ゴールデン☆ベスト

小椋佳 ゴールデン☆ベスト歌詞
1.さらば青春

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに
僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ
見るがいい 黒い水が抱き込むように 流れてく
少女よ泣くのはお止め 風も木も川も土も
みんな みんな たわむれの口笛を吹く

僕は呼びかけはしない 遠くすぎ去るものに
僕は呼びかけはしない かたわらを行くものさえ
見るがいい 黒い犬がえものさがして かけて行く
少女よ泣くのはお止め 空も海も月も星も
みんな みんな うつろな輝きだ
ララ……


2.しおさいの詩

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

汐さいの浜の岩かげに立って
汐さいの砂に涙を捨てて
思いきり呼んでみたい 果てしない海へ
消えた僕の 若い力 呼んでみたい

青春の夢にあこがれもせずに
青春の光を追いかけもせずに
流れていった時よ 果てしない海へ
消えた僕の 若い力 呼んでみたい

恋でもいい 何でもいい
他の全てを捨てられる 激しいものが欲しかった

汐さいの浜の岩かげに立って
汐さいの砂に涙を捨てて
思いきり叫んでみたい 果てしない海へ
消えた僕の 若い力 呼んでみたい


3.砂漠の少年

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

母親の物語りに飽きて 父親の本も読み飽きて
風の吹く 夜砂丘を一人 少年は旅に出た
地平線の向うに何かがある
何かがきっとあると思った

見えるのは砂ばかり 砂の山 砂の谷
風の吹く 夜砂丘を一人 少年は旅を続けた
地平線の向うに何がある
何かがきっとあると思った

のどはかわききって 頭は狂いそうで
旅をあきらめかけた 少年が遠くに見た
地平線のあたりに見える 何かひとつの点
それがだんだん大きくなってくる
ラ…ラ…ラ…ラ…

喜びの叫びをあげて ただ一目散に
その点めざして 少年はかけ出した
ラ…ラ…ラ…ラ…

そして見た その点は 彼と同じ年頃の
腹をへらしてつかれ切った 少年だった


4.少しは私に愛を下さい

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

少しは私に 愛を下さい
全てをあなたに捧げた私だもの
一度も咲かずに 散ってゆきそうな
バラが鏡に映っているわ
少しは私に愛を下さい

たまには手紙を書いて下さい
いつでもあなたを想う私だもの
あなたの心の ほんの片隅に
私の名前を残して欲しいの
たまには手紙を書いて下さい

みぞれの捨て犬 抱いて育った
やさしいあなたを想い出しているの
少しは私に愛を下さい


5.大いなる旅路

作詞:小椋佳
作曲:渡辺岳夫

旅は長く遠く 肩の荷重く
時に堪えかねて 涙をふけば
胸の奥に熱く 何かがさわいだ
あの日とめどなく あふれた夢さ
なつかしい人が はるかな日々が
時の流れこえて ほら めぐる旅路さ

風がふと運んだ 汽笛の音に
時の谷間きて 歩みを止めれば
夕日 空をこがし 心に沈んだ
明日もたえまなく 燃える力さ
なつかしい人が はるかな日々が
時の流れこえて ほら めぐる旅路さ

なつかしい人が はるかな日々が
時の流れこえて ほら めぐる旅路さ


6.帰っちゃおうかな

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

敷石道の曲がり角
その敷石をけってみても
まだ来ない まだ来ない
あなたの為に 抱いてきたバラ
その花びらを みんなみんな
ほら むしっちゃって
何だか つらくなっちゃった
帰っちゃおうかな 帰っちゃおうかな
帰っちゃおうかな ああ 帰っちゃうから

敷石道の曲がり角
その敷石をけってみたら
会いたいな 会いたいな
あなたを想い 眠った夜の
夢の出来事 みんなみんな
ほら 消えちゃって
何だか 悲しくなっちゃった
泣いちゃおうかな 泣いちゃおうかな
泣いちゃおうかな ああ 泣いちゃうから


7.想い出して下さい

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

想い出して下さい あの頃を
あきらめることを 知らないで
野原に蝶々 追いかけて
迷った帰り道
疲れはてて なきべそかいて
やっとみつけた 家の燈り
いつの間にか 白いあみ抱いて 夢みるあげは蝶
野原に蝶々 追いかけて
迷った帰り道

想い出して下さい あの頃を
あきらめることを 知らないで
初恋の手紙 かきつづけ
ねむれない 夜ふけ
胸の高なり おさえきれないで
やっとみつけた ことばかいて
いつの間にか 白い朝が来て やぶりすてる手紙
初恋の手紙 かきつづけ
ねむれない夜ふけ

