アカシヤの大連

小柳ルミ子 アカシヤの大連歌詞
1.アカシヤの大連

作詞:なかにし礼
作曲:平尾昌晃

アカシヤの大連を
訪ねてきてみたの
遠い日のまぼろし
手さぐりするように
丘の上から港を
はるか見下ろせば
靄(もや)にかすむ波止場を離れて
大きな船が出る
街のあちらこちらに
日本の匂いが かすかに残る
夢のふるさと

アカシヤの大連を
歩いて涙ぐむ
父母が愛して
暮らした街だから
ヤマトホテルのテラスで
お茶を飲みながら
若い人のチャイナの言葉を
聞いてる心地よさ
過去は忘れましょうと
希望の小鳥が
飛び交うような
微笑む街よ

恋に傷つきながらも
恋にまた落ちて
泣いてばかり
いるこの私を
癒してくれる街
誰か愛する人と
ここで暮らしたい
そんな気がする
夢見る街よ


2.故郷ありてこそ

作詞:なかにし礼
作曲:平尾昌晃

私が生まれて 育った町に
抱かれてもう一度 暮らしてみたい
桜吹雪の 門前町よ
私の涙 涙 ぬぐっておくれ
故郷(ふるさと)ここにありてこそ
人はみんな くじけることなく
生きてゆく

あの友この友 元気でいるか
私を微笑みで 迎えておくれ
川が流れる 門前町を
みんなと肩を 組んで 歩いてみたい
故郷ここにありてこそ
人はだれも 絆で結ばれ
生きてゆく

母も愛した 門前町を
私も永久(とわ)に 永久に 離れはしない
故郷ここにありてこそ
人はみんな 明日(あした)の希望に
生きてゆく