涙くれないか(星盤)

山内惠介 涙くれないか(星盤)歌詞
1.涙くれないか

作詞:松井五郎
作曲:水森英夫

そうさ夜風を振り切って
あの日この街 捨てたんだ
わざとそらしたまなざしには
月がさみしく濡れていた

深く慕(おも)いを伏せるほど
忘れられない女(ひと)だった

涙くれないか
俺にくれないか
もう一度
おまえしか
おまえだけしか
愛せやしない

もしも誰かがそばにいて
別の暮らしをしていても
どこか 残り火 まだあるなら
きっと奪ってみせるから

時の流れを遡(さかのぼ)り
そっと思い出抱きしめて

涙くれないか
傷が痛むなら
もう一度
おまえしか
おまえだけしか
俺にはいない

なにもできずに逃げていた
いまはあの日の俺じゃない

涙くれないか
俺にくれないか
もう一度
おまえしか
おまえだけしか
愛せやしない


2.冬枯れのヴィオラ ~アコースティックバージョン~

作詞:松井五郎
作曲:水森英夫

木枯らしに襟を立て 街角でひとり
鈍色の空の果て 心を誘う

国境を越えるのは 明日になるだろう
思い出は黄昏に 燃やしてゆくさ

孤独は卑怯の 言い訳なんだよ
許してくれとは 言わないさ
恨んでもかまわない

泣けば泣いただけ
冬枯れのヴィオラ
胸を破いて 響くさみしさ
耳を塞いで

星が降る石畳 声のない広場
懐かしいDoorの色 すべてが夢か

慰めのくちづけじゃ 幸せもつらい
行き止まる 若さだけ 責めればいいさ

涙は心の 逃げ道なんだよ
愛していたとは 言わないさ
さよならも残さない

泣けば泣いただけ
冬枯れのヴィオラ
胸を破いて 響くさみしさ
恋の終わりに

過去など未来の 足枷なんだよ
本気だったかは 訊かないさ
ぬくもりも褪めてゆく

泣けば泣いただけ
冬枯れのヴィオラ
胸を破いて 響くさみしさ
君はまぼろし