風の海峡

市川由紀乃 風の海峡歌詞
1.風の海峡

作詞:麻こよみ
作曲:岡千秋

裾(すそ)にからんだ 小さな砂を
払えば未練が こぼれます
一日早く 忘れたら
一日早く 出直せる
ああ‥褪(あ)せて淋しい 口紅(べに)の色
風の海峡 港町

いつも優しい 心の奥に
別れを隠して いたあなた
幸せですか 今頃は
幸せですか あの女(ひと)と
ああ‥こころせつない 風の音
北の海峡 波が舞う

命凍(こご)える 片道切符
恋しい面影 捨てに来た
一日早く 忘れたら
一日早く 出直せる
ああ‥明日(あす)が私に ありますか
風の海峡 雪が鳴く


2.ふるさとへ

作詞:黒田宏衣
作曲:中尾嘉輝

懐かしい歌が聴こえる
風が緑を揺らすように
遠い空の 向こうから

駅へと足早に向かい
賑わう人影を残して
故郷向かう 旅に出る

あの日語った 場所へもう一度
見慣れた景色 広がり、想う
帰って来たの

たとえ迷う季節(とき)を過ごしても
また陽は昇るから
つまずいた事も
ありのままの姿(いま)
そっと 抱きしめています

懐かしい声が聴こえる
ほのかに香る木に誘われ
見上げた花に 微笑んだ

あの日誓った 夢に少しづつ
近付いてると 今なら想う
包み込む空

上り列車の窓に移りゆく
かすみ色の街並み
明日からもまた
歩いてゆきます
この気持ち忘れずに

春を迎え いつか逢える日は
ささやかな贈り物
貴方へ届けよう
今も変わらない
永遠の故郷よ

心から ありがとう