母娘じょんがら

小桜舞子 母娘じょんがら歌詞
1.母娘じょんがら

作詞:仁井谷俊也
作曲:岡千秋

雪の礫(つぶて)に 叩かれ追われ
ここは津軽の 十三湖(じゅうさんこ)
母が三味弾き 娘がうたう
流れじょんがら 口説節(くどきぶし)
いつか父(とと)さに 出会える日まで
苦労覚悟の ふたリ旅

数え七つで 門付(かどづ)け暮らし
何でしたかろ させたかろ
指のあかぎれ 痛みはせぬか
雪に素足は 冷たかろ
愛し我が子に こころで詫びりゃ
涙あふれる 五所川原(ごしょがわら)

闇に吹雪の 鳴る音聴(き)けば
肌が凍える 竜飛崎(たっぴざき)
早く父(とと)さの 顔みてみたい
泣いてむずがる 幼な子を
胸で叱って やさしく抱いて
生命(いのち)ぬくめる 宿あかリ


2.おんなの素顔

作詞:仁井谷俊也
作曲:岡千秋

おまえを一生 守ってゆくと
熱い情愛(なさけ)に 絆(ほだ)されました
私もいろいろ あったけど
あなたとだったら 生きられる
初めてみせた おんなの素顔
綺麗と言って くれますか…

他人の知らない むかしの傷を
あなたひとりに 打ち明けました
似た者同士と 照れて云う
嬉しいこころの 思いやリ
涙のしみた おんなの素顔
やさしく抱いて くれますか…

あなたが生まれて 育った故郷(まち)ヘ
いつかふたりで 旅してみたい
こうして朝まて 腕まくら
倖せすぎると 泣けてくる
夢みるような おんなの素顔
可愛と言って くれますか…