いつの間にか 白い時が来て 消えた熱い心
想い出して下さい あの頃を
あきらめることを 知らないで
通りすぎてく 毎日が
新しい あの頃を


8.白い一日

作詞:小椋佳
作曲:井上陽水

真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく

目の前の紙くずは
古くさい手紙だし
自分でもおかしいし
破りすてて寝ころがれば
僕の一日が過ぎてゆく

ある日踏切のむこうに君がいて
通り過ぎる汽車を待つ
遮断機が上がり振りむいた君は
もう大人の顔をしてるだろう

この腕をさしのべて
その肩を抱きしめて
ありふれた幸せに
落ち込めればいいのだけど
今日も一日が過ぎてゆく

真っ白な陶磁器を
眺めてはあきもせず
かといってふれもせず
そんな風に君のまわりで
僕の一日が過ぎてゆく


9.花化粧


10.飛べない蝙蝠(こうもり)

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

朝の光が 今日は眼に痛い
通りすぎゆく人に 声かけて 名前尋ね
何となくただ 手を組んだりして 歩いてみようと思うけれど
すぐに僕の中の どこかでどうせ ながつづきはしないと言う
肩に気まぐれ 風の誘い声 黒い翼で もう一度
空飛べと がけに登り がむしゃらにただ 君を呼んだりして
はばたいてみようと 思うけれど すぐに気がつくだろう
空の上から まいおりる場所も ない

出来ることなら 白い雲の果て 遠く浮かんで 消えゆく
風船の 姿まねて 誰の目にも とどかぬ世界へ
飛んでゆきたいと 思うけれど すぐに明日になれば
又別の事を 考えている僕だろう


11.残された憧憬(あこがれ)


12.シクラメンのかほり

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

真綿色したシクラメンほど清しいものはない
出逢いの時の君のようです
ためらいがちにかけた言葉に
驚いたようにふりむく君に
季節が頬をそめて過ぎてゆきました

うす紅色のシクラメンほどまぶしいものはない
恋する時の君のようです
木もれ陽あびた君を抱けば
淋しささえもおきざりにして
愛がいつのまにか歩き始めました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう

うす紫のシクラメンほど淋しいものはない
後ろ姿の君のようです
暮れ惑う街の別れ道には
シクラメンのかほりむなしくゆれて
季節が知らん顔して過ぎてゆきました

疲れを知らない子供のように
時が二人を追い越してゆく
呼び戻すことができるなら
僕は何を惜しむだろう


13.旅仕度

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

あなたひとりの 旅の仕度を
手伝う時の やり場のなさは
何処に 捨てましょう
あなたのことは よく解るから
何時戻るとも 知れぬ旅路に
作るほほえみ
何故か追いたてられるように
いつも無理をしてた あなた
体を大事にしてね

あなたにとって 旅することは
人のふちどり のがれて遠い
探しものでしょう
ペンとノートと 手編みのものと
薬も少し かばんの中へ
添えておきましょう
待つだけの わたしのことは
旅に疲れて眠る夢で
折節思い出してね

春と秋が幾つか過ぎて
帰り来る あなたの笑顔を
いつまでも 覚えていたくて
旅仕度を 手伝いながら
あなたの横顔 見てる


14.思い込み


15.めまい

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

時は私にめまいだけを残してゆく
だからワイングラスの角氷
眠りにつこうとする愛に
ささやかないで

時は私にめまいだけを残してゆく
だから小舟を運ぶ潮風よ
眠りにつこうとする愛を
揺り起こさないで

鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを書こうとした口紅が
折れてはじけた

時は私にめまいだけを残してゆく
だから暮れ染(なず)む海の夕渚よ
いかりをほどいてゆく船の
心留めて

鏡に残ったあなたの後ろ姿
青い青い海が見える
さよならを書こうとした口紅が
折れてはじけた


16.俺たちの旅

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

夢の坂道は 木の葉模様の石畳
まばゆく長い白い壁
足跡も影も残さないで
たどりつけない山の中へ
続いているものなのです

夢の夕陽は コバルト色の空と海
交わってただ遠い果て
輝いたという記憶だけで
ほんの小さな一番星に
追われて消えるものなのです

背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ

夢の語らいは 小麦色した帰り道
畑の中の戻り道
ウォーターメロンの花の中に
数えきれない長い年月
うたたねをするものなのです

背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ
背中の夢に浮かぶ小舟に
あなたが今でも手をふるようだ


