虹のつづき/桜の絨毯に乗って

広沢タダシ 虹のつづき/桜の絨毯に乗って歌詞
1.虹のつづき

作詞:広沢タダシ
作曲:広沢タダシ

夢の国は この街のどこかにきっと
あるはずと 歩き疲れたころ

息をひそめ 隠れていた木々が揺れた
やさしすぎる日差しに くすぐったそうに

虹のつづきを描いて 涙の河を飛び越えていこうよ
誰も独りじゃない きっといつか 雨を照らして
空は笑ってくれる

鏡の前に もう一つ鏡を置いて
永遠に手を振ってみたんだ

息を切らして 目の前の景色が曇っても
明日を動かすのは 今の自分だから

虹のつづきを描いて 夜のない街を探しにいこうよ
ひとしきり泣いたら 風に吹かれ 途切れるように
雲はとけてゆくから

太陽より高く 弧をイメージして
笑うたび つまずくたび 透明な心にかわってく

虹のつづきを伝って ゆっくりと踏み外さないように
翼はなくても 願いながら 信じ合いながら
大きな空を駆け巡るのさ

虹のつづきを描いて 涙の河を飛び越えていこうよ
誰も独りじゃない きっといつか 雨を照らして
空は笑ってくれる
君が描く 全ての色に
空は笑ってくれる


2.桜の絨毯に乗って

作詞:広沢タダシ
作曲:広沢タダシ

うまくいかないこと 涙に暮れるようなこと
僕らの日々は そんなことばかりで
出会うこと 別れること 儚い桜のように
咲いたと思ったら 散ることばかり

だけど花びらを かき集めて
ゆっくりとその上に 座ってみたなら

※桜の絨毯に乗って 僕らはどこまでも行ける
明日へのスカイラインに沿って 夕焼け追い越してゆくんだ
桜の絨毯はきっと みんなの想いを乗せて
これからどんな悲しみも たやすく飛び越えてゆくんだ
手に入れたのは 二度と散らない花※

キレイなタペストリーを 丁寧に織り上げるように
僕らの日々は ゆっくりと進んでく
いつか手をつないだように 強く 美しく
離れても消えない ずっと忘れない

いつかまたどこかで 会える日までに
失くしてしまった何かを 見つけていたい

(※くり返し)

もうずっとここからは裸足で行こう 石コロなんて恐くない
ほらもっと自分のこと信じてゆこう まだ見ぬ未来のために

形あるモノはいつの日か 失くなってしまうけれど
桜は僕らの胸に いつでも花を咲かせてんだ

(※くり返し)

手に入れたのは 消えない宝物
手に入れたのは 二度と散らない花


3.夕焼け

作詞:広沢タダシ
作曲:広沢タダシ

ある晴れた日曜日 僕らは遊び疲れて
川沿いの土手に 大の字に寝そべった

細い川を横切るように 線路が二本走っていて
僕らは走る電車の 裏側を見ていたよ

僕らの上をガタゴトと 忙しそうな音を立てて
夕焼けが濃く染まったら 僕らはもう 帰らなくちゃ

限られた僕らの 大人じゃない時間は
アッという間に過ぎてく まだ宿題だって終わってないのに

僕らの上をガタゴトと 大人たちがまたいでいった
遊ぶ時間はもう終わりだよ 僕らはもう 帰らなくちゃ

この場所からは誰よりも 世界のことがよく見える
変わっても変わらなくても ここにはいられない

僕らの上をガタゴトと 忙しそうな音を立てて
夕焼けが濃く染まったら 僕らはもう 帰らなくちゃ
僕らはもう 帰らなくちゃ