そうかな

小田和正 そうかな歌詞
1.まっ白

TBS系ドラマそれは、突然、嵐のように…主題歌
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

哀しいほどの想いがつのれば
もうその愛は戾れない
せめてただ 切ない氣持ち
伝えるまで

置き去りにされるだけの戀なら
もういらない
でも出會いは またその答えを
遠くに置いてしまうんだ

さっきから ずっと同じペ一ジ
ぼんやりながめてる
ふたり出會ってしまったのは
きっと いいことなんだ

遠回りしてゆく
公園は人影もない
心は いつからか
君でいっぱいになってる
悲しいほどの想いがつのれば
もうその愛は戾れない
せめてただ 切ない氣持ち
伝えるまで

雪のように冷たい雨に
打たれ續けた
張り裂けそうな胸を
人知れず抱えていた

過ちも 許されない噓さえも
時は消してくれたけど
今にしてまだ ほんとうの愛は
分からないみたいだ

步道橋で 默って
人ごみを見ている
ざわめきを包むように
雪が降り始めた

こぼれかけた言葉のみこんで
いつしか暮れゆく冬の街
もうすこしだけこのまま
ふたりに 答えはいらない

悲しいほどの想いがつのれば
もうその愛は戾れない
せめてただ 切ない氣持ち
伝えるまで

それでもまた始まろうとしてる
その時を待っていたように
愛は とまどうふたりの
なにもかも まっ白にして


2.靜かな場所

日本テレビ系素顏がイイねっ!エンディングテ一マ曲
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

そのころ そこには
氣になる子がいて
ほんとうのこと 言えば
愛してたかも知れない

でも その時 ぼくには
いろんなことがあって
愛を伝える前に
去っていった その子は

それからは 噂も
きくことはなく
彼女から 便りが
屆くわけも なかった

靜かな場所で 君を想う
戀のあとさき 追いかけてる

生きてゆけば こんなことも
あるんだろう
この氣持ちも いつか
淡くなって 消える

きっと君は
氣づいていたんだ と 思う
でも 時は あんなふうに
流れるしかなかった

夕陽が 今 落ちる
今日を 殘して
こころは あの日へ
いつしか 戾ってゆく

靜かな場所で 君を想う
戀のあとさき 追いかけてる

終わりは いつまでも
こないだろう
始まる ことさえ
なかったから

靜かな場所で 君を想う
戀のあとさき 追いかけてる

靜かな場所に その戀 おいて
いま 時の旅に また 出てゆく


3.大好きな君に

NHKアニメ劇場雪の女王エンディング曲
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

遠くの街並み 海邊に降る雨
予期せぬ電話 それと
小さなやさしい言葉

暮れゆく西の空 真冬の公園
笑顏で流す淚 光あふれる
クリスマスの夜

大切なものは
こんなにあふれているはずなのに
悲しみは どこから 來るんだろう

大好きな 君に 會いに 行こう
風に抱かれて 走ってゆくんだ

大好きな 君に 早く會いに 行こう
君のあの家に 燈りが ともる頃

短い伝言 若葉の並木道
遠ざかる電車の音
灼けつくばかりの夏の日

何度も何度も 聞いてたあの歌
誰れにも氣づかれない
息が止まるような戀の心

僕らは何を 追いかけている
生まれた街は
どうしてこんなにやさしいんだ

海が見えたら 踏み切り越えて
白い阪道 あの雲に向かって

大好きな 君に 早く會いに 行こう
今 風に抱かれて 走ってゆくんだ

大好きな 君に 早く會いに 行こう
君のあの家に 燈りが ともる頃

遠くの街並み 海邊に降る雨
予期せぬ電話 それと
小さなやさしい言葉


4.僕らの夏

ABUアジア太平洋ロボットコンテスト2002東京大會テ一マ曲
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

