旅路酒

岩木淳 旅路酒歌詞
1.旅路酒

作詞:高橋直人
作曲:杉原さとし

どこまで逃げても うしろを向けば
未練がとぼとぼついてくる
忘れてしまいたいひとなのに
恋しさつのらせる 北の港町
酔って今夜は 眠りたい
ひとり寂しい ひとり寂しい 旅路酒

私が幸せ 求めたならば
誰かを不幸にしてしまう
涙をみちづれに 身を引いて
夜汽車に乗りました 北へ流れ来た
寒い止まり木 すきま風
演歌が泣かせる 演歌が泣かせる 旅路酒

あのひと愛した故郷だから
一度は訪ねてみたかった
帰っておいでよと祈るよに
霧笛も呼んでいる 北の港町
思いがけないめぐり逢い
夢を浮かべる 夢を浮かべる 旅路酒


2.津軽

作詞:高橋直人
作曲:杉原さとし

忘れた訳じゃない 津軽の故郷よ
今頃りんごの 花咲く季節
胸の隅っこに ほこりをかぶった 夢ひとつ
ほかに何にも ないのさ
俺だって 帰りたい 帰れない

あの娘はどうしてる 津軽の故郷よ
浮かべる面影 今でも二十歳
寒い停車場で ちいさな肩先 震わせて
待っているわと 泣いてた
幾星霜過ぎたやら あの日から

離れりゃ懐かしい 津軽の故郷よ
親父やおふくろ 変りはないか
岩木お山さえ 怒っているだろ 親不孝
詫びて呑む酒 苦いよ
俺だって 帰りたい 帰れない