別れの駅

小沢亜貴子 別れの駅歌詞
1.別れの駅

作詞:たかたかし
作曲:弦哲也

「さぁ、行って
電車が来るわ
わたしのことなら 大丈夫」
愛しても 愛しても この世には
上りと下りが すれちがう
男と女の 駅がある

「もう、これで
最後にしよう」
別れを決めた ふたり旅
好きあって 好きあって 狂おしく
どれほど気持ちを 重ねても
あなたとわたしは 遠花火

「この、命
終わる日来たら…
わたしのところに 逢いに来て」
別れても 別れても 好きな人
しあわせでした 愛されて
見送る背中に 走り雨


2.母さんの割烹着

作詞:藤原良
作曲:麻未敬周

今日も時雨の 行き先は
淡い灯りの 味処(あじどころ)
夜雨しのぎに 暖簾をくぐりゃ
着物姿の 小粋な女(ひと)の
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
思い出すのは 母さんのあたたかさ

どこでお酒を 知ったのか
似合いすぎるよ 手酌酒
四十路半ばで ふるさと捨てた
理由(わけ)を小袖に 隠せば揺れる
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
そっと振り向きゃ 母さんの笑顔(かお)がある

将来(あす)をさがしに 来た都会(まち)の
夜のすき間の 涙ぐせ
酔いにまかせた 身の上ばなし
ふっと目を伏せ 熱燗注いだ
白い 白い割烹着
ふるさとが ここにある
会いに帰ろう 母さんの割烹着


3.恋の続きをもういちど

小沢亜貴子・吉井勝之
作詞:木下龍太郎
作曲:三好和幸

側のしあわせ 何故か見えなくて
無駄な道草 していたみたい
やっと気づいた 失くした後で
捨てちゃいけない 大事なものに
もう 離れない もう 離さない
ふたたび出逢った アカシアの
北の街から 今夜から
恋の続きを もういちど

思い切る気で 恋もしたけれど
愛せなかった 貴方のように
男ごころを 支えるものは
他になかった 貴女をおいて
もう 離れない もう 離さない
絆という名の こころ糸
結び直した 今夜から
恋の続きを もういちど

傷の痛みを 知った後だから
きっと愛せる 前よりもっと
二度とその頬 濡らせはしない
うれし泣きする 涙の他は
もう 離れない もう 離さない
もうすぐ遅れた 春が来る
北の街から 今夜から
恋の続きを もういちど