冷たく晴れた午後 僕らは その日から
ずっと 同じ夢を 追いかけ始めた

言葉が すれ違う こころに 風が吹く
走り續けるもの そして たゞ 去りゆくもの

夏が終わるころ いつか僕らは
みんな ひとつになっていった
でも もう僕らに 明日はない
やがて こゝから 離れてゆくんだ

誰れかの くやしさが 誰れかの 淚が
見えない そのやさしさが
僕らを 達れていった

どんない ひろい川も 今ならこぎ出せる
いつかきっと その場所へ 必ず行けるはず

夏が終わるころ いつか僕らは
みんな ひとつになっていった
でも もう僕らに 明日はない
やがて こゝから 離れてゆくんだ

勝ち續けることは 誰れにもできない
なぐさめもなく たゞ 立ちつくす

でもすべてのことが 必ずその日々が
かがやき始める いつの日か

夏が終わるころ いつか僕らは
みんな ひとつになっていった
でも もう僕らに 明日はない
やがて こゝから 離れてゆくんだ

果たせね 夢も この日の 笑顏も
誰れにも告げない 想いも
驅け拔けてきた 僕らの日々を
すべてこゝへ このまゝ殘して


5.Re

作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

君がくれた あの短い メ一ルが
ぼくを 元氣づけた

いつもと同じ ありふれた 文字が
たゞ そこに 並んでいるだけなのに

風に 春を 見つけたように
突然 ぼくの こころを つかまえた

まるで 君の聲が 聞こえたみたいで
この胸は いっばいになって
その時 ぼくには そんな ささいなことが
ほんとうの 幸せに 思えたんだ

ぼくのことを 知ってる人は
この地球の上に どれくらい いるんだろう

ぼくの言葉が 誰れかのことを
少しでも 幸せに するんだろうか

並木が 音を たてて 搖れた
迷いは ずっと 續いていくんだろう

きっとまた ぼくは つまらない出來事に
流されてゆくんだろう でも
生きてゆくことは 思っていたよりも
ずっと ステキなことかも知れない

春は そこまで
君の好きな この街にも いま
春は そこまで
また いま 南から
春の 風が 吹いた

誰れも氣づかないような
ほんの小さなことで
この胸は いっばいになって
その時 ぼくには そんな ささいなことが
ほんとうの 幸せに 思えたんだ

街はかがやき始めた 季節が動いてる
明日は 何が待ってるんだろう
生きてゆくことは 思っていたよりも
ずっと ステキなことかも知れない

春は そこまで


6.正義は勝つ

作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

そしてまた 西の空は
今日の 終わりを 告げている
早いね 地球が
急いでいるみたい

君は まるで あの日のまゝ
哀しみだけを かかえて
時計を 止めて
ずっと 同じ 場所

通り雨 傘はいらない
走ってく そのうちに
晴れるかも知れない

きっと うまく ゆくさ
そんな 時もある
その 鍵は いつでも
君の手の中に

こうして 生まれてくることは
誰れも きっと いちどきりで
それだから すべての時が
大切なんだ

そして 季節は 追われるように
足ばやに 過ぎてく
惱みは 盡きなくて
迷いは 果てなくて

君のこと ぼくは 好きだよ
街の燈は 誰れかを
幸せに している

きっと うまく ゆくさ
そんな 時もある
その 鍵は いつでも
君の手の中に

ほら ためらわないで
手を のばすんだ
今日という この日は
もう こないんだから

遠い 夢も 悲しかった 戀も
みんな 君の 味方に して

君が いつかまで 輝く
その日のために
いちばん 大切な 愛のために

かけがえのない
君の その想い
追いかけて そのまゝ
そこへは 戾らないで

ほら たまらわないで
手を のばすんだ
今日という この日は
もう こないんだから


7.たしかなこと

明治安田生命企業CM曲
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

雨上がりの空を見ていた
通り過ぎてゆく人の中で
哀しみは絕えないから
小さな幸せに 氣づかないんだろ

時を越えて君を愛せるか
ほんとうに君を守れるか
空を見て考えてた
君のために 今何ができるか

忘れないで どんな時も
きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて
同じ時を生きてるんだ

自分のこと大切にして
誰れかのこと そっと想うみたいに
切ないとき ひとりでいないで
遠く 遠く離れていかないで

疑うより信じていたい
たとえ心の傷は消えなくても
なくしたもの探しにいこう
いつか いつの日か見つかるはず

いちばん大切なことは
特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の氣持ちのまゝで
見つめていること

