使徒覚醒

妖精帝國 使徒覚醒歌詞
1.使徒奏デシ破滅ノ堅琴

作詞:YUI
作曲:橘尭葉

征くは衝動の果てる瞬間
存在勝ち誇る術はあるか
天使が奏でるのは優美な堅琴
快楽合わせ持つ致死量の音

渇望が脳を支配する
追撃の鐘が鳴り響く

天か地獄か只何れも
堕ちてゆく最中の夢

生と死の色白黒(モノクロ)の
海に堕ちた混沌は
焦がれ漏れ出す慈しみの
波が揺らした天空の新星(ほし)
溺れた心
射貫いた鼓動

穿つ闇の奥に棲み着いた瞞(まやか)しを
放つ弓は灯す天と地の諍(いさか)いの火を
運命は奇跡の如く

眩(くら)む絶望に満ちた悲劇に
逃げて匿って勝利はあるか
心臓掲げ持ち忠誠誓えば
天使も悪魔のように低く嗤う

障壁の中で蹲(うずくま)る
喪失の過去が迸(ほとばし)る

焦がれ抗い平伏す日々
悼(おぞ)ましき午睡の夢

光と影鈍色(にびいろ)の
空に焼(く)べる幻は
密蜜に燻(くゆ)らす消魂(けたたま)しい
死者の弔い手向けの花
抉れた心
爛れた鼓動

澱む闇を祓え陽炎(かげろう)の篝火(かがりび)で
生きる価値は無情崩れゆく形骸の塵
運命は奇跡の如く

生と死の色白黒(モノクロ)の
海に堕ちた混沌は
焦がれ漏れ出す慈しみの
波が揺らした天空の新星(ほし)
溺れた心
射貫いた鼓動

穿つ闇の奥に棲み着いた瞞(まやか)しを
放つ弓は灯す天と地の諍(いさか)いに
澱む闇を祓え陽炎(かげろう)の篝火(かがりび)で
生きる価値は無情崩れゆく形骸の塵
運命は奇跡の如く


2.覚醒、冱てる魂と運命の境界線

作詞:YUI
作曲:橘尭葉

死せる刻は奪われて繋ぐ新たな命受け入れて
運命宿す結晶の如く輝く

風の音がやんで不意に世界は止まる
瞬間独りに気付く
言葉が凍るほど激しい冷気の渦
魂が震えていた

藻掻けば藻掻くほど沈んでゆく
生きている理由を見失う
消え去る刹那誰が名を呼ぶのだろうか

人は闇で生まれ堕ちやがて光求め歩いてゆく
生と死を分かつ境界線に火が灯る
不本意でも不条理でも
生きる姿は美しい
運命宿す結晶の如く輝く

低く寄せて返す波に揺蕩う羽根が
少し自由に見えた
振り返ればまるで何も無かった様に
足跡は浚(さら)われる

想えば想うほど絡まってゆく
自分の居場所を求めている
消え去る刹那の名を呼ぶのだろうか

死せる刻は奪われて繋ぐ新たな命受け入れて
生か死か誘う導火線に火が灯る
重なり合う二つの針
鼓動のように高鳴って
運命宿す結晶の如く輝く

白と黒に彩られた悲劇
凍結した心蝕む障壁

世界は何度も何度でも
闇で生まれ堕ちやがて光求め歩いてゆく
生と死を分かつ境界線に火が灯る
不本意でも不条理でも
生きる姿は美しい
運命宿す結晶の如く輝く

風よ興れ炎熾せ
天を焦がせ星になるまで


3.神剣乱舞

作詞:YUI
作曲:Nanami

幾億年もの積もった悲しみが
癒えない消えないまだ
刻の音だけが苦痛を和らげる
醒めない悪夢に魘(うな)され呼吸を続ける

焦燥に棲み着いた死の薫りが
2人を取り巻いて誘う
死より無様な終わりは無い
死ぬまで生きるんだ

風絶つ剣よ踊れ
毀(こぼ)れた切っ先に
映る涙の痕
遙か遠い未来を
許されるのならば
もう一度この場所で

自惚れた価値にいつまでも縋って
見えない死ねないまだ
不安と恐怖が心に膨らんで
憑かれる幻想蠢く異形に平伏す

衝動に隠された血の雫が
渇いた指先に滴る
血より紅きは絆のような
残酷な火の色

舞い散る刃が示す
互いの中に持つ
譲れない理(ことわり)
いつか望む未来を
生きられるのならば
もう一度この場所で

壊し合おう全て
退屈と引き替えに
願いも全部失って
痛みが消え去るまで

風絶つ剣よ踊れ
毀(こぼ)れた切っ先に
映る涙の痕
遙か遠い未来を
許されるのならば
もう一度この場所で