17.ただお前がいい

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

ただ お前がいい わずらわしさに
投げた小石の 放物線の軌跡の上で
通り過ぎてきた 青春のかけらが
飛びはねて見えた

その照り返しを その頬に 映していた お前
また会う 約束など することもなく
それじゃ またなと 別れるときの お前がいい

ただ お前がいい 落とすものなど
何にも無いのに 伝言板の左の端に
今日も 又ひとつ 忘れものをしたと
誰にともなく書く

その繰り返しを その帰り道に笑う お前
また会う 約束など することもなく
それじゃあ またなと 別れるときの お前がいい

その照り返しを その頬に 映していた お前
また会う 約束など することもなく
それじゃ またなと 別れるときの お前がいい


18.時


19.揺れるまなざし

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

街にひとふきの風 心にふれゆく今日です
めぐり逢ったのは
言葉では尽せぬ人 驚きにとまどう僕
不思議な揺れるまなざし
心を一人占めにして あざやかな
物語が限りなく綴られて
君の姿が 静かに夜を舞う

紅茶ひとくちふと 深い味がする夜です
めぐり逢ったのは
夢に見た人ではなく思い出の人でもない
不思議な揺れるまなざし
心が波立つようです いつになく
物語が限りなく綴られて
君の姿が 静かに夜を舞う

昨日までの淋しさ嘘のように
君の姿に色あせて
明日の朝を待ち切れず夜を舞う
君の姿を追いかけて
あのまなざし揺れて眠れない


20.心のひだ


21.愛のピノキオ

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

突然 真面目な顔して 黙ったあの人が
なんだか恐くて逃げた日
部屋の机の上
何度も書いたわ あなたという言葉

いくつもの思い出が ホラ
微笑んで手を振る シアワセ

琥珀のプリズム通して あなたがかけて行く
あなたの向う私が
あなたを待っている
両手につつまれ 私は夢の中

素晴らしい思い出が まだ
いくつふえるかしら シアワセ

どこで誰が書いているの わたしたちの愛のシナリオ
ぎこちなさはあやつり人形 まるで二人愛のピノキオ


22.夢芝居

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

恋のからくり夢芝居
台詞ひとつ 忘れもしない
誰の筋書き 花舞台
行く先の影は見えない

男と女あやつりつられ
細い絆の糸引き引かれ
稽古不足を幕は待たない
恋はいつでも初舞台

恋は怪しい夢芝居
たぎる思い おさえられない
化粧 衣裳の 花舞台
垣間見る素顔可愛い

男と女あやつりつられ
心の鏡 のぞきのぞかれ
こなしきれない 涙と笑い
恋はいつでも初舞台

男と女あやつりつられ
対のあげはの誘い誘われ
心はらはら舞う夢芝居
恋はいつでも初舞台


23.泣かせて

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

楽しい思い出ばかりなんて言わないで
こんなときに何のなぐさめにもならない
泣かせて 泣かせて
男にはできないことだもの
泣かせて 泣かせて
自分がくやしいだけよ

何も考えずにただひたすら愛した
ばかで可愛い私が心にうずくまる
泣かせて 泣かせて
これもひとときのことだもん
泣かせて 泣かせて
美しくなくてもいいわ

あなたの言葉より
今は安い流行歌の方がまし
悲しいことはどんな化粧したって
悲しいのです

泣かれた男のみっともなさを気にして
そんなことでぶざまにもじもじしないで
泣かせて 泣かせて
あなたは早く行きなさい
泣かせて 泣かせて
雨あがりは晴れるものよ

あなたの言葉より
今は安い流行歌の方がまし
悲しいことはどんな化粧したって
悲しいのです


24.愛しき日々

作詞:小椋佳
作曲:堀内孝雄

風の流れの 激しさに 告げる想いも 揺れ惑う
かたくなまでの ひとすじの道
愚か者だと 笑いますか
もう少し時が ゆるやかであったなら

雲の切れ間に 輝いて 空しい願い また浮ぶ
ひたすら夜を 飛ぶ流れ星
急ぐ命を 笑いますか
もう少し時が 優しさを投げたなら

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影

気まじめ過ぎた まっすぐな愛
不器用者と 笑いますか
もう少し時が たおやかに過ぎたなら
愛しき日々は ほろにがく
一人夕陽に浮かべる涙

愛しき日々の はかなさは
消え残る夢 青春の影


25.愛燦燦

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

雨 潸々と この身に落ちて
わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
人は哀しい 哀しいものですね

それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

風 散々と この身に荒れて
思いどおりにならない夢を 失くしたりして
人はかよわい かよわいものですね

それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね

愛 燦々と この身に降って
心秘そかな嬉し涙を 流したりして
人はかわいい かわいいものですね

ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
人生って 不思議なものですね

ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
人生って 嬉しいものですね


26.逢うたびに君は

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

いたいけな眼差し 投げ続ける君は
ひたむきな心を 隠そうともしない

変わらない憧れを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
限りなく蒼くさい 君の夢を
裸になって抱き 抱きしめたい

移ろいの多さに かすり傷を恐れ
誰となく心に壁を立てる中で

かげりない輝きを背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
ためらいも疑いも 君の夢に
地平こえて飛び飛び散ってく

気負わずに熱い 君の足音がはずむ
さわやかに熱い 君の歌声がひびく

変わらない憧れを 背中に映し
逢うたびに君は 美しくなる
限りなく蒼くさい 君の夢を
裸になって抱き 抱きしめたい

気負わずに熱い 君の足音がはずむ
さわやかに熱い 君の歌声がひびく


27.歓送の歌

作詞:小椋佳
作曲:星勝

出逢いのその日から 街のよどみ消えて
星達に輝き還り 僕に力が 君のお陰さ

互いの情熱と 夢をぶつけ合って
透きとおる涙を流したね 汗に隠して

君を送るこの日まで 一所懸命過ぎるほどの
暮らし こぶし 眼差しどれもが素晴らしい記念碑 誇りさ

若いからじゃなくて 夢にいどむことで
僕達に別れはないという 心通えば

笑い声高めて ふとおそう孤独を
胸底に沈めて秘そやかな 君の気づかい

君を送るこの時に 遠い星に映す誓い
光り、揺らぎ、煌めき どれもが胸熱い交わり 祭りさ

若いからじゃなくて 夢にいどむことで
僕達に別れはないという 星を仰げば
僕達に別れはないという 心通えば


28.君の声聴けば

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

波を遊ばせ 岸辺囁く
風受け止めて 木の葉は歌う
聖なるものを その身に誘い
君は汚れず 無垢な魂
美しき夢 奏でるに任す
君の声聴けば 君の声聴けば

星呼吸して 光それぞれ
自由なままに 星座を創る
往き暮れている アリと人とを
君 甘やかな 涙を堪え
和毛の槍の 憐れみを投げる
君の声聴けば 君の声聴けば

時間がくれた重ね着 選び直して
時間をかけて身軽な 姿に帰ろう
まだ旅人であれと

瞳こらせば 雨だれに虹
耳を澄ませば 湧き水誕生
欲望色の 古地図を捨て
君を視つめて 未知の世界の
畏れ・寂しさ 悦びで包む
君の声聴けば 君の声聴けば
君の声聴けば 君の声聴けば


29.夢積み上げて

作詞:小椋佳
作曲:小椋佳

例えば遥か 南の島の
ひとり暮らしに 憧れもするが
言葉生まれず 交わすこともない
それを人間と 言えるだろうか
それぞれの荷物 それぞれの歴史
当然のように ばらばらな想い
交わりの中に 人は浮き立つ

出来ればただの 知り合いでなく
無限の時間の ほんの一時を
並んで歩く 仲間に逢えたら
互いの違いを 愛しみながら
互いの願いの 重なる場所を
諦め知らずで 探してみよう
つまづき続く 遠回りでも

夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて

思えば広い 宇宙の塵の
一粒もない 小さな命が
生きた証を 創造がある
輝き残す 瞬間がある
一人きりなら 意味の無いこと
力を競い 力を合わせ
創り上げる時 揺るぎない愛

夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて
夢合わせ 夢重ね 夢積み上げて


30.君はそれ以上

作詞:小椋佳
作曲:星勝

君だけの輝き 真正面に憧れを
視つめる時の 首すじに 眩しい汗ひとすじ

君だけの眼差し 汚れのない真心に
初めて触れた 驚きが 洗いざらしの
愛に変わって行く

君が運んだ悦び 朝の太陽 それとも
宇宙の星のすべて 例えてもすぐ 君はそれ以上

君だけを愛した 躊躇いなくこの台詞
いつか言うだろう 他愛ない奴とみんなに
笑われるのもいい

君と刻んだ時間が 僕の歴史と思い出
身を揺する興奮と 心豊かな和み
君が運んだ悦び 鮮やかな虹 それとも
虹色の花すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上

君と刻んだ時間が 僕の歴史と思い出
つややかな感激と 嬉しさに湧く涙
君が運んだ悦び 帆に孕む夢 それとも
夢追う帆船すべて 例えてもすぐ 君はそれ以上
すべての 例えの 君はそれ以上