北へひとり旅

岡ゆう子 北へひとり旅歌詞
1.北へひとり旅

作詞:松井由利夫
作曲:岡千秋

あきらめた 筈なのに
なぜに消えない こころの寒さ
どこへ行く…
宛もなく 夜汽車乗り継ぎ
ひゅる ひゅる ひゅる 海が泣く みなと町
夜の函館 流れてひとり

うらんでも 憎めない
そんな女の 切なさ弱さ
爪を噛み…
瞼をとじて 涙こらえて
ほろ ほろ ほろ 過ぎた日が また浮かぶ
窓に潮風 釧路が近い

きらめいて 燃えつきて
せめて別れを 飾りたかった
北へ行く…
渡り鳥 根室海峡
はら はら はら 風花が 波に散る
強くなります 明日はきっと


2.佐賀のひと

作詞:松本英祐
作曲:山崎剛昭

たそがれせまる 嬉野の宿
窓に切ない 灯りがともる
倖せだったわ 一夜の夢は
愛しながらも 湯けむりに
あ… はかなく消えた 佐賀のひと

唐津くんちの あの笛の音が
なぜかわびしく 心をゆする
淋しい日暮れの 別れの駅で
指をからめた ぬくもりが
あ… 今でも残る 佐賀のひと

夜の深さに 想い出だけば
遠いあの日の 面影うかぶ
いとしさつらさの あふれる胸に
きょうも夜霧が むせび泣く
あ… 今頃どこに 佐賀のひと