

他の人を想ってても そんな事はどうでもいいの

片想いでも 友達でもいいから あなたを好きでいたい
でも少しだけ寂しいよ もっと私を見て欲しいのに

あなたが私の気持ちを知ってから なんだか少し優しくなった気がする
例えそれが同情だとしても みじめなんて思いもしない

だって本当の恋をするなら プライドなんて必要ないの

あなたがそこにいてくれたら それだけでいいの やっと分かった
でもいつか私の気持ちに答えてくれると信じさせて

忘れないでね 私のこんな気持ち 思い出してね この街に帰ったら
あなたに憧れ ずっと時めいていた あの頃の気持ちが 永遠に続く

会いたくて 胸が苦しくなる この気持ち あなたに伝わりますか?
片想いでも 友達でもいいから あなたを好きでいたい
でもいつか私の気持ちに 答えてくれると信じさせて
信じさせて


48.笑った数

作詞:奥華子
作曲:奥華子

四六時中あなたの事を 考えてる時はとっくに過ぎ
当たり前に私の横で 爪を噛んでいるあなたがいる
出会った頃 何度も鏡に映し出した 私の化粧顔
3センチのヒールの靴で
何度もつまずきながら歩いてた

時計が回って 変わって行く二人は
恥らう事を恥ずかしがって
夜景の見えるレストランが
昨日の残り御飯に変わってきた毎日

何回も 何回も 繰り返した数を数えてみよう
ここにある普通な物 見失わないように
何回も 何回も 飽きる程見たあなたの顔が
これからもずっとずっと横で笑っているといい

数えてみよう二人の事 暗い部屋に電気をつけて
「ただいま」と言った数は 私の方が多いね
些紬な事で喧嘩をして悪くないのに
「ごめんね」と謝った数は
きっとあなたの方が多いね

何回も 何回も 繰り返した数を数えてみよう
ここにいる 大事な人を 見失わないように
鋭い言葉で責め合った時は
優しさと優しさで包み合えるといい

数えてみよう二人の事 どっちの方が多いのか
怒った数はあなたで 泣いた数は私だね
笑った数は それだけは 二人同じ数だね
笑った数は同じだね


49.涙の色

作詞:hanako oku
作曲:hanako oku

涙の色も知らなかったの あなたに出会う前の私は
そばにいるだけで涙が出る事 知らなかったの

喧嘩した夜でも あなたが好きだった 好きだから笑えなかった
素直になれなくて 何処にもいけなくて 2人で迷ってたね

忘れるほどそばにいたね 痛いくらいに抱きしめた跡さえ
もう見えない 思い出せない
あなた以外に思う事など 何一つ無かったのに

もしもあなたが今ここに来て 私の腕を掴んだとしても
辿り着く場所は未来じゃないこと 知っているから

夜中のコンビニも たまの映画館も 嬉しくて仕方が無かった
あなたとの全てが思い出に変わって私の胸の中へ

忘れるほどそばにいたね 桜咲く日も 枯葉散る夜も
もう見えない 思い出せない
あなた以上に大事なものなど 何一つ無かったのに

喧嘩した夜でも あなたが好きだった 好きだから笑えなかった
素直になれなくて 何処にもいけなくて 2人で迷ってたね

忘れるほどそばにいたね 痛いくらいに抱きしめた跡さえ
もう見えない 思い出せない
あなた以外に思う事など 何一つ無かった
あなた以上に 大事なものなど 何一つ無かったのに


50.雲よりも遠く

作詞:奥華子
作曲:奥華子

君に会いたくて 君に会えなくて
せめて心変わりを僕のせいにして
君の優しさが 僕の胸の中で冷たく息をしている

僕は何度も目を閉じては
何も見えない振りをしていた
君の心がここに無い事 とっくに僕は知っていたけど
君の喜ぶ顔が見たくて少し無理して買った指輪も
どんな風に捨てたらいいのか
答えが見つからないまま

君に会いたくて 君に会えなくて
せめて心変わりを僕のせいにして
君の優しさが 僕の胸の中で冷たく息をしている

夕暮れ迫る冬の空は“思い出”という風が吹いてる
君は笑っているだろうか
僕より好きになった人の横で

君に会いたくて 君に会えなくて
近すぎて見えないほど側にいたのに
雲よりも遠く 星よりも眩しく
僕の手の届かない方ヘ

君が教えてくれた本を何度も読み返しているうちは
どんなに強がって自由を手にしても
虚しく時が過ぎて行く

君に会いたくて 君に会えなくて
せめて心変わりを僕のせいにして
誰かの温もりを残したままでいい
僕の側にいて欲しい
君に会いたくて 君に会えなくて
近すぎて見えないほど側にいたのに
雲よりも遠く 星よりも眩しく
僕の手の届かない方ヘ

