2003全曲集

宮路オサム 2003全曲集歌詞
1.おんなのシャボン玉

作詞:荒木とよひさ
作曲:彩木雅夫

あなたのため 生れた女の まごころだから
世間にくじけて負けたら 包んであげる
胸が痛いなら 雨に濡れたなら
ねェ エプロン姿で お酒をならべて 待っててあげる
男の人は 大きな坊や
わたしだけの わたしだけのシャボン玉

あなたのため 捧げた女の まごころだから
涙が出るほど一途に 尽くしていたい
道に迷ったら 人生(ゆめ)にはぐれたら
ねェ 心をはげまし 背中をおしても 支えてあげる
男の人は 愛しい坊や
わたしだけの わたしだけのシャボン玉

あなたのため 誓った女の まごころだから
死ぬまで一緒に後ろを 歩いてゆくの
浮気ぐらいなら よそ見ぐらいなら
ねェ 涙を見せずに 可愛い女で 許してあげる
男の人は わがまま坊や
わたしだけの わたしだけのシャボン玉


2.縄のれん

作詞:高須郷
作曲:深谷昭

できたらおやじ 辛口の
冷やを一杯 ついでくれ
男の人生 あれやこれ
酒の力を 借りなけりゃ
忘れられない 恋もある

二度とは逢えぬ 奴だけど
きっと成るだろ 倖せに
男の人生 あれやこれ
四十路半ばで つまずいた
未練つぎたす コップ酒

漁場の育ち 荒れた手で
作るつまみも 潮の味
男の人生 あれやこれ
泣いて笑って 苦労すりゃ
春もくるさと いうおやじ


3.きよしのズンドコ節


4.なみだの操

作詞:千家和也
作曲:彩木雅夫

あなたのために
守り通した女の操
今さら人に
捧げられないわ
あなたの決してお邪魔は
しないから
おそばに置いて ほしいのよ
お別れするより 死にたいわ
女だから

あなたの匂い
肌に沁みつく女の操
棄てられたあと
暮らしてゆけない
私に悪いところが
あるのなら
教えてきっと 直すから
恨みはしません この恋を
女だから

あなたにだけは
分かるはずなの女の操
汚れを知らぬ
乙女になれたら
誰にも心変りは
あるけれど
あなたを疑いたくない
泣かずに待ちます いつまでも
女だから


5.酒二合

作詞:和泉友大
作曲:宮路オサム

心が白く なる夜は
ひとり手酌の 酒をやる
路地からもれて くる歌に
いつか いつか
いつかお前が ダブルのさ
笑顔が背中が あゝ酒二合

ひとりで暮らす 味気なさ
誰に云えよか 男なら
淋しさちょこに 注ぎまわし
呑んで 呑んで
呑んでみるのさ 呑んでいる
おもいでつまみに あゝ酒二合

女の青春(ハル)を 三年も
まわり道して 行った奴
四十路(よそじ)を前に それぞれの
夢を 夢を
夢をさがそと わかれたが
未練がお前が あゝ酒二合


6.15才の旅立ち


7.花ぼたる


8.男の回想譜


9.木村三郎51才

作詞:和泉友大
作曲:宮路オサム

ひとりで呑みたい そんな夜
月に二度や 三度ある
別れに苦労を 置いてきた
おまえを酔うほど おもいだす
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ

三三九度から 二十年
娘持つのが 夢だった
幸せ一つも やれないで
勝手に家庭を 捨てた俺
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ

便りがとだえて 春になり
古い便箋 読み返す
病気で寝込んで いるだろか
余計なお世話と 笑うだろ
木村三郎 五十一才です
とか何とか 云いましたが
人生ふりむく まだまだ年じゃない
…なんてネ


