情炎

山本ゆき 情炎歌詞
1.情炎

作詞:本橋夏蘭
作曲:麻未敬周

炎(ほむら)が燃え立つ 情念が
心(しん)の臓(ぞう)まで 掻(か)きむしる
他(ほか)の女(おんな)を 抱けぬよう
いっそ殺(あや)めて しまいたい
抑(おさ)えきれない 胸の奥
隠(かく)れた鬼(おに)が 顔を出す
骨の髄(ずい)まで 愛したい
狂(くる)おしいほど 嗚呼(あゝ) おんなです

あんたの魂(たましい) 取り出して
胸の中へと 宿(やど)したい
もしも誰かを 抱いたなら
あたし生きては いかれない
この身投げ出し 火の海へ
溺(おぼ)れる愛に 悔(く)いはない
捻(ねじ)る逆立つ 反(そ)り返る
乱れるほどに 嗚呼 おんなです

命奪えば 永遠(えいえん)に
夢も現(うつつ)も 二人きり
灯(とも)す命火(いのちび) 燃え尽きて
灰になっても 嗚呼 おんなです


2.紅葉坂

作詞:藤原良
作曲:麻未敬周

一葉(ひとひら)二葉(ふたひら) 風(かぜ)の中(なか)
未練(みれん)のこして 散(ち)り急(いそ)ぐ
悲(かな)しさも せつなさも
誰(だれ)もわかっちゃ くれないし
今日(きょう)もこころの まん中(なか)は
ひとりなみだの 紅葉坂(もみじざか)

この人(ひと)だけはと 背(せ)のびして
咲(さ)いてみたけど だめなのね
この命(いのち) このこころ
なんでわかって くれないの
罪(つみ)な浮世(うきよ)の 悪戯(いたずら)に
揺(ゆ)れるみちのく 紅葉坂(もみじざか)

夢(ゆめ)追(お)う私(わたし)に ひとときの
夢(ゆめ)をみさせて くれた人(ひと)
あの頃(ころ)を あの時(とき)を
いつか返(かえ)して くれますか
慕(おも)い重(かさ)ねて 追(お)って来(き)た
北(きた)の旅宿(たびやど) 紅葉坂(もみじざか)