惡の華

宇宙人(日) 惡の華歌詞
1.惡の華

作詞:しのさきあさこ・後藤まりこ・の子
作曲:しのさきあさこ

クソムシ、ゴミクズ、こんにちは
私が認めた変態さん
最低最高ドブの底、見せてあげる
仕方がなくってここにいる、どこへいっても同じだ
てめー勝手に生きてみろ クソムシの海
泳いで 捕まえてみろ 泳いで こっちへこい
クソムシ、ゴミクズ、こんにちは

咲けよ華 罪の根をはって
咲けよ華 絶望の芽がでるよ
はらはら咲いてはおちる希望
すいこんでしまう
果たされないから

だけどしちゃいけないのです
だから傷ついてしまえ
ガラクタに天使が飛ぶ
クソらしきも僕
虫カゴが嫌いだ
きっと僕は間違いと罪を重ねてくのです
終わりと始まりよりもさ 君のがね
見たくてたまらないのです

咲けよ華 罪の芽をだして
咲けよ華 支配されていく蕾
はらはらさせては涸れる希望
おいかけてしまう
ひとりにさせない

みつめあうのはすこし照れる
明日も待っている
ひとりぼっちはこわいから
約束しよう
鏡あわせの姿 粉々になっていく
まだみぬ本当の姿 創りだすパズルみたいだ
期するときどうして

鋼鉄に咲く華は蜜の味
咲かないで華、惡の蕾を摘む
ひらひらおちる花びらのように
(ひとりにしないで!)
すこしとりみだしてしまいました

ありふれた不穏な影が空を翔けていく
何もない日常だけが転げ落ちていく
知りたくない妄想だけが錆びついていく
掬いだす 暴かれる 創りだしていくとき
綱渡り ヒトリだと言って閉じこめる
なにもない ここではない 不確かだ
目も耳も鼻も口も塞ぐ
必ずあるんだ

鋼鉄に咲く華は罪の味
そして悪の華咲き乱れるとき
ひらひら舞う花びらは虚像
蜃気楼のように
「それでは、お先にいきます」


2.砂漠の鎮魂歌

作詞:しのさきあさこ
作曲:しのさきあさこ

ざわめく呼吸で纏いついては
はなれていく鼓動 砂漠で深呼吸
ふらふらさまよってほつれるこころ
くらくら漂ってまたつかまえた

みえないように手を離した
気づかれないように耳をふさぐ
足跡さえのこさずにここからはやくぬけ出すんだ

ごまかせないよ僕は脱け殻だ
くだらない支配にこわされた
それが言葉にできない言葉なら
裏のない裏世界へつれて行って

置き去りのままの真昼の満月
おびえていた夜の静寂の息吹
そろそろ行かなくちゃ夜明は近い
ゆらゆら白昼夢きらめいてつかまえに行く

おいてけぼりは嫌いじゃない
ひきだしの中覗きこめば
おいてけぼりがよく似合う知らない僕が目を覚ました

ここからさきはもう邪魔させない
どん底とおりこして最高だ
本気の裏返しも本気なら
僕のすべてはきみの向こう側だ

夢か現か逆再生
つくられた偽物上等だ 花ふぶき

翔け出したスピードで跳びだそう
通りすぎる景色は雨模様
でもシンコペーションは突然に
ギラつく太陽までも透きとおる

砂漠で森林浴をするように
かおりたつ天国まで翔けのぼる
今きもちは言葉と裏腹だ
酸いも甘いもないレクイエム
ふるえるほど「お楽しみはこれからだ!」