暫存

川村結花 暫存歌詞
1.ファンタジー

作詞:川村結花
作曲:川村結花

※どうしてどうして 違うと知ってて
夢見る気持ちを 止められないんだろう
わたしじゃなかった あなたじゃなかった
短い季節の 叶うことはないファンタジー※

最後になること どこかでわかってた
涙が心を 追い越してあふれた
途切れた言葉を 笑顔でさえぎって
あなたがゴメンて わざと言えなくした

どうしてどうして わたしだけ置いて
時間も町も 変わってゆくんだろう
わたしじゃなかった あなたじゃなかった
かなしい答えは 理解できないそのままで

明日を望んでは いつも打ち消した
ちいさな偶然を 奇跡と信じた
あなたが簡単に 脱ぎ捨てられるものを
いつまでわたしは 抱きしめてるんだろう

(※くり返し)

あなたのために できないことなど
なんにもないと 今もいえるよ
こんなに誰かを 二度と愛せない
短い季節の 人違いだったとしても

どうしてどうして 違うと知ってて
夢見る気持ちを 止められないんだろう
わたしじゃなかった あなたじゃなかった
短い季節の 人違いだったとしても

Woo… 叶うことはない ファンタジー


2.A Day He Was Born

作詞:川村結花
作曲:川村結花

あれから結局 なんだかんだしてて
年も越してしまった
発泡スチロール まきちらしたみたいな
初雪がうねってる

そういや もう 二月 最初の日曜
そうだ 今日は 世界で 一人だけの あなたが生まれた日だったんだ

誰もがあなたを きっと好きになる
見た目も 話し方も
だから よけいに 斜めから見たくなる
目をそらしたくなってた

それにしても なんて よく降る雪
だって 今日は 世界で 一人だけの あなたが生まれた日なんだから

あー なんか急にわかってきた
今 たまたま思い出したような 言い訳して
「初めまして」って言った あの日から
いつも ぼんやり考えてたこと

私はといえば あいかわらずボーッと
お茶したりの毎日ですが
今 何をしてますか だれといますか
わたしを思い出しますか

などと などと 電話してみよう

だって 今日は 世界で 一人だけの あなたが生まれた日なんだから
今日は 世界で 一人だけの あなたが生まれた日なんだから


3.アンフォゲタブル

作詞:川村結花
作曲:川村結花

つよい雨に打たれて カサもさす気がしなくて
クツがすこし冷たくて 声が遠くならなくて

アンフォゲタブル アンフォゲタブル
どうしてあなたじゃなきゃだめなんだろう
アンフォゲタブル アンフォゲタブル
どうしてほかの誰かじゃだめなんだろう だめなんだろう

なんにもいえなかった なんにもとどかなかった
ゴメンて言った顔が 知らない人みたいだった

※アンフォゲタブル アンフォゲタブル
どうしてあなたじゃなきゃだめなんだろう
アンフォゲタブル アンフォゲタブル
どうしてほかの誰かじゃだめなんだろう※

傷みに出会うたび つよくなれるなら
神様もういいよ なりたくないよ あのままでよかったよ

(※くり返し)

真夜中すぎの店で 最終待ちのホームで
こんなに人はあふれて
今日も人はあふれて


4.いないと(It's Us)

作詞:川村結花・矢野顕子
作曲:矢野顕子

あなたは突然あらわれて
あんまりフツーにそこにいたから
すっかり忘れてしまったよ

わたしが名前を呼ぶ前に
振り返っていてくれたから
すっかり忘れてしまったよ

いないとくるしい いないとくるしい いないとくるしい

だれかにゆらゆらゆれる時
あなたの笑顔はかわらない
ちょっぴりまちがえてしまったよ

くらべられない くらべたくない いないとくるしい

あいするって自由になること
あいするって不自由を知ること

ひとりだけでいたあの頃の方が
ひとりを知らずにいたんだ
すっかりわかってしまったよ

いないとくるしい いないとくるしい いないとくるしい


5.イノセンス

作詞:川村結花
作曲:川村結花

純粋はどこまでも こんなにも非常識で
シチュエイションはいつでも 思いを越えられなくて

それでも今日まで 保ってた守ってた重ねた何かを
あなたは今壊した 簡単に壊した

どこへ行けばいい どこまで行けばいい
とてつもない未来を眺めながら 途方に暮れながら

ありふれすぎた日々の途中 季節の無い町の真ん中で
出会ってしまった 出会ってしまった 出会ってしまったんだ

出会ってしまった

聞いたことない言葉と 触れたことない熱さのなか
あきれ返るくらいに 正気な私を見た

どれだけ望めばいい なにを失えばいい
誰かには儚い本当は ここにあるのに

ありふれすぎた日々の途中 季節の無い町の真ん中で
出会ってしまった 出会ってしまった 出会ってしまったんだ

世界からはこんなに遠く 正義からはこんなに遠く
出会ってしまった 出会ってしまった 出会ってしまったんだ

出会ってしまった


6.Every Breath You Take(Album ver.)