君にまだ 言葉にして
伝えてないことがあるんだ
それは ずっと出會った日から
君を愛しているということ

君は空を見てるか
風の音を聞いてるか
もう二度とこゝへは戾れない
でもそれを哀しいと
決して思わないで

いちばん大切なことは
特別なことではなく
ありふれた日々の中で 君を
今の氣持ちのまゝで
見つめていること

忘れないで どんな時も
きっとそばにいるから
そのために僕らは この場所で
同じ風に吹かれて
同じ時を生きてるんだ

どんな時も
きっとそばにいるから


8.僕ら

日中合作映畫最後の戀、初めての戀主題歌
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

僕らは時の船に乘る 知らないうちに
その船は 同じ速さで 走り續ける

すべては はかなく うつろいゆくもの
誰れもが 明日は 流されてゆく
それでも それだから 君とこゝにいたい
できるだけ近くで 今だけの君と

暮れてゆく街を見ている
ずっと見ている
僕らはどこへゆくんだろう
遠い いつか

くり返し 季節は また戾ってくる
きらめく星たちは 永遠を告げてる
出來るなら僕らも 時に身をまかせて
今だけを たゞ生きて ゆければいいのに

君が好きで 君と いつも いたくて
君をほんの少しだけ 幸せにしたいだけ

出來るなら 僕らも 時に身をまかせて
今だけを たゞ生きて ゆければいいのに

君が好きで 君と いつも いつも いたくて
君のために 小さな
その願いをかなえてあげたいだけ

僕らはもう この場所へは
決して 二度と
戾れは しないんだからね


9.明日

作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

君のために ありふれた
明日だけを願う
待ち合わせた あの驛へ
走る君が見たい

もし 當たり前の 笑顏消えて
哀しみだけが 世界をつつんだら
たゞ祈り續けること
そのほかに自分が
できること
その時あるだろうか

明日 きっと またこゝで
その笑顏に會いたいから
透きとおる 日射しの中で
この阪の上 君を待っている

君のために ありふれた
明日だけを願う
あの交差點で 交わし慣れた
さよならを聞きたい

でも 分かっていても やがて人は
同じ過ち繰り返すんだ
あのとどかない想いは
忘れられた約束は
雨に打たれたまゝ置き去りにされて

明日 きっと またこゝで
その笑顏に會いたいから
透きとおる 日射しの中で
この阪の上 君を待っている

いつもあの店で二人
街ゆく人を見てた
なにげない每日が
手の屆かない
思い出にならないように

淚に震えながら
戰うべき時があるんだ
守るべき人のために
その哀しみを
乘り越えるために

明日 きっと またこゝで
この世界が續く限り
透きとおる 日射しの中で
この阪の上 君を待っている

でも 世界中の君たちよ
氣づかないうちに いつからか
大切なことが僕らの
心の外へ こぼれていないか

明日 きっと またこゝで
その笑顏に會いたいから


10.風のようにうたが流れていた

TBS系月曜組曲風のようにうたが流れていたテ一マ曲
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

綠に輝く はるか遠い日々
いつでも 風のように
うたが流れてた

ことばの意味さえ 分からないまゝに
覺えた そのうた 口ずさんでいた

わけもなく ひとり 寂しい時
そのうたをうたえば
哀しみは いつのまにか
消えていった

出會いも 別れも 知らぬまゝに
流れるうたをきいていた
なぐさめられて はげまされて
そして夢をみた

やがて時はすぎ 人も去りゆけば
いつしか すべてのこと
忘れられてゆく

でも そのうたをきけば
淡い想いが 小さな出來事が
あざやかに よみがえる なつかしく

あの夏の空 きらめく海も
忘れかけてた 青い戀も
そしていちずにときめく心も
昨日のことのように

出會いも 別れも 知らぬまゝに
流れるうたをきいていた
なぐさめられて はげまされて
そして夢をみた

面影さえ もう 殘らないこの街
それでも 風のように
うたが流れてる


11.そして今も

映畫マラソン日本版テ一マソング
作詞:小田和正
作曲:小田和正
編曲:小田和正

遠くの 景色を 眺めるようにして
過ぎてきた ときを ふり返れば

目に浮かぶ ともたち 愚かな 日々
きらめく 笑顏と 淚と

そして きみの中に ぼくは いるか
空は あの日のように たゞ 青いか
愛する ひとは そこに いるか

もういちど 生きて ゆくとしても
また 同じ 人生を たどるだろう

ぼくが こうして ぼくで ある限り
ぼくは きっと 自分を 生きるだろう

そして きみの中に ぼくは いるか
空は あの日のように たゞ 青いか
愛する ひとは そこに いるか

何を 求めて こゝまで 來たのか
まだ 見えない 多分 これからも

たゞ ぼくは 何をすれば いいのか
少しだけ 分かったかも 知れない

そして きみの中に ぼくは いるか
空は あの日のように たゞ 青いか

ほんとうに きみを 愛せているか
あの日々は まだ かがやいて いるか
今も きみの中に ぼくは いるか