10.根室の辰

作詞:木下龍太郎
作曲:たもと正

北の漁場に 着いたら起こせ
獲ってやるとも 好きなだけ
海の河童だ 根室の辰は
時化た位が 丁度いい
ラッパ呑みした 一升瓶を
枕がわりに 高いびき

呑み家「ひさご」の 女将が呉れた
赤い手縫いの 守り札
よしなよしなよ 根室の辰は
船が女房の へそ曲り
惚れた張れたの 生きるの死ぬの
それが嫌さに 恋ぎらい

割った流氷 石鹸がわり
産湯使った オホーツク
喧嘩 もめ事 根室の辰は
飯を抜いても 飛んで行く
腕っ節なら 誰にも負けぬ
丸く治めて おごり酒


11.女房

作詞:荒木とよひさ
作曲:彩木雅夫

裸ひとつで今日まであなた ご苦労さんと
生きることが下手でも 私はいいのよ
酔った寝顔は無邪気なままで 子供の人だから

※泣きぐせ 涙ぐせ あなたがいるのに
この世でいつまでも
ずっと女房にしていて下さいね
小さな人生 この胸いっぱい あなたに乾杯※

元気ひとつでここまであなた お疲れさんと
いつも夢の手伝い 出来たらいいのよ
少しぐらいは遊んでいいの 男の人だから

泣きぐせ 涙ぐせ あなたが優しく
想い出 離さずに
ずっと隣りにおいてて下さいね
小さな幸福 この胸あふれて あなたに乾杯

(※くり返し)


12.男と男

作詞:小金井 一正
作曲:たもと 正

俺もおまえも 世渡り下手で
それでいいんだ まず一杯
人生一桁 損したような
男どうしの 男どうしの
熱い夜

野暮な説教は 言いっこなしで
夢を肴に 馬鹿と馬鹿
笑って愚痴って 飲み干す酒に
すこし明日が すこし明日が
みえてきた

下り電車が 酒場の屋根で
音も淋しい ガード下
負けてたまるか 世間の風に
男どうしの 男どうしの
熱い夜


13.女ひとりの夜はさ

作詞:高須郷
作曲:津軽けんじ

泣いて昔が もどるなら
グラスに注ぎたい この心
淋しいネ(淋しいネ)
淋しいネ(淋しいネ)
女ひとりの夜はさ
あなたとたまに 来たお店
いるかとのぞいて みただけさ

右も左も わからない
都会の暮しに あこがれた
淋しいネ(淋しいネ)
淋しいネ(淋しいネ)
女ひとりの夜はさ
あなたの胸に いるだけで
倖せだったわ あの頃は

空のボトルに 似顔絵を
涙でなぞって 書いてみる
淋しいネ(淋しいネ)
淋しいネ(淋しいネ)
女ひとりの夜はさ
ギターが唄う 別れ歌
聴いてはあの人 おもいだす


14.ちぐれ雲


15.舞酔い酒

作詞:石本美由紀
作曲:伊藤雪彦

燃えた恋ほど 醒めれば寒い
今のあんたは もう他人
いくら悔しさ 堪えても
酔ってまぎらす 涙もあるわ
どうせ今夜も
グラス相手の 舞酔い酒

離したくない この手を離し
別れ別れに なった人
下手な芝居と あきらめる
そんな恋なら 傷つかないわ
辛い運命に
負けてしみじみ 舞酔い酒

店の有線 「悲しい酒」は
誰の身の上 唄うやら
迷い道です 人生は
なにを信じて 生きればいいの
未練裏町
夢を下さい 舞酔い酒


16.酔いどれ松つぁん

作詞:高橋直人
作曲:伊達信介

酒と喧嘩の 明け暮れで
親を泣かせた ド阿呆よ
曲がった根性 その心
叩き直すと 夜風が吠える
誰が名づけた
酔いどれ松つぁん

たとえ高嶺の 花だろと
俺の勝手よ 惚れるのは
かなわぬ夢見る 露路屋台
胸を焦がして 冷酒あおる
意気地無しだぜ
酔いどれ松つぁん

寒い世間の 裏通り
あつい情けの 灯が招く
背中丸めて 縄のれん
くぐるこの俺 迎える笑顔
呑めば極楽
酔いどれ松つぁん