さいはて岬

岩本公水 さいはて岬歌詞
1.さいはて岬

作詞:吉岡治
作曲:田尾将実

遠くサハリンが見える こんな晴れた日は
覚えてますか…
くちづけだけの 淡い恋
心の振り子が いまでも揺れる
帰ってきませんか 帰ってきませんか
さいはて岬へ

海もうらうらと凪(な)いで 沖ゆく連絡船
鴎の群れが…
短い春を 告げていた
待ってるおんなが 一人でいます
帰ってきませんか 帰ってきませんか
さいはて岬へ

肌に突きささるような シベリアおろしです
何処(どこ)より早く…
幾千億の 雪が降る
あなたを求めて 花いちもんめ
帰ってきませんか 帰ってきませんか
さいはて岬へ


2.故郷にありがとう

作詞:吉岡治
作曲:田尾将実

電話しようか 母さんに
愚痴(ぐち)になるから よそうかな
見た目飾って 綺麗(きれい)だけれど
見かけとうらはら つらい街です東京は
悩みかかえて へこんだ夜は
子どもの頃に 帰ります
田圃(たんぼ)の稲穂に 蝉(せみ)しぐれ
小川のせせらぎ 山ぶどう
頑張れ頑張れ 肩抱いて
やさしく包む 故郷に
故郷にありがとう

手紙書こうか 父さんに
出稼ぎさきの アドレスへ
お正月には 笑顔が揃(そろ)う
それぞれ馴染(なじ)んだ 家族の顔が浮(うか)びます
雪がしんしん 降りつむ夜に
囲炉裏(いろり)をかこみ きりたんぽ
おまえも飲めよと つぐお酒
父さん酔ってる 歌もでた
笑って喋(しゃべ)って 花が咲く
心を癒(いや)す 故郷に
故郷にありがとう
故郷にありがとう