1.孝行をしたいときには…
2.男の街
作詞:浜松雄踏
作曲:西條きろく
小雨に濡れてる 五稜郭
襟をつま立て 駆け抜けた
どうせ恋など 縁ない奴が
慰め言葉に 涙ぐむ
男の街だよ 函館は-
海峡屋島に 陽が沈みゃ
瀬戸内あたりに 船がつく
帰って来いよと おふくろさんが
書いた便りに 故郷なまり
男の街だよ 高松は-
霧雨煙るか 桜島
すねたあの娘の 影一つ
どうせゆきずり 一夜のなさけ
帰るあてない 貴方を待つ
男の街だよ 鹿児島は-
3.いのち川
作詞:わたなべ泰彦
作曲:酒田稔
惚れてよかった
惚れてよかった あなたを信じ
ついてゆきます 振り向かないで
つらい運命に 耐えながら
水にただよう浮草も
いつか花咲く ときがある
しあわせ求めて あゝ いのち川
もしもわたしが
もしもわたしが 迷ったときは
抱いてください 叱って欲しい
こんな男で すまないと
苦労いたわる 優しさに
うれし涙が 目にしみる
心をひとつに あゝ いのち川
離れられない
離れられない このひとだから
命ひとすじ 尽くしていたい
たとえ日陰の 暮らしでも
悔いはしません 泣きません
いつか花咲く ときがくる
明日もあなたと あゝいのち川
4.ひとり酒
5.命かさねて
6.めおと漫才
作詞:もず唱平
作曲:叶玄太
目の下五尺の 鯛買うて
そのうち 祝言挙げたると
風呂屋の釜で いうばかり
なんぼ気の良え 女でも
うるさい近所の 目もあるし
肩身も狭いし 顔もない
汐時とそろそろ 冬の蛙で考える
(セリフ)まァまァまァそない言うないな
そない言われたらワイもつらいウサギの逆立ちや
何とか一ト旗あげる算段羽織のヒモやで。
今でもなァ、ワイはお前に 鼠が六匹でむチュウや堪忍してェな な!!
山ほど届いた 縁談を
あっさりまとめて 断って
挙げ句の果てに ババ掴み
実家の敷居も またげずに
嫁入り道具も ない世帯
お母はん嘆くし 子は泣くし
黒犬のおいどやオモシロないで 阿呆かいな
(セリフ)そないにきついこと言わんといてェなァ
悪う転ぶ時は何してもあかんおなごに ふんどしや
…お前にそない言われたら、薬罐でゆでたタコで手も足も出んがな
取り柄というても 何もない
どういう訳やら 相性が
よかっただけで 惚れおうた
情があるのに ほだされて
今日までズルズル 来たけれど
お能の稽古に しとなった
五合の徳利でウチの一生 詰まりまへん
7.女のみち
宮史郎とぴんからトリオ
作詞:宮史郎
作曲:並木ひろし
私がささげた その人に
あなただけよと すがって泣いた
うぶな私が いけないの
二度としないわ 恋なんか
これが 女のみちならば
ぬれたひとみに またうかぶ
捨てたあなたの 面影が
どうしてこんなに いじめるの
二度と来ないで つらいから
これが 女のみちならば
暗い坂道 一筋に
行けば 心の灯がともる
きっとつかむわ 幸せを
二度とあかりを けさないで
これが 女のみちならば
8.あなたの背中
作詞:鳥井実
作曲:酒田稔
一緒になろうと 屋台の酒で
かわした契りの 夫婦酒
命をひとつに 寄せあいながら
ふたりで咲かせて みたい花
あなたの背中に 明日があるわ
女の心に ともした灯り
あなたの涙で 消さないで
たしかな幸せ なくてもいいの
これからふたりで 見たい夢
あなたの背中に ぬくもりがあるわ
ちいさな女の 鏡の中に
いつでもあなたが いてくれる
両手で情を あたためながら
ふたりで 待ちたい 来る春を
あなたの背中に すがって生きる
9.寝がえり
10.片恋酒
作詞:小川道雄
作曲:酒田稔
好きで呑んでるお酒じゃないわ
ひとりが淋しい片恋酒よ
遊び上手な あなたでも
噂を聞く度 逢いたくて
つらいのよ つらいのよ
バカな女と 言われても
忘れられない 恋だから
面影グラスに 忍び泣く
荒れた生活の今日この頃は
酔う程未練が身にしみるのよ
夢で激しく 燃えるより
やさしい強さで 抱きしめて
欲しいのよ 欲しいのよ
バカな女と 言われても
忘れられない 恋だから
面影グラスに 忍び泣く
「あなた命」とボトルに書いて
心に注ぎたす片恋酒よ
愛の傷あと 痛む夜は
いい事ばかりを思い出し
生きるのよ 生きるのよ
バカな女と 言われても
忘れられない 恋だから
面影グラスに 忍び泣く
11.男の花道
12.女のねがい
宮史郎とぴんから兄弟
作詞:並木ひろし
作曲:並木ひろし
花にも生命が あるように
咲いて散るより つぼみでいたい
日かげで育った 女でも
一度でいいから 恋をして
愛の涙を流したい
ひと目で好きに なるよりも
ひそかに愛を ささげてみたい
酒場で育った 女でも
一度でいいから よわないで
あなたの為に つくしたい
だまされ続けて 生きるより
信じることを 忘れてみたい
涙のかれた 女でも
一度でいいから 泣かないで
愛のすべてを つかみたい
13.酔いざめ未練酒
作詞:大場まさと
作曲:南郷孝
寒く凍った 昔の傷は
熱い情に 溶かされて
今度こそはと すがったの
何で私を 責めるのよ
濡れた女に 冷たい世間風
酒がつくった あの日の夢は
どうせ一夜の 恋しずく
知っていたけど 淋しくて
すべてあずけた この心
それは女の 切ない忍び泣き
酒に浮かべた涙が沈む
夜は面影 めぐらせる
さめりゃ やさしさ 楽しさが
思い出されて つらくなる
酔いざめ女が 飲みほす未練酒
14.別れ雪
|