僕の手の届かない方ヘ


51.君の笑顔

作詞:奥華子
作曲:奥華子

春の光 風吹く街 君と出会ったあの時
幼い心で はしゃいでいた 遠い日の夏の夜
寂しさをごまかしながら 通り過ぎていた秋
君のぬくもり 確かめていた 暖かな冬の道

どんな時も君は 真っ直ぐな目をして
転んでも必ず 立ち上がってた
前だけを向いてく 君のその姿に
僕はどれだけの力 貰っただろう

君の笑顔 君の声が 僕らの未来を作ってゆく
動き出した 時計がほら 変わりゆく日々を刻んでゆく
夢があるなら どんな時でも 駆け抜けてゆけるはずさ
大切なもの 守りたいもの 僕は今見つけられたから

あの日君が流していた 涙の訳を知らない
悔しさの裏側に見えてる 夢へと繋がる道

間違いを恐れず 一歩踏み出せたら 今よりも自分を信じられる
悲しみの向こうに 人は立ち向かえる 君のその背中が教えてくれたね

僕のそばで 君のそばで 泣けるほど今を生きていたい
終わりのない夢はきっと 誰かの未来に繋がってく
諦めないで どんな時でも 君の声聞こえてくるよ
大切なもの 守りたいもの 僕は今 見つけられたから
一人じゃないよ いつでもそばで 君の笑顔を見たいから


52.素敵な道

作詞:奥華子
作曲:奥華子

あたたかい風が吹く 街も色づいてゆく
なぜか心も優しくなってゆくよ
そしてまた夏が来て 私を溶かしてゆく
熱い 熱い日が続く

そのうち風も冷たくなり 花も木も枯れてゆくよ
なぜか心も寂しくなってゆくよ
そしてまた冬が来て 私を凍らせてゆく
寒い 寒い日が続く

ぐるぐる回ってる 季節もこの心も
どんなことがあっても 必ず春は来るよ

誰にでもどうしようもないくらい 誰かを信じてみたく
なったよ
私の錆び付いた心がゆっくりと溶け出してく
長い冬が終わり 今動き出せるから

どれだけの時間を 寂しさという言葉と
一緒に過ごしてきたのだろう
人を信じることが 自分を信じることと
気付いたこの日まで

私の目の前にたくさんの道がある
コンクリートの道でも砂利道でも
最後はきっとつながっている

どうしようもないくらい 誰にも譲れないものが欲しい
私がここにいるそのわけをその意味を探してた

ゆっくりでいいから素敵な道を探してゆきたい
私の心がいつかキラキラと輝けるように
晴れる空の下で今動き出せるから
きっとどこかにある私の素敵な道


53.卒業の時

作詞:奥華子
作曲:奥華子

教室に並んだ声も 今はもう校舎の影
旅たちのときが来ること みんな知っていたのに

はじめて心の中分かり合えた友達
遠回りして歩いた たくさん話したくて
もう…

「今日で最後」と 何度も言葉を隠したけど
ずっと忘れることない
あなたに出会えたこのときを卒業

思い出を分け合うように別々の道を行く
寂しさに負けないように 振り返らないように

同じ教科書の中 描いていた未来を
それぞれの胸の中で 迷い探していたね
もう…

「今日で最後」と アルバム片手に帰った道
きっとどこかで会えるよ
すべてが終わって始まったあのとき

もう…
「今日で最後」と 何度も言葉を隠したけど
ずっと忘れることない
すべてが楽しくて悩んでいたあの頃
あなたに出会えたこの街を卒業


54.シンデレラ

作詞:奥華子
作曲:奥華子

青い雲を見た帰り道 想い打ち明けたあの日から
あたしの幸せの場所は あなたの隣りになった

お互いの名前の呼び方も 手の繋ぎ方も ぎこちなくて
そんな頃が懐かしいほど ずっと一緒にいたよね

好きすぎて苦しくなって 信じたいのに疑って
「別れよう」って言ったのは
「別れたくない」って言葉が聞きたかっただけなのに

今まで有難う 本当に大好きだったよなんて
冗談言える あなたじゃないって知ってるから
あたしは突然 魔法が解けたシンデレラみたい
今はまだ 思い出にできない

お揃いのマグカップも全部 二人で選んだ物だけど
好きという気持ちと一緒に あなたが置いていった物

眠れなくて泣き疲れて もう一度だけ会いたくて
返事を待つ あたしの手に
「新着メールはありません」の文字だけ 光ってる

あなたに出会えて 本当に幸せだったよなんて
笑顔で言える あたしに今はなれないけど
大切なものを 忘れてしまったシンデレラみたい
ガラスの靴じゃ あたしは歩けない

あなたと過ごした 全てが大切だったよずっと
喧嘩した日も あたしのそばにいてくれたね

今まで有難う 本当に大好きだったよずっと
笑顔で言える あたしになってみせるから
あたしは突然 魔法が解けたシンデレラみたい
二人の日々が 思い出になっていく