作詞:川村結花
作曲:川村結花

どんなに言葉をかさねたなら
あなたの傷みを癒しきれるの

どんなに灯りを近づけたなら
あなたの傷みにたどり着けるの

ひとときだけのぬくもりを重ねるより
このまま時を待とう 誰より近くで

あなたの前に横たわる
悲しみを敷き詰めた昨日は
あなたにしか 一人でしか 越えられないけど

流せなかった涙ごと
放り出せない荷物ごと
わたしがあいするから あなたをあいするから いつも

見えない速度で近づく朝を
早める力は誰もないけど

あなたを笑顔に出来るものが もしもあるなら
世界中さがして きっとみつけてくる

あなたがあなたをキライな時も
どうしようもない無力な時も
明けない夜も 止まない雨も 消えない記憶も

胸につかえたままの淋しさを
かすれた声を呼吸を全てを
わたしがあいするから あなたをあいするから


7.ビューティフル・ディズ

作詞:川村結花
作曲:川村結花

その手を離さなくて ほんとうによかった
今年もこの公園に 桜のつぼみふくらんで

離れて暮らす町で いつもあなたを思った
今日からはもう またねって言わなくてもいいね

いつもそばにいることに 慣れてしまわぬように
受話器だけが結んでた あの冬を忘れないで

長い長い夜を越え 今たしかに誓うよ
あなたのとなりで 生きてゆこう
冷たい風の日も

夢をかなえる途中で 出会ったふたりだから
うまくいかない毎日に つまずいてばかりだけど

ひとりで受け止めてた さびしさを持ち寄って
おかえりと言い合える この場所があるのならば

長い長い道だから 手をつないでいてね
ときどき弱気になるから あなたは味方でいてね
長い長い夜を越え 今たしかに誓うよ
あなたのとなりで 生きてゆこう
美しい日々を

町の騒音が 誰かの言葉が あなたを傷つけた夜は寄り添って眠ろう
うれしかったこと話そう かなしみを引き受けよう
ずっとずっと ほんとうにずっと

あなたのこと好きだから 手をつないでいてね
そしていつの日かふりかえって しあわせに目をみはろう
長い長い夜を越え 今たしかに誓うよ
あなたのとなりで 生きてゆこう
美しい日々を
この美しい日々を


8.マイルストーン

作詞:川村結花
作曲:川村結花

ぼくらはどこに忘れてきたんだろう つよく愛するそのちからを

ねえ どうしてなんだろう 声が枯れるまで呼び続けられたのは
ねえ どうしてなんだろう 手探りの中でそれでも行けたのは

きみがあいまいに微笑む ぼくはただ空を見上げてる
色褪せ始めた町に 最後の冬が 近付いている

ぼくらはどこに忘れてきたんだろう つよく愛するそのちからを
ぼくらがあの日願った明日は 思いはどこへ続くのだろう

でも どうしてなんだろう 目に映る眺めは そう悪くはないんだ
ねえ どうしてなんだろう いつの頃からか ふつうに歩いてた

初めて名前呼んだあの日 まだ触れていたかった両手
束ねた二人のカケラ 追い越して行く 刻まれて行く

ぼくらがぼくらを始めた町に 去年と同じ風が吹いてる
そうしてぼくは歩いて行くんだろう 失いながら 叶えながら

なんでも出来ると思っていた どこでも行けると思っていた
思っていた…


9.苗字

作詞:川村結花
作曲:川村結花

新しい仕事場で
また今日も出会ってしまった
あなたと同じ苗字のひと

どこにでもありそうで
平凡な名前だったから
それでもやっぱり
苦笑いで

そんなたわいもないことだけど
今でも特別に響く
身近すぎた何もかもが

※なんでもない電話が
飲みあきたカフェ・オレが
そんなありきたりが
きっと宝物だった
あなたの持ってたすべてを
ふたりで歩いた景色を
まるで あきらめられてない※

新しい恋人に
初めて名前で呼ばれたとき
不意にあなたが心よぎったの

二人が別れた
最後のあの夜でさえ
お互い苗字で呼び会ってた

そんなたわいもないことだけど
あなたは誰とも違うの
昨日までも明日からも

なんでもない電話を
飲みあきたカフェ・オレを
どれだけ時がたてば
想い出に出来るの
あなたを待ってたこの駅に
落ち葉が積もるころには
別の苗字になっているのに

(※くり返し)


10.Rum & Milk

作詞:川村結花
作曲:川村結花

それなりに手慣れた感じで キッチンに立つ背中
あなたのいる景色が いつの間にか馴染んできた

咳をするたび心配そうに 振り向いて声かけたり
大げさが心地よくて ひさしぶり カゼをひくなんて なんだか
ネジがひとつゆるんだのかな

ほんの少しのRun and Milk
あなたらしいケア こんなのほんとに効くの?
もう一杯だけRum and Milk
甘くゆらゆらと 灯りも部屋も回ってる

時々の優柔不断も おそろしくくだらない冗談も
いとしくさえ思えてくるから ああいよいよ熱が出てきたかな…

ほんの少しのRum and Milk
あなたらしいケア 笑いこらえながら
もう一杯だけRum and Milk
甘くゆらゆらと 昨日